タウ標的 14の治療アプローチと95の治療方法(認知症・神経変性疾患)

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タウオパチーへの神経保護アプローチ

 
 
タウのメカニズム

1. 過剰リン酸化タウの阻害

アルツハイマー病患者の脳にあるタウは、同年齢の健常者と比べて4~5倍高い。この増加分はすべてリン酸化されたタウ。

タウキナーゼとタウホスファターゼ不均衡を改善

キナーゼとホスファターゼとのバランスが崩れていることが、タウタンパク質の過剰なリン酸化の原因。

タウキナーゼの過剰なアップレギュレーション、タウホスファターゼの過剰なダウンレギュレーションがリン酸化に寄与し得る

リン酸化タウ阻害剤単独投与の臨床試験はフェーズ2で2件失敗している。

タウのリン酸化 キナーゼ 
  • GSK-3β  グリコーゲン合成酵素キナーゼ3
  • CDK5 サイクリン依存性キナーゼ5
  • PKA cAMP依存性プロテインキナーゼ
  • CaMKII カルシウム/カルモジュリン依存性キナーゼII

プロテインキナーゼ阻害剤(チデグルシブ、バルプロ酸、リチウム、L-NBP)

タウの脱リン酸化 フォスファターゼ・酵素
  • PP2Aの活性
  • Pin1活性の適正化 https://en.wikipedia.org/wiki/PIN1#Activation

プロテインホスファターゼ(PP2A)の活性

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)を増やす

インスリン分泌を促進するホルモンにはGIPとGLP-1の2つがある。

GLP-1は、糖化最終生成物によって誘発されたタウタンパクの過剰リン酸化から海馬ニューロンを保護する。

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GLP-1増加ハーブ・化合物
  • レジスタントスターチ
  • 酪酸
  • ペクチン
  • オリーブリーフ
  • オリーブオイル
  • シナモン
  • ベルベリン
  • レスベラトロール
  • ベリー
  • 柑橘類
  • 地中海ダイエット

体温の低下を防ぐ

低体温はリン酸化タウを増加させる。

Temperature and toxic Tau in Alzheimer's disease: new insights
Alzheimer's disease (AD), the most common dementia in the elderly, is characterized by cognitive impairment and severe autonomic symptoms such as disturbance in

リチウム

リチウム

GSK-3β、JNKはタウ蛋白をリン酸化する酵素。リチウムがGSK-3βを抑制する。

PubMed
Soluble forms of tau are toxic in Alzheimer’s disease
Accumulation of neurofibrillary tangles (NFT), intracellular inclusions of fibrillar forms of tau, is a hallmark of Alzheimer Disease. NFT have been considered

リン酸化タウを減少させる化合物

リファンピシン

リファンピシン

セレノメチオニン

セレノメチオニンをADマウスへ投与、タウの総量とタウの過剰リン酸化が減少、

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葉酸
葉酸は、糖尿病マウスにおけるPP2Aメチル化を調節することによってタウタンパクのリン酸化を低下させる。
PubMed
ブドウ種子由来ポリフェノール
PubMed
セージ

セージに含まれるロスマリン酸

PubMed

タンノシン

サフラワーイエロー

サフラワーイエロー(ベニバナから取れるベニバナ黄色素類)はマウスの損なわれた認識能力を改善し、タウタンパクのリン酸化を減少させる。

PubMed
カプサイシン
カプサイシンは2型糖尿病ラットの海馬のリン酸化タウを減少させる。
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デカフェのグリーンコーヒー

グリーンコーヒーがタウ病変を有する2型糖尿病マウスの認知機能、運動能力を改善

Green coffee as a novel agent for Alzheimer’s disease prevention by attenuating diabetes
AbstractDiabetes type 2, caused mainly by insulin resistance, is growing in incidence worldwide. In addition to being a major public health concern, type 2 diab
熟成にんにく

熟成にんにく抽出物の硫黄含有成分(S-アリル-システイン)、ジアリルジスルフィドの高アミロイド、抗タウもつれ、抗炎症効果

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朝鮮人参

PP2A活性によるマウスのタウ過剰リン酸化の減少

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若いココナッツのジュース(エストロゲン)

若いココナッツのジュース(4週間)には、エストロゲン様成分が含まれており、抗タウ作用を含めた、閉経後女性のアルツハイマー病の病状を有意に低下させる作用を有する。

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有酸素運動

軽度の糖尿病を有する軽度認知障害の高齢者(55~89歳)の45~60分間、週4回(6ヶ月間)の有酸素運動(HRR70-80%)は、脊髄液中の総タウおよびリン酸化タウレベルを有意に低下させた。

プロトコルの遵守率は92%であり、特に70歳以上の高齢者でより大幅なタウレベルの低下を示した。

Alzheimer's & Dementia
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タウパチーマウスモデルのトレッドミル運動は、脊髄中の総リン酸化タウ、可溶性リン酸化タウを有意に減少させる。しかし、海馬および皮質の可溶性タウ、不溶性タウは12週間の運動では軽減できなかった。

Long-term treadmill exercise attenuates tau pathology in P301S tau transgenic mice
Recent epidemiological evidence suggests that modifying lifestyle by increasing physical activity could be a non-pharmacological approach to improving symptoms
腹膜透析

腹膜透析は、過剰リン酸化タウを軽減させる。

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深部脳刺激(DBS)

嗅内皮質への持続的な脳深部刺激は、ADマウス皮質総タウおよびリン酸化タウを有意に減少させる。

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2. 異常修飾タウタンパクの阻害

クルクミン
ポリフェノール

フェノチアジン、ポリエンマクロライド、ポルフィリン

ミリセチン

ヤマモモの根の樹皮(Myrica cerifera)に含まれるフラボノイド、ミリセチンおよびミリシトリン、ジアリールヘプタノイド、ミリカノールの強力な抗タウ作用。

PubMed

タウアセチル化の阻害

サルサレート

非ステロイド系抗炎症薬であるサルサレートによるアセチル化の阻止はマウスの認知機能を保持し、病理学的な改善につながった。治療中の2〜3ヶ月は海馬の体積を保持し、神経原線維変化(NFT)の数を3分の2まで減らした。

サルサレート 9mg/kg マウスの最小有効量

臨床試験 150~250mg/day

HDAC6阻害剤
Acetylation: a new key to unlock tau’s role in neurodegeneration
The identification of tau protein as a major constituent of neurofibrillary tangles spurred considerable effort devoted to identifying and validating pathways t

タウグリコシル化の阻害

グリコシドヒドロラーゼ(O-GlcNAcase)阻害剤 チアメットG

タウリン酸化の抑制

糖質制限

https://www.pnas.org/content/111/13/4940
AGE糖化反応の抑制
  • ケンフェロール
  • ゲニステイン
  • ケルシトリン
  • ケルセチン
  • ビタミンC
  • EGCG
  • 身体活動
The role of glycation in the pathogenesis of aging and its prevention through herbal products and physical exercise
Advanced glycation end products (AGEs) are non-enzymatic modifications of proteins or lipids after exposure to sugars. In this review, the glycation process and
  • 加工食品、ファーストフードを避ける
  • 低温調理
  • 低pH、酸性pH調理
  • グリオキサラーゼ系の活性(Nrf2、グルタチオン)
  • アスピリン
  • ピリドキサミン
  • バーム
  • ミント
  • 紅茶
  • 緑茶
  • セージ
Advanced glycation End-products (AGEs): an emerging concern for processed food industries
The global food industry is expected to increase more than US $ 7 trillion by 2014. This rise in processed food sector shows that more and more people are diver
AGE 食事・台所での対策
  • 高温での調理を避け、低温度で調理する。
  • フライパン、グリル、焙煎よりも蒸し、煮込み、煮込み、ゆでる調理法を用いる。
  • 食材が褐色にならないように。
  • 調理中の食材の温度が高かったり、水分が少ないとdAGEレベルは増加する。
  • フェノール系酸化防止剤(豆など)は、AGEの形成を抑制することがある。
  • 酢、レモン汁などの酸性化させる食材を加えると、AGEレベルは下がる。
  • 緑茶はAGEの形成を阻害する。
  • できるだけ新鮮な食品を料理する。
  • 外食ではなく家で食事をする。

3. タウ凝集の阻害

PHF・NFT形成の阻害

EGCG(緑茶カテキン)
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タウフィラメントの形成阻害

PubMed

オーロファジーアダプターたんぱく質NDP52およびp62のmRNA発現を増加させることによってリン酸化タウクリアランスを増強する。

PubMed
フルボ酸/Fulvic acid(シラジット)

インド、アーユルベーダ医学で用いられる主成分のひとつ

フルボ酸はタウの凝集を阻害し、PHFタウの分解を促進する。

PubMed
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Fulvic acid inhibits aggregation and promotes disassembly of tau fibrils associated with alzheimer's disease
シナモン

セイロンシナモン抽出物は、タウの凝集およびフィラメント形成を阻害する。

PubMed

フェノチアジン、ポリフェノール、ベンゾチアゾール、ポルフィリン誘導体

Inhibition of Heparin-induced Tau Filament Formation by Phenothiazines, Polyphenols, and Porphyrins
Sayuri Taniguchi, Nobuyuki Suzuki, Masami Masuda, Shin-ichi Hisanaga, Takeshi Iwatsubo, Michel Goedert, Masato Hasegawa

ローダミン(タラコ、明太子の着色に使われる成分)

PubMed
PubMed

ハイスループットスクリーニング

aminothienopyrydazines(AZPZs)

PubMed
塩化メチルチオニニウム(メチレンブルー)
PubMed
PubMed
PubMed
PubMed

認知機能と記憶を改善するメチレンブルー

リファンピシン

リファンピシン

オレウロペインアグリコン

(オリーブオイル、オリーブリーフなどに含まれる)

PubMed
クルクミン

タウとアミロイド凝集の二重阻害剤としてのクルクミン

PubMed

クルクミン投与によるヒトタウモデルマウスのサルコシル不溶性凝集タウの有意な減少

PubMed

4. 微小管を安定化させる

ルテイン

キサントフィル、ルテイン、ゼアキサンチン、

Tubulins in the Primate Retina: Evidence That Xanthophylls May Be Endogenous Ligands for the Paclitaxel-Binding Site - PubMed
The xanthophylls-lutein, zeaxanthin, and meso-zeaxanthin (L&Z)-are found in the central region of the primate retina, which is called the macula lutea (yellow s
低体温を避ける(麻酔を避ける)
PubMed
MAP2の増加

トリアゾロピリミジン

PubMed

ダブネチド、エポチロンD、TPI287

リコード法36項目 軸索原形質輸送を改善する

5. マクロオートファジーによるタウ分解

オートファジーによるアルツハイマー病治療戦略

マイトファジーを活性化させる10の方法

オートファジー促進因子TFEB(転写因子EB)10の活性方法

ライフスタイル

有酸素運動、間欠断食、ケトンダイエット

食事

コーヒー、緑茶、ココナッツオイル、ジンジャー、MCTオイル、ブロッコリー(スルフォラファン)、グレープフルーツ(ナリンジン)

トレハロース(タウのリン酸化、凝集タウのクリアランスを促進)

サプリメント

クルクミン、レスベラトロール、霊芝、高麗人参、ウルソル酸
リチウム、メラトニン、DHA、EPA、ビタミンD、ニコチンアミド、

医薬

ラパマイシン(マクロファージ誘導剤として研究されている。)

メトホルミン

6. ユビキチン-プロテアソーム系(UPS)によるタウ分解

ユビキチン-プロテアソーム系/UPS

 

可溶性タウモノマーはプロテアソームの理想的な基質

低アセチル化タウはUPS(ユビキチンプロテアソームシステム)の基質にむいている。

オリゴマー化したタウ、凝集タウは、プロテアソームの好ましい標的ではないかもしれない。

UPS阻害

凝集タウがUPSを阻害する

プロテアソーム活性とタウの高分子量形態との間には逆相関がある。これは、異常なタンパク質自体が、プロテアソームの分解プロセスを妨害しえることを示唆する。

異常タウがプロテアソームと結合すると、プロテアソーム自体の機能が阻害され異常タウを含め他のタンパク質も処理できなくなる。

A152変異体タウ

A152T変異体タウがプロテアソーム活性を損ない、タウだけでなくプロテアソームの基質の蓄積も引き起こす。プロテアソーム基質の蓄積はαシヌクレイン、TDP-43にも影響を及ぼす。

オートファジーを高めることによるタウオパチー治療の可能性。

A152T tau allele causes neurodegeneration that can be ameliorated in a zebrafish model by autophagy induction
Mutations in the gene encoding tau (MAPT) cause frontotemporal dementia spectrum disorders. A rare tau variant p.A152T was reported as a risk factor for frontot
プロテアソームの機能不全

プロテアソームの機能不全がパーキンソン病、レビー小体型認知症発症の根底にある可能性。プロテアソーム機能障害の原因は遺伝子変異、酸化的損傷、ATPの枯渇、環境からの毒素に関連している可能性がある。

PubMed

UPS活性

メチレンブルー

メチレンブルーは、プロテアソームの活性を増強することによって、アミロイドβを減少させADマウスの認知機能を改善する。

PubMed
ガストロジン

ガストロジンのプロテアソーム活性 ハンチントン病モデルマウス

A New Drug Design Targeting the Adenosinergic System for Huntington's Disease
Background Huntington's disease (HD) is a neurodegenerative disease caused by a CAG trinucleotide expansion in the Huntingtin (Htt) gene. The expanded CAG repea
レスベラトロール

レスベラトロールは、プロテアソームを含むメカニズムを介してアミロイドβの細胞内分解を促進する。

PubMed
ベツリン酸(CHAGA)

ベツリン酸はプロテアソームのキモトリプシン様活性により、強力にプロテアソームを活性化させる。

PubMed

亜ヒ酸

PubMed

外傷性ストレス

酸素・放射線・酸化的ストレス

プロテアソームの活性は過剰酸素、放射線、酸化的損傷などの外傷性ストレス因子によって誘導される

PubMed
PubMed

エクササイズ

有酸素運動

有酸素運動トレーニングは、マウスのユビキチン-プロテアソーム系をアップレギュレートする。

PubMed
PubMed

有酸素運動が、ユビキチン・プロテアソーム系の過剰活性を防ぐ

PubMed
自発的な運動

自発的な運動は、外傷を受けた脳のプロテアソームを活性し、シナプス可塑性に寄与する。

PubMed

 

筋力トレーニング

高齢者によるレジスタンストレーニング後のロイシン摂取(3.5g)は、オートファジーを減少させるようだが、ユビキチンプロテアソーム系の増加、または骨格筋のタンパク質分解は妨げない。

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タンパク質+運動

タンパク質摂取は運動によるHSP70の発現NF-κBの増加を妨げたが、プロテアソーム活性を維持した。

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エネルギー欠乏での運動はUPSを活性しない

エネルギーが不足した状態での低強度の運動は、オートファジーの誘導をもたらすが、ユビキチンプロテアソーム系の活性は増加しない。

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cAMP活性

PDE阻害剤、フォルスコリン、レスベラトロール、カフェイン

cAMPの活性を介してPKAを刺激すると、異常タウが存在していても、プロテアソームの機能が保たれる。

cAMPとcGMP PDE阻害剤(認知症・アルツハイマー病)

7. シャペロン系/HSP活性によるタウ分解

熱ショックタンパク質(HSP)の発現は、微小管とタウとの結合を増加させ、タウの分解、ユビキチン化、リン酸化を調節する。

PubMed
PubMed
HSP70の活性

HSP70は、タウオリゴマーに優先的に結合し、順行性軸索輸送を回復させる。

PubMed

ヒートショックプロテイン HSP70・HSP90阻害剤(神経変性疾患)

ミスフォールドタンパク質に結合するHSP90をターゲットにする。

温熱療法(HSP入浴法)

テプレノン、ブロッコリー、オリーブオイル、亜鉛、クルクミン、レスベラトロール、ヤマブシタケ

HSP90阻害剤

分子シャペロンHsp90の阻害はリン酸化タウおよびミスフォールドタウの減少にポジティブな効果を示す。

PubMed

 

8. AQP4の活性

外傷性脳損傷患者では、アミロイドβクリアランスに関与するAQP4が局所的に破壊されており、これは過剰リン酸化タウのクリアランスを減少させる。

PubMed

アミロイドβクリアランス 脳のアクアポリンAQP4

9. 中枢神経系リンパ管経路

Meningeal lymphatics

中枢神経系には、古典的にはリンパ管はないと考えられていたが、近年の研究で髄膜にも存在し、これらは脳脊髄液から髄液と免疫細胞の両方を輸送できることが示されている。

Structural and functional features of central nervous system lymphatics
One of the characteristics of the CNS is the lack of a classical lymphatic drainage system. Although it is now accepted that the CNS undergoes constant immune s

 

「髄膜」の画像検索結果

アルツハイマー病マウスの髄膜リンパ管の破壊は、髄膜へのアミロイドβ蓄積を悪化させる。

Functional aspects of meningeal lymphatics in ageing and Alzheimer’s disease
Meningeal lymphatic dysfunction promotes amyloid-β deposition in the meninges and worsens brain amyloid-β pathology, acting as an aggravating factor in Alzheime

硬膜リンパ管を機能的に欠損させたマウスでは、タウクリアランスが損なわれる。

Dural lymphatics regulate clearance of extracellular tau from the CNS
Alzheimer’s disease is characterized by two main neuropathological hallmarks: extracellular plaques of amyloid-β (Aβ) protein and intracellular aggregates of ta

外傷性脳損傷後マウスは脳のリンパ管経路の機能障害を悪化させ、神経原線維変化病理および神経変性を発症した。

PubMed

加齢による髄膜リンパ管の機能不全 AQP4の広範囲の損失とCSF-ISF交換の減少の関連

PubMed
VEGF-C

髄膜のリンパ管機能障害は、老齢マウスの認知機能障害を誘発する。血管内皮細胞増殖因子C(VEGF-C)で治療すると、脳脊髄液からの巨大分子の髄膜リンパ排液が増強され、脳灌流と学習および記憶能力が改善される。

PubMed
インターフェロンⅠ型とⅡ型のバランス
インターフェロンⅠ型とⅡ型の不均衡、IFN-Ⅰ 脈絡叢の調整
PubMed

免疫・T細胞・インターフェロンガンマ

PubMed
適切な睡眠

自然な睡眠は間質腔の60%の増加と関連しており、リンパ管を介してCSFとISF液の著しい交換を増加させる。

PubMed
PubMed
睡眠とサイトカイン・血流

写真、イラストなどを保持する外部ファイル。オブジェクト名はnihms81202f2.jpg

PubMed
概日リズムの適正化(睡眠と覚醒のサイクル)
PubMed

10. タウのプリオン様伝播を防ぐ

Pin1の促進

緑茶(EGCG)を飲まない?

神経変性疾患プリオン仮説と10の治療候補

NMDA受容体拮抗薬

NMDA受容体の刺激は前小胞のカルシウムおよびエキソサイトーシスに依存するメカニズムによってタウ放出を増加させる。

Physiological release of endogenous tau is stimulated by neuronal activity
Propagation of tau pathology is linked with progressive neurodegeneration, but the mechanism underlying trans-synaptic spread of tau is unknown. We show that st

医薬品メマリーの多彩な作用

NMDA受容体の光と影

ミクログリア活性抑制

ミクログリアクリアランスの低下

11. タウの液-液相分離を防ぐ

液液相分離を防止し、混合相を増加させる。

Liquid-‐liquid phase separation

PubMed

ATPは低濃度ではALS・前頭側頭葉変性症に寄与する異常タンパク質FUSのLLPSを増強するが、高濃度では溶解する。

加齢によってATP濃度は細胞内で減少し続けており、老化細胞ではタンパク質のLLPSを高める可能性がある。

PubMed
Dual roles for ATP in the regulation of phase separated protein aggregates in Xenopus oocyte nucleoli
For many proteins, aggregation is one part of a structural equilibrium that can occur. Balancing productive aggregation versus pathogenic aggregation that leads

ATPを増加させる

  • ニコチンアミドリボシド
  • ナイアシンアミド
  • クレアチン
  • アセチル-L-カルニチン

12. ミトコンドリア標的

タウのターゲットはミトコンドリアであるため、ミトコンドリア機能を増大させる方法は、タウ疾患治療の合理的な戦略である。

ミトコンドリア機能を改善する55の方法

ミトコンドリア・ホルミシスの活性

脳のミトコンドリア機能を改善するサプリメント
  • ビタミンC、E
  • グルタチオン
  • コエンザイムQ10
  • ユビキノン
  • MitoQ

マイトファジー

損傷したミトコンドリアを除去するマイトファジーの刺激が重要

p62、NBR1がマイトファジーに必須、誘導経路はPINK1、Parkin

アルツハイマー病では頭頂皮質のSIRT1発現が45%減少しており、NFTとタウの蓄積に密接に関連している。

SIRT1活性によりPGC-1aをアップレギュレートすることでマイトファジー誘導に重要な役割を果たす。

SIRT3は興奮毒性による障害からミトコンドリアと神経細胞を保護することができる。

マイトファジーを活性させる10のアプローチ

13. タウと相互作用するタンパク質の除去

アミロイドβ
αシヌクレイン

αシヌクレインは、タウに結合しタウと微小管との相互作用を妨害する。

PubMed

αシヌクレインとタウの細胞内で相互作用、ニューロン機能不全

PubMed
PubMed
Interactions Between α-Synuclein and Tau Protein: Implications to Neurodegenerative Disorders
Tau and α-Synuclein (α-Syn) are abundant brain proteins with distinct biological functions. Findings suggest that interactions between α-Syn and tau at the cell

図4

Alpha-synuclein and tau: teammates in neurodegeneration?
The accumulation of α-synuclein aggregates is the hallmark of Parkinson’s disease, and more generally of synucleinopathies. The accumulation of tau aggregates h
TDP-43
PubMed

前頭側頭葉変性症におけるタウ病理はTDP-43と相互作用しない。

PubMed

 

14.その他

Fynキナーゼ阻害剤

ロスマリン酸
Homology Modeling of Human Fyn Kinase Structure:  Discovery of Rosmarinic Acid as a New Fyn Kinase Inhibitor and in Silico Study of Its Possible Binding Modes
Tyrosine phosphorylation represents a unique signaling process that controls metabolic pathways, cell activation, growth and differentiation, membrane transpor
ペラルゴニジン
ベリー、ザクロ果実などに含まれるアントシアニジンの成分のひとつ。
Antioxidant Activities of Pomegranate Fruit Extract and Its Anthocyanidins:  Delphinidin, Cyanidin, and Pelargonidin
Antioxidant activities of freeze-dried preparations of a 70% acetone extract of pomegranate (Punica granatum L.) and its three major anthocyanidins (delphinidi
  • ミリセチン
  • フィセチン
  • アカセチン
  • バイカレイン
  • ゴシピン
  • モリン
  • アピゲニン
Antioxidant Activities of Pomegranate Fruit Extract and Its Anthocyanidins:  Delphinidin, Cyanidin, and Pelargonidin
Antioxidant activities of freeze-dried preparations of a 70% acetone extract of pomegranate (Punica granatum L.) and its three major anthocyanidins (delphinidi
[PDF] Flavonoids As Inhibitors Of Lck And Fyn Kinases | Semantic Scholar
Phosphorylation of tyrosine residues constitutes a unique signaling pathway involved in regulation of most cellular processes responding to different extracellu
タウ免疫療法
  • AADvac-1
  • Acl-35
  • BMS986168
アンチセンス療法
タウの抗アセチル化

 

タウ対策 トップ20

  1. メチレンブルー → タウ、タウオリゴマー阻害剤・ミトコンドリア・UPS
  2. オロチン酸リチウム → UPS活性・GSK-3β抑制
  3. 適切な睡眠 → リンパ管クリアランス・グリンパティック系
  4. サウナ&HSP温浴 → HSP70・グリンパティック系・金属キレート
  5. 有酸素運動 → オートファジー・UPS・リン酸化タウ・グリンパティック系
  6. トレハロース(リポソーム) → オートファジー
  7. リファンピシン(リポソーム) → タウ阻害
  8. クルクミン(キレート化)→ タウモノマー阻害・タウ凝集阻害・Aβ阻害・抗酸化剤、金属キレート
  9. ミリセチン 異常タウ阻害・Fynキナーゼ阻害
  10. オリーブリーフ → PHF、NFT形成阻害・GLP1増強
  11. グルタチオン → ミトコンドリア
  12. ニコチンアミドリボシドまたはナイアシンアミド → ミトコンドリア
  13. CoQ10(ユビキノール)→ ミトコンドリア
  14. ガストロジン → UPS活性
  15. フルボ酸 → PHF形成の阻害
  16. セージ(ロスマリン酸) → リン酸化タウの阻害・Fynキナーゼ阻害剤
  17. ルテイン → 微小管安定
  18. 遠志(テヌイゲニン) → UPS
  19. EGCG → タウモノマー阻害・タウ凝集阻害・鉄キレート
  20. メマンチン → NMDAR阻害によるプリオン伝播の抑制

個人的に考える重要度の順位で並べてみたが、それぞれタウを除去するメカニズムが異なるため、順位に関わらず可能な限り含めるのが望ましい。

特にタウによる機能障害が亢進しているケースにおいて、改善を得るには、おそらくこれらのほとんどの項目が必要であろう。

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