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サプリメントを多く摂取することの重要性と合理的理由

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はじめに

チームワークで働くサプリメント

多すぎるサプリメント?

サプリメントリストを見た方のおそらく全員が「数が多すぎる」「こんなにたくさんのサプリメントを摂るとかえって悪くなるに違いない」と思われるだろう。

すべて異なる役割がある

リコード法、またはアルサプのサプリメントのほぼすべてが異なるメカニズムをもっておりチームワークとして働く。

アルツハイマー病を多因子疾患として捉えるのか、単一の因子によって生じる病気なのかで話はまったく違ってくる。

もし、アルツハイマー病が一つの原因で生じる種類の病気であれば、、例えば細菌感染が原因で発症したのであれば細菌をやっつけるための抗生物質をひとつとれば、それだけで解決がつくかもしれない。

3つの工具しか使えない車の修理工場

これがもし車だったら、例えば車のエンジンプラグが劣化したのなら、そこだけ交換すればいい。しかし、もしメンテナンスもろくにせず寿命限界まで走って、あちこちガタがきた車だとしたらどうだろうか?

何十万kmも走った車を修理工場にもっていって「修理に使う部品と工具は3つだけにしてほしい」と、あなたは言うだろうか?

そう言われて仕方がなく、タイヤの空気圧を見て、ブレーキオイルとエンジンオイルだけ交換した車のようなものだ。

相変わらずエンジンからはカラカラと異音がし、タイヤの溝は擦り切れ、排気ガスは真っ黒なまま。。

加齢を止める一つの薬はありえるだろうか?

アルツハイマー病リスクを高める原因はアミロイドβだとかタウだとか言われたりするが、実は研究者の間で合意がとれている唯一のアルツハイマー病リスク因子は「アミロイドβ」でも「タウ」でもなく「加齢」だ。

そして加齢の原因は諸説ありまだわかっていないが、多くの研究者で合意がある見解は加齢に伴う生物学的な機能低下には複数の要因が介在しているということだ。

アミロイドβ仮説が間違っている30の理由

種類や数の多さで考えることの無意味さ

基本栄養素が大半

リコード法、アルサプで用いられている個々のサプリメントを眺めると、その多くはビタミン・ミネラル・脂質などの食事から得る基本栄養素だ。

ハーブ類も一部含まれるが、全体としてはそれほど多くの割合を占めない。

一般健常者とは異なるアルツハイマー病患者さんの特異的な栄養欠乏の証拠に従って各ビタミンをそれぞれ選んで摂取している。

その中でアルツハイマー病患者さんで、欠乏しやすい栄養素を組み合わせて再構成したものにすぎない。

そこでサプリメントを何種類摂るのか、ということにこだわるのは意味がなく、必要なものを揃えていった結果にすぎない。

そして、アルツハイマー病の多岐にわたる因子を理解し、その穴を埋めていこうとするなら、どんなに少なく見積もっても、ほぼ必然的に数十種類までに達する。

マルチビタミンは、20種類摂取していると考えるか?

しかし、通常マルチビタミンをひとつ摂れば20種類の栄養成分を摂ったことになる。

マルチビタミンは、きっとそれぞれ成分量が少なく設定されているからと考える人もいると思うが、単体のサプリメントはそのままの成分だと錠剤のサイズが小さすぎるため、飲みやすいようにかさ増ししている。

成分量は栄養素を単独で摂ろうとマルチビタミン・ミネラルの形態で摂ろうと大きくは変わらない。

抑肝散は、7種類摂取していると考えるか?

認知症患者の周辺症状改善に定番の抑肝散も、7つの生薬が含まれているが、これを摂取したからといって、「7種類も摂取している!」とは普通考えないだろう。

食事は重要だが何かとむずかしい

食事ではダメなのか?

よくある疑問は「食事から得る栄養じゃダメなのか?」というものだ。

食事は守備範囲の広さ(特異性の低さ)から、ヘルシーフードピラミッドに基づいて、バランス良く食材を選択すれば、健康な人にとっては栄養バランスがある程度整うという最大公約数的なメリットがある。

食事が基本であることは間違いないのだが、すでに述べたようにアルツハイマー病患者さんの不足栄養素は健常者のそれとは大きく異なる。

アルツハイマー病発症後では非現実的

例えば、アルツハイマー病患者さんでは深刻な亜鉛欠乏が指摘されている。その亜鉛を食事で補うために亜鉛が高濃度に含まれている牡蠣を食べる必要がある。毎日牡蠣を食べることができる人ならそれでもいいだろう。。

臨床的に効果があるとされるアスタキサンチンの用量を摂取するには、赤鮭を毎日最低3切れは食べる必要がある。汚染の問題があるため天然の新鮮な赤鮭を入手しなければならない。それが可能ならそれもいいだろう。。

インド人の低いアルツハイマー病発症率にはカレー(クルクミン)を食べていることが関連している。しかし彼らは子供の頃から何十年とカレーを食べてきての予防効果だ。10分の1以下の抗認知症効果でも良いと言うならクルクミン製剤ではなくカレーでもいいだろう。。

食事では困難なリコード法サプリ

リコード法では食事(ケトフレックス12/3)は治療の中心となるアプローチのひとつだ。可能な限り必要な栄養素が食事から得られるように考えられてデザインされている。

つまりリコード法のサプリメントは、食事でも可能な栄養素ではなく、食事ではむずかしいまたは有効量に達しにくい栄養成分を主体に構成されている。

アルサプに関しては、もう少し現代社会の食生活に即して食事で摂れなくもないが、コスト面や過剰リスクの低さなど、また国による食材の入手性の違いなども考慮した上で変更を加えている。

予防段階なら食事だけでも可能ではありうるが、ただそのために要する時間コスト、金銭コストが、現在日本でごく一般的な社会生活を送っている人たちにとって、見合うかどうかというと微妙でありその選択は思想的問題のようにも感じられる。

自然主義的な思想は自分も持っておりエコロジカルな社会を理想としたいが、われわれはわれわれが考えているほど自然な環境に住んでいるわけではないことは考慮すべきだ。中途半端な自然主義は身を滅ぼす。

遺伝的要因は食事では解決できない

また栄養素も単に欠乏を補う目的だけではなく、積極的に改善を目指すために強化加工しているものも含む。

例えば、MTHFR遺伝子の変異を抱えている人では、通常の食事からの摂取できる葉酸ではメチレーション代謝が正常レベルで行われないため、潜在的に多くの病気になる可能性を抱えている。

そういうケースなどでは病気を抱えているかどうかに関係なく、活性型の葉酸を摂取することが望まれる。これは食品・食事からの補給は不可能。

現代食は本当に安全か?

我々が普段食べている自然に見える農産物もたかが50年前と比べてでさえ、想像されている以上に汚染、栄養の欠乏、遺伝子改良などによって異なるものとなっており、普段の食事が長期的にわたって安全性を保障する確かな証拠があるわけではない。

大量のサプリメントを長期的に摂取することに対しての確かな医学的裏付けがないのは確かだが、それは現在の食事についても全く同じだ。

健康な長寿高齢者が摂取している食べ物を調査した疫学研究でも、それは当時の汚染されていない食材を食べてきた結果であって近所のスーパーで買ってきた食材ではない!

健康長寿者が海産物をたくさん食べているからといって、ひじきや海藻類を食べてヒ素過剰症になってしまった人を何人も知っている。。

馬に乗って生活したい人がいるのならそうすればいいと思う。だが生命の危険が迫っているときに救急車を拒否することがそれほど賢明な対応だとは思えない。

副作用

単一サプリメントの過剰摂取による害との混同

これまであったサプリメントの過剰摂取による副作用の症例の多くは、単一の化合物または一種類のハーブなどを意図的、または誤って大量に摂取したケースだ。

にんにくを一人が3kg食べれば、やはりどこかおかしくなるだろう。しかし食事からの供給だと、それだけ食べることはない、その前に吐き気などで自然とストップがかかるからだ。

サプリメントでは濃縮され錠剤となっているため、知識なく摂取すれば自然に摂取する量を超えて過剰になりやすい。また数が多くなれば単純に確率論的にリスクは高まる。

そのため個々の品質や摂取量に関してはそれだけ気を配る必要がある。

臨床的な裏付け

組み合わせの際のという証拠はないにしても、個々のサプリメントほぼすべてにヒトでの臨床データが存在し、少なくとも薬物アレルギーがある、他の疾患への影響などの例外的なケースを除けば、個々の摂取量は論文からのデータにそって控えめに設定されている。

サプリメントに精通している人なら、少なくとも基本のサプリメント構成は、きわめて保守的な摂取量を選択をしていることを理解してもらえるだろう。

ちなみに、自分も昔は、「あまりサプリをじゃらじゃらと飲ませるのもなー」とか最初の頃思っていたが、結局振り返ると、その根拠のない世間的な常識をもっていた間が、母の病状が一番進行した時期でもあった。

複合栄養素タイプのサプリメントが難しい理由

アルツハイマー病患者の異なる栄養欠乏プロファイル

マルチビタミン・ミネラルを利用して数を減らすというのでは駄目なのかという問い合わせも多く、過去に検討してみたこともある。

しかし、そもそもアルツハイマー病患者さんの必要な栄養プロファイルは、一般健常者のありがちな必要栄養素とは異なるため、一般向けに作られたマルチビタミン・ミネラルでは効果がないわけでもないが、やはり最適だとは言えない。

アルツハイマー病患者の特異的な栄養欠乏

アルツハイマー病患者脳/脳脊髄液の低い栄養利用能  DHA、コリン、ビタミンB 12 、葉酸、ビタミンC、ビタミンE アルツハイマー病患者は、健常者とは異なる特定の栄養バランスを必要とする可能性を示唆する。

www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352873717300409

複数の栄養を含むミックスサプリメントを中心に構成すれば4~5種類ほどは削減できるのだが、その割にコストが高くつく。

複合栄養素サプリメントであるSouvenaidはアルサプに含まれる成分の2~3割が含まれているにすぎない。

そのことによって7~8種類分の錠剤をまとめることができはするが、錠剤なら一ヶ月あたり5000円以下ですむものが3万円を超えてしまうことになる。。

複合栄養素のサプリメントは何かと不都合が多い、、

低い品質

マルチビタミンに含まれる個々のビタミン、ミネラルのクオリティーが全般的に低いという致命的なデメリットがある。

高価格・高品質のマルチビタミン・ミネラルを摂取しても、個々の適切なアイソザイムだったり、目的に応じてキレート加工されたビタミン・ミネラルを揃えていくレベルには及ばない。

そして単体で揃えたビタミン・ミネラルよりも品質が下がるにもかかわらず、費用はより高いものになってしまう。

調整ができない

また、複合栄養素では必要な成分が適切には摂取できないだけでなく、後でリコード法の検査行って、サプリメントを増やしたり減らしたりする必要が生じた際にセットメニューのため調整もほとんど不可能だ。

売り切れの代替がない

加えて、ここで紹介しているサプリメントの売り切れ、在庫切れも少なくない頻度で発生する。これが単体の栄養素であれば他のメーカーに切り替えるだけですむのだが、複合タイプだと信頼性のある代替サプリメントを探すのが難しくなる。(実際アルサプ<簡易版>でそれが起きている)

ペンチやドライバーが一つになったマルチツールでクルマの修理をできなくはないが、、

「army knife」の画像検索結果
自作するしかないアルツハイマー病専用マルチビタミン

アルツハイマー病患者さん向けのマルチツール、つまり最適化されたマルチビタミン・ミネラル&ハーブがあればいいのだが、まだ世の中には登場していないため、アレンジした結果、数量としては増えてしまっていると考えてほしい。

とはいえ、そのために摂らないというのでは元も子もないので、どうしても少なくなければダメ!という方のためアルサプ<簡易版>を用意している。

AHNPコンパウンド(複合)サプリメント(予定)

ブレデセン博士らグループはリコード法の活動は行ってきたが、サプリメントに関して、またその他の商品販売ビジネスには関わらず治療方法を提案していた。

お医者さんが自身の治療法を論文で発表しサプリメントを販売するということ自体は法律的に問題があるわけではないが、医療エビデンスの世界では利益相反行為として赤旗が上がってしまう側面があるからだ。

しかし、大量かつ品質と調整が必要なサプリメントを、認知症患者さんや介護者の方が管理することが困難なのは、アメリカのリコード法実践者の間でも同様であり同じ問題に直面している。

LifeSeasons タイプ別RECODEサプリメント

そこで、ようやく基本セットとサブタイプに別れたコンパウンドサプリメントがLifeSeasonsからRECODEサプリメントとして販売されることとなった。

ただ記事を読む限り個人個人に細かく最適化されているわけではなさそうだ。

購入にAHNPとの契約が必要なのか、アメリカ在住者でなければ利用できないのか、コスト的にどうなのか、まだよくわかっていないが、アメリカに友人なのどつてがいる方は将来的に検討してみるとよいだろう。

lifeseasons.com/recode-protocol-for-alzheimers

新しい文化の到来まで

これらのサプリメントが日本にいずれ上陸するか、それよりも先にどこかのメーカーが作り始めるかそれはわからないが、今のグローバルな時代の変化の速さを考えれば、日本で入手可能になるのに、例えば5年以上の月日がかかることはおそらくないだろう。

大量の錠剤の摂取の手間暇、感情的な抵抗感に関しては、いずれそれほど遠くない日に解消される時がくると予測されるため、今は黎明期であると割り切って我々の感性を変えていくほうが現実的であろう。

サプリメントだけではもちろんダメ

認知症から改善したサリーのリコード法プログラム

サリーに必要な改善プログラムはサプリメント・より多くの睡眠・運動・そしてストレスを減らすこと。