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アルサプ 副作用・有害事象
はじめに
ここでは、アルサプに関する副作用の潜在的可能性だけでなく、リコード法、糖質制限、一般処方の医薬との併用なども含めた全般的な有害作用の可能性について書いている。
健康という副作用
ブレデセン博士曰く大きな副作用は、より健康になることと、体重の減少だ。そのため、元々非常に痩せている人はサプリメントというよりは、普段の食事の栄養摂取により気を配る必要がある。アボガドやオリーブオイルなどの良い脂質を摂ることを特に心がけてほしい。
副作用は特定のサプリによる
数百人の被験者のうち一部の人たち(二人)で副作用の事例があったが、多く摂取しているうちのひとつのサプリメントを止めることで副作用は改善されている。(例 N-アセチル-システインの摂取による発疹など)
不穏症状
アルサプとの関連でいうと、サプリメントを始めた当初、そわそわして落ち着かなくなるなどの不穏症状があったという報告を数名の方からもらっている。
いずれの方も数ヶ月が経過しておさまっているが、症状として気になる場合はサプリメントを特定しそれだけを抜いてみる、または少量で始めてみて後から増量して行くとよいだろう。
潜在的候補 ビタミンBコンプレックス、CDP-コリン、アシュワガンダ
一番多いトラブルは糖質制限
管理人がリコード法実践者から一番多く耳にする副作用は、これはアルサプとは直接関係しないのだが、糖質制限で炭水化物を減らせいいと単純に減らしてした結果、脳のエネルギー不足になり悪化したケース。肥満などで痩せたい事情がない限り糖質を減らしたカロリーと同等の脂質カロリーで補う必要がある。
その次にカロリーを脂肪で補ってはいるものの、これまで炭水化物中心の食事であった状態から急激に糖質制限を始めたことで脂肪をうまくエネルギーとして利用できず、悪化する事例もある。このケースではケトンソルトやMCTオイルなどを使いながら慣らし運転していく必要がある。
アルサプまたはリコード法では、一部インスリン抵抗性を改善するサプリメント(病院で処方される血糖値を改善する薬も含まれる)がこれが関与する可能性もある。エネルギーの細胞への吸収が高まり、それによって食後、一定時間が経過して血中の糖があまりにも早く低下し低血糖、そして最悪、認知機能の低下につながるケースも考えられる。
薬剤アレルギー
これまでアルサプを継続中に、薬物性肝障害を発症した可能性が高いと思われる方が1人おられる。話を聞いた状況から薬剤アレルギーが関連しているのではと推測しているが、アルサプには含まれないサプリメントも併用されていた。
また、後にアルサプの摂取をほぼ元通り始められているが、現在薬物性肝障害は再発していないとのこと。何が影響を与えたのか原因は特定できていない。
開始のタイミング

医療機関への相談
栄養に詳しいお医者さんへ
病院、お医者さん、薬剤師さんなどへの相談について管理人から言えることは、可能な限り栄養療法、機能性医学など栄養と食事に詳しいお医者さんに相談してほしいということ。
栄養療法医さんであれば誰でもOKというわけでもないだろうが、一般のお医者さんの多くは栄養やサプリメントに明るくないため、そこから有益なアドバイスを得るのは難しいだろう。通常、とにかくやめてくださいと言った反応しか返ってこない。もちろん、副作用が実際に生じている場合や、異なる疾患、服薬中の薬剤がある場合は、その専門の医療機関や薬剤師さんへの相談が必要。
改善しない場合

各サプリメントについての注意
イチョウ葉抽出物・アスピリン
イチョウ葉エキスは、血流の流動性を高める(血流をサラサラにする)効果がある。これは言い換えると出血した時に血が止まりにくくなるため、脳血管障害、または高齢者で血管そのものが弱っている人、術後では注意が必要となる。
また、アスピリン、ワルファリンなどの抗血小板薬、抗凝固薬を摂取している人も過剰に血液が流動性をもつため、使用を控えておいたほうがよいかもしれない。血管機能の健康度にも依存する。[R]
イチョウ葉エキスに胃腸薬ラベプラゾールを組み合わせると薬の効果が低下する。[R]
リコード法では、リコード法の食生活を守ることで血液は一定の流動性をもつことから、イチョウ葉エキスはプログラムに含まれていない。ただし、イチョウ葉エキスは単に血液の流動性を高めるだけではなく、BPSDへの改善効果については認知機能よりも強い証拠が示されている。

アシュワガンダ
アシュワガンダに含まれるウィラフェリンAは、試験管研究では有毒性があることが知られているが、一般的な抽出物野標準用量に含まれる成分量では毒性を示唆していない。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22989414
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15830846
一般的ではないが、おそらくリンパ球刺激試験(DLST)陽性という特異体質であったことと、アシュワガンダの過剰摂取が重なって薬物肝障害を引き起こした可能性のある症例報告が存在する。
www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/58/8/58_448/_pdf
マグネシウムLスレオニン
マグネシウムスレオニンは鎮静作用があるため、人によっては日中に摂取すると眠気を誘発するかもしれない。
当記事のサプリメントスケジュールでは夜間摂取となっているため、スケジュール通りに従うなら大きな問題とはならないだろう。
CDP-コリン・α-GPC
アリセプトやガランタミン、リバスタッチなどのアセチルコリンを増強させる医薬をすでに摂取している人は、CDPコリンやαGPCなどのコリン補給剤を一度に多く摂ると、神経伝達物質であるアセチルコリンが脳内で過剰になって(それほど強いわけではない)、いわゆる陽性症状が強く現れる可能性がある。そのため、念の為少量から始めて徐々に増やしていったほうが良いだろう。
また、CDP-コリンなどはアセチルコリンだけでなくドーパミン、アドレナリンなどその他の神経伝達物質の増加作用もあるため、行動障害の改善(元気さ)に寄与する可能性がある一方で、不穏症状となる可能性もある。
レシチンもコリン補給剤の一つだが、CDP-コリンほどには影響はない。
ビタミンB
活性型ビタミンB群は安全性が高く多くの人にとって有用性が高いが、一部の遺伝子(COMT関連)に変異がある人では過剰なアドレナリンの誘導につながり、不安や激昂につながるかもしれない。
そういった症状が見られた場合、ホモシステインの血清検査、23andmeの遺伝子検査を行って問題を特定しビタミンBのバランスや用量を決定する。
ビタミンE
ビタミンEはワルファリンなどの抗凝固剤の作用を高めることが知られており抗凝固薬との併用摂取は通常禁忌となっている。ビタミンEのアルツハイマー病患者への有用性から判断が難しいが、高濃度のビタミンE摂取との併用は避けておいたほうが良いかもしれない。
また長期の400IUを超える高用量ビタミンE摂取は、一般健常者では前立腺がんのリスクとも関連している。
αリポ酸
αリポ酸を摂取した一部の人で「自発性低血糖症」を発症したケースが報告されている。(血糖値が基準値(70~120mg/dL)を超えて低下すること)
おそらく主に遺伝的な要因により4~8%の人で起こりうる可能性があり、低血糖の症状が現れた場合には、一旦摂取を中止し、血糖値を測定して量や摂取タイミングを調整または完全に中止する。
レシチン+スタチン
スタチンを摂取している人では、摂取したレシチンを体内で消化分解した際に発生するトリメチルアミンが分解されず、汗や尿、息として排出され腐敗した魚の臭いがすることがある。
このことによる健康面の問題はないが、体臭の問題を解決するには、スタチンを止めるか、レシチンやコリンの摂取を控えるしか方法がないようだ。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3091902/
EGCG 緑茶エキス
緑茶で飲む場合には問題がなくとも、サプリメントによる緑茶抽出物の摂取の場合、肝機能への障害を与える症例報告がごく一部だがある。
その事例の多くは、ボディービル系のサプリメントとしてカフェインやその他化合物との混合物であったり、メーカーも信頼性があるとはいえないものの使用によるものであるため、アルサプに記載のEGCG単体でも同じリスクがあると言えるかどうかはわからない。
肝機能が著しく低下している場合は、念の為摂取を控えておいたほうが良いかもしれない。(緑茶での摂取にしておく)空腹時の摂取を避けることでも、リスクは低減できる。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3746392/
プロバイオティクス
リコード法の書籍でも記載されているが、プロバイオティクスは腸内環境に問題がある、リーキーガットがある状態において摂取すると、悪化を招く可能性があるかもしれない。(専門家の間でも議論が別れている)
まずはグルテン摂取制限、乳製品の摂取制限、食物繊維を増やすなどによって腸内環境を改善させてからプロバイオティクスを摂取する。
以上のダイエットを厳格に行なって腸内環境が整いリーキーガットが修復するまでに早くても3ヶ月は必要。
また、抗生物質投与後のプロバイオティクスは理論的には良い影響を与えると考えられていたが、むしろ元々もっていた固有の腸内細菌叢バランスを崩し有害であるかもしれないという報告もある。プロバイオティクスは取れば良いはずだと決めつけず様子を見ながら用いていく必要がある。
www.contagionlive.com/news/probiotic-supplements-after-antibiotics-may-do-more-harm-than-good
プロバイオティクスの摂取はSIBOを促進する可能性がある。

プレグネノロン
ベンゾジアゼピン系の薬剤と併用すると、GABA-A受容体への複合体形成による拮抗作用により覚醒を増強した(鎮静作用の低下)という小規模の症例報告がある。
オメガ3フィッシュオイル
オメガ3フィッシュオイルと血圧低下薬ビソプロロールの組み合わせ[R]
ダイオフ(死滅反応)
バイオフィルムとは腸、口、性器、肺、心臓、歯、目、耳、皮膚など微生物が付着し、コロニーを形成する膜状の集合体。難治性の感染症の多くがバイオフィルムとも関連しているとも言われており、リコード法で用いられる多くのハーブはバイオフィルムを分解する作用がある。
アルツハイマー病の海馬でも細胞の内外でバイオフィルムは観察されており、ライム病、ボレリア、歯周病起源との関連性が疑われている。
バイオフィルムの分解そのものは感染症の予防(ひいてはアルツハイマー病にも)に有益であるが、バイオフィルムが成長した後にそれらのサプリメントを摂取すると、バイオフィルムから細菌産物などの毒素が放出され広がりそれらが免疫反応(ダイオフ)を引き起こす可能性がある。
サプリメント摂取によりそれらの毒素により症状が一時的に悪化する可能性が理論的にはありえる。サイトで取り上げているサプリメントの中でバイオフィルム分解に寄与するものを念の為記しておく。
バイオフィルムを分解するサプリメント類
- クルクミン
- ベルベリン
- シナモン
- イチョウ葉
- セントジョーンズワート
- ナリンゲニン
- ケルセチン
- アピゲニン
- ロスマリン酸
- バイカレイン
- アンドログラフィス
- Nアセチルシステイン
- EDTA
- 亜鉛
- マンガン
- マグネシウム
- ラウリン酸
- ロイテリ菌
摂取カロリー不足
糖質制限を行っている人はまず

をまず読んでほしい。
食欲低下
ココナッツオイルやMCTオイルをはじめスタートアップのサプリメントの一部は食欲を抑制する作用がある。食欲が抑えられれば食事量も少なくなり、摂取カロリーが下がる。特に、もともと食が細い人では、容易に摂取カロリーが基礎代謝量を下回ることがある。
エネルギーが不足すれば、通常は脂肪などが分解されエネルギーが取り出されるのだが、糖質制限をはじめたばかりだったり、痩せている人、高齢者ではその代替エネルギーへの切り替えが滞ったりすることがある。
そして神経細胞へのエネルギーも不足することで、最終的に認知機能を低下させ認知症の進行を加速してしまうリスクがある。
そのため、サプリメント開始後は食事からの必要摂取カロリーが足りているか計算してカロリー不足とならないよう、細心の注意をはらってほしい。とくに明け方やまだ夜が明けないほどの早い朝に覚醒したり、または起床後攻撃的になったり妄想が見られるケースでは、血糖値の低下によって誘発されたコルチゾールの増加が要因となっている可能性がある。
下痢などの胃腸症状
サプリメントが疑われやすいが規定量を守っている限り、サプリメントの原材料そのものが原因で下痢となる可能性自体はそれほど高くない。摂取サプリメントの多くではなく、その中の一部のサプリメントが引き起こしている可能性がある。
まずは、食生活、腸内細菌叢の不均衡、薬剤など、その他の原因を疑ってみる。
それらに取り組んで改善されない場合、下痢を引き起こす潜在的な可能性のあるサプリメントを休止してみる。
下痢を引き起こす可能性のあるアルツハイマー病関連疾患
- セリアック病
- SIBO
- SIFO
- 乳糖不耐症
- 過敏性腸症候群
- 胆汁酸吸収不良
- アルコール依存症
- 術後
下痢を起こす可能性のある食事
- ケトンダイエット
- 多すぎる食物繊維、少なすぎる食物繊維
- スパイス、唐辛子
- 冷たすぎる、熱すぎる料理
- 乳製品
- アルコール
- コーヒー
- カフェインを含む飲料
下痢を引き起こす可能性のある薬
- 抗生物質
- 抗不整脈薬
- ビグアナイド
- カルシトニン
- 強心配糖体
- コルヒチン
- NSAID
- プロスタグランジン
- チクロピジン
- メトクロプラミド
- マクロライド
- センナ
- アカルボース
- アミノグリコシド
- オルリスタット
- 甲状腺サプリメント
- チクロピジン
- クエン酸塩、リン酸塩、硫酸塩
下痢を起こす可能性のあるサプリメント・要因
- MCTオイル → 脂質分解酵素リパーゼと併用摂取または量を減らすか中止
- ステビア → 休止、ステビアは甘味料として許容されているが推奨ではない。
- 代替甘味料 → 糖アルコール(ソルビトール、マンニトール)
- プロバイオティクス SIBOを疑う。→ SIBOである場合、ビフィズス菌を避け、食事内容を変えてみる。 SIBOを改善する28の方法
- 空腹時のサプリメント摂取 → 食後に切り替える。
- ゼラチンカプセル → ゼラチンをやめて植物性カプセルに切り替える。
- 食物繊維 → 人によっては下痢となる可能性がある
- 一般的な亜鉛 → カルノシン酸亜鉛に切り替える。
- レスベラトロールと特定の薬の組み合わせは下痢を誘発する可能性がある。
- それらが難しい場合は、以下のサプリメントで高用量摂取してみるものを減らすか休止してみる。
高用量摂取で下痢を引き起こす可能性のあるサプリメント
- オメガ3脂肪酸
- アマニ油、ルリジサ油とオメガ3、オメガ6の組み合わせ
- ビタミンC
- アシュワガンダ
- N-アセチルシステイン
- クルクミン
- ベルベリン
- クレアチン
- 5-HTP
- クロレラ
- ビタミンD
- ニコチンアミド(B3)
www.consumerlab.com/answers/which-supplements-can-cause-diarrhea/supplements-diarrhea/
肝機能に問題がある場合
水分補給
単純なためにかえって見過ごしやすいのが、少ない水分によるサプリメント摂取。
これは確実に肝臓を弱める。最初は注意を払うのだが慣れていくうちにめんどくさくなって少量の水ですませてしまいがちになる。
遠距離介護でのよくあるトラブル
特に遠距離介護などで服薬管理ができず、サプリの摂取を本人や同居人にお願いしているケースで少量の水分摂取による胃炎などが多発している。
食事での水分量との兼ね合いもあるので、単純には言えないが、空腹時は水分量を200ccは確保すること。
摂取タイミングを食後に
空腹時のサプリメント摂取を原則中止する。
朝食をとっていない場合は朝のサプリメントを昼食後に、寝る前のサプリメントは夕食後に摂取する。
メラトニンだけはその特性上寝る前の摂取が望ましいが、徐放剤のメラトニンを用いて夕食後に摂取する方法もある。
緑茶抽出物を控える
緑茶エキスであるEGCGの摂取を念の為控える。通常の緑茶は積極的に飲んでもOK
クマリン含有シナモンに注意
当サイトで紹介しているセイロン産シナモンはOKだが、そうではない生産地のシナモンにはクマリン成分が含まれているとされており、このクマリンの長期的な大量摂取が肝障害を引き起こす可能性があるとされている。
市販のウコンに注意
リコード法で推奨されているクルクミンはウコンの抽出成分でもあるため、市販されているウコン原末またはウコンサプリメントで良いと判断して摂取している方がいるようだ。
しかし、ウコンの直接的な摂取は、長期的には肝機能障害の原因となる可能性があることがいくつかの研究で報告されている。
対照的に、当サイトで紹介しているキレートタイプのクルクミンは肝機能を強化する作用があるため、肝臓への負担は薬物アレルギーなどがない限り心配がないと言って良い。
クルクミンロングビーダからセラクルミンに変更しても良いかもしれない。
アシュワガンダ
アシュワガンダに含まれる成分WithaferinAにおいて、国内で薬物肝障害の事例報告がある。少数事例ではあるが肝機能の数値が跳ね上がった場合は念の為外して様子を見る。
www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/58/8/58_448/_pdf
解熱鎮痛薬であるアセトアミノフェンに注意
薬物性肝障害を引き起こす薬のトップバッター。
サプリメントと併用することでアセトアミノフェンによる肝障害のリスクを高める可能性は否定できない。
肝機能に影響を与える可能性のあるサプリメント
可能性としてはそれほど高くないが、肝機能が悪化し、他の理由が思い当たらない場合、ビタミンBコンプレックス(ナイアシン、葉酸)、ビタミンC、イチョウ葉、レスベラトロール、メラトニンを一度中止してみて、様子を見ながらひとつずつ増やしてみる。
N-アセチル・システインの増量
N-アセチル-システインは肝機能を改善するサプリメントとしての実績がある。
グルタチオンの材料となるアミノ酸。アルツハッカーサプリメント簡易版に含まれているが副作用がなければ増量してみる。
ミルクシスルの摂取
肝機能を強化する。アミロイドβは体内を循環し肝臓で処理されるため、肝機能を高める作用もある。信頼性の低い製品は逆効果の可能性があるため品質の確かなのものを用いる。
胃腸薬
胃腸薬を摂取するのであれば、病院で処方が可能なセルベックスをおすすめする。(わずかながら異常タンパク質を修復する作用もある)
患者さんにイライラや不安などの精神症状がある場合は、市販されている漢方胃腸薬、百草丸も悪くない選択だと思う。整腸以外に抗不安や抗ストレス作用も併せもち、成分のひとつはリコード法でも用いられている。
休肝日を増やす
休肝日を週一から週二増やすという方法もある。
連続では摂らずに各休肝日を中三日から四日開ける。
国立衛生研究所/LIVERTOX<参考>
ハーブ、サプリメントに起因する肝障害の情報サイト(英語)
専門家によるサプリメント肝障害への一問一答<参考>
- サプリメントによる肝障害の発生率や人口は不明。
- ボディビルディングサプリメント、美容系、痩せ薬、運動パフォーマンスを引き上げるサプリメントは肝障害を引き起こす可能性が高い。
- 痩せ薬として緑茶抽出成分が用いられることがあり、高用量で肝障害を引き起こす可能性がある。
- 伝統的な漢方薬は肝障害を引き起こす可能性はあるがまれである。しかし漢方医によって調合された漢方薬は成分が不明であるため明確ではない。
- サプリメント誘発性肝障害は、高い摂取量であったり、絶食中に特定のサプリメントを服用することによって障害の要因となる可能性が高くなる。
- 肝障害の診断は、患者の黄疸(目が黄色くなる)、肝機能の検査結果など、疑いがある場合サプリメントの詳細な履歴を調べる。肝機能障害はウイルス、胆石、アルコールなど多くの要因があるため、その他の原因が該当しないか確認する必要がある。
- サプリメントによる肝障害がある場合は、そのサプリメントを中止する以外に治療の方法ない。
- サプリメントによる肝臓への障害はほとんどの人で回復する。しかし重度の肝臓障害を発症した場合良くなることは非常にまれである。
- サプリメント誘発性の肝障害の結果は、薬物誘発性の肝臓障害よりも重篤であり得る。
- ほとんどのビタミンやミネラル、マルチビタミンは指示通りに使用されれば安全である。
- ハーブのような天然物では、ハーブの安全基準値が不十分であるため判断が難しくなり、摂取が危険になることがある。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5441028/
腎機能に問題がある場合
腎臓機能に問題を抱えている人は、以下のサプリメントについて摂取には注意が必要とされている。
ビタミンC 1g以下に
ビタミンCの摂取により腎臟結石リスクが生じるとされているが、議論は別れている。
高用量のビタミンB群をRDAの二倍量に
ホモシステイン値をチェックして投与を判断。
推奨量(RDA)の二倍程度までにとどめておくのが望ましい。
RDAの二倍量というビタミンBコンプレックスは見かけないため、実行には通常のビタミンBコンプレックスを購入して分割摂取することとなるだろう。
マグネシウム、カルシウムを推奨量の範囲内で摂取
透析患者では体内のミネラル恒常性に問題が生じていることが多く、マグネシウムスレオニンは有用性が上回るかもしれない。
ビタミンDを腎臓活性型に
ビタミンDは腎臓でも活性されるため、腎障害の患者ではビタミンDが定値である可能性が高い。
血清ビタミンDをチェックし、腎臓活性型のビタミンD投与を受けたほうが良いだろう。ビタミンDサプリメントでは通常入手できない。
クロム
クロムは鉛とカドミウムと同時に曝露することで腎機能を悪化させる。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28506761
ゴツコラ
カリウムを含む
甘草
低カリウム血症による腎不全
ミルクシスル
リンを含む
リチウム
高用量での長期投与は腎毒性をもつ。低用量では不明。
アストラガルス
クレアチン
ハーブ類全般
クランベリー抽出物
シュウ酸塩
イブプロフェンなどのNSAID
認知症と関連する可能性のあるサプリメントだけを取り上げている。
定量的なデータに基づいていないので、少量ならOKなのか全く摂るべきではないのかまでは述べれない。
cjasn.asnjournals.org/content/2/4/757.full
参考記事
https://alzhacker.com/renal-function-improvement-program/
長期的な使用による過剰症リスク
一般的には、加齢に伴って栄養を吸収する能力が衰えているため、過剰よりもむしろ栄養欠乏リスクのほうが高まる。
ビタミンD
神経保護作用を維持するには、おそらく多くの人で5000IUは必要となる。しかし、カルシウムの摂取量が多すぎると高カルシウム血症を引き起こす可能性がある。
また腎機能がもともと衰える傾向にある高齢者では、カルシウム製剤と5000IU以上のビタミンD製剤を長期的に投与すると腎機能を低下させるという報告が存在する。
亜鉛
多くの高齢者、認知症患者では亜鉛が不足しており、銅が過剰だが、長期的なキレート化亜鉛サプリメントの摂取は、銅亜鉛比のバランスが逆に偏り銅欠乏、亜鉛過剰となる可能性が報告されている。
これらもバランスであるため検査でその比率を見て調整していく必要がある。
未検査なら1年を超えて亜鉛を摂取する場合は15mgに下げるか、30mgを隔日投与でも良いかもしれない。
セレン
セレンも過剰症となりやすい栄養素として有名な重要ミネラルのひとつ。200mcgは中期的にも安全な量とされているが、超長期、5年以上投与した事例で過剰症が報告されている。これは、当然のことながらセレンの摂取量にも依存してくる。
数年を超えて用いる場合は100mcg/日で良いかもしれない。隔日摂取でもまったく問題ない。
マグネシウム
マグネシウムは、食事からのマグネシウムは過剰に摂取しても、腸管から取り込まれないような仕組みになっているが、キレート化マグネシウムでは例えば600mgを半年、一年を超えて継続摂取すると過剰になる可能性がある。
ただし、マグネシウムを阻害する要因も様々にあり、一般的にアルツハイマー病患者さんでは枯渇する傾向にあるため判断が難しい。(血清マグネシウム検査は極度な欠乏出ない限り数値として明確にならない)
多くの日本人の食生活ではマグネシウムが300mg不足していると言われているため、300mg未満のキレート化マグネシウムを補助的に加えるのであれば安全だと考えることができるかもしれない。(ただし、キレート加工によって組織への分布や吸収率が異なる)

最終的には、少量のキレート化マグネシウムとキレート化されていない無機マグネシウムと組み合わせて摂取する方法がベストではないかと考えている。
マグネシウム・スレオネイトは半年、1年を超えて使用する場合には1~2錠でキープ。
毛髪検査のすすめ
全体としては長期的なミネラル系の摂取による過剰症に注意が必要。
血清でのミネラル検査に加えて毛髪ミネラル検査も補助的なスクリーニング検査として定期的に受けられることをおすすめする。
ハーブ系
ハーブ系に関しては、週一の休肝日とは別に、時々長期休暇(数週間)があってもいいかもしれない。2~3ヶ月おきに1~2週間、または半年に一ヶ月間オフなど、ハーブのそれぞれの休薬タイミングは異なっていて構わない。