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はじめに
2021年8月20日
キーワード: 在宅治療、自宅治療、在宅療法、自宅療法、ホームトリートメント、DIY、セルフキット、セルフkit、
仮に管理人が何の準備もしていない状態でコロナウイルスに感染し、医療機関に頼ることができず在宅治療を迫られた場合にどうするか?何を選び、どう取り組むか考えてみました。
I-Mask+にあるイベルメクチンやニタゾキサニドなどは、一部の医療機関では処方してもらえる可能性がありますが、多くの人がすぐに入手すること(個人輸入では最低数週間)が難しくなっているためリストから外しています。
適応外薬として利用可能な薬剤は、関連する疾患を抱えている場合処方してもらえる可能性があります。
メラトニン、N-アセチル-システインのような日本では薬剤扱いで入手が難しいが、、海外ではサプリメント扱いとなっているものがあります。これらは海外通販iHerbを利用することで、早ければ3~4日で届くことから予備的にリストに含めています。多少遅れて届いたとしても、早く届けば疾患の重症化に備えることができ、また疾患後期を過ぎて入手したとしてもLong-COVIDのリスクを軽減するチャンスが生まれるため、今からでも注文する価値は十分にあると考えています。
F-Mask+
I-Mask+のイベルメクチンをフルボキサミン(フルオキセチン)で代用 F-Mask+ (勝手に命名)
国内でのイベルメクチンの即座の入手が難しいこととは対照的に、フルボキサミン(デプロメール)は心療内科でうつ病の治療薬として処方してもらえる可能性があります。(特に過去に処方されたことがあると伝えた場合)。発症後の治療効果に関する研究の単純比較ではイベルメクチンよりも高い治療効果が期待できることが示されています。イベルメクチンとは異なり予防としての効果は特に認められていないため、発症後の治療目的としてのみの使用となります。
わざわざ心療内科を訪れてまでと思う人もいるかもしれませんが、臨床研究の結果から推測するに、日本の薬局で入手可能な薬剤やサプリメントなどを組み合わせたものよりも、フルボキサミン(またはフルオキセチン)単剤での効果がより高いと考えて間違いないと思います。特にCOVIDリスクの高い高齢者や基礎疾患などのある方では時間とお金を使ってでも入手する価値はあると考えています。(理想的にはどちらかという選択ではなく組み合わせることです。)
大きな違いはないと思われますが、微細な説明をすると証拠の強さ(効果ではない)は、フルボキサミンがフルオキセチンより強く、効果は同程度またはわずかにフルボキサミンが効果が高い可能性があります(シグマ1受容体との親和性により)。薬剤に伴う副作用がより不安な場合は、FLCCCの推奨に従ってフルオキセチンを選択しておくと無難かもしれません。
保険適応:うつ病・うつ状態、強迫性障害、社会不安障害
ABF-Mask+
上記のフルボキサミンの入手が無理である場合、代替として、効果は劣るが入手が容易で(薬局で購入できる)アスピリン、ブロムヘキシン、ファモチジンを組み合わせた ABF-Mask+(勝手に命名)を利用します。それぞれの単剤での効果はイベルメクチンには及びません。3剤を組み合わせた効果のデータはなく、またメカニズムやフェーズでの効果も異なるため単純比較できませんが、イベルメクチンの従来の用量(0.2mg/kg)と同じか、高用量イベルメクチンの6割~程度の効果をイメージしています。
この数字はあくまで管理人のイメージですが、この感染症の最悪の結果に、死亡や、回復が難しく何年続くかわからない後遺症の可能性があることを考えると、軽減作用が例え3割しかなかったとしても投与の安全性を考えた際、ベネフィットがリスクを上回る、つまり合理的に考えれば拾うべき利益です。
優先順位のグレード
A. 必須 > B. 強く推奨 > C.推奨 (併用が前提)> D.おそらく~多分
初期治療でAを完全に投入できる場合は、Bは必須ではありませんがAのすべてが初期で実行できない場合、Bのほとんどが必須となります。この優先順位は(わかりやすさを優先して)証拠の強さ、効果量、安全性など様々な特性を含めた総合評価としてグレードをつけています。そのためグレードが低いことと効果の大きさは必ずしもイコールではありません。(相関はしています)
入手先
心療内科・精神科にて
- A. フルボキサミンまたはフルオキセチン 入手後即座に摂取。50mg×2回/日(最低10日間継続)[R](プロザック)30mg×2回/日
- 次点でミルタザピン 7.5mg/一回/日(就寝前)※フルボキサミンと相乗効果
薬局・ドラッグストア(またはネット通販)
一般用医薬品(処方箋がなくて買える医薬品)
サプリメント類
- A. 鼻うがい用ボトル 専用洗浄液ではなく、鼻腔洗浄専用のボトルの入手が目的
- A. ポビドンヨード(鼻咽頭衛生用)[R]
- A. 高用量ビタミンD (日常的に摂取していない場合)[R][R][R][R][R][R]
- B. 亜鉛 + ケルセチンを入手(I-MASKに記載の用量)[R][R][R]
- B. ラクトフェリン 1g×2回/日[R][R]
- B-C. グルタミン 体重kgあたり/0.2~0.5g(安全性を考慮するとB)[R][R]
- B-C. 経口補水液 次点でポカリスエット(2倍に薄め、1リットルに海塩小さじ一杯混ぜる。ビタミンCを混ぜても良い)[R]
- C. 高吸収型クルクミン [R][R]
- C. オメガ3脂肪酸 品質(鮮度)が重要 [R][R][R]
- C. ビタミンC(I-MASKに記載の用量)[R][R]
- C. αリポ酸 [R]
- C. 有機マグネシウム(吸収性を高めたMgがベター)(予防摂取)
- C. ビタミン各種(ビタミンA、E、K、銅、セレン)[R][R][R]
- C. ビタミンB総合、特にB12・葉酸(活性型が望ましい)[R][R]
- C. アルギニン(オルニチン・シトルリン)[R][R]
- D. トレハロース[R] 通販または製菓ショップなど
- D. ホエイプロテイン
- D. 分岐鎖アミノ酸(BCAA)[R]
- D. ニッケル、マンガン、クロム、コバルト、ヨウ素、モリブデン、リチウム、鉄[R]
近所のスーパー
- C. 緑茶[R]
- C. 納豆
- D. 発酵食品全般(日常的な摂取を心がける)[R]
- D. タンパク質 日常でのタンパク質が不足(0.8g/kg体重を下回る)[R]、植物由来のタンパク質[R]
- D. 食物繊維[R]
- D. ポリフェノール[R]
- D. カルテノイド[R]
- D. 柑橘系[R]
- その他の抗ウイルス作用をもつ食品 [R]
- やさ塩 自作で経口補水を作る場合のみ(カリウムが含まれる)[R]
- 海塩の食塩 鼻や口うがい用、ポビドンヨードの代用(自宅にない場合)
自宅での衛生管理・チェック
- A. 鼻うがい ポビドンヨード1%溶液、または食塩を水道水に対して3%投入(最低1.5%)鼻腔洗浄を最低1日3回行う[R]
- B. のどうがい 3回~/日(予防だけではなく発症後の症状緩和に有効)
- C. 新鮮な空気・換気、HEPA空気清浄機(DIY可)[R]
- A. パルスオキシメーター[R]
- C-D. オーラリング(夜間体温のチェック)
- D. 接触面の消毒
同居家族の感染を防ぐことは難しいため、家族も感染していると見なして対策を行う。
家庭での非薬理学的な支持療法
- B. 日光を浴びる 皮膚からのビタミンD合成だけではなく一酸化窒素、概日リズムの制御、夜間のメラトニンタイマーセットなど、抗SARS-CoV-2への複合的な効果を期待できる。[R][R][R][R][R]
- C. お風呂 少し熱め(40~42度)のお風呂に入る。のぼせない程度に、熱目のお風呂の場合、長風呂は逆効果となる。(10分を超えない、疾患初期)[R][R][R][R][R]
- C. 睡眠 [R][R][R]
解熱剤
解熱剤は発熱初期段階では避けておいたほうが良いと伝統的に考えられているいくつかの生理学的な理由があります。[R][R](基礎研究においてSARS-CoV-2は熱に弱いことが示されており、一方でいくつかの解熱剤はSARS-CoV-2の主要なプロテアーゼを阻害するなど、抗COVID-19作用の可能性も示唆されています[R][R][R]、解熱剤等のメタ解析では使用によるリスクの違いは示されていない)38.9度を超え、熱に耐え難い場合は解熱剤を利用する。疾患後期では解熱剤の抗炎症作用がリスクを低下させる可能性がより大きくなります。
- B. アスピリン
- C. セレコックス(セレコキシブ)COX-2阻害剤 抗炎症 疾患中~後期? [R]ファモチジンとの組み合わせ[R]
- D. インドメタシン [R]
- △?カロナール(アセトアミノフェン)はグルタチオンを枯渇させることによるリスク増加の可能性。[R]
疾患初期の後半~
抗アンドロゲン薬(特に中年男性、肥満、高血圧、AGA(禿頭)、PCOS)
- C. オメガ3 & 6脂肪酸 [R]
- C. スペアミントティー[R]
- D. 緑茶[R] (抗アンドロゲン作用として)
- D. ジインドリルメタン DIM(アブラナ科野菜の成分) [R]
- D. ノコギリパルメット[R]
- D. ブラックコホシュ[R]
- D. チェストツリー[R]
- D.霊芝 [R]
重症・疾患後期
薬剤:入手が可能であれば(適応外薬・海外通販)
該当する基礎疾患、併存疾患のある患者さんの場合、比較的入手が容易な処方薬で抗COVID-19作用の可能性があると考えられている薬剤のリスト
- B. カモスタット 8時間おきに200mg(600mg/日)耐えられるなら二倍量 後逆流性食道炎の治療薬[R][R]
- B. メトホルミン 午前中に500mg、午後に1,000mg [R][R]
- B. フェノフィブラート 145mg/日 高脂血症薬[R]
- B. アトルバスタチン 高コレステロール血症 特にコロナ後遺症予防[R]
- B. コルヒチン 痛風薬
- C. ロサルタン 高血圧薬、糖尿病性腎症[R]
- C. ニタゾキサニド 抗寄生虫薬 抗ウイルス作用 疾患初期、IVMとの併用 [R][R]
- C. メマンチン 神経変性疾患(認知症、パーキンソン病など)
- C. ヒドロキシクロロキン 疾患初期[R][R]
- D. AChE阻害薬(ガランタミン、ニコチンパッチなど)神経変性疾患薬 疾患後期
重症・疾患後期
- C. 高用量メラトニン 50~100mg
- C. 高用量リチウム [R]
- C. N-アセチル-システイン
- C. リポソーム・グルタチオン
抗アンドロゲン薬(特に中年男性、肥満、高血圧、AGA(禿頭)、PCOS)
- B. デュタステリド I-Mask+参照 前立腺肥大症治療[R] (初期を過ぎた2nd-phaseに適している)
- C. スピロノラクトン I-Mask+参照 [R][R][R][R][R][R][R]
- C. PDE5阻害剤 (タダラフィル、シルデナフィル)[R]
- C. メラトニン [R][R]
わからない点などは、COVID-19のオプチャを利用して質問してください。
発症後、医療機関に頼れず緊急を要する場合、(返事のお約束はできませんが)ツイッター @Alzhacker のDMを利用してください。