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略号
- DB ドクターズベスト
- LE ライフエクステンション
- LN リポナチュラルズ
- Now ナウフーズ
- TR ソーンリサーチ
- CL カントリーライフ
- CGN カリフォルニアゴールドニュートリション
- Jrw ジャローフォーミュラ
- NaWay ネイチャーズウエイ
- PL プロトコルフォーライフバランス
- SN ソースナチュラルズ
- SG ソルガー
サプリメントの錠数の表記は一日当たりの目安摂取量
アルサプ標準 基本サプリメント
ビタミン類
- ビタミンD3 5000IU,CGN,Now,DB
- ビタミンE 1-2錠 Now1錠 SG1錠
- ビタミンB 複合体 1錠 TR1錠,TR#6 1錠,LE2錠,CL2錠
- CoQ10(ユビキノール),Now,
- ビタミンC ,LE,
- ビタミンK2,Jrw
- ビタミンA (オプション)夕食後NaWay
ミネラル
- カルノシン酸亜鉛
- ピコリン酸亜鉛
- マグネシウム スレオネート SN
- マグネシウム・タウレート SN※スレオネートの代替品
- マグネシウム・キレート SN
- セレン
- ブラジリアンナッツ
- オロチン酸リチウム
- (代替) オロチン酸リチウム 液体ボトル※一滴の10-12分の1分割で摂取
脂質類
- DHA・EPA小粒 DHA・EPA 大粒 昼食後1錠 夕食後1錠
- DHA(単独) ※脳に重要なDHAのみの成分
- ホスファチジルコリン ・SG・CL・SN
- ホスファチジルセリン
- クリルオイル ※注文時期に注意 夏季の注文は錠剤が溶解していたという報告が多い
- ウリジン
- CDPコリン
ケトン・脂質代謝
- MCTオイル
- MCTオイル 液体
- ExV-ココナッツオイル
- アセチル-L-カルニチン
解毒系
- R体-αリポ酸
- グリシン ※楽天、Amazonなどで1kgパウダーを購入 約1200~1500円
- L-セリン パウダー
- N-アセチル-システイン LE,Now
- グルタチオン(舌下投与)
- グルタミンパウダー 他メーカー
- ミルクシスル
- オリーブリーフ
- EDTA
- チャコール
※ニコチンアミドリボシド、ウリジン、CDP-コリンは増量してみて改善が見られる場合は、予算が許される範囲で徐々に増量してみる。増量時の不穏症状に注意。
グルタチオンについて
- 順序としては、まずNアセチルシステインや内因性のグルタチオンを高める介入が費用対効果が高く、より安全であると考えられます。
- グルタチオンを直接投与の意義は、NACでは限界のある生理学的な用量を大きく超えてグルタチオン濃度を上昇させることにあります。したがって、グルタチオンの直接投与は微量である場合、その意義があまり大きくはないかもしれません。ベネフィットを得るためには高用量を投与することになり、高額となる傾向にあります。
- グルタチオンは比較的、体感を得やすい方法のひとつであるため、リニックで一度グルタチオンの静脈投与を受けてみることで、その恩恵があるかどうかを判断することができるかもしれません。
- 還元型グルタチオンの舌下投与は、特殊加工されたグルタチオンと比較して、価格が安く在庫が確保されていることに加えて、より高い脳への送達率とそれに伴う効果があることが研究で示されています。
- 還元型グルタチオンの舌下投与がより少量で脳機能への到達することから、経口用のグルタチオンを少量投与することで大幅にコストを抑えることができます(おそらく一桁程度)。
リポソームグルタチオンについて
- リポソームグルタチオンの効果の臨床的な証拠は限られています。理論上腸管で分解される可能性もあります。舌下投与が難しい場合には、リポソームグルタチオンが選択肢となるかもしれません。
- 自分でリポソーム化するのも選択肢かもしれません。自作のメリットは、例えばビタミンCなどグルタチオン以外のいくつかのサプリメント類も同時に作ってしまい、吸収率を高め、サプリメントに費やすコストを大幅に削減できることでしょう。
作用機序別
※多くのサプリメント、ハーブ類は複数の作用機序を有しており、以下の解毒系、抗アミロイド、抗酸化、抗炎症といった区別は、主要な効果として分類しています。
抗アミロイドβ・抗タウ
- トランス-レスベラトロール
- クルクミン ロングビーダ PL
- アシュワガンダ Now
- フォルスコリン
- フェルラ酸
抗酸化・抗炎症系
- アスタキサンチン CGN
- 緑茶カテキン(EGCG)
- PQQ
- メラトニン3mg
- メラトニン3mg トローチ(夜間の水分補給と尿意嫌って睡眠前サプリを摂取しない場合)
ホルモン系・神経保護
- プレグネノロン 50mg 他の海外通販サイトで購入できるかも。
- 低用量DHEA 5mg
- 一般用量DHEA 50-100mg 他の海外通販サイトで購入できるかも。
- エストラジオール 個人輸入(オエストロジェル)
1型関連(炎症性)
APOE4遺伝子保有者


重要度 高
- 炎症原因の除去(ウイルス・感染症・歯周病、腸内毒素症、ピロリ菌など)
- 14-16時間 断食
- より強い身体活動(PGC-1αの活性)(重要) 頻度×強度
- BFRトレーニング(加圧)
- BFRトレーニング(加圧)
- バルシクロビル(通常、個人輸入)※特に口唇ヘルペス、眼科帯状疱疹、ヘルペス陽性、ヘルペス疾患歴がある場合。1000mg×3回/日×7日間(一ヶ月に1サイクル)、長期的予防投与も検討します。・ヘルペス
- シロスタゾール 50-100mg (保険適応にて処方してもらえるかも・個人輸入)朝・R・R
- 高用量メラトニン 50-300mg
https://alzhacker.com/hsv/

- 脳内DHAを高めるいくつかの戦略(いずれかを選択または複数選択)
-
- DHAの高用量摂取(2g以上) 代替食品:サンマなどの青魚
- DHAの長期摂取(2年~)(脳内DHAの長い半減期)
- レゾPC形態のDHA摂取
- クリルオイルサプリメント
- クリルオイルの高用量摂取
- 新鮮な魚の卵 魚の卵摂取 すじこ(4.71g)、ししゃもの卵(2.29g)、いくら(2.20g)/100g中
脂質代謝の促進(上記と組み合わせる)
高い効果
- 運動
- 低用量ピオグリタゾン、テルミサルタン、フィブラート系
中程度の効果
- ブラッククミンシードオイル
- 緑茶、VitA、VD、クルクミン、etc
すべてを選択する必要はありませんが、組み合わせることで相加的効果が期待できます。
重要度 中
- ビタミンA+βカロテン
- ビタミンEの増量(1000-2000IU)後で血清VEをチェック・SG または400IUのビタミンEを2-3錠摂取 予防は400IU 未検査は800IUまで(一つのアイソフォームではなくαトコフェロールを中心に同族体が揃っているものを摂取すること)
- マインドフルネス瞑想
- ビタミンCの増量
- ニコチンパッチ
- ニコチンタブレット
重要度 並
- グルタミン
- レスベラトロールの増量 200mg/日
- アシュワガンダの増量
- 生姜
- ピルビン酸
慢性炎症の炎症指標(hs-CRP、IL-6、A/G比など)
除外診断後、慢性炎症の要因となる感染症・毒素などの治療、または除外できた場合。
重要度 高
- 低用量アスピリン 40-80mg/日 食後(DHA・EPAと組み合わせる)(胃潰瘍予防にテプレノンを処方) 使用期間が半年~1年を超える場合、炎症が抑えられていれば休止、または、週1~2回に切り替えます。
- リチウムの増量 5~10mg 短期間限定、様子を見ながら一ヶ月で中止
- クリルオイルの増量 2-3倍量 予算があれば高用量を継続
重要度 中
- ボズウェリア 300mg ハーブ系で最も高い抗炎症作用
- ブロメライン
- ケルセチン
- タルトチェリー
- イラクサの根
- Omegagenics SPM Active(入手難)リコード法推奨サプリメント ※低用量アスピリンとフィッシュオイルの組み合わせはSPMと類似する効果があります。
記憶障害対策
記憶障害を改善する特効薬のようなものは存在しません。記憶障害という症状自体が、アルツハイマー病同様、(ウェルニッケ脳症は除きます)複数の代謝的障害によって引き起こされていることが研究によって示されています。記憶回復への取り組みは実質リコード法による全体的な取り組みとほぼ同義となります。
記憶改善に特に重要な取り組みの一部掲げていますが、メマリーを摂取した、フペルジンAを摂取したというのでダメ、最小値の法則に基づくと、神経再生に必要な因子をすべて揃える必要があり、何か一つに穴があったり不足があると、ちょうど一部のアミノ酸の欠乏のように、その最低値が基準となってしまう。
記憶障害を改善するための介入研究では、運動・食事・睡眠の最適化による効果が示されています。これらは、それぞれがいずれも多因子に介入するアプローチであることは注目に値する。
海馬神経細胞は酸化ストレスや毒素などの影響も受けやすい脆弱な器官。毒素が関与している場合はまずその除去(環境からの暴露限を遠ざけることを含みます)を行わなければ、すべての記憶改善策は限定的なものとなるかもしれません。
記憶障害の改善
- 毒素の検査・解毒・回復処置
- 行動療法
- マインドフルネス瞑想、呼吸法、ヨガなど
- 孤独の回避・社交・環境エンリッチメント(EE)
- 社会的支援
- 身体活動
- 炎症因子を低下させる
- NF-κB
- IL-6
- 睡眠時の無酸素呼吸の検査と治療
- ケトンダイエット(特にインスリン抵抗性が高い場合)
- 神経ステロイド・ホルモンの最適化
- プレグネノロン、DHEA
- エストラジオール・プロゲステロン
- アンドロゲン、テストステロン
- 甲状腺ホルモン
- グルココルチコイド・ミネラルコルチコイド
- ビタミンDの最適化
- BDNF・NGFなどの神経成長因子の最適化
- 有酸素運動
- WCFC(フューチャー・シューティカル社) ・代替1 ・代替2(特許品ではありません)
- オタネニンジン(Panax Ginseng)天然化合物ではおそらくWCFCの次にBDNowを増強させる効果があります。
- 頭部・鼻腔LLLT(要改造)or(Vielight)
- HDACの阻害 バルプロ酸(通常用量の継続的摂取は脳萎縮リスクの可能性があります)
- エンドカンナビノイド
- 神経伝達物質の最適化
- アセチルコリン・神経の成長
- フペルジンA 100mcg (隔日朝摂取)
- CDP-コリン
- ビタミンB12
- NMDA、AMPA、興奮性アミノ酸の最適化
- セロトニン
- アセチルコリン・神経の成長
記憶障害改善サプリメントの一例
- バコパ・モンニエリ 90錠(45日分)
- フォルスコリン 60錠(60日分)・代替
- 高麗人参(ジンセノサイドRg1)
- ルテイン・ゼアキサンチン
- ビタミンB1(チアミン) 欠乏症の場合必須
- PDE5阻害剤(低用量 5-10%)
- バイアグラ(シルデナフィル)2-5mg
- シアリス(タダリス)1-2mg
- 天然物:イカリイン(限定的)
・WCFCは3ヶ月間使用後、有酸素運動と切り替えながら徐々にやめていく。
・フペルジンAは、アリセプト、ガランタミン、リバスチグミンを摂取していない場合のみ。摂取していてフペルジンAも摂取する場合は減薬が必要かも
https://alzhacker.com/faq-memory/


リコード法実行 2-3ヶ月後、記憶障害の改善が見られない
- フペルジンA 200mcg 120錠(120日分)朝摂取推奨
- 病院処方の認知症薬(AChE阻害薬)フペルジン200mcgに相当する用量を換算式にしたがって摂取
換算式
フペルジンA200mcg ≒ アリセプト2.2mg ≒ ガランタミン5.5mg ≒ リバスタッチ4mg?
フペルジンAについて
フペルジンAは病院で処方されるAchE阻害剤より、複合的な作用機序をもつことから理論的に効果的である可能性が示唆されています。しかし、その主要な作用メカニズムがAchE阻害剤であることから、処方薬と大きく異なるとは考えにくい。フペルジンAに置き換える必要性は予算と時間資源次第であり、過度にこだわる必要はないと考えています。むしろ、関心を持つべきは投与量かもしれません。
中期、末期におけるAChE阻害薬の利用方法についてはコウノメソッドを参考にしても良いかも。
関連記事


ヘルペスウイルス対策(重要)
- バラシクロビル(バルトレックス) 個人輸入
主な対象者
HSV1、HSV2血清検査(理想は脳脊髄液)陽性、ApoE4/4、眼部帯状疱疹歴、口唇ヘルペス歴
投与量
2g(1g×2回/日) 2週間後に3g(1.5g×2回/日)、4週間後に4g(2g×2回/日)、4g/ 日を1-2ヶ月継続、様子を見て下記の予防用量-1g/日に切り替えます。
予主な対象者
HSV1、HSV2未検査かつApoE4対立遺伝子が一つ以上ある。または帯状疱疹歴有り。
投与量
500mg/日を一週間投与、一週間オフの繰り返し
または、一ヶ月のうち一週間だけ1000mg(1-2回/日)投与
https://alzhacker.com/valacyclovir-approved-and-off-label-uses-for-the-treatment-of-herpes-virus-iNowections-in-immunocompetent-and-immunocompromised-adults/

https://alzhacker.com/hsv/
MCI・初期から改善後
アスピリン、イチョウ葉摂取に注意が必要な患者さん特性
- 血管機能の低下、脳梗塞を経験している
- 後期高齢者
- 他の血流促進剤を摂取しています。
- ミトコンドリア障害が大きいことが予想される3型(アスピリン)
- リーキーガット、腸管ダメージがあります(アスピリン)
- 特定の医薬の摂取(CYP2B6、CYP3A4の阻害)(イチョウ葉エキス)
- 認知症予防目的では40mg/日まで(アスピリン)
アスピリン摂取がおすすめの患者さん特性
- 炎症性、1型、ApoE4/4、MCI患者
- 女性(アスピリン)
- その他の血流促進剤、抗凝固剤、相互作用する薬剤を摂取していません。
- 若年性アルツハイマー病
- 血管機能に大きな問題がない
- DHAを摂取(アスピリンとの相乗効果による抗炎症作用)

高いホモシステイン

1.5型関連(糖代謝の障害)
重要度高
- 筋トレと有酸素運動に真剣に取り組みます。
- 骨へのインパクトがある運動 かかと落とし、階段下り、底の薄い靴を履く
- ケトフレックス12/3
- ケトンダイエットが著効する可能性(ケトン値を1.5以上に増加させます)
- 抗糖尿病薬 ピオグリタゾン・R・R
- メトホルミン
重要度中
- 検査:糖尿病で保険適応のFreeStyleリブレを利用。血糖値を高める原因の把握にとても有用
- 解毒:インスリン抵抗性は直接間接的に毒度が関連している可能性があるため、毒素の検査と解毒療法が重要となります。
- 寝る前の3時間の絶食
- R体αリポ酸の増量
- メラトニンの増量
- クロム 800mcg
重要度 並
- ベルベリンの摂取
- たんぽぽコーヒー
- バナジウム 200mcg
- クレアチン 2-3g
- シナモン 90mg-
- フェヌグリーク 500mg
- ギムネマシルベストルエキス
- バッチャーズブルーム 75mg
- ニガウリ 50mg-
2型関連(栄養因子の欠乏)
2型 運動不足・高齢者・一日の生活リズムが不規則 朝・午前中摂取
重要度高
- 複合的な運動(有酸素運動・骨への刺激、認知刺激、加圧(血流制限)、酸素濃度の変化、太陽を浴びる、オープンスキルなど)
- 重要なのはあなたのアイディア!
- 例1 社交ダンス(認知刺激+運動・社交+オープンスキル)
- 例2 肌を露出して日光を浴びながら屋外を早足で散歩(加圧・階段を降りる)
- 例3 高齢者向けパルクール
- 例4 酸素濃度の低い2000m以上の高い山登り
- 例5 HBOT後のエクササイズ
重要度中
重要度並
- ヤマブシタケ 90錠(30日分)orヤマブシタケ(代替)
- バッチャーズブルーム 200mg
- ゴツコラ
- ニコチンアミドリボシド(レスベラトロール含有)60錠(60-120日分)125-250mgで調整 250mg摂取では、(125mg摂取であっても疲労感などのネガティブ事象がある場合は)TMG 500mgとセットで摂取。MTHFR変異がある場合は特に。日本のAMAZONでもニコチンアミドリボシド(TRU NIAGEN )の取り扱いあり。高額サプリメントのため、経済事情が厳しい場合は省略して激しい運動で増加させます。裕福かつ運動量、強度が不足する場合は、1000mg程度まで様子を見ながら増加しても良いです。
女性・更年期障害有(特に閉経後) (女性は特に重要)
エストラジオール、プロゲステロンの検査
※女性高齢者はほぼ全員、リコード法の最適値に達していない
リコード法最適値以下かつ病院での入手が難しい場合↓
重要度高
- オエストロジェル(個人輸入)0.6-1.8gを朝二の腕に塗布 → 2ヶ月後検査&最適化
- プロゲステロン 錠剤(個人輸入) 100mg-200mg
- プロゲステロンクリーム(経口を推奨)
就寝前または夜間(一週間投与を継続し、一週間中止するオンオフサイクルを繰り返します)。必ずエストラジオールと併用すること。プロゲステロン塗布は、錠剤と異なり血清濃度を正しく反映しない可能性があり検査を行ってモニタリングを行う場合はコントロールがむずかしい。
BHRTを適切なタイミング(閉経直後)に行えば、閉経後発症した若年性アルツハイマー病患者さんの3割で発症を防ぐことができていた可能性が研究によって示唆されています。
高齢者においてエストラジオール、プロゲステロンのレベルがリコード法最適値内を下回る場合はそれぞれ適用。一般病院で処方される合成ステロイドホルモンは、神経保護作用を有していないため認知機能改善目的としては代替になりません。検査値が最適値に達するまで検査と増量を繰り返す必要があります。
ホルモン系
重要度高
- プレグネノロン リコード法目標値が大幅に高く設定されています。外部から補給していない場合、おそらく患者さん全員が目標値に対して不足しています。つまり、目標値を目指すには全員が無条件に接種する必要があり、また目標値に届かせるためには100mg-以上の摂取を必要とする可能性が高いです。
朝と昼に分けて摂取。夜寝る前はは25-50mgまで。海外のマイナーなサプリメント通販会社で購入できるという報告をもらっています。孤独な生活を送っている人の脳内とプレグネノロンの低下には関連性があります。 - DHEA 目標値が新著で下方修正されています。多くの認知症患者さんで必要とするホルモンのひとつではありますが、代謝により個人差が生じやすいため検査による最適化が必要。運動を加えることも重要。
難聴・聴覚障害・老人性難聴(Presbycusis)
- 内因性損傷(sociocusis) 日常生活での騒音暴露の軽減
- 外因性損傷(Nosocusis) 食習慣、喫煙、糖尿病、高血圧
- 補聴器
- 人工内耳
- 難聴リハビリテーション
- コエンザイムQ10
- 抗酸化剤

3型関連(毒素・感染症)



カビ毒(3型で最も重要な検査)
遺伝子検査でApoE3保有者であった場合など3型のタイプが疑われる要素がある場合、カビ毒の検査は必須。(偽陰性を回避するために検査前にキレート剤を摂取)
カビ毒関連の曝露があり、そもそもサプリメントも受け付けられない患者さんもいます。この場合、大きくリコード法の治療手順が変わる。
まず、視覚コントラスト感受性検査(VCS検査)で、カビ毒のスクリーニングを行います。
陽性 サプリメントは解毒が終わるまで原則控えるか、悪化するかどうかの様子を見極めながらごくごく低用量から始める。
カビ毒が疑われる患者さんの必読書(特に3章)
https://alzhacker.com/toxic-heal-your-body-chapter1-why-would-anyone-want-to-read-this-book/
カビ毒の検査(GPL-MycoTox)
カビ毒の本検査 カビ毒症状が疑われる場合必ず受けておく。
カビ毒の検査(GPL-MycoTox)が受けれる病院を見つけ出し検査を行い、カビ種を特定します。偽陰性が多く検査精度を高めるために検査4~7日前からリポソームグルタチオン500mg×2-3回/日を摂取します)リポソームグルタチオンが難しければ、次点でNACや、通常のグルタチオンを利用します。
- HEPAフィルター空気清浄機を「各居室」に設置(特に寝室)
HEPA空気清浄機の選び方:高性能、高価なブランド機種を1台買うよりは、安価な機種を複数台を複数の部屋に分散させて設置したほうがより効果的。効率的に空気を清浄にするためには空気の流れが重要であり、室内の空気を対流させるファンに投資したほうが良いかもしれません。(寝室に設置する機種は、静音のタイプに予算を割り当てる価値はあります)
副鼻腔炎がある・MARCoNS陽性
MARCoNS(以下のいずれか)
- コロイダルシルバー鼻腔スプレー(バイオフィルムを破壊)
※コロイダルスプレーは一日数回 10日間で一旦中止。
- Restore鼻腔スプレー リコード法書籍で推奨のスプレー
- XLEAR鼻腔スプレー
- BIOCIDIN
- または、乳酸菌を使ってセルフ鼻うがい
一回2噴霧/3回/日 3-4ヶ月継続後再検査
・副鼻腔炎=MARCoNSではありません。リコード法では鼻咽頭の培養検査で陽性である場合に適用。ここでは副鼻腔炎がある場合のMARCoNSリスクを考え、鼻腔スプレーの低リスク、低コストから保険的に設定しています。
真菌
どの薬剤を用いるかは真菌の種類に依存します。
biotoxinjourney.com/nasal-antifungals/
イトラコナゾール、ケトコナゾール、アムホテリシンBの鼻腔噴霧
未検査・副鼻腔炎あり
副鼻腔炎またはVCS検査陽性の患者さんで、鼻腔咽頭検査を行なっていない場合は以下を使用。(リコード方医推奨)
- XLEAR鼻腔スプレー
大気汚染が懸念される地域に居住
重要度中(人によって高)
- PM2.5に対応のHEPA空気清浄機を「各居室」に設置(特に寝室)

歯周病・口腔衛生に問題がある
重要度中
- 根管治療(重要)
- 歯磨き(電動歯ブラシがより好ましいかも)
- フロッシング(ウォーターピックがより好ましいかも)
- マウスウォッシュ(エッセンシャルオイル・ココナッツオイル、重曹水、緑茶など)
- スケーリングとルートプレーニング
- S. サリバリウス BLIS M18
- S. サリバリウス K12
- 強度の高い運動
- メトホルミン局所適用


免疫系のリセット
重要度高
低用量ナルトレキソン
購入&利用方法には大きく3つ
- 低用量ナルトレキソンを扱う病院で処方してもらう(高額)
- 個人輸入で、低用量ナルトレキソン錠剤を購入
- 個人輸入で、高用量ナルトレキソン(50mg)を購入し分割(超安価)
1よりも2が、2よりも3がよりスキルを要するが、費用もまた一つ下がるごとにおおよそ一桁安い価格で実行可能となります。
利用方法
- 1mgからスタート(摂取は原則朝)
- 一週間継続、異常が感じられなければ、0.2mgを2~3日おきに増量
- 最大で3mgまで増量。効果を最も感じたところで、その量を維持します。
- 個人差が大きく、4mgを必要とする患者さんもいれば、1mgで十分と考える患者さんもいます。また、隔日、3日おきの摂取が良いと考える利用者もいます。適切な量を見つけるまで試行錯誤が必要。
リーキーガット・腸内細菌叢のアンバランスの是正(4つのR)
腸管、腸内環境はおそらく体内で最も複雑な影響を受ける臓器と言ってもいいです。運動、睡眠、食事、ストレス、解毒などのリコード法治療プロトコルのほとんどすべてが、腸内環境と相互に影響しあっています。そのため、腸内環境だけを改善しようと、例えばプロバイオティクスサプリメントをせっせと摂取しても、生活全体の改善が伴わない場合、その効果は非常に限定的なものとなります。

1. 害のあるものを取り除きます(REMOVE)
- グルテン(小麦)を避けます(tTG抗体のチェック)
- 穀物、豆類は圧力鍋で、そうでない場合治療中は避ける
- 砂糖、乳製品は極力避けます。
- 治療中はアルコール、ビールを避ける
- 医薬、NSAID、制酸剤、PPIなどの薬の中止を医師に相談します
- ストレス軽減策
- アレルギー食品の検査と除去
2. 欠乏成分を補充します(REPLACE)
- 消化酵素(炎症の抑制)
- ベタイン/ベタイン・ペプシン
- 胆汁酸
3. 菌の接種と回復(REINOCULATE)
- 発酵食品 味噌、麹、キムチ、ピクルス、ザワークラウト
- アップルサイダービネガー(酢酸)
- グリーンバナナ(酪酸塩)
- ココナッツオイル(カプリル酸)
- サイリウムパウダー または サイリウムカプセル
- PGXパウダー150g または PGXカプセル 180錠
- プロバイオティクス(選択)
- プロバイオティクス(多菌種)・Now
- プロバイオティクス(多菌種)LE/GI
- プロバイオティクス(多菌種)LE/フローラアシスト
- プロバイオティクス(多菌種)マコーラ博士
- ラクトバチルス・プラントラム
- プリマドルフィス・ロイテリ
- 潰瘍性大腸炎 → VSLl#3 プロバイオティクス
ひどいリーキガットを抱えている場合、プロバイオティクスを摂取すると逆に悪化する可能性があるため、最初は発酵食品や繊維質の野菜などで改善を目指す。改善してからの腸内環境メンテ。
発酵食品等で補え改善されるのであればプロバイオティクスは不要
プロバイオティクスには相性があります。腸内環境を悪化させる可能性もあるため様子を見ながら摂取していく。SIBOなどでは複合菌種が合わない可能性があります。
4.修復します(REPAIR)
- コラーゲンペプチド
- L-グルタミン
- 百草丸(ベルベリン、甘草を含有)
- ケルセチン(ヒスタミン反応の抑制)
- コロストラム(多くの腸修復タンパク質・抗体・酵素)
- ニレの樹皮(IBSなどの消化器症状で使われてきた伝統薬)
- マシュマロルート
- アロエベラ
- 栄養素(マグネシウム、亜鉛、DHA・EPA、ビタミンA・C・E)
5.代替プロトコル (REPLACEMENT)
1-4のプロトコルで改善しない場合は低FODMAPsダイエット、SIBO対策、ガンドリープロトコルをそれぞれ試してみる。

有害金属過剰(主に水銀・ヒ素)
毛髪の水銀・ヒ素レベルが高いです。
- お米のカドミウムに注意(産地による)
- チョコレートの鉛に注意(南米産は回避)
- アマルガムのチェックと除去(尿中水銀値を調べる)
- 大型魚は厳禁、中型魚も週2回までに留める
重要度高
- 起床後の蒸留水(純水)、次点で白湯を一杯飲みます。200-400cc
- サウナ(理想 20分×5回/週)
- 亜鉛の増量50mg/日(3ヶ月後に血清亜鉛検査)
重要度中
- コリアンダー、ブロッコリースプラウト、低温加熱にんにく
- バコパ
- クロレラ(クロレラはカビ毒曝露がある場合、注意してごく少量から使います)
- タウリン ・Now 1000mg・Now 500mg 2-3g/日
- テプレノン (胃腸薬 & HSP増強剤)
デトックス期間中のみ
- カフェイン(コーヒーでも可)
- 高用量R体αリポ酸300-600mg(1-4錠)
- EDTA 空腹時 1-2錠/日(長期的な継続が必要)
- メラトニンの増量 10mg/日
- N-アセチルシステインの増量
- 空腹時にアセチル-L-グルタチオン or リポソームグルタチオンを加える(30分後にクロレラまたは吸着作用のある食品を摂取)
- 亜鉛の増量50mg/日(3ヶ月後に血清亜鉛検査)
- セレニウム 200-400mcgまで増量
水銀レベルが著しく高い場合
- 上記のプロトコル
- QSS社の水銀キレート(高額)
- DMSA(水銀検査を行った病院で処方してもらえるかも)
- チオラ錠(水銀レベルが高い場合は国内保険適用または個人輸入)費用対効果が高いです。
チオラ錠は水銀の脳への再分布を避けるため、少量から始めていく。
DMSA、DMPSを先に行うか、併用するとリスクは低減できます。

血清フェリチンが高い
目標値 女性:10~20、男性:20~50
鉄対策A
血清フェリチンが60を超えています。(血清鉄・TIBC・炎症によるフェリチン上昇要因が除外できます)
- R体αリポ酸の増量 100-200mg×2/日(できれば空腹時)
- ラクトフェリン
- EGCGまたは緑茶を毎食後
- 鉄制限食
- アンジェリカ/ドンクアイ(ヘプシジン阻害剤)経口投与
鉄対策B
血清フェリチンが100-150を超えています。(血清鉄・TIBC・炎症によるフェリチン上昇要因が除外できます) 鉄対策Aに加えて
- 献血または瀉血(可能であれば)
- R体αリポ酸の増量(鉄対策A+B)200-300mg×2/日(空腹時が効果的)
- ラクトフェリンの増量
- ビタミンDの増量
- フェルラ酸の増量
- アンジェリカ/ドンクアイ(ヘプシジン阻害剤)舌下投与
- 鉄キレート剤、デフェラシロックス 個人輸入 100mg/日
AChE阻害薬を摂取している場合は、フペルジンAへの変更を検討
鉄枯渇と補給のサイクル
60以下に達したら鉄キレートをゆるめ、キレート日5-10日+鉄を含む食事2-4日のサイクルを繰り返します。目標値40-60(一時的であれば20まで下がってもOK)、
50あたりを中心にフェリチン値は15-80あたりの範囲で周期的に高低の変動をもたせることで、鉄ホメオスタシスを活性化させ、より鉄の分布以上、蓄積リスクを低減させることができると考えています。
パーキンソン病では50以上を目指す。
血清フェリチンが低い
鉄補充の前に、カビ毒、真菌などの感染症を疑います。
4型 血管性認知症
重要度高
- 高強度の運動
- MRIで脳内の微小出血がなければ、1型と同じプロトコルを採用 (炎症対策)
- パルミチン酸ビタミンC、リポソームビタミンCのどちらか、または両方を加えます。リポソームVCは、腸内で分解されてしまい、思われているほど効果がないという意見もあります。
- ApoE4/4ではない → オメガ3を増量
- LDL-pが高い → ナイアシン療法 0.5-2g/日または隔日 (ナイアシン療法を学習してから行う、NAFLD、糖尿病では量、頻度を減らす。)
重要度中
- ビートルート 275mg
- イチョウ葉 120mg
- ルテイン 20mg + ゼアキサンチン
- リコピン 2mg
- アイブライト 100mg
- ビルベリー + キャロットパウダー + ビタミンA

5型 外傷性脳損傷+認知症
重要度高
- LLLT
重要度中
- ビンポセチン 20mg
- ジンジャー 50mg
- イチョウ葉エキス 120mg
- ヒューペルジンA 20mg

タウをターゲットとする治療


ストレスリリーフ

温熱療法

HPA軸
https://alzhacker.com/a-tilted-axis-maladaptive-iNowlammation-and-hpa-axis-dysfunction-contribute-to-consequences-of-tbi/
個人輸入サイト
オオサカ堂、JISA、kusuriya3、空詩堂、KAIGAI-DRUG、JapanRX、IAS-Japanなど
オプション選択は、アルサプの標準版に加えて摂取するものとして、提案しています。例えばリーキーガットの修復にカルノシン酸亜鉛は推奨されますが、アルサプにすでに含まれているためオプション自体には含めていません。
記載の用量は目安用量のため、サプリメントの内容量とは必ずしも一致していません。
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