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alzhacker.com を初めて訪れた方へ

このブログは認知症の回復・改善方法を真剣に探求されている、すべての認知症患者さんへ(そして10年前の自分へ)向けて書いています。

アルツハイマー病は、アミロイドかタウか、などといった単一の原因によって発症するのではなく、本質的には加齢疾患であり、複数の基礎疾患、代謝障害などの要因が複雑に絡み合って発症する「アルツハイマー病の多因子説」を主張しています。

そして、多因子標的に基づくマルチドメイン-ライフスタイル介入という、現在、世界各国で多くの研究機関が取り組んでいる認知症予防・改善方法を提案していますが、そのより具体的なメソッドの多くを、世界初の認知症症状を逆転させたUCLA大学ブレデセン博士らによる症例報告と、その研究で用いられた治療プログラム(現リコード法)に依拠しています。

ブレデセンプロトコルは、

  • 多因子標的複数の原因に対応する複数の治療方法。
  • 個別化医療検査により病因を特定し治療を個人に最適化する。
  • 機能性医学(患者主体の医療)生活習慣改善など患者側の治療努力が求められる。

といった先進的な治療アプローチを取り込んだ次世代の医療です。

これらの手法のほぼすべてに基礎研究、臨床研究の裏付けや洞察が存在する帰納的な主張なのですが、ライフスタイルの変更を伴う治療方法でもあるため、巷にあるテレビ健康法や、対症療法的な補完代替療法(またはエセ医学)または自然主義的なイデオロギーや通俗的な現代医療批判と混同されたり、実行遵守(アドヒアランス)の難しさから批判されることも少なくありません。

加えてこういった複雑な治療アプローチを、現在の還元主義的な臨床試験の制度の元では、試験を行うこと自体が非常に困難であるという問題に直面しています。

しかし、その手段のほとんどは個人の努力と工夫によって実行可能であり、何よりもこれだけ多くの方が改善や回復を示した事例報告は唯一無二であり、並び立つような研究結果がそもそもありません!

こういった複雑な多因子介入に課題があることは承知していますが、(社会や医療が見過ごしてきたためのツケを我々が支払わされている、ということも一言述べておきます!)、認知症超大国に突入しようとしているこの時期に、ありもしない幻の薬を多くの専門家と国民が一緒になって追い求め、無益に消耗していく状況に強い危機感と虚しさを抱いています。

他により簡便で効果的な万人向けの改善方法があるのであれば、還元主義医療だろうと製薬会社のボロ儲けだろうと受け入れます。しかし過去のアルツハイマー病に関する膨大な研究の証拠を率直に見るならば、少なくとも、われわれ一般人にとってブレデセンプロトコル(および多因子介入)が、

「アルツハイマー病から現実的に回復可能な唯一の治療方法」

であることは否定し難いように思われます。ただし、ここはブレデセン博士と若干見解が異なるかもしれませんが、私自身は技術に対する信奉はあり、いつかは革新的な技術イノベーションによってアルツハイマー病治療は克服されると信じています。

しかし、多くの人が理解できていないと思われるのは、そこへたどり着くまでの非常に高い技術的ギャップです。一度病状が悪化してしまった患者さんを回復させるには、加齢疾患である以上、若返り技術のようなSF的な技術進歩 (またはそれに近いレベルの治療の組み合わせ)が必要であり、現在行われている認知症治療の基礎研究を見る限り、それらの延長線上で、真のアルツハイマー病治療が実現できるとは到底考えられません。

つまり、根本的な仕組みが変わらない限り、現在の基礎研究内容が実際に治療に応用される10年後、20年後にも望みはありません。仮に治療が実現したとしても、今いる患者さんや多くの認知用予備軍には手の届かない望みです。

現時点での最も現実的な可能性は、既存の認知症関連治療薬を、リコード法をもう少しマイルドにした実行容易なライフスタイルと実利的に組み合わせ、早期介入にターゲットを絞るというものです。

臨床研究や承認制度のあり方を変えるという点ではハードルが高いものの、基本的にはシステム設計変更の問題にすぎず、技術的にはすでにある程度出揃っているともみなせます。換言すれば私の母がそれを実行した結果、現在の緩やかな病状に至っているとも言え、医療関係者を含めた人々の意識改革さえ行えるのであれば、アルツハイマー病の真の回復へのスタートを切ることは明日からでも可能です!

そして、もうひとつ知ってほしい事実は、

取り組みが早ければ早いほど、アルツハイマー病回復の可能性が高まり、実行も容易である、ことが、これまでのブレデセンプロトコルを実行した多くの人々の症例によって示されています。

わたしの家族も含め99%の方が深刻な症状に進行して取り組み、一定レベルの改善や進行抑制はしても完全な回復のチャンスは逃しています…

特に認知症(MCI)が疑われている方や診断されたばかりの方には、小さなことからでも良いので早いスタートを、また経済的な余裕のない方は、氾濫する認知症治療ビジネスに巻き込まれて機会費用を逃さないよう、その是非や実践の判断をしてもらいたいと考えています。

そして、避けられるはずの家族の10年間の苦難が、これ以上増えないことを願っています。

アルハカ

新型コロナウイルスについて

当ブログは認知症、神経変性疾患の患者さんに特化した情報サイトでしたが、20年2月末頃から新型コロナウイルスについての情報発信も始めました。

コロナウイルス情報を目的として訪れた方は、最初に「新型コロナウイルスについて」の記事を読んでいただくようお願いします。

新型コロナウイルス感染症 / SARS-Cov2
「コロナウイルス 総合」の記事一覧です。
COVID-19 7フェーズ戦略(作業仮説)
新型コロナウイルス関連記事まとめ はじめに マスクの着用、社会的距離のとり方など既知の重要な基本情報だけではなく、証拠は蓄積されつつあるものの、一般的な医療の側からは、まだ途上と見なされている栄養

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サイトの概要説明 

  1. 母が若年性アルツハイマー病と診断されて
  2. 母の進行抑制の本当の理由
  3. 知っているようで知らない認知症という病魔
  4. 現代医療と相性が悪い認知症
  5. リコード法 作用機序・3種類のアルツハイマー
  6. リコード法を構成する3つの軸
  7. リコード法 アルツハイマー病には36の穴がある
  8. リコード法 専門家の批判・医療制度
  9. リコード法 個人的課題(費用・時間・他)
  10. リコード法 倫理的課題
  11. リコード法 技術的課題
  12. リコード法 社会的課題
  13. アルハカ改善策
  14. 日常の改善策・伝統療法の復権
  15. 複雑な多因子疾患を治すには
  16. 早ければ早いほど回復も治療も簡単
  17. リコード法を信頼してはいけない
  18. 世界が注目する認知症大国日本の未来
  19. 認知症ビジネスを通じた日本の課題の解決
  20. 何もしなければ結果は最悪だが責任は回避できる
  21. 注意事項・趣旨説明
  22. 最後に
  23. 補足(情報探索・学習方法)

リコード法について

リコード法の治療

リコード法 7つの必須要素

リコード法の治療は大きく7つのカテゴリー(必須要素)にわかれます。

  1. 食事
  2. 運動
  3. 睡眠
  4. ストレス軽減
  5. 毒素の解毒
  6. 認知機能増強・脳トレ
  7. サプリメント

以下の記事に各カテゴリーに関しての(管理人の考える)基本方針と補足的な説明をまとめています。読んで頂くと治療方針の雰囲気は伝わるかと思います。

リコード法治療 7つの必須要素+α (まとめ)

リコード法 個々の治療内容

リコード法の前身であるMENDプログラムで用いられていた25+5の治療項目をリストアップしています。リコード法も進化しているため、この長大なリストでさえもざっくり感がありますが、治療プロトコルの基本は、この内容に沿ったものだと思ってもらっても良いと思います。

記事の説明にあるように30項目のすべてを実行する必要があるというわけではなく、検査によって不要なものであったり、実行内容が変わることがあります。

リコード法の実践と課題

リコード法 難易度を決定する10の要因

リコード法を実行する上で考えられる障害要因を、これまで寄せられた体験談も取り入れてまとめてみました。

リコード法 進行ステージにおける改善可能性と課題

リコード法は、進行ステージだけで判断できるわけではありませんが、実行の判断、治療の目的とする考え方もMCI、初期、中期、後期で大きく変わってきます。

本来はこういった個人差がある事柄の一般化は、過小な効果の評価による機会の損失、または反対に過度な期待を与えてしまう両方のリスクがあります。しかし、不明瞭なままにしておくことが、かえって弊害が大きくなると考えたため作成しました。管理人の主観を交えていることをご了承ください。

リコード法体験談

認知症の発症からリコード法に実施に至るまでの苦しい体験談を、みなさんの協力で書いていただきました。あらためてお礼を申し上げます。えてしてこういった体験談内容は編集されたり選別されたりしがちですが、こちらでは、誤字の修正以外、内容を書き換えたり選別するといったことは一切行っていません。

漠然と全体を通して読むと、ややリコード法があまり効果がないのかなという印象をもたれるかもしれませんが、リコード法を十分に実行されてない投稿者の割合が多くを占めています。情報がまだ不足していた初期の頃の実行者の投稿も含むため、現在の実践者の平均例とは限らず、その点注意して読んでいただければと思います。

リコード法実践者の声

リコード法の検査と治療

リコード法 タイプ診断・検査項目

リコード法 タイプ診断 

リコード法における1型、1.5型、2型、3型(4型、5型)の特徴や検査値などの概要です。

認知症予防診断検査コグノスコピー 概略

認知症未発症段階での認知症予防検査一覧です。日本では検査機関がまだ未整備であるため、この予防検査が実質リコード法の基本的な治療のための検査として用いられています。

コグノスコピーを基本とする内容ですが、検査値のぞれぞれの詳細を書き加えています。

リコード法の検査機関・検査費用

【改定中】リコード法フレンドリーの病院リスト

リコード法に肯定的な医療機関のリストを、リコード部のうにさんが作ってくれました。

日本ではハードルが高いリコード法の検査ですが、リコード法を実行する上で避けて通れないため、検査と実行プランをたたき台として作成してみました。

検査項目の費用と、検査可能な範囲の違いを機関別、難易度別にまとめてみました。

リコード法の理論

36の発症因子

ブレデセン博士のAPP依存性受容体仮説に基づく、アルツハイマー病発症36の寄与因子。(現在は50以上に増加しています。)多少専門的な内容になります。

ブレデセンプロトコルでは特に各プロトコルに参照文献が付随しておらず、各因子・標的についての記事内容や文献等は管理人が調べたものです。

アルツハイマー病 その他の関連因子(覚書)

リコード法のアルツハイマー病36の発症因子は、主にアミロイドβの増加要因の上流に位置するものが取り上げられています。

それら以外にも、アルツハイマー病の進行に伴う下流の事象や、アミロイドとは直接的な関連性が弱いが、アルツハイマー病発症リスクに寄与しうる因子もまだ多く存在するように思われます。それらを管理人が覚書として記録しているものです。乱雑にまとめています。

アルサプ・プログラム

アルサプについて詳しくは記事に書いていますが、サプリメントを中心にリコード法的なプログラムを組み入れていったものです。わたしの母や、その他の患者さんの体験談をベースに、検査が難しい人のための苦肉の策として作ったアルツハッカープロトコルです。

アルサプ認知症回復プログラム はじめに

情報交換・交流

リコード仲間は必須

現状、患者同士の協力なくリコード法を実行していくことは技術的にも精神的にも行き詰まり、認知症治療を一緒に行っていくコミュニティーは、絶対的と言っていいほど欠かせない要素だと感じています。

…と常々思うのですが、時間不足もさることながら、管理人のわたしが、コミュニティーを作ってぐいぐい人を引っ張っていくような社交タイプではなく、一番苦手かつ、みなさんの助けを求めているエリアです。。

地域グループで認知症を打破!

そういうわけで、リコード法の考え方や方法に理解を示し、かつ苦しんでいる認知症患者さんを放っておけないというスーパーボランティア尾畠さんのような方を求めています(そんな奇特な人はいない?)。

有志の方で是非、各地域で、知識を身につける勉強会であったり、挫けそうになった時に励まし合うことのできる、小さな認知症治療グループを立ち上げていただくよう切にお願いしますm(_ _)m。

管理人もこれから、グループに対して優先的にサポートしていきたいと考えています。共に旧世代の認知症医療を草の根運動で打破していくことが、けして大げさな話しではなく、認知症患者さんとその家族を救うための、残された最後の手段であると信じています。

ツイッター

役に立ちそうだと思ったリコード法関連ニュース、認知症や認知機能、健康情報などをつぶやいています。最近はコロナウイルスのことばかりつぶやいています。

また、スカイプチャットが難しい方はツイッターチャットをご利用ください。ツイッターではグループチャットはできません。

フェイスブック リコード部

 facebook リコード部(交流メイン)

うにさんを発起人として、リコード部有志で運営しているフェイスブック、リコード部。リコード法を始めるかどうか迷っている方から、研究者、お医者さん、薬剤師、理学療法士、介護職の方まで、それぞれ幅広く専門分野の異なる方が参加されています。

フェイスブックは純リコード法グループのため、アルツハッカー色の強いコメントや回答は控えています。

NHKで放映されました

NHKのBS1番組で、リコード部員が出演協力しました。

BS1スペシャル「大切な記憶は何ですか?~アルツハイマーと戦う~」

匿名の質問・メッセージ

Peing -質問箱-

管理人への匿名質問ですが、現在多忙のためあまりお答えできていません。自動フィルター機能があるため内容によっては届かないことがあります。

過去のいただいた300を超える質問は、抜粋してサイトカテゴリーのよくある質問(FAQ)に移行しています。

スカイプ・チャット

掲示板の引越し先を探すまでのつなぎのつもりで使っていましたが、使い勝手がいいのでスカイプチャットをグループ、個人間どちらもメインで使っています。音声入力で返事をすることが多いので、誤字脱字はお許しください。テンポの悪いスマートスピーカーのごとく対応しますので、情緒的な反応は期待せずに声をかけてください^^;

チャットと言っても、使い方としてはメールに近いです。他のコミュニケーションツールと比べて一番早く応答できます。

スカイプダウンロード

アカウントは無料で取得できます。有料アカウントをとる必要はありません。オフ会の参加者の方々などフェイスブックよりも、もう少しクローズドな雰囲気のチャットグループが複数あります。

Skype名 live:info_652457 または表示名「アルハカ」「alzhacker」 で検索して、一言声をかけてみてください。

オフ会・勉強会

今年で3回目となるリコード法(リコード部)&アルツハッカーオフ会を3月~4月頃予定していましたが、コロナウイルスにより現在未定となっています。

オンラインのオフ会はどうかと今、グループで話しあっています。毎月の認知症治療勉強会なども検討中です。

お問い合わせ・Eメール

アルツハッカーお問い合わせフォーム

メールはこちらまで info@alzhacker.com

お願い

長文の説明を要するお問い合わせにつきましては、返信にお時間をいただくことがあります。m(_ _)m認知症改善情報をできるだけ効率よく多くの方に届けるために、グループ相談を基本としています。

  • 継続的なご相談はグループ・個人間両方とも一元化とスピードのため、メールではなくスカイプ(次いでツイッター)のご利用をお願いしております。
  • 医療行為に該当するご相談はお受けできません。
  • 特に断りがない限り、頂いた質問は匿名性を確保した上で他の方のためにサイトや他で紹介させていただくことがあります。

リコード法 参考文献・関連サイト

関連書籍

アルツハイマー病 真実と終焉(日本語訳)(2017)

The End of Alzheimer’s (原著)(2018)

関連サイト
アポロヘルス
Hope through Science
Apollo Health is the first ever online health community built around the solutions for cognitive decline.
関連論文
アルツハイマー病の次世代治療薬(2013)
Next generation therapeutics for Alzheimer's disease
To date, no truly effective therapy has been developed for Alzheimer's disease or mild cognitive impairment. In searching for new approaches that may succeed wh

日本語訳

アルツハイマー病の次世代治療薬(翻訳+加筆)機能低下の逆転

認知機能低下の逆転 新しい治療プログラム(2014)

症例研究 10人の患者(アルツハイマー病、aMCI、SCI)のうち、9人が主観的または客観的改善を示す。6人の患者が仕事への復帰または継続が可能に。

Bredesen DE. Reversal of cognitive decline: A novel therapeutic program. Aging (Albany NY) 2014;6:707–17. doi: 10.18632/aging.100690.

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25324467

アルツハイマー病における認知機能低下の逆転(2016)

Bredesen, D.E., et al. (2016). Reversal of cognitive decline in Alzheimer’s disease. Aging, 8(6): 1-9.

Reversal of cognitive decline in Alzheimer's disease - PubMed
Alzheimer's disease is one of the most significant healthcare problems nationally and globally. Recently, the first description of the reversal of cognitive dec
吸入性アルツハイマー病(タイプ3)CIRSの表現型(2016)
Inhalational Alzheimer's disease: an unrecognized—and treatable—epidemic
Alzheimer's disease is one of the most significant healthcare problems today, with a dire need for effective treatment. Identifying subtypes of Alzheimer's dise
100名の認知機能低下の逆転症例(2018)最新

症例研究 軽度認知障害(MCI)、主観的認知障害(SCI)、確定診断を伴わない認知機能低下を示す患者100名(英語) 改善の平均ポイント4.9

Bredesen, D.E., Sharlin, K., Jenkins, D., Okuno M., Youngberg, W., et al. (2018) Reversal of Cognitive Decline: 100 Patients. J Alzheimers Dis Parkinsonism 8: 450.

www.omicsonline.org/open-access/reversal-of-cognitive-decline-100-patients-2161-0460-1000450.pdf

現在進行中の臨床試験
リコード法 2019年開始の臨床試験 2020年11月 終了予定

前向き観察研究

アルツハイマー病、軽度認知障害(MCI)と診断された30名の被験者

推定試験終了日 2020年11月30日

Reversal of Cognitive Decline (ReCODE) Study - Full Text View - ClinicalTrials.gov
Reversal of Cognitive Decline (ReCODE) Study - Full Text View.
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