「The End of Alzheimer’s Program」 第12章 細部に宿る

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The End of Alzheimer's Program

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We think in generalities, but we live in detail.

—ALFRED NORTH WHITEHEAD

我々は一般論で考るが、具体的な中で生きている。

-アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド

野菜とベジタリアン

あなたがベジタリアン、ビーガン、または雑食であることを好むかどうかにかかわらず、目標は、常に認知機能の低下を防止し、逆転させる神経化学を成立させることだ。そのためには、それぞれの個別の症例を作っていく必要があり、その調整を意識している限り、肉を食べることもあれば食べないこともある。

 

KetoFLEX 12/3は、すべての人が植物を豊富に利用する食事プランであり、動物性タンパク質はオプションだ。ベジタリアンやビーガンは、適切に準備されたナッツ、種子、豆類、野菜から十分なタンパク質を達成することができる。

しかし、多くの植物性たんぱく質は必須アミノ酸が不足しており不完全なものが多い。ただし、様々な植物性タンパク質を多量に摂取することで、9種類の必須アミノ酸をすべて摂取することができる。


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パスワードは、原著の第6章、パラグラフにあるfから始まりdで終わる3単語、12文字(スペースを入れると14文字)のセリフです。(スペースを含める)

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お寄せいただいたコメント

印象的、役に立った箇所

  •  遺伝子型により、栄養素を利用する体の能力に違いがある点
  • 必要栄養素について、再度じっくりと確認する事ができた。ずっとアルサプ(標準)を摂取しているため、抜かりなく摂取できていて安心したが、今後も検査し最適値を目指さなくてはと思った。
  • 今回は盛りだくさんで読んでいたらたくさんサプリを買いたくなりました。
  • E4思っていると最近知ったのでこれを読んだらますます厳しく思うと同時に勉強しなければいけないことがたくさん増えたと思いました
  • 摂取カロリーの70%を脂質からとるというのは食事だけではむずかしい思いました。直接スプーンで飲む方法がいいのかなと思いました。

好みだとは思いますが料理に忍び込ませる方法が個人的には簡単だと思っています。サラダ以外にも、スープ、味噌汁、カレー、サラダ、だし巻き卵など。味付けが濃いとオリーブオイルはほとんど気になりませんが、アボガドオイルは癖がないため、例えばスムージーに入れるなどしても味の変化が強くなく、より汎用に使えます。

  • 今回は、遺伝子検査の結果や栄養管理ツールなど、アメリカのサービス前提の話が多かったので、日本で同様の事が出来るか調べなければと思いました。(以前受けた遺伝子検査サービスでは、RAWデータは見られませんでした)
  • とはわかっていてもちゃんと栄養計算をしていなかった。難しそうだが今日の読書会をきっかけにアプリなどを使いながら少しずつ始めていこうと思った。

必要な栄養価や適正な比率を食品ごとに調べて手計算する多大な労力を考えれば、英語アプリケーションのハードルを乗り越えてクロノメーターを利用したほうが遥かに容易です。(グーグル翻訳を使えば日本語で利用できます)

  • ビタミンB12のメチルコバラミンは舌下投与がいいという事を初めて知った。小さな錠剤なので簡単にできそうだと思った。

高用量の経口B12で副作用、または胃炎やPPIを摂取しているなどB12の吸収率が低下する要因を抱えている人では舌下投与が良いかもしれません。

よく理解できなかった点、批判・疑問点など

  • 『APOE4キャリアはオキアミ油に含まれるリン脂質DHAとは異なる形のリン脂質DHAを必要とする』『オメガ3系の脂肪から同様の認知的利益を示す事ができない』という部分。APOE4キャリアでオメガ3系サプリを摂取していますが、十分な効果を得るためには、他に対策はあるのでしょうか。
  • ω3とAPOE4の話のところですが、APOE4持っている人はオメガ3の恩恵を受けにくいとのことですがココナッツオイルもダメ MCT オイルもダメとなるとどうしたらいいのと思います。文中「魚とサプリの両方を摂取した後アポ E 4キャリアの血中ω3fatty acidはlower levelであった」とありますがlowerというのはE 4を持っていない人と比べてlowerという意味でしょうか。E4をもっている人は無理に亜麻仁油とかエゴマ油とか取らずにフッ素リピッド DHA いくらクリルオイルにしたほうがいいと言っているのでしょうかそれともそういうのもあんまり意味がないと言ってるのかよく分かりません。それともオメガ3がたくさん消費されてしまうので他のグループよりももっと沢山とれということなのか。。すると出血傾向ある人、コントロール大変ですよね,
    何を指標にするんだろうか。。
  • 「ApoE4キャリアは、魚とサプリメントの両方を摂取した後、血中オメガ3脂肪酸のレベルが低下していることを示している」とありますがキャリアは魚は取らない方がよいいうことでしょうか
  • ApoE4キャリアとオメガ3の関係の所ですが、魚などのオメガ3とは異なるDHAが必要との説などが紹介されていますが、それらは結局真偽が不明で、結論としては取り敢えず一般的なオメガ3を沢山摂れと言う事で良いのでしょうか?その場合、量の目安が分かるでしょうか?

ApoE4キャリアへのDHA投与により、脳内DHAを高める方法として以下の4~5つのアプローチが研究者によって提案されています。組み合わせるとより高い効果が得られる可能性があります。

  1. DHAの高用量摂取(2g以上)
  2. 2年以上の長期摂取(脳内DHAの長い半減期)
  3. クリルオイル、魚の卵からのレゾPC形態のDHA摂取
    1. 短期的なクリルオイル(オキアミ油)の高用量摂取
    2. 魚の卵 すじこ(4.71g)ししゃもの卵(2.29g)いくら(2.20g)/100g中
  4. 脂質代謝の促進(運動、ブラックシードオイル、緑茶、VitA、D、クルクミン、etc)
RAWデータが分かるなど、リコード法で使うのに適した、日本で受けられる遺伝子検査サービスが分かればご教示ください。

価格だけではなくデータ二次利用の互換性の問題もあるため、できれば海外の友人のつてなどを利用して(多少の手数料を払ってでも)23andMeを利用するのがデータを有効に使え、現実的かと思います。

動物性または植物性のたんぱく質サプリメント(粉末)はお勧めしない、とありますが、プロテインのことですか?なぜですか?

リコード法においては、タンパク質の過剰摂取につながりやすく、結果的にケトーシスを阻害することと、インスリン分泌刺激を行いインスリン抵抗性を高める可能性があること、また有害な添加物が含まれている可能性を推察しています。またリコード法において必要なタンパク質量はそれほど多くないので、パウダー摂取すると相対的にタンパク質食品に含まれるその他の有用な栄養成分が欠乏する可能性なども考えられます。

それ以外のプロテインパウダーの潜在的な懸念材料については以下の記事を参照してください。

プロテインサプリメント メリットとデメリット
Protein Supplements: Pros and Cons オーストラリア・カトリック大学 2017年9月22日 1 概要 プロテインサプリメントの長所と短所を検討した文献の包括的な分析を提供するために、Google Scholar、PubMed、National Ce
植物性タンパク質は抗栄養素により吸収率が低いとなると、目標摂取量より量を増やさないといけないのですか?

抗栄養素(反栄養素)は、タンパク質の吸収を阻害するという意味ではなく、食品などに含まれている健康へネガティブな影響がある(この文脈では議論段階の可能性のあるものも含む)栄養化合物全般をさすため、単純に摂取量を増やすことはその抗栄養素量を増加させることにつながり逆効果になります。除去または軽減するには個別の対応が必要となりますが、詳しくはリコード法での解説や、以下の記事などを参照してください。

「反栄養素」なんてものは存在するのか?問題視されている植物性化合物についての考察
Is There Such a Thing as “Anti-Nutrients”? A Narrative Review of Perceived Problematic Plant Compounds 要旨 植物をベースとした食事は、生活習慣に起因する慢性疾患のリスクの低下と
血清レチノール低値の場合、アルサプのビタミンAでよいですか?

アルサプのビタミンAはレチノール、パルミチン酸で、ブレデセン博士が推奨しているものと同様のものです。血清を基準に摂取していきますが、不明である場合、長期的には数日に一回程度での投与でも良いかもしれません。

ビタミンAを含めたカロテノイド類は食事から摂取することが推奨ですが、全般的に不足している場合は、カロテノイドが多様に含まれているサプリメントを追加するか、選択したほうが良いかもしれません。

アデノシルコバラミンは必要ないですか?

メチルコバラミンもアデノシルコバラミンもどちらも活性型ですが、より効率的に利用されるのはメチルコバラミンです。アデノシルコバラミンの補給は、メチルコバラミンの補給に比べて細胞内のアデノシルコバラミンとメチルコバラミンの合成が遅くなる可能があります。一方で、アデノシルコバラミンの補給は、誘導性一酸化窒素によって媒介される過剰な炎症過程をダウンレギュレートすることによって免疫応答を調節することが示されています。このあたりを勘案して判断することになると思います。

B12関連遺伝子多型を緩和する可能性のある特定のB12サプリメントのバイオアベイラビリティーと利用法の比...
Comparative Bioavailability and Utilization of Particular Forms of B12 Supplements With Potential to Mitigate B12-related Genetic Polymorphi
  • メチレーションに問題があります。対策としてはビタミンB複合体またはメチルガード等のサプリ摂取、食事(アミノ酸メチオニンを含む食品の摂取制限)以外、何かあるのでしょうか。ホモシステインを下げる事以外、対策が分かりません。
  • 豆乳、味噌などUSDAオーガニック認定のものはなかなか見つけられないが、日本で見るオーガニック表記は基準が甘くあてにしないほうがいいのか?
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