核戦争が実際にどれほどの被害をもたらすか
Here's How Bad a Nuclear War Would Actually Be

米ロが全面核戦争を起こしたらまずいことは分かっている。しかし、具体的にどの程度悪いのだろうか？爆発、放射能、核の冬を生き延びる可能性は、住んでいる場所によってどう違うのだろうか？この1年の前代未聞の核サバゲーと先週末のロシアでの混乱は、この疑問をタイムリーなものにしている。この疑問に答えるため、私は素晴らしい学際的な科学者グループ（エンドクレジットを参照）と協力し、未公表のデータのみを用いて最も科学的に現実的な核戦争のシミュレーションを作成し、ビデオとして映像化した。核兵器の標的、ミサイルの軌道、爆風、電磁パルス、そして黒い炭素の煙がどのように発生し、舞い上がり、世界中に拡散し、気候を変化させ、大量の飢餓を引き起こすかについての詳細なモデリングを組み合わせたものである。

一方が核ミサイルを発射すると、もう一方はそれを探知し、着弾前に反撃する。ノルウェー西方の米潜水艦から発射された弾道ミサイルは約10分後にロシアを攻撃し始め、カナダ北方から発射されたロシアの弾道ミサイルは数分後にアメリカを攻撃し始める。最初の攻撃は、1メートルあたり数万ボルトの電磁パルスを発生させ、電子機器や電力網を破壊する。次の攻撃は、指揮管制センターや核発射施設を標的にする。陸上配備の大陸間弾道ミサイルは、発射から標的まで約30分かかる。