アルサプADプログラム【ASAP標準】 スケジュール

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アルサプADプログラム【ASAP】

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アルサプ 【標準】 概要

ここにあるすべてのサプリメントを摂取するように考えられているが、解説を読んでもらって検査値や症状などから不要と考えれば、差し引いて利用してもらって構わない。また、例えば「代替食品:卵」などと書かれあるものは、サプリメントの数をできるだけ減らしたいという人のために併記したものでサプリメントで摂取することの価値を減らすものではない。代替食品と該当するサプリメントを合わせて摂取してもらっても影響はほとんどないか、むしろ望ましいと考えている。

オプションとして記載しているサプリメントの多くは、摂取推奨だが、大量のサプリメントをコスト面または感情的に嫌う人が多いことから設けている。しかし、個人的な考えでは可能な限り積極的に摂取することを目指してほしい。

特に医薬品類は、強い抵抗を感じる人が多いことも承知している、しかし、特にリコード法が完全に実行できない人にとって、進行への抑制効果に決定的な違いをもたらすと主張したい。立場上強く推奨することはできないが、ぜひとも検討してほしい。様々な事情から標準治療としては採用されておらず、証拠の強さも一様ではないが、リコード法、または医学的な裏付けがあるもののみを記載している。

アルツハッカーサプリメント簡易版にあるサプリメントやマルチビタミン・ミネラルなどをアレンジして、標準版で紹介しているサプリメントと組み合わせて用いることも可能。

「数が多すぎて本人が飲んでくれない」「仕分けが大変」という声がとにかく多くいため(汗)、そういった方のために<簡易>バージョンを用意し、<標準>バージョンとは別に案内している。アルサプ<簡易>バージョンは以下の記事にアクセスしてほしい。

アルサプADプログラム 時間管理・購入【ASAP簡易】
アルツハッカーサプリメント<簡易>概要 スタートアップサプリメントには、「簡易」と「標準」を用意している。元々のアルツハッカーサプリメントは栄養素ごとに単品のサプリメントで構成されていたが、数が多すぎたり管理やタイミングが複雑すぎて患者さんが飲むのを嫌がるという声を多く頂いていた

表記の説明

E 食事摂取で代替が可能な栄養素・化合物

Aは、食事での代替が比較的容易で、食事からの摂取がより良いものも含めている。サプリメントとしてリストに加えている理由は、栄養素としての重要性、利便性、価格、などを考慮して加えている。つまり患者さんの好みや状況で選択してもらうことができる。また、予算があるのであれば、その多くは食事と併用してもらうことでより高い効果が望めるかもしれない。

N 食事摂取で代替可能だが有効量、品質など難易度が高い栄養素

Bは、食品からの摂取が不可能ではないが、(ただし、食事からの同量摂取が不可能なものを含む)高価格、入手の難しさ、調理の手間、食品に含まれるその他の有害物質リスクの可能性など、よほど食材や分量に気を配らないと食事での摂取にメリットが感じられないと考えられるものに該当する。

食事での摂取にこだわりたい方が、食事の栄養計算が行って同レベルか近い量を摂取していることが明らかな場合(または検査結果に照らし合わせて)には選択の省略が可能となる。

H 食事では代替不可能な栄養素・化合物・ハーブなど

Cは、食事や食品ではほぼ、研究結果に基づいて認知機能の改善に必要とする量を得ることが不可能なもの、そして日常的な食事にはそもそも含まれていないような天然化合物、ハーブ類なども該当する。

アルサプ・スケジュール

アルサプADプログラム 摂取タイミング
サプリメントの摂取タイミング 時間栄養学・概日リズム サプリメント、食事の摂取タイミングは、認知機能を改善していく上で戦術的な重要性をもつ。時間栄養学、薬物投与のタイミング研究はまだ日が浅いが、全ゲノムの約半分が概日リズムを有することがわかっており(ラット)、米国で販売医薬品上位

朝・午前中

  • 朝のファスティング(または12-16時間の絶食)
神経疾患の治療法としての断食
Fasting as a Therapy in Neurological Disease 要旨 断食は進化の中で深く根付いているが、今日の最も一般的な、無効にする神経疾患へのその潜在的なアプリケーションは、まだ比較的未踏のままである。絶食は、神経疾患の幅広い配列を打ち消すかもしれ

半日断食に慣れていない人は絶食時間を12時間からスタートして徐々に14-16時間まで徐々に増やしていく。(フラフラする場合はゆっくりと)

オプション:24時間断食を週に一回以下で繰り返す

  • 200-400ccの蒸留水
  • EDTA 2錠 時々 活性炭
蒸留水の真実
The Truth about Distilled Water 自然は途方もない蒸留プラントを持っている。太陽が地面や水域に照らされると、蒸気が上昇し、不純物はすべて取り除かれる。そして雲が水を再凝縮させ、自然に蒸留された水を地球に戻する。 雨が降ると、ミネラルや有害な化学物質を

ケトンソルト & MCTバターコーヒー

特に糖代謝に問題があったり進行した患者さんで、糖質制限によるケトンダイエットが難しい場合、摂取を試みる価値がある。毎日が理想だが、難しければ(味がまずい)週一回からスタートして、徐々に回数を増やしていく。

ケトンの代謝に慣れていくために、数グラムから数週間かけて18gまで増加していく。(このレベルのケトンダイエットは、必ずケトン計測を測定しながら行うこと。)18gを超える場合や腎機能に障害がある場合は、ミネラルやナトリウム過剰を避けるためケトンの純水なフォームであるケトンエステルを利用する。

  • N ケトンソルト 6-18g (パウダー)
ケトンエステル・ケトンソルト(認知症・アルツハイマー)
ケトンサプリメント・βヒドロキシ酪酸・βHB 概要 はじめに ケトンサプリメントはケトン体を外因的に投与することで、炭水化物を制限せず普通の食事をしていてもケトン濃度の増加を促進してくれる。またはケトンダイエットなどと併用することで、より高い体内のケトン濃度に達することが可能にな
  • MCTバターコーヒー

持続 or ピーク?

MCTバターコーヒーは、ケトンソルトに比べて味がマイルドであるため、日々の生活に取り入れやすい。またMCTバターコーヒーは、ケトンソルトと比較してケトン値をゆるやかに長い時間上昇させる。ただし、ケトンソルトほど大きくケトン値は上昇しない。

また、MCTオイル、ケトンソルト両方とも、長期的にはLDLを増加させる可能性がある。また栄養ケトーシスと異なり、高いケトン値を維持する時間が限られる。

一長一短が考えられるが、大きな効果を得るには高いケトンレベル(1.0-1.5以上)に達する必要があるため、まずはMCTオイルとケトンソルトを併用してピーク高を目指したい。体感での改善が感じられれば一ヶ月間、毎日継続してみる。できればその後、糖質制限によるケトーシスを目指したい。それぞれをゆるく組み合わせる方法もある。

さほどはっきりと体感では感じられない場合でも代謝レベルで多くの有益な効果が期待できるため週のうち1~数回程度でも、取り入れてみる価値はあるだろう。

認知症究極のドリンク アルツハッカーコーヒー
アメリカ発のバレットプルーフコーヒー、防弾コーヒー、完全無欠コーヒーとも呼ばれるバターコーヒー。 元々このコーヒーは一般の人の認知機能を高める目的をもつものとして作られているが、そのままのレシピだとApoE4遺伝子もつ認知症患者さんにとっては中鎖脂肪酸の摂取量が過剰となる。 その

MCTオイル + ( ココナッツオイルorグラスフェッドバター) 3 – 15cH

例外条件もあるが、原則としてApoE4患者さんでは、ケトンダイエットや運動を本格的に実行できない場合は、摂取量を控えておく。

  • NH ビタミンD3 3000~5000IU~  ※3000IUを超えて長期間摂取する場合は、必ず血清VDレベルを検査。
  • H PQQ 1錠 10-20mg
  • H CDPコリン or αGPC 1-2錠 (食前の摂取も良)250-500mg

オプション

  • E プロバイオティクス 1-2錠(腸内環境の改善)代替食品:発酵食品
  • E 緑茶エキス(EGCG) 1錠 代替食品:緑茶
  • EH フペルジンA 1錠(記憶障害)(50-400mcg)と/またはガランタミン
  • NH レスベラトロール 1錠(ApoE4キャリア)
  • H フォルスコリン 1錠 (記憶障害・2型・概日リズム障害) 代替:テニス等のオープンスキル運動、HIIT ※WCFCよりもBDNFを増加させる!
  • H 朝鮮人参 1錠 (記憶障害・2型・概日リズム障害、運動不足、WCFCの代替)
  • H ニコチンアミドリボシド 1-5錠(予算がある場合に含める、炎症収束後)(100-400mg)

オプション(医薬類)

  • H WCFC 1錠(運動不足)要輸入 ※入手難、高価格であることからオプション扱い
  • H プレグネノロン 1錠 5-100mg 輸入規制のためオプション扱い
  • H DHEA 1錠 5mg -100mg 輸入規制のためオプション扱い
  • H シロスタゾール 半錠-1錠 ~50mg 保険処方してもらえるかも
  • H 低用量ナルトレキソン 0.5-5mg 自費診療または個人輸入
  • H エストラジオール 自費診療または個人輸入

お昼の服薬管理が難しい場合は朝にまとめて摂取。

標準用量のガランタミンは朝と昼に(正確には9時と15時)摂取すると、生理学的なコリン作動性と近い日内変動を示す。アリセプトも朝の摂取により概日リズムの変動への影響を緩和できる、またはほとんどの認知症患者さんで乱れている概日リズムの恒常性を助ける可能性がある。

ライフスタイル・アプローチ

空腹時の運動 or 散歩(30分-)+ 太陽の光 ☓2~相乗効果(効率的)

アルサプADプログラム 【身体活動】
概要 書籍「NO SWEAT」 モチベーションのシンプルな科学より 健康目的で始めると失敗するかも 人間は、長期的な利益よりも、すぐに得られる利益を選ぶようにできている。運動の動機づけとして、減量や健康増進は多くの人にとって「間違った理由」であり、一貫して運動を行うために必要な報

散歩は(イメージとして)サプリメント5~10個分の認知機能改善効果、より激しい運動は10~15個分があると考えてもらいたい。しかし、代謝への影響の仕組みが部分的にしか重複しないため、この表現はサプリメントで代替ができることを意味するわけではない。

  • 脳トレ 10時頃の午前中が理想
  • PBM/LLLT
  • HBOT
アルサプADプログラム 【身体活動】
概要 書籍「NO SWEAT」 モチベーションのシンプルな科学より 健康目的で始めると失敗するかも 人間は、長期的な利益よりも、すぐに得られる利益を選ぶようにできている。運動の動機づけとして、減量や健康増進は多くの人にとって「間違った理由」であり、一貫して運動を行うために必要な報

昼・午後

サプリメント 昼食前(or 昼食後まとめて)

昼食の前の摂取が難しい場合は食後にまとめて摂取する。

  • E プロバイオティクス 1-2錠 発酵食品が足りていない
  • NHN-アセチル-システイン 1錠 400-600mg
  • N グルタミン・パウダー4-8g 食品ボーンブロス
  • Nリポソームタイプのクルクミン(セラクルミンなど)1錠
  • H R体-αリポ酸 1-3錠 100-300mg
    (低血糖に注意、フェリチンが高い場合は3錠~)
  • H CDPコリン or αGPC. 1-2錠 100-500mg

昼食

低-中GI食 中-高タンパク質食

  • 蒸したブロッコリー(またはスプラウト)
  • ブルーベリー(冷凍>ドライ) 50-120g
  • 糖質の少ない柑橘類(または果皮を利用)
  • キノコ 50-150g(多いほど良い)
  • ナッツ 60-100g/日(リーキーガットがある場合は避ける)
  • ダークローストコーヒー

オプション

  • グラスフェッド・ホエイプロテイン +(EAA5-10%+乳糖分解酵素)10-30g
  • 調理が難しい人はスムージー摂取は選択肢のひとつ。
  • コーヒーは午後2時まで(デカフェは午後6時まで)、週に1~2回オフ日を設ける
アルサプADプログラム 【食事】
食事の概要 アルサプはサプリメントを中心に組み立てられたプログラムではあるものの、食事をないがしろにしていいというわけではなく、認知機能に有益な必要最小限の食事法と組み合わせることで効果を最大させることを前提としている。リコード法に正しく従った食事方法(ケトフレックス12/3)を

サプリメント 昼食後

  • E ホスファチジルセリン 1錠 代替食品 新鮮なサバ
  • E アセチル-L-カルニチン 1錠 250mg
  • E トレハロース 砂糖の代わりとして料理・菓子などに利用できる。5~10g
  • N オリーブリーフ 1錠 ポリフェノールが高濃度のオリーブオイル
  • N ビタミンB 複合体 1錠 (3型、カビ毒暴露がある場合は治療後)
  • N ビタミンC 1錠 500-1000mg
  • N マグネシウム(キレート) 1錠 100-200mg(トレオン酸Mgとは別途必要)
  • N DHA・EPA 小粒2錠 or 大粒1錠 代替食品:新鮮な青魚
  • N ホスファチジルコリン/レシチン 1錠 代替食品:卵(両方あると良い)
  • H ウリジン 1錠 250mg
  • N クリルオイル 1-2錠 400-600mg 食品:魚の卵(すじこ、ししゃも、いくら)
  • H ミルクシスル 1錠 特にApoE4
  • H アシュワガンダ 1錠 300mg(一日1錠の場合は500-600mg) 特にApoE4

オプション

  • E ビタミンA 0.5-1錠  食事で不足する場合
  • E ビタミンK2 1錠 代替食品:納豆
  • E グリシン 1-3g 代替食品:ボーンブロス、ゼラチンなど
  • E L-セリン 1-3g 代替食品:枝豆、海藻類、卵など
  • E クレアチン 1-2錠 (肉、魚の摂取量が不足気味)(2g相当)
  • N ユビキノール 1錠 予算があれば含める 100-200mg
  • N レスベラトロール 0.1-2錠 10-200mg
  • N フェルラ酸 半錠-1錠  125-250mg
  • H バコパ・モンニエリ 1-2錠 (記憶障害あり)
  • H イチョウ葉エキス 1錠(抗凝血剤との重複を避けて) 120mg

夕方・夕食後

サプリメント 夕食前(or 夕食後まとめて)

夕食の前後二回の摂取が難しければ、夕食後にまとめて摂取する。

  • E グルタミン・パウダー 2-8g 食品:ボーンブロス
  • E トレハロース 5~20g 食事として利用
  • N クルクミン(セラクルミンなど) 1-2錠
  • H トレオン酸マグネシウム 1-2錠
  • H ウリジン 1錠 250mg

オプション

  • H グルタチオン ※下記参照

以下からひとつまたは複数を選択(舌下摂取が最も効果が高く安価)

グルタチオンが健康に欠かせない成分であることに疑問の余地はないが、無差別に使用することが必ずしも正当化されるわけではない。例えば,カビ毒の患者の多くは、グルタチオンを経口、静脈内、外用などあらゆる方法で投与すると悪化する。-ニール・ネイサン博士

  1. 還元型グルタチオン(舌下投与) 100-500mg(推奨)
  2. S-アセチル-L-グルタチオン(経口) 2-5錠 200-500mg
  3. リポソーム・グルタチオン(経口)

夕食 午後8時まで 0~低GI食 低-中タンパク質食

  • アボガド
  • きのこ類
  • 海藻類(ひじきを除く、大量の毎日の昆布は避ける)
  • 低糖質、低タンパク質 時計遺伝子のリセット作用を軽減する。

別途瞑想する時間がなければ、食事瞑想を時々取り入れてみる。

昼から夜の間の間食はできれば避ける。(インスリン分泌の節約)

https://alzhacker.com/startup-standard-diet/

サプリメント 夕食後

  • EN キレート化マグネシウム 1錠 100-200mg
  • (トレオン酸Mgとは別途要)
  • EN DHA・EPA 小粒2錠 or 大粒1錠+ DHA(単独) 1錠
  • E ホスファチジルコリン/レシチン 1錠 食品:卵
  • E ホスファチジル セリン 1-2錠 食品:新鮮なサバ
  • E アセチル-L-カルニチン 1錠 250mg
  • NH ビタミンC 1-2錠 500-1000mg
  • N ビタミンE  1錠 400IU 食事に含まれるビタミンEと組み合わせる
  • N カルノシン酸亜鉛 1-2錠(一日分)
  • N クリルオイル 1-5錠 100-600mg ※特にApoE4
  • N アスタキサンチン 1錠 予防4mg 治療12mg 代替食品:紅鮭
  • Nオロチン酸リチウム 1錠 通常:0.5-1mg 高炎症:~5mgを一ヶ月
  • H ミルクシスル 1錠
  • H アシュワガンダ 1錠 300-500mg

オプション

  • E セレニウム 1錠 200-400mcg
    代替食品:ブラジリアンナッツ2-3粒(食べ過ぎない)
  • E クレアチン 1-2錠 ※肉・魚食が少ない(1.5g相当)
  • N CoQ10(ユビキノール) 1錠 100-200mg ※予算次第
  • H イチョウ葉エキス 1錠 120-240mg ※他の抗凝固剤との兼ね合い

オプション(医薬類)

  • H 低用量シルデナフィル10-25mg or タダラフィル 5-15mg
    (併用も可、各用量を半分にする)
  • Hプロペントフィリン(Propentofylline) 100-300mg
    夕食後 ストレス緩和 参考
アルサプADプログラム <ストレス>
全員に推奨される非薬理学的治療 サウナ(温熱療法)、瞑想などの代替的とみなされている療法は、いずれも認知症への補助療法としての役割だけではなく、根本的な代謝障害へ働きかけることのできる医学的証拠が存在する。また作用メカニズムとしての独自性があり、その他の治療アプローチとは異なる働

夕食後の注意点 ブルーライト

個人によって光に対する睡眠への妨害の感受性は大きく異り、90%のカット率でも概日リズムへの影響の違いが生じることがある。原則として、夜間のLED、スマホ画面などのブルーライトを完全に避ける。しかい、実際ブルーライトを完全に避けることは難しい。そしてわずかなブルーライト光でも影響があることが実験からわかっている。夜間テレビやモニタをどうしても見る場合は、コントラスト・輝度を低く調整する。(ブルーライトカットテレビやモニタを利用)

ブルーライトカットグラス

濃いオレンジ、フルカバーのブルーライトカットメガネを使用。透明のブルーライトカットグラスやフルカバーではないタイプは臨床研究では効果が示されていない。

特に就寝一時間前、明るい光に曝されることによってメラトニン分泌量に影響を与え睡眠を妨害することが研究で示されている。夜間にずっとつけておくことが難しい場合は、寝る1~数時間前だけでも着用する価値がある。

ただし、ブルーライトであるかどうか、(色温度)は体内時計の影響に関係しないという研究も報告されているため、より気にかけるべきは明るさ(輝度レベル)そのもの可能性もある。[R][R] 現時点では両方に注意を払うというのが良いだろう。

就寝3時間前の絶食

カロリーを含む食品を摂取しない。コーヒー、緑茶などのカフェイン含有飲料も避ける。番茶はOK、糖分を含むジュース、ステビアなどの甘味料も控える。カロリーゼロの固形物も避けておく。MCTオイルなどはOK

睡眠と睡眠時間をめぐる不健康な食生活 食べるか断食するか?
Unhealthy eating habits around sleep and sleep duration: To eat or fast? 要旨 伝統的に、「朝食抜き」(BS)や最近では深夜に夕食を摂る(LNDE)は、肥満や2型糖尿病などの心血管疾患の素因となる可能性がある
食事の頻度およびタイミングの人間の健康への影響 断食の役割
The Influence of Meal Frequency and Timing on Health in Humans: The Role of Fasting 要旨 食事の頻度とタイミングが健康と疾病に及ぼす影響は、長年にわたって関心の対象となっている。疫学的証拠は、高い

就寝前 就寝の約一時間前

  • N-HN-アセチル-システイン1錠 約500mg
  • H メラトニン 1-2錠 予防:0.3-3mg、MCI:3-20mg 初期:10-100mg、中-後期:50-200mg
  • H グリシン 3g
  • H L-セリン 3g
  • H トリプトファン 500mg~1000mg(3型、うつで特に推奨、代謝に個人差があるため睡眠の質などをチェック)

※サプリメントを摂取して夜間に目が覚めてしまう場合は、メラトニンを徐放剤(Time release)に替えてみる。それでも覚醒する場合は、その他のサプリメントをひとつずつ夕食後摂取に切り替える。

※還元型グルタチオンの舌下投与は、経口と比較して約10倍高い脳への到達率があると考えられている。

オプション
  • E テアニン 1錠
  • H トリプトファン 500mg~1000mg(3型、うつで特に推奨、代謝に個人差があるため睡眠の質などをチェック)
  • H L-オルニチン 600mg(高い血清コルチゾール、アンモニア)
  • H バレリアン 1錠 (伝統的な睡眠補助ハーブ)
  • H プレグネノロン 25mg(海外)※日本は輸入規制
  • H プロゲステロン 認知症患者さんでプロゲステロンの欠乏が睡眠を妨げている可能性があり、補充が睡眠障害を改善したという医師の多くの報告がある。
  • H DHEA プレグネノロンの摂取で夜間覚醒が起きる場合は同量(25mg)のDHEAを摂取、単独では睡眠を妨害する可能性もあるため睡眠計測デバイスなどで要チェック。

※就寝60-90分前摂取がむずかしい場合は、メラトニンを徐放剤に変更して夕食後に摂取。

  • H 超高用量メラトニン 50mg~500mg(週1~隔日)
超高用量メラトニンを検討するべきか?
神経変性疾患と高用量メラトニン(メガドース)
高用量投与に関する文献 メラトニンは、筋萎縮性側索硬化症の疾患進行を遅らせる可能性がある 主要生存分析では、メラトニン使用者は非使用者に比べて年間死亡率が有意に低かった(ハザード比,0.241;95%信頼区間,0.088-0.659;P = 0.0056)(図2A)。研究期間中に

睡眠 7-8時間

アルサプADプログラム 【睡眠】
睡眠の概要 一日全体の調整で考える 睡眠中や睡眠前だけに焦点を当てるのではなく、光、食事、運動、サプリメント、温度、投薬などを一日のリズムで考えて取り組もう。抗認知症薬の種類や摂取タイミングも重要。 睡眠を妨げる要因を取り除く 食事と同様に、いやそれ以上に睡眠は引き算が重要。例え

過去に起きた介護殺人のうち、45%の介護者が睡眠不足であったと日本の裁判所が認定している。睡眠は患者、介護者とも献身的な人ほど犠牲にしてしまう傾向にあるが、認知症は超長期戦であり、介護者が共倒れしないという意味において戦術的な重要性をもつ。睡眠の自己犠牲は無意味、誰のためにもならない!

睡眠は、睡眠中や就寝前だけの対処に焦点をあてるのではなく、一日全体のリズムで考えること。朝、太陽光を浴びる、活動量、決まった食事時間や栄養、ホルモン(プロゲステロン)なども睡眠の質と時間に影響する。一日全体の波を作って睡眠の質を高めるイメージで取り組むなど。