HOME

alzhacker.com を初めて訪れた方へ

繰り返さないために

このブログは認知症の回復・改善方法を真剣に探求されている、すべての認知症患者さんへ(そして11年前の自分へ)向けて書いています。11年前に母が若年性アルツハイマー病と診断されましたが、大量の医学論文を武器に低空飛行ながらも進行を抑え込んでいます。

一方で診断当初に今の知識があったならば母は完治していたはずだという複雑な思いもあり、母のさらなる改善、そして、みなさんが同じ失敗を繰り返さないための警鐘と情報を提供するためにこのブログは存在します。

アルツハイマー病は多因子疾患である

当ブログは、アルツハイマー病をアミロイドやタウといった単一の原因による疾患として捉えるのではなく、加齢に伴う複数の代謝障害や基礎疾患など様々な要因が複雑に絡み合って発症する「アルツハイマー病の多因子説」を主張しています。

そして、多因子標的に基づくマルチドメイン-ライフスタイル介入という、現在、世界各国で多くの研究機関が取り組んでいる認知症予防・改善方法を主として提案していますが、そのより具体的なメソッドの多くを、世界で初めて認知症症状を逆転させたUCLA大学ブレデセン博士らによる症例報告と、その研究で用いられた治療プログラム(現リコード法)に依拠しています。

21世紀の医療

ブレデセンプロトコルは、

  • 予知型 生物学的指標、遺伝、表現型、生活習慣などからリスクを早期診断
  • 多因子 複数の原因に対応する複数を標的化した予防と治療
  • 個別化 検査により病因を特定し治療を個人に最適化(カスタマイズ)
  • 参加型 患者サイドの生活習慣改善など主体的な治療への取り組み

といった精密医療、個別化医療を含んだ統合医療と呼ばれる次世代の医療であり、これらの手法のほぼすべてに基礎研究、臨床研究の裏付けや洞察が存在する主張です。

しかし、単一要因としては関連性の弱い治療研究なども多因子標的治療の構成要素として積極的に取り入れていることから、巷にあるテレビ健康法や、対症療法的な補完代替療法、または自然主義的なイデオロギーに基づく通俗的な現代医療批判と同一視されることが多々あります。

また、実行遵守(アドヒアランス)の難しさから批判されることもあり、加えてこういった多標的の治療アプローチを、現在の還元主義的な臨床試験の枠組みの中で普及させることへの制度的な壁にも直面しています。

世界唯一の研究結果

しかしながら様々な課題があるにも関わらず、これだけ多くの方が改善や回復を示した事例報告は唯一無二であり、並び立つような研究結果がそもそもありません!

こういった複雑な多因子介入に課題があることは十分承知していますが、(社会や医療が見過ごしてきたためのツケを我々が支払わされている、ということも一言述べておきます!)、認知症超大国に突入しようとしているこの時期に、ありもしない幻の薬を多くの専門家と国民が一緒になって追い求め、無益に消耗していく状況に強い危機感と虚しさを抱いています。

他により簡便で効果的な万人向けの改善方法があるのであれば、倫理性のかけらもない市場原理のみで販売されるクスリだろううと、患者不在のテンプレ医療であろうと、受け入れます。しかし過去のアルツハイマー病に関する膨大な研究の証拠を率直に見るならば、少なくとも、われわれ一般人にとってブレデセンプロトコル(および多因子介入)が、

「アルツハイマー病から現実的に回復可能な唯一の治療方法」

である可能性は否定し難いように思われます。

※ただし、より遠い未来の可能性までは否定しません。私自身は科学技術に対するある種の信奉はあり、いつかは革新的な技術イノベーションによってアルツハイマー病治療は克服されると信じています。

従来の認知症医療はもっとも破る価値のある常識

一部の専門家、医師を含めた多くの方が理解できていないように思われるのは、そこへたどり着くまでの非常に高い技術的ギャップです。これはアルツハイマー病(その他の神経変性疾患も含め)と関連する研究分野があまりにも広大なため、一人の研究者があらゆる分野をまたがって疾患メカニズムを理解し比較検討することがほとんど不可能になっていることにも起因しています。(コロナウイルスのドタバタにも似たような状況が発生していると言えるでしょう)

一度病状が悪化してしまい下流または上流における深刻な複数の代謝障害が生じている認知症患者さんを一発必中の「魔法の弾丸」で治療が可能であるというアイディアはあまりにもナイーブであり、これまでのヒトでの研究においてそのようなコンセプトが証明されたことは一度もありません。

根本的な仕組みが変わらない限り、現在の基礎研究内容が実際に治療に応用される10年後、20年後にも望みはありません。万に一つの確率で、その頃に有効な治療が実現するとしても、現在すでにいる600万人の認知症患者さん、そして少なくとも400万人いる認知症予備軍には完全に絶たれた望みです。

実行可能なオプション

わたしがこのブログで一番強調したいのは、このアプローチは個人の努力と工夫によって実行が可能だということです。

おそらく、社会的に実現する最も現実的な方法は、リコード法よりももう少し緩やかなライフスタイル(食、運動、睡眠)への介入に加えて、認知症へ転用可能な適応外の医薬品(ドラッグ・リポジショニング)を複数組み合わせ、早期介入と予防医療に資源を集中させることでしょう。臨床研究や承認制度のあり方を変えるという点ではハードルが高いものの、基本的にはシステム設計変更の問題にすぎず、技術的にはすでにある程度出揃っているとも言えます。

一方で、手探りで私と家族がそれを実行した結果、現在の母の緩やかな病状に至っており、ブログを開設して移行も多くの患者さんがそれぞれの家庭環境の中でできることを実行した結果であっても、改善や進行の抑制を報告しています。このことは個々の力であっても「知恵と勇気」を携えるならば、到達可能な目標であることを強く示しています。

人生最後のやる後悔 or やらない後悔

そして、もうひとつ知ってほしい事実は、

取り組みが早ければ早いほど回復の可能性が高まり、その後の認知機能維持が容易ある、ことが、ブレデセン・プロトコルの多くの症例によって示されています。

※取り組みが遅ければやっても無駄という意味ではなく、患者さんのプロファイル、個人の考えにも大きく依存します。詳しくは進行ステージにおける改善可能性と課題を参考にしてください。

「認知症の初期は、神経学的、病理学的にはすでに末期の入り口にある」という事実が一般の方にほとんど認識されていないことも、この問題への取り組みのハードルを高めるもうひとつの大きな理由になっています。このことは、わたしも含め99%の方が症状が深刻になってから右往左往させ、一定レベルの改善や進行抑制はしても完全な回復のチャンスは逃しています…

特に認知症(MCI)が疑われている方や診断されたばかりの方には、医師の「今は何もすることはありません、また半年後に来てください」という言葉に最大限の警戒をはらってください。また、氾濫する認知症治療ビジネスに巻き込まれて機会費用(お金、時間、愛情)を失わないよう、その是非や実践の判断をご自身の頭でしっかりと考えていただくことを望みます。

そして、避けられるはずの10年間の苦しみが、これ以上増えないことを強く願っています。

アルハカ

新型コロナウイルスについて

当ブログは認知症、神経変性疾患の患者さんに特化した情報サイトでしたが、20年2月末頃から新型コロナウイルスについての情報発信も始めました。

コロナウイルス情報を目的として訪れた方は、最初に「新型コロナウイルスについて」の記事を読んでいただくようお願いします。

新型コロナウイルス感染症 / SARS-Cov2
「コロナウイルス」の記事一覧です。
COVID-19 7フェーズ戦略(作業仮説)
新型コロナウイルス関連記事まとめ はじめに マスクの着用、社会的距離のとり方など既知の重要な基本情報だけではなく、証拠は蓄積されつつあるものの、一般的な医療の側からは、まだ途上と見なされている栄養補給や生活習慣を中心にした改善可能性のある手段を個人の記録整理の延長として公開している。 新規性の高い(であるがゆえに不確実性が高い)...

利用規約・免責事項

サイトのご利用には利用規約・免責事項への同意が必要です。

サイトの概要説明 

  1. 母が若年性アルツハイマー病と診断されて
  2. 母の進行抑制の本当の理由
  3. 「私は母のことを、母の皮をかぶった化け物だと思っていました。」
  4. 現代医療と相性が悪い認知症
  5. リコード法 作用機序・3種類のアルツハイマー
  6. リコード法を構成する3つの軸
  7. リコード法 アルツハイマー病には36の穴がある
  8. リコード法 専門家の批判・医療制度
  9. リコード法 個人的課題(費用・時間・他)
  10. リコード法 倫理的課題
  11. リコード法 技術的課題
  12. リコード法 社会的課題
  13. アルハカ改善策
  14. 日常の改善策・伝統療法の復権
  15. 複雑な多因子疾患を治すには
  16. 早ければ早いほど回復も治療も簡単
  17. リコード法は信頼して実行するものではない
  18. 世界が注目する認知症大国日本の未来
  19. 認知症ビジネスを通じた日本の課題の解決
  20. 何もしなければ結果は最悪だが責任は回避できる
  21. 注意事項・趣旨説明
  22. 最後に
  23. 補足(情報探索・学習方法)

リコード法について

リコード法とは何か、まず「アルツハイマー病 真実と終焉」というリコード法創始者であるデール・ブレデセン博士によって書かれた書籍(日本語訳)が出版されていますので、そちらを読んで頂いた上で、当記事を利用していただくようお願いします。

英語書籍がOKな方であれば、出版されたばかりの「The End of Alzheimer’s Program」をおすすめします。より実践的な内容へと大幅にアップグレードされています。

関連書籍

The End of Alzheimer’s Program」英語 2020年8月出版

アルツハイマー病 真実と終焉」(日本語訳) 2018年2月出版

The End of Alzheimer’s」 (原著)2017年8月出版

その他の関連サイト、文献は当ページ下段に記載しています。

リコード法の治療

治療の総合目標

治療目標を大きく総括すると、除去、回復力、再構築の3つにまとめることができます。

  • 認知機能の低下に寄与する暴露の除去
  • 最適な健康サポートによる回復力
  • 神経ネットワークの再構築

これらを実現するために以下の目標を掲げています。

  1. インスリン抵抗性に対処する
  2. ケトーシスを得る
  3. 栄養、ホルモン、栄養因子(成長因子)サポートのすべてを最適化
  4. 炎症の解消・予防
  5. 慢性病原体の治療
  6. 生物毒素などの毒素を特定して除去
  7. 睡眠時無呼吸症候群を取り除き睡眠を最適化
リコード法 7つの必須要素

治療手段としては大きく7つのカテゴリー(必須要素)にわかれます。

  1. 食事
  2. 運動
  3. 睡眠
  4. ストレス軽減
  5. 毒素の解毒
  6. 認知機能増強・脳トレ
  7. サプリメント

以下の記事に各カテゴリーに関しての(管理人の解釈する)リコード法の各治療の方針と補足的な説明をまとめています。

リコード法治療の7大要素<概説>
リコード法治療 7つの重要エレメント 1. 食事 非常に単純化して言うとリコード法の食事は3つの原則に根ざしています。 ・認知機能に良い食べ物を摂る。(アブラナ科野菜、ベリー系フルーツ、発酵食品など) ・認知機能に悪い食べ物を食べない。(グルテン・レクチン・加工食品など) ・神経を保護因子を増やすための食事方法や...
リコード法 各プロトコルのガイドライン

リコード法の前身であるMENDプログラムで用いられていた25+5の治療項目をリストアップしています。リコード法も進化しているため、この長大なリストでさえもざっくり感がありますが、治療プロトコルの基本は、この内容に沿ったものだと思ってもらっても良いと思います。

記事の説明にあるように30項目のすべてを実行する必要があるというわけではなく、検査によって不要なものであったり、実行内容が変わることがあります。

リコード法 基本計画 30の治療プロトコル
リコード法 基本計画概要 この記事をはじめて読まれる方は を先にお読みください ダイエット戦略 1. 食生活を整える 目的 単純炭水化物を最小限にし、脳の炎症を抑制、脳や腸へ有害な影響を与える食品を避け、脳(特に海馬)のインスリン抵抗性を改善する。 関連記事 2. オートファジー、ケトン体 目的 ...

リコード法の実践と課題

リコード法を実行する上で考えられる障害要因を、これまで寄せられた体験談も取り入れてまとめてみました。

リコード法の難易度を決定する10の要因
36の因子に対応する実行量と検査 リコード法で想定されているアルツハイマー病障害の数が多ければ、やはりそれだけ治療方法の数や継続的な検査も増加する。 日本においてはリコード法で想定されている検査項目のすべてを行うことは不可能。 半分の検査ができれば良いほうで、国内では8割程度が限界となる。 特に毒素、CIRS関連の検査...

リコード法は、進行ステージだけで判断できるわけではありませんが、実行の判断、治療の目的とする考え方もMCI、初期、中期、後期で大きく変わってきます。

本来はこういった個人差がある事柄の一般化は、過小な効果の評価による機会の損失、または反対に過度な期待を与えてしまう両方の側からのリスクがあります。しかし、不明瞭なままにしておくことが、かえって弊害が大きくなると考えたため作成しました。管理人の主観的な解釈が含まれていることを念頭に、また改善可能性は刻一刻と変化しつつあることも含めた上で参考にしてください。

リコード法 進行ステージにおける改善可能性と課題
MCI・初期・中期・末期でのリコード法 概要 リコード法の効果を判断することの難しさ リコード法が難しいという以前の問題として、リコード法を行って本当に改善するのかどうか、多くの人が気になるところだろう。 しかしリコード法の改善可能性は、いわゆる36の穴がどこにあるのか、どれだけあるのかを知る検査を行うことは当然のこととして、...

リコード法を実行してみたが改善を示さない、という人が見落としがちな16のポイント。「The End of Alzheimer’s Program」からの翻訳です。

リコード法 実践してもうまくいかない人のためのトラブルシューティング
トラブルシューティング/ 16の解決法 この記事の利用にあたっての注意 当記事の引用、全文コピー、転用などは一切禁止でお願いします。(部分的コピーの個人利用は皆さんの良識におまかせします) はじめに 「The End of Alzheimer's Program」第22章より これが、私の朝の目覚めを良くして...

リコード法の検査と治療

リコード法 タイプ診断・検査項目

リコード法における1型、1.5型、2型、3型(4型、5型)の特徴や検査値などの概要です。

アルツハイマー病(リコード法)タイプ診断 概要
リコード法 タイプ診断 複数のタイプを一人の患者さんがもつことは一般的 患者さんによって、大きく1型、2型、3型という大きな区分を設けることが可能だ。 しかし、実際には一人の患者さんがひとつのタイプに完全に属するケースということはめったにない。 例えば大きくは1型の炎症性という診断であっても、20%はホルモンに問題のある2...

認知症未発症段階での認知症予防検査一覧です。日本では検査機関がまだ未整備であるため、この予防検査が実質リコード法の基本的な治療のための検査として用いられています。

認知症予防診断検査 コグノスコピー 概略
認知症・アルツハイマー病予防検査 コグノスコピー認知機能検査項目一覧 グレー 認知機能の低下において行われる検査、またはコグノスコピーの検査結果次第で必要となる追加検査 紫色 日本で受けることが難しい検査 検査値の単位に注意 遺伝子検査 検査値 ApoE遺伝子 MTHFR遺伝...

コグノスコピーを基本とする内容ですが、検査値のぞれぞれの詳細を書き加えています。

認知症予防診断検査 コグノスコピー(詳細リスト)
コグノスコピー検査項目 詳細 遺伝子検査 ApoE対立遺伝子 rs429358 一般アレル:T 変異型アレル:C rs7412 一般アレル:C 変異型アレル:T Apo2アレルの存在を示す。 検査方法 1 輸入代行、海外の友人のつてなどを使って23andmeなどの遺伝子検査会社へ依頼(推奨) 2 病院に依頼 自...
認知機能低下予防のための検査 PreCode(プリコード)

認知症発症後やMCIの方への治療検査ではなく、将来の認知機能の低下を防ぐための最小限に構成された予防検査(PRECODE)です。日本で可能な検査も多いため、リコード法の治療検査が難しい方は、これらの検査だけでも受けられることをおすすめします。

PreCODE(プリコード)認知症予防検査 概要と検査項目
PRECODE TEST PANEL INCLUDED AND OPTIONAL TESTS 予防と脳の最適化 PreCODEプログラムは、脳の健康を最適化し、認知機能の低下を予防したい方のためのプログラムである。 月額.95(検査費用は含まれていない) PreCODEは、認知機能低下の予防と脳の健康最適...
リコード法の検査機関・検査費用

リコード法に肯定的な医療機関のリストを、リコード部のうにさんが作ってくれました。

【改定中】リコード法フレンドリーの病院リスト

日本ではハードルが高いリコード法の検査ですが、リコード法を実行する上で避けて通れないため、検査と実行プランをたたき台として作成してみました。

リコード法の検査方法・検査機関(草案)
リコード法の診断と検査場所(草案) はじめに どこで妥協するか 「リコード法の検査は一体どこで受けることができるのか」という質問を、最近よくいただくので検査機関についての記事を書いていきたい。 リコード法の名前だけが国内で先行して広がり、医療機関がほとんどキャッチアップできていないという認識をまずもつ必要がある。おそらく多...

検査項目の費用と、検査可能な範囲の違いを機関別、難易度別にまとめてみました。

リコード法の検査費用と検査項目の難易度別
リコード法の検査費用・検査場所 いくつかもらった情報を元に管理人の憶測で分類してみた。あくまで参考として。 これをお医者さんに見せて検査を迫らないように! 日本では混合診療は禁止されているため、保険診療で検査しもらう場合、通常その病院で自費診療は受けることができなくなる。 どこまでを保険診療で行なっても...
病院関係者の方へ リコード法と関連する検査

多くのリコード法を実践したいと考える患者さんが、リコード法関連の検査を受けてくれる病院を見つけることができず未検査のまま実施しているのが日本の現状です。検査のみならずリコード法のアドバイスや指導を行ってくれる病院が広がってくれることが理想ですが、異なる分野、リソースの制約、混合診療の問題など様々な懸念事項があることも承知しています。

まずはリコード法と関連する検査のうち可能なもの、例えばリコード法の予防検査項目だけでもセットを組んで実施していただけると、現在自主的に行っている認知症患者さんの大きな助けとなります。リコード法検査の導入を検討していただくよう切にお願いいたします。

自治体関係者の方へ

改革は地方から! リコード法の取り組みには制度と個人の両方からのアプローチが必要であり、小回りの効かない厚生労働省にはたぶん無理です…

すでに認知症や介護者を支えるための認知症施策が自治体で行われているようですが、発症後だけではなく、本当に効果のある認知症予防を行うよう自治体がリーダーシップをとって手をあげてくれることを強く期待しています。

当然のことながら実施にあたっては、様々な課題がありますが、自治体機関だけではなく、市民グループ、医師のそれぞれが協力しあい、かつ広範囲の自助を含めることができるが大きな結果を得られるかどうかの分岐点になると推察しています。こちらでもし協力できることがあればご相談ください。

アルツハイマー病のリスク因子

アルツハイマー病 36の発症因子(ブレデセングループ)

ブレデセン博士のAPP依存性受容体仮説に基づく、アルツハイマー病発症36の寄与因子。(現在は50以上に増加しています。)多少専門的な内容になります。

ブレデセンプロトコルでは特に各プロトコルに参照文献が付随しておらず、各因子・標的についての記事内容や文献等は管理人が調べたものです。

アルツハイマー病・リコード法(36の発症因子)
われわれの研究所では、少なくとも36の発症因子が大多数の人のアルツハイマー病の要因として同定されている。おそらく36以上の因子がまだいくつかあるだろうが、それほど多くはないはずだ。発症因子が100に達することがないのは確かだ。 36の発症因子をどのように理解し対処していくべきかについて、プリオニックループは極めて実際的な意義をもつ。...

リコード法のアルツハイマー病36の発症因子は、主にアミロイドβの増加要因の上流に位置するものが取り上げられています。それら以外にも、アルツハイマー病の進行に伴う下流の事象や、アミロイドとは直接的な関連性が弱いが、アルツハイマー病発症リスクに寄与しうる因子もまだ多く存在するように思われます。それらを管理人が覚書として記録しているものです。乱雑にまとめています。

アルツハイマー病 その他関連因子(覚書)
アルツハイマー病 関連因子(覚書) 天国へ行く最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。 マキャベリ 36の発症因子以外の(またはより細分化した)、アルツハイマー病と関連する可能性のある因子の個人的なメモ書き。 APPプロセシングプロテイナーゼ メプリン-β /Meprin-β メプリン-β活性は、炎症性サイ...
アルツハイマー病 12の危険因子(ランセット委員会の報告)

教育不足、高血圧、聴覚障害、喫煙、肥満、うつ病、運動不足、糖尿病、社会的接触の少なさ、過度のアルコール消費、外傷性脳損傷、大気汚染

認知症の予防、介入、ケア:ランセット委員会の2020年報告書
Dementia prevention, intervention, and care: 2020 report of the Lancet Commission 報告書 概要 若年死亡率の低下に伴い、認知症を含む高齢者の数は増加している。しかし、教育、栄養、ヘルスケア、ライフスタイルの変化などの改善により、多くの国で認知症の...
アルツハイマー病発症に寄与する潜在的な400~600の因子
アルツハイマー病の予防と回復 序文・目次・要旨
PREVENTION AND REVERSAL OF ALZHEIMER'S DISEASE Ronald N. Kostoff a, Yi Zhang b , Jing Ma c, Alan L. Porter d, Henry. A. Buchtel e (a) 米国ジョージア工科大学公共政策学部研究員 (b) オース...

アルツハイマー病の新しい医療

アミロイド仮説の限界
アルツハイマー病臨床試験 救済の道へのハードル
Clinical Trials in Alzheimer's Disease: A Hurdle in the Path of Remedy 要旨 ヒト臨床試験は、臨床基準ではまだほとんど治療不可能な疾患の病状や症状の進行を改善することを目的としている。理想的な臨床試験は、「疾患修飾薬」、すなわち、疾患の病理学的特徴や分子基盤...
アルツハイマー病のマルチモーダル(集学的)治療について
認知症患者の認知力向上のためのマルチモーダル非薬物療法介入の混合法システマティックレビュー
A mixed methods systematic review of multimodal non-pharmacological interventions to improve cognition for people with dementia ガルース・シャルフォン、クリスティン・ミリガン、ジェーン・シンプソン 目...
アルツハイマー病のリスク要因を軽減する包括的なマルチモーダル戦略は、認知機能障害者における代謝の側面を改善し、認知機能低下を相殺する
A Comprehensive, Multi-Modal Strategy to Mitigate Alzheimer’s Disease Risk Factors Improves Aspects of Metabolism and Offsets Cognitive Decline in Individuals with Cognit...
統合医療・精密医療・システム生物学
生活習慣病の精密医療 未来の道?
Precision Medicine in Lifestyle Medicine: The Way of the Future? イアン-D-グレイ、博士、GradDipMedStat、GradDipLifestyleMed、アンドレア-R-クロス、BOccTher、GradDipHlthSc(HlthEd)、GradDipLi...
アルツハイマー精密神経学の革命 システム生物学と神経生理学の通路
Revolution of Alzheimer Precision Neurology: Passageway of Systems Biology and Neurophysiology Harald Hampel、a、b、c、d、* Nicola Toschi、e、f、g Claudio Babiloni、h、i Filip...

アルサプ・プログラム

アルサプについて、詳しくはリンク先の記事に書いていますが、サプリメントを中心にリコード法などのライフスタイル介入を組み入れて作った、検査が難しい人のためのアルツハッカープロトコルです。

アルサプ認知症回復プログラム はじめに
アルツハッカーサプリメント 概要 頭脳についてある基準を満たしているのなら、最も重要になるのは意志だ。 ポール・グレアム はじめに 検査のボトルネック リコード法(ブレデセンプロトコル)、アルツハッカーサイトで紹介しているサプリメントのうち、検査と関係なく摂取しておいたほうが良い(または検査の結果不要だったとしても副作用のリ...

https://alzhacker.com/category/alzhacker-program/alzhacker-supplement-program/

交流・お問い合わせ・SNS各種

地域コミュニティ

リコード仲間は必須

現状、患者同士の協力なくリコード法を実行していくことは技術的にも精神的にも行き詰まり、認知症治療を一緒に行っていくコミュニティーは、絶対的と言っていいほど欠かせない要素だと感じています。

…と常々思うのですが、時間不足もさることながら、管理人のわたしが、コミュニティーを作ってぐいぐい人を引っ張っていくような社交タイプではなく、一番苦手かつ、みなさんの助けを求めているエリアです。。

地域グループで認知症を打破!

そういうわけで、リコード法の考え方や方法に理解を示し、かつ苦しんでいる認知症患者さんを放っておけないというスーパーボランティア尾畠さんのような方を求めています(そんな奇特な人はいない?)。

有志の方で是非、各地域で、知識を身につける勉強会であったり、挫けそうになった時に励まし合うことのできる、小さな認知症治療グループを立ち上げていただくよう切にお願いしますm(_ _)m。 管理人もこれから、グループに対して優先的にサポートしていきたいと考えています。以下、検討中の案ですが、

地域グループ 7つの特典(試案)
  1. 定期的なオンラインの開催、雑談、相談会に参加、管理人も時々参加。
  2. アルツハッカーサイトの300を超える「よくある質問」読み放題。
  3. お住まいの地域のリコード法関連病院や検査機関情報などを参加者同士で共有。
  4. 参加者全員へ改造LLLTノズルをプレゼント(在庫がなくなり次第終了)
  5. リコード法シェアリング 例えば運動のコーチをお互いに受け持つなど。
  6. 入手先が限られる食品などを共同購入で安くGET
  7. その他 ここでは言えないアイディア多数

詳しくは、リコード部、またはスカイプチャットなどでお尋ねください。現在皆で話し合っている準備段階にあるため、すでにある地域コミュニティに参加するというよりも、作っていく側に回っていただく必要があります。といっても地域の仲間を見つけて「ちょっと始めよう」というぐらいの感覚で十分です。

共に旧世代の認知症医療を草の根運動で打破していくことが、けして大げさな話しではなく、認知症患者さんとその家族を救うための、現実的に残された最後の手段であると信じています。

リコード法体験談

地域コミュニティ参加者への限定公開となっています。

リコード法実践者の体験談投稿
認知症の発症からリコード法に実施に至るまでの苦しい体験談を、みなさんの協力で書いていただきました。あらためてお礼を申し上げます。えてしてこういった体験談内容は編集されたり選別されたりしがちですが、こちらでは、誤字の修正以外、内容を書き換えたり選別するといったことは一切行っていません。 漠然と全体を通して読むと、ややリコード法があまり効果が...
オフ会・勉強会

今年で3回目となるリコード法(リコード部)&アルツハッカーオフ会を3月~4月頃予定していましたが、コロナウイルスにより現在未定となっています。

オンラインのオフ会はどうかと今、グループで話しあっています。毎月の認知症治療勉強会なども検討中です。

フェイスブック リコード部

うにさんを発起人として、リコード部有志で運営しているフェイスブック、リコード部。リコード法を始めるかどうか迷っている方から、研究者、お医者さん、薬剤師、理学療法士、介護職の方まで、それぞれ幅広く専門分野の異なる方が参加されています。

フェイスブックリコード部は純粋なリコード法グループのため、アルツハッカー色?の強いコメントや回答は控えています。

 facebook リコード部(交流メイン)

NHKで放映されました

NHKのBS1番組で、リコード部のメンバーも出演協力しています。

BS1スペシャル「大切な記憶は何ですか?~アルツハイマーと戦う~」

LINE オープンチャット

リコード法について話し合うラインのチャット(オープンチャット) を始めてみました。試行錯誤中ですが、リコード法と関連する話題なら雑談、愚痴など何でもOK。

誰でもLINEのアカウントを持っている方なら、匿名、無条件で参加、退出できます。「リコード法」で検索してみてください。

https://line-openchat.com/

ツイッター

役に立ちそうだと思ったリコード法関連ニュース、認知症や認知機能、健康情報などをつぶやいています。最近はコロナウイルスのことばかりつぶやいています。

スカイプ・チャット

ご相談等のやり取りは、原則、スカイプチャットでのみ対応しています。(引越し先が見つからない、、)スカイプは音声で話すことはなく、ほぼチャットのみの使用です。チャットと言っても使い方としてはメールに近く、すぐに返事をお返しできることもありますが、数日以上遅れることもままあります。

Skype名 live:info_652457 

または表示名「アルハカ」「alzhacker」 で検索して、一言声をかけてみてください。

スカイプダウンロード

アカウントは無料で取得できます。有料アカウントをとる必要はありません。オフ会の参加者の方々などフェイスブックよりも、もう少しクローズドな雰囲気のチャットグループが複数あります。

ZOOMミーティング

2020年8月に記念すべきブレデセン博士の第二作「The End of Alzheimer’s Program」出版されたことを記念して、著書を購入していただいに限定して翻訳記事を公開しています。また、読んでいただいた方から頂いた質問やコメントなどを見ながら、毎週火曜日、夜9時から約1時間半、ZOOMにて管理人が解説しています。

参加者や質問のレベルが様々で、それに対する答えもピンきりのため、自分が重要だと感じた情報をつまみ食いするといった感じで聞いてもらえればいいかと思います。

ZOOM読書会への参加条件は以下の2点です。

  • 著作(紙媒体、電子書籍どちらでも)を購入 ※購入を証明する画像等の要提示
  • 翻訳記事を読んでもらい記事内でコメントを送る(匿名でOK)

アルハカのZOOMミーティング

ミーティングID: 555 229 3052

記事と参加パスコードは、購入証明された時にお伝えしています。

お問い合わせ・Eメール

メールはこちらまで info@alzhacker.com

お願い
  • メールでの個人相談は受けておりません。
  • リコード法などについてご相談を希望の場合はメールではなくスカイプチャット(次いでラインチャット)のご利用をお願いしています。
  • 長文の説明を要するお問い合わせにつきましては、返信にお時間をいただくことがあります。
  • 医療行為に該当するご相談はお受けできません。
  • 特に断りがない限り、頂いた質問などはサイトや他で匿名で紹介させていただくことがあります。

参考文献・関連サイト

関連サイト

アポロヘルス

ブレデセン博士が所属するアポロヘルス社、様々なリコード法関連の情報やサービスを提供しています。

https://www.apollohealthco.com/

ApoE4.info

アルツハイマー病、患者さんベースのサイトですが、リコード法関連の認知症治療情報が最も充実している掲示板サイトです。

https://www.apoe4.info/wp/

関連書籍

ブレデセン博士と同様にアルツハイマー病の多因子説を支持し、生活習慣や代替医療を用いてアルツハイマー病の治療を目指したドイツ人医師の著作です。リコード法の先見性と密度の影に、地味な表装とありがちなタイトルで^^;隠れてしまっていますが、また少し違った角度でアルツハイマー病の多因子治療を見ることのできる良書です。

アルツハイマー病は治るミヒャエル・ネールス (2018)

著者の論文 アルツハイマー病の統一理論(UTAD)(2016)

著者はリコード法とは直接関係しないものの、リコード法で取り入られている多くの介入が豊富な引用文献とともに紹介されている総括的な論文であり、特にライフスタイルに関与するプロトコルについての学術的な理論的根拠を知りたい場合はこちらのほうが参考になるかもしれません。

論文形式としては比較的平易な文体で記述されており、健康と理論メカニズムの関係に興味のある一般の方やにもおすすめできます。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4947325/

日本語訳

アルツハイマー病の統一理論(UTAD):予防と治療への示唆
Unified theory of Alzheimer’s disease (UTAD): implications for prevention and curative therapy Michael Nehls corresponding author 要旨 本レビューの目的は、アルツハイマー病の統一理論(UTAD...

関連論文

アルツハイマー病の次世代治療薬(2013)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3779441/

日本語訳

アルツハイマー病の次世代治療薬(翻訳)
Next generation therapeutics for Alzheimer's disease Dale E Bredesen1、2、*Varghese John1 要旨 現在までのところ、アルツハイマー病や軽度の認知機能障害に対して真に有効な治療法は開発されていない。これまでの治療法が失敗した場合に成功する可能性...
認知機能低下の逆転 新しい治療プログラム(2014)

症例研究 10人の患者(アルツハイマー病、aMCI、SCI)のうち、9人が主観的または客観的改善を示す。6人の患者が仕事への復帰または継続が可能に。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25324467

日本語訳

認知機能低下の逆転 新しい治療プログラム(日本語訳)
Reversal of cognitive decline: A novel therapeutic program デール・E・ブレデセン1、2 要旨 本報告書は、アルツハイマー病の根本的な病態に基づき、神経変性の代謝促進(MEND)を達成するために設計された複数のモダリティを含む、新規の包括的で個別化された治療プログラム...
代謝プロファイリングはアルツハイマー病の3つのサブタイプを区別する(2015)

代謝プロファイリングによってアルツハイマー病のサブタイプが3つ明らかに

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4586104/

日本語訳

代謝プロファイリングはアルツハイマー病の3つのサブタイプを区別する
Metabolic profiling distinguishes three subtypes of Alzheimer's disease デール・E・ブレデセン1、2 要旨 アルツハイマー病の原因は不明確であり、真に有効な治療法は存在しない。しかし、複数の研究により、インスリン抵抗性、ホルモン異常、高ホモシステ...
アルツハイマー病における認知機能低下の逆転(2016)

5~24ヶ月間のパーソナライズされた治療を受けた10名の患者の改善症例

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27294343

日本語訳

アルツハイマー病における認知機能低下の逆転(日本語訳)
Reversal of cognitive decline in Alzheimer's disease デイル・E・ブレデセン1、2 エドウィン・C・エイモス3 ジョナサン・キャニック4 メアリー・アッカーリー5 サイラス・ラジ6 ミラン・フィアラ7 ジャミラ・アフディダン8 要旨 アルツハイマー病は、全国的にも世界的にも...
吸入性アルツハイマー病(タイプ3)CIRSの表現型(2016)

3型アルツハイマー病は特定の毒素への曝露の結果であり、マイコトキシンなどのバイオトキシンによる慢性炎症反応症候群(CIRS)の表現型として最も多いのが吸入性(IAD)である。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4789584/

日本語訳

吸入性アルツハイマー病:認知されていない、治療可能な伝染性疾患
Inhalational Alzheimer's disease: an unrecognized—and treatable—epidemic デール・E・ブレデセン1、2 要旨 アルツハイマー病は、効果的な治療の必要性が叫ばれている今日、最も重要な医療問題の一つである。アルツハイマー病のサブタイプを特定することは、治療法...
100名の認知機能低下の逆転症例 2018-8月

症例研究 軽度認知障害(MCI)、主観的認知障害(SCI)、確定診断を伴わない認知機能低下を示す患者100名(英語) 改善の平均ポイント4.9

https://www.omicsonline.org/open-access/reversal-of-cognitive-decline-100-patients-2161-0460-1000450-105387.html

日本語訳

認知機能低下の逆転 100人の患者症例(翻訳)
Reversal of Cognitive Decline: 100 Patients Dale E Bredesen1*, Kenneth Sharlin2 , David Jenkins3 , Miki Okuno3 , Wes Youngberg4 , Sharon Hausman Cohen5 , Anne S...

現在進行中の臨床試験

リコード法 2019年開始の臨床試験(前向き観察研究)2020年11月 終了予定

アルツハイマー病、軽度認知障害(MCI)と診断された30名の被験者

https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03883633

日本語訳
認知機能低下の逆転(ReCODE)試験(RECODE)
Reversal of Cognitive Decline (ReCODE) Study (RECODE) 本試験の安全性と科学的妥当性は、試験依頼者と治験責任医師の責任である。研究をリストアップしたからといって、それが米国連邦政府によって評価されたことを意味するものではない。詳細は免責事項を読んでほしい。 ...