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テロメアを改善する20のアプローチ(認知症・アルツハイマー)

リコード法 36項目 テロメアの長さを増やす

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「telomere wiki」の画像検索結果

概要

テロメア

テロメア (telomere) は真核生物の染色体の末端部にある構造。染色体末端を保護する役目をもつ。

これまでの臨床研究により、短いテロメア長は自己免疫疾患、代謝性疾患、癌、脳卒中、神経変性疾患を含む多くの疾患の発症となる可能性が示唆されている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23647631/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20435169/

テロメラーゼ

ja.wikipedia.org/wiki/テロメラーゼ

テロメラーゼ(TERT)は、短縮したテロメアを伸長させる酵素(反復配列を付け加える)

テロメラーゼの活性が低いとテロメアの短縮が進み細胞老化が促進される。

植物のほとんどはテロメラーゼ活性を持ち、ヒトでは生殖細胞、幹細胞、がん細胞でテロメラーゼが活性されている。

テロメラーゼは海馬の保護因子

テロメラーゼは脳内ではアストロサイトで発現が認められていないが、海馬領域で発現していることがマウスモデルにおいて確かめられている。

テロメラーゼが発現する海馬ニューロンでは過剰リン酸化タウが含まれず、タウを含む場合はテロメラーゼの活性低下が認められており、テロメラーゼがタウ病理に対する保護因子として作用している可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4308607/

酸化ストレスと関連するテロメラーゼ活性

脳内におけるテロメラーゼの局在化は、脳ミトコンドリアの酸化ストレスレベルに関与している可能性があり、mTORシグナル伝達経路を介したテロメラーゼ活性によるミトコンドリア機能の改善と酸化ストレスの減少は治療標的となるかもしれない。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28469639

「telomerase」の画像検索結果

infograph.venngage.com/p/221703/telomeres

アルツハイマー病の発症リスク

短いテロメアによるAD発症リスクの増加

より短いテロメアはアルツハイマー病発症の高いリスクと因果的に関連していた。テロメア伸長の標準偏差が1減少するごとに概算で36%のアルツハイマー病リスク増加につながる。

www.medscape.com/viewarticle/853530

T細胞のテロメア短縮は、アルツハイマー病の状態と相関する。

テロメアの長さが中央値よりも短いと、軽度認知障害を発症するリスクは9.6倍に高まり、認知症と診断されるリスクは12倍に高まる。

アルツハイマー病患者の強いテロメアと年齢の負の相関

テロメアの長さと年齢には負の相関が存在するが、アルツハイマー病患者ではこの負の相関が健常者と比べて著しく強くなることが示された。

さらに女性アルツハイマー病患者において、アルツハイマー病の期間とテロメア長さに有意な負の相関が観察された。

予期とは反対にテロメアの長さとMMSEには負の相関が示された。これは男性およびApoE4キャリアにおいて有意であるが、非ApoE4キャリアでは有意ではなかった。

ApoE4キャリアの長いテロメア!?

ApoE4キャリアの白血球テロメアは、ApoE3/3キャリアよりも長いテロメアと小さい海馬容積を有する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22506016/

テロメアの短縮がアミロイド班を減少させる!?

テロメア短縮は、アルツハイマー病におけるアミロイド斑病変の進行を遅延させる可能性がある。

これらはテロメアの効果にミクログリアの活性化が関連している可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21672962/

「telomere alzheimer」の画像検索結果

link.springer.com/article/10.1007/s12017-012-8207-9

テロメア短縮の要因を減らす

酸化ストレス

加齢または持続的な酸化ストレスは、テロメア短縮に寄与する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12114022/

リンパ球のテロメア短縮は、酸化的ストレスへの慢性的な暴露によって誘導される。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18197986/

アルツハイマー病患者のリンパ球におけるカルシウムホメオスタシスの障害はテロメア短縮、ミトコンドリア機能不全、ROSの上昇を引き起こす。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11755018/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23354174/

酸化ストレスによりテロメアの損失による老化の促進は、主に酸化ストレスによるストレス応答である。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12114022/

より高い酸化ストレスは、閉経前女性のより低いテロメラーゼ活性およびより短いテロメア長さと関連していた。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15574496/

テロメラーゼ活性に対する高ストレスの影響

www.enzo.co.nz/Blog/x_post/How-stress-shortens-your-chromosomes-and-why-you-should-care-00011.html

炎症

神経変性疾患において、IL-6およびTNF-αレベルの上昇を特徴とする慢性の全身性炎症が起こる。自然免疫および免疫細胞は、中枢神経に浸潤する。

免疫細胞の活性化は、造血幹細胞から新しい細胞の需要を増加させる。

造血幹細胞およびリンパ球の増殖はテロメラーゼ活性を増加させるが、テロメアに影響をおよぼすまでにはいたらない。

結果、慢性炎症によって誘発された細胞増殖は神経変性疾患におけるテロメア侵食の原因のひとつでありえる。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8676067/

慢性ストレス

テロメア長はノルアドレナリン、アドレナリン、コルチゾールおよびIGF-1などのストレス応答ホルモンレベルの上昇と相関する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20362078/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19236337/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19269917/

神経変性疾患に伴うHPA軸の慢性的な過剰活性は、、成長ホルモンの血中濃度を低下させる。

女性のうつ病スコア(GHQ)と8-OH-dGレベルには強く正の相関が存在した。

心理的うつ病は女性のテロメア長さとの関連を示す可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14623283/

高いホモシステイン

上昇した血漿ホモシステインレベルはアルツハイマー病の危険因子であることは立証されている。(Seshadri et al,2002)

ホモシステインは葉酸代謝とメチオニン代謝を含むOne-Carbon-Metabolism代謝経路を阻害し、メチオニンの枯渇およびウラシルによるDNAへの誤った取り込みを引き起こす可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12591216/

喫煙

喫煙は年齢とは関係なくテロメアの短縮を促進する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20560902/

一日一本のタバコを40年間吸うことはによるテロメア長さの消費は7.4年分の寿命に相当する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16112303/

喫煙者のテロメアは用量依存的に短縮する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17416776/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16507852/

肥満

BMIは年齢とは関係なく、DNA損傷のバイオマーカーと強く相関する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20560902

テロメアは、脂質過酸化により生じる酸化ストレスによって短縮を促進している可能性がある。

肥満によるテロメアの過剰な消耗は、喫煙よりも悪く8.8年の寿命短縮に相当する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16112303/

有害な薬剤

大気汚染(トルエン、ベンゼン等)に曝されている交通警察官の白血球テロメア長さは、同年齢のオフィスワーカーと比べて短い。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19772576/

多環式芳香族炭化水素に暴露するコークス炉で働く労働者のリンパ球は、有意に短いテロメアを有する。これらは労働者が有害物質に暴露されていた年数と有意に相関した。

また労働者のテロメア長は、p53転写因子による低メチル化とも関連していた。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19892797/

テロメアを長くするアプローチ

運動

身体活動がテロメア長さと老化に影響をおよぼす作用機序

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5546536/

運動の継続機関が、DNAとテロメアに対する損傷のバイオマーカーであるp16発現と逆相関していた。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20560902/

身体運動はマウスのテロメラーゼ活性を上昇させる。

有酸素運動を行う陸上競技選手の白血球はテロメラーゼ活性が上昇しており、テロメア短縮を減少させた。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19948976/

瞑想

瞑想のエキスパートは、瞑想をしないグループよりも有意に長いテロメア長さを有する。

マインドフルネスにおいてストレス、不安、うつ病の緩和によるコルチゾールレベルの低下が、テロメラーゼ活性と関連しているようである。

瞑想の種類とは関係なく、各種瞑想に共通する注意力がテロメア長の保護因子である可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4859856/

食事制限(タンパク質制限)

タンパク質を40%減少させた食事の補給はラットの寿命を15%延長した。

ラットの早期の段階における食事制限は、腎臓におけるテロメアの長さと関連しており、寿命の増加を示した。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19948976/

短期的な栄養制限とラパマイシン処理を受けたマウスの脳組織では、テロメラーゼタンパク質が蓄積することが見出された。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28469639

食物繊維

カロリーあたりの繊維摂取量が多いほど、アメリカ人の白血球テロメアは長くなる傾向にある。1000kcalあたり10gの繊維質摂取の増加は、67塩基対長いテロメアと関連しており、4.3年の生物学的な老化に相当する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5946185/

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸を含む食事の増加は、テロメアの短縮率の減少と関連していた。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20085953/

ビタミンB

ホモシステインの上昇はテロメア短縮と密接に関連しており、ホモシステインレベルの適正化に必要なビタミンBの補充はテロメアの長さを維持するのに有効な手段であることが示唆される。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25546508

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26293976

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27379829

ビタミンC

ビタミンCレベルの高い女性(上位4分の1)では、ビタミンCレベルの低い女性(下位4分の1)と比べ有意に長いテロメア長を有していた。

毎日のマルチビタミンの摂取している女性は、マルチビタミンを服用していない女性と比べ長いテロメア長さを有していた。栄養分析とこれまでの研究の証拠からビタミンCとビタミンEが貢献している可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19279081

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22843416

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27271327

ビタミンE

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17407150

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20716926

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3085479/

www.hindawi.com/journals/omcl/2010/547941/citations/

ビタミンD

女性の高い血清ビタミンD濃度はテロメアの長さと関連していた。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2196219/

ビタミンDは、抗炎症作用と抗細胞増殖機構を介してテロメア短縮を減少させる可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26558766

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27379829

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25803084

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3826782/

リチウム

うつ病モデルラットへのリチウム治療は、海馬の異常テロメラーゼ活性を正常化させた。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25618407

カロテノイド

高齢者の血漿中のより高いルテイン、ゼアキサンチン、ビタミンCレベルは、より長いテロメア長と強く関連することが実証された。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24428184

日本人の食事からのβカロテンおよびαトコフェロールの高い摂取量は、テロメア長さと正の相関を示した。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26892575

アストラガルス(オウギ)抽出物

TA-65

アストラガルスの根から抽出されたTA-65は、動物の赤血球テロメアの長さを伸長することが示されている。

老齢の雄マウスへのTA-65の4ヶ月間の投与は、健康状態を改善したが平均寿命、最大寿命には影響を与えなかった。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5758356/

53〜87歳の比較的健康なサイトメガロウイルス陽性の被験者117名を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照臨床研究では、TA-65がテロメアを延長できることが分かった。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26950204/

TAT2(シクロストラゲノール)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18981163/