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概要
VCS = visual contrast sensitivity test
視覚コントラスト感度検査は、コントラストの識別する能力を測定することにより、視神経機能不全を診断するための非特異的な検査として使用される。
生物毒素によって低下する視覚コントラスト能力
生物毒素そのもの、または生物毒素によって生じる炎症反応は、視覚機能障害を引き起こすとが示されており、視覚コントラスト感度(VCS)の低下を含む様々な神経学的症状を引き起こす。
VCSテストでは、視覚パターンを検出する能力を測定するために作成された一連の画像が表示されるが、生物毒素関連の病気に罹っている人は、このテストで良い結果を出せない。
シューメーカー博士の研究によると、VCSの低下は、視神経を介して脳に視覚情報を送るさいに赤血球が眼球構造へ届くスピードが低下することによるものとのこと。
視覚コントラストに影響を与える毒素・要因
- 栄養欠乏
- アルコール消費
- 薬物/医薬品の使用
- 揮発性有機化合物(VOC)
- 揮発性有機化合物を産生する微生物(クラドスポリウム(クロカワカビ)、ペニシリウム(青カビ)など)
- 内因性、外因性の神経毒、生物毒、動物や昆虫からの毒
- カビ
- マイコトキシン
- シアノバクテリア
- 渦鞭毛藻類(特にPfiesteriaとCiguatera)
- アピコンプレックス
- 寄生虫
- 水銀や鉛などの重金属
- ライム病やそれらと共に感染することの多い病原体
- ドライクリーニングなどの有機溶剤
- ドライクリーニングの溶剤 テトラクロロエチレン(PERC)
- シックハウス、WDB(水災害のあった建物)への居住
www.vcstest.com/resources/research/
VCSテストの高い診断率
VCSテストは多くの研究が行われており、非常に正確で生物毒素関連の病気の診断率は92%、わずか8%が偽陰性となる。
www.vcstest.com/resources/research/
繰り返し検査を行う
VCS検査は初診時に行い、後に治療効果を評価するために、通院時に毎回繰り返される。
生物毒素の臨床診断とVCSテストの実施後、診断の確定と病気の重症度を判断するために特定のバイオマーカーを検査して経過観察を行う。
VCSオンラインテスト
www.quantifiedbob.com/vcs-test-visual-contrast-sensitivity/
オンラインで受けることのできるVCSテストは2つある。
サバイビングモールド VCSテスト
www.survivingmold.com/store1/online-screening-test
www.survivingmold.com/store1/online-screening-test/purchase-vcs
サバイビングモールドでは専門家による診断が推奨されている。
テスト条件
視力は矯正視力も含め0.4以上が必要
矯正視力で0.4の場合はメガネをつけてテストを受ける。
画面から45cmの距離で行う。45cmの長さの紐を用意すると便利。
部屋を約240ルーメンの明るさに調節する(照度計で計測)
テスト費用
- テスト1回 15ドル
- テスト4回 40ドル
- テスト10回 75ドル
- テスト50回 250ドル
VCSTest.com
アカウント登録で一回なら無料で受けることができる。
寄付(1095円)をすると追加テストが一回受けられ、詳細な説明と分析を行ってくれる。
3回、5回、無制限テストでは割引き価格が用意されている。
テスト時間は10分~15分
いずれも、適切な条件(モニタの明度、コントラスト調整、部屋の証明、モニタまでの距離等)で行わなければ正確な診断は難しい。
ただし毎回テストを受けるたびに同一環境が用意できるなら、相対評価を見ることができるため、治療開始前に受けておくことは治療の最適化を行なっていく上で重要となってくるだろう。
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VCSTest.com 検査の受け方
テストの準備
- テストには約10~15分が必要
- メガネ、コンタクトレンズを使っている人はそのままでテストを受ける。
- 普段パソコンやスマホのモニターを長時間見ている場合は、テストに影響を与える可能性があるため午前中か深夜に行う。
- 部屋の照明は充分な明るさがあること
- モニターのブルーライトカット、照度を落とすアプリケーションなどはオフにしておく。
- モニターからの距離を測定できるメジャーなどを用意して61cmの距離をとる。61cmに目印をつけた紐を用意しておくと便利
VCS検査の開始
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