「The End of Alzheimer’s Program」 第19章 ディメントゲン(認知症誘導毒素):アルツハイマースープを泳ぐ

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The End of Alzheimer's Programバイオフィルム

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CHAPTER 19 Dementogens: Swimming in the Alzheimer’s Soup

Something is rotten in the state of Denmark.

—WILLIAM SHAKESPEARE, HAMLET

デンマークでは何かが腐っている。

-ウィリアム・シェークスピア、ハムレット

はじめに

最も認知症の死亡率が高い国

認知症による死亡率が世界で最も高いのはフィンランドであり、その主な原因の一つは、カビが作り出すマイコトキシンである可能性が示唆されている1。しかし、これはフィンランドだけの問題ではなく、世界的な問題だ。

私たちはアルツハイマー病リスクを高める大気汚染を吸い込んでいる2。私たちは、グリホサート(雑草キラーであるラウンドアップから)を混入した野菜を準備する。私たちは私たちの家を建て、神経毒を産生するカビと私たちの副鼻腔を植民地化する。

私たちはベンゼンとトルエンで部屋を満たすパラフィンキャンドルを燃やす。私たちは農薬やヒ素で汚染された水を飲む。何千マイルも離れた場所でさえも、石炭の燃焼から噴出する水銀に漬け込む。

要するに、私たちはアルツハイマー病スープの中で毎日泳いでいる。したがって継続的に解毒する私たちの能力は絶対的に重要であり、解毒を行わないことは認知機能の低下のリスクを増加させることにつながる。

www.nytimes.com/guides/year-of-living-better/how-to-reduce-your-carbon-footprint

発がん性物質はよく知られているが、ブルース・エイムズ教授と彼が開発した発がん性物質を検出するためのAmesテストのおかげで、私たちは食品や水、美容製品など、私たちがさらされているものから発がん性物質を検出することができるようになった。

しかし、認知症を引き起こす化学物質であるディメントゲンについては、現在のところ類似のテストはないが、これらの化学物質はどこにでも存在し、私たちは毎日さらされている。これらの毒物は、金属などの無機化学物質、トルエンや農薬などの有機化学物質、カビなどの生物が作り出す毒素であるバイオトキシンの3つのグループに分けることができる。

セレステさんは60歳の女性で、57歳の時に集中力に問題を抱え始め、仕事に支障をきたすようになった。彼女は整理整頓が困難になり、記憶力を失い始めた。

当初は家族にアルツハイマー病の病歴があることを心配していただけであったが、MRIで海馬の萎縮がひどく、年齢の割には1%以下の大きさであったことから、それ以上の問題であることが明らかになった。彼女の尿から2つのマイコトキシンが発見された-オクラトキシン Aとグリオトキシンとタイプ3(毒性)アルツハイマー病の診断が行われた。

彼女はReCODEプロトコルを開始し改善した。自宅で水漏れが発生した際にカビに再曝露されたことが何度かあり、その度に症状は悪化したが、曝露が取り除かれてプロトコルを継続すると再び症状は改善した。

しかし、彼女は腎臓結石を開発し非常にトラウマになる日があった:結石は激しい痛みを引き起こし手術を必要としたため彼女は麻酔と麻薬を与えられた。翌日、彼女は再び衰弱し、その後数週間は改善しなかった。

ディメントゲンの影響は相加的に作用する傾向があるため、麻酔薬や再曝露などの全体的な毒性負担を増加させたり、ストレス、睡眠不足、グルタチオンの減少、肝臓や腎臓へのダメージなど、継続的な解毒作用を低下させたりすると、バランスが崩れて衰弱してしまう。さらに、暴露量が解毒プロセスを超えている限り衰弱は継続し、これは何年にもわたって続く可能性がある。しかし、暴露を減らし解毒を強化することで、いったんバランスがプラスの方向に傾くと再び改善が進む可能性がある。

したがって、認知機能の低下の原因となっている毒素を特定した後でも、通常、セレステさんのケースと同様に複数の毒素が存在することがあるため、最も重要な推奨事項は可能な限り被ばくを最小限に抑え、解毒と排泄を最大化させることにある。

最近出版された2冊の優れた本は、解毒のプロセスについての重要な洞察を提供している。ジョセフ・ピッツォーノ博士の「The Toxin Solution」は殺虫剤、水銀、麻酔薬などの化学毒素(化学毒素)に最も有効であり、ニール・ネイサン博士の「Toxic」はセレステが暴露されたマイコトキシンなどの生物毒素に最も有効だ。

ディメントゲンに対処するための最初のステップは自分の曝露量を調べることである。


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お寄せいただいたコメント

印象的、役に立った箇所

  •  お風呂の石鹸ですが、吟味しないといけないことが分かりました。(でもお高いのでしょうね。)
  • 3型の対処の困難さが際立っており、正直な印象として絶望に近いものを感じました。
  • まさにスープの中を泳いでいるのですね。ため息です。
  • 水銀に対して一応キュレーション法があるらしいことはわかりました。
    アブラナ科の野菜を食べるとかやれることからやっていくしかないなと思います。
  •  全身麻酔で認知機能が低下するということ。やむを得ない場合は事前のサプリで迅速に解毒をしなければならないということ。
  • 『ディメントゲンに対処するための最初のステップは自分の曝露量を調べることである。』これが難しい。
  • 世の中毒だらけですよね‥。毒素の暴露を最小限に抑え解毒を最適化する必要があると。長年にわたって臓器に蓄積された毒素は流出するので、解毒は長い目でみなければと思った。

よく理解できなかった点、批判・疑問点など

  • 摂取する水のことですが、ろ過した水でしょうか。蒸留水でなくていいのでしょうか。
  • 「ストレスの軽減」の項目で「回復運動」とはどんなものでしょうか。またなぜマラソンは避けないといけないのでしょうか。
  • アルハカさんが以前購入された簡易サウナの効果は如何なもんでしょうか。また使い易いでしょうか。
  • 口の中にアマルガム→①水銀を図る →その高値に驚く ←いまここ
    →②安全な方法でアマルガム除去
    →③キレーション治療
    どのプロセスもめっちゃお金がかかるようです。
    除去する瞬間にも急激に暴露される可能性が高いし。。
    お口の中にアマルガムを保ったままキレーションは意味がないですかね。。
    しかし、、アマルガム除去は丁と出るか半と出るか・・
  • あと、無農薬玄米と水銀カドミウムの噂はどう思いますか?(おそらく論文にはないでしょうね)
  • プラスチックの保存容器がよくないということを知りました。レンジで温めたりしなければ問題ないと思っていました。アルミホイルは避けていますが、ラップもよくないですか?
  • この時期、フィットネスバイクなどの運動で汗をかくのが難しいです。厚めの服を着る、などの工夫はしていますが。他にアイデアはありますか?
  • 脳内のディメントゲンは、解毒の最適化によって排泄されていくのでしょうか?
  • 毒素の排泄量は、尿、便、息、汗、毒素の種類によってかなり変わるのでしょうか?汗で出すべき毒素があるなら運動やサウナを検討せねばと。
血液、尿、汗(BUS)調査 生物蓄積性有害元素のモニタリングと除去
Blood, Urine, and Sweat (BUS) Study: Monitoring and Elimination of Bioaccumulated Toxic Elements スティーブン・J・ジェニス - デトレフ・バークホルツ イリア・ロドシキン - サンジ

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21057782/

  • 便秘よりは下痢の方が、まだ毒素排泄ができていると考えて良いですか?

関連する体験談・お役立ち情報など

  • 歯科にて、アマルガムの有無を調べ(うちはな無かった)、Quicksilver社の水銀トライテスト(Mercury Tri-Test)をやりました。
    ⚫︎毛髪→メチル水銀の蓄積量、排泄量
    ⚫︎尿中→無機水銀の排泄量
    ⚫︎血液→体内中の水銀量
    検査の一週間前から魚介類を食べてはいけないというのが大変だった。出汁もダメだったので。
    毎朝、純水を一杯飲むことを習慣にしています!必要ないかもしれませんが、その後の飲食は1時間ほどあけてます‥
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