医学研究(総合・認知症)

36の発症因子

アミロイドβクリアランスを増加させる(覚書き)

関連記事 アミロイドβクリアランス 脳のアクアポリンAQP4 雑記 ・脳からの老廃物の除去は、血液脳関門(BBB)からが優勢という見解。 ・タウもアミロイドβもBBBをそのままでは透過しないため輸送体が必要。 ・タウのBBB経路のトランスポーターは同定されていない。 ・間質液>脊
ApoE4・リスク遺伝子

アセチル-L-カルニチン(認知症・アルツハイマー)

アセチル-L-カルニチンの効果と研究 概要 カルニチン(アセチル-L-カルニチン)は、ミトコンドリアの脂肪を燃焼を助ける化合物。肉やミルクなどに含まれる天然のアミノ酸、牛乳も飲まない厳格なベジタリアン(ビーガン)には不足傾向がある。 必須アミノ酸であるリジンとメチオニンから体内で
甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモン 概要(アルツハイマー・リコード法)

リコード法 甲状腺ホルモン はじめに 甲状腺ホルモン その他記事 TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン) TSH(甲状腺刺激ホルモン) T4(サイロキシン)/T3(トリヨードチロニン)/rT3(リバースT3) 脱ヨード酵素(D1、D2、D3) 脱ヨード酵素の阻害因子・T4→T3
アルツハイマー症状

アルツハイマー病 萎縮する脳部位とその働き(覚書)

アルツハイマー病 萎縮する脳領域と機能 アルツハイマー病の進行に伴い萎縮、機能低下する脳部位についての覚書。 前脳基底部 / Basal Forebrain アセチルコリンの産生 線条体の前の下に位置する脳部位で、側坐核、基底核、ブローカ対角帯、マイネルト基底核、内側中隔核を含む
36の発症因子

炎症因子NF-κBを阻害する37の因子(認知症・アルツハイマー病)

炎症因子NF-κBの学習効果 概要 炎症の中心にある転写因子 NF-κBは炎症、ストレス応答、感染応答、免疫応答、細胞分化、増殖、細胞死などにおいて中心的役割を果たす転写因子のひとつ 複雑なシグナル伝達経路のネットワークによって、非常に多様な因子からの刺激を集約的に受ける。 外因
抗酸化剤

血液脳関門を透過する抗酸化剤 & 神経保護剤

Blood Brain Barrier(BBB) 概要 血液脳関門とは 脳はひじょうに脆弱な神経器官であるため、ジャンクなものが脳へ入らないための物理的な障壁(タイトジャンクション)が存在する。 その障壁のことを血液脳関門と呼ぶ。英語の頭文字をとってBBBとも呼ばれている。 血液
アミロイド

クルクミン(認知症・アルツハイマー)

クルクミン・ウコン・ターメリック 概要 クルクミンはターメリックの香辛料で、インド、アジア、中東でカレーなどのスパイシーな料理として使用されている。 特にインドの伝統医学アーユルヴェーダでは広く一般的に使用されている。 歴史的にはインドで2500年前にウコンが使われており、当初は
有害金属

水銀の危険性と診断(認知症・アルツハイマー)

水銀の有害性(認知症・アルツハイマー) その男に魚を与えろ、そうすれば彼は一日飢えないですむ。 だがもし魚の釣り方を教えてしまえば、その男は3年以内に水銀中毒で死ぬだろう。 シャルル・ハース 関連記事 概要 認知症、アルツハイマーと関連して水銀の有害性、危険性についていろいろ調べ
腸内微生物叢

リーキーガットを自分で調べる3つのスクリーニング検査

リーキーガット症候群の検査方法(簡易診断) はじめに リーキーガットを測定する標準的な検査方法は確立されていない。 リーキーガットは複数の要因によって引き起こされているため、 検査方法にも多くの種類があり単一の検査では正確な診断をつけることができない。 多くの検査方法 リーキーガ
KD記事

ケトン濃度を測定する4つの方法

ケトン体ダイエットのためのケトン測定方法 関連記事 リコード法 ケトンダイエットの計算 ケトン体質になるための14のステップ ケトンエステル・ケトンソルト 認知機能改善食事プログラム ケトフレックス12/3 糖質制限についての注意 ケトン濃度を測定する4つの方法 はじめに ケトン
36の発症因子

GABAを増やす6つの戦略(認知症・アルツハイマー)

神経伝達物質ガンマアミノ酪酸(ギャバ)の健康効果 概要 GABA(γ-アミノ酪酸)は、ヒトの脳の抑制性の神経伝達物質としているアミノ酸のひとつ。 英語の頭文字をとってGABA(ギャバ)と一般に呼ばれている。 ガンマアミノ酪酸以外にも、アミノ基のつく位置によってアルファアミノ酪酸、
神経伝達物質・シグナル伝達

ビタミンK2(認知症・アルツハイマー)

ビタミンK2の効果 サプリメント・納豆 ビタミンKの効果・研究 ビタミンKの効能 一般的な効能 脂溶性ビタミンであり、血液の凝固や組織の石灰化に関わる。 欠乏すると → 出血傾向、骨粗鬆症、動脈硬化に関連 骨を強くする ビタミンKの有名な効果として、骨密度を上昇させ、骨折のリスク
ApoE4・リスク遺伝子

プラズマローゲン、脂質代謝関連の研究

プラズマローゲン、脂質代謝関連の研究(認知症・アルツハイマー) 興味を持ったものを適当にピックアップしています。 プラズマローゲン関連 プラズマローゲン前駆体 アルキルグリセロールを摂取すると赤血球中のプラズマローゲン濃度が高くなることがわかっている。しかしFAR1の制御により、
36の発症因子

タウのメカニズム(認知症・神経変性疾患)

タウタンパク質の研究 キーワード:タウ、タウタングル、NFT、神経原線維変化、タウ蛋白、pタウ、リン酸化、アミロイドβ、タウ凝集、タウ蓄積、p-tau タウ標的 10つの治療アプローチ(認知症・アルツハイマー) 概要 アルツハイマー病におけるタウタンパク質の病態生理学的役割は、実
PBMT LLLT /光生物調節

低反応レベルレーザー照射療法PBM・LLLT(Low  Reactive Level Laser Therapy)LEDで認知機能とうつを改善

概要 光治療について 光による治療といっても多くの種類があるのだが、一般的に光治療(光線療法)といわれるときは、睡眠障害だったり季節性のうつ病を治すために高照度の光を浴びる、間接的な療法を意味することが多い。そういった光を用いる間接的な治療方法とはまた別に、光には細胞やミトコンド
生物毒素・カビ毒

CIRS(慢性炎症反応症候群) 診断

CIRS(慢性炎症反応症候群) 診断 概要 カビ毒はほとんどの開業医は認知していないため、診断が可能な症状のある患者が開業医の元に赴いたとしても、通常、病気の存在そのものを疑われたり白眼視されて終わる。患者は医師に頼ることができないため、自らが治療者となる必要がある。 心の病気と
生物毒素・カビ毒

CIRS(慢性炎症反応症候群)発症メカニズムの7ステージ 

生物毒素によるCIRS発症機序 ステージ1 生物毒性 生物毒素に人が曝露すると、通常は免疫システムによって抗原認識され、肝臓で解毒され血中から取り除かれる。 しかし、HLA-DRハプロタイプの変異体を持っていると、生物毒素を抗原として同定することが難しくなる。生物毒素は身体によっ
生物毒素・カビ毒

CIRS(慢性炎症反応症候群) 概要

CIRS = Chronic Inflammatory Response Syndrome 「知識は力である」 Dr.Shoemaker 関連記事 概要 診断 治療アプローチ CIRS 概要 遺伝的に脆弱な人が、生物毒性によって感染することによって、慢性的に(全身的に)炎症が起こ
海馬

海馬回復のための覚え書き(認知症・アルツハイマー)

Sometimes,happy memories hurt the most. 時として、幸せな記憶が一番痛みを与える。 関連記事 海馬回復のための覚え書き(認知症・アルツハイマー) 海馬の再生・活性化<サプリメント> 海馬の再生・活性化<医薬> 海馬の再生・活性化<非薬物療法>
BDNF

神経成長因子BDNFを増やす8つの戦略 その5(睡眠と概日リズム)

5.睡眠とサーカディアンリズムによるBDNF効果(認知症・アルツハイマー) 概日リズム サーカディアンリズム(24時間周期の生理的変動)を整えるとBDNFが増えるというよりも、サーカディアンリズムが崩れるとBDNFが下がる。 そのため一日7時間の睡眠をとり、散歩も定時に出るように