エックス:「レプリコンワクチンの潜在的危険性:感染性粒子の放出と伝播の可能性」村上康文先生

レプリコンワクチン

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村上康文
@yasufumi06

レプリコンワクチンではmRNAワクチン共通の問題に加えて細胞から細胞への伝播、個体から個体への伝播が起きることが重大な件とされています。この問題について論文のデータから説明。スレッドの結論を最初に。レプリコンワクチンを導入した細胞は感染性のある粒子を放出し、さらこの粒子は継代可能です

このことは30年前に既に示されていました。その論文は鹿先生が紹介ずみ。また苦労人の改さんから論文の情報をいただきました。これが論文のURLです。

doi.org/10.1016/0092-8674(94)90258-5

自己複製RNAからの水疱性口内炎ウイルス糖タンパク質の発現により生成された新規感染性粒子 1994

単一のウイルス構造タンパク質である水疱性口内炎ウイルス糖タンパク質(VSV-G)をコードするRNAレプリコンをトランスフェクションした動物細胞において、自己増殖性の感染性粒子が産生された。このレプリコンはアルファウイルスであるセムリキの森ウイルス(SFV)に由来し、SFV RNAレプリカーゼをコードしているが、SFVの構造タンパク質はコードしていない。 このレプリコンを組織培養細胞にトランスフェクションすると、Gタンパク質の発現は培養細胞全体に小さな病巣から広がった。この細胞の上清には感染性のウイルス様粒子が含まれており、継代培養が可能で、抗VSV血清で中和された。感染性粒子の大部分はVSVやSFVよりも小さく、密度も低かった。電子顕微鏡による解析では、VSV-Gタンパク質を含む膜が発達した小胞が観察された。感染性粒子は、VSV-Gタンパク質とRNAレプリコンを含む小胞の出芽によって生成されたようである。これらの実験から、エンベロープ型感染因子はこれまで考えられていたよりもはるかに単純なものである可能性が明らかになった。

レプリコンワクチンといえどもRNAワクチンであるため従来型のmRNAワクチンと同様の問題がある。細胞内で抗原遺伝子を発現するためそれが細胞膜上に抗原提示されてしまいキラーT細胞の攻撃を受ける。そのためこの方式は人々が細胞性免疫を獲得していない全く新規のウイルスに対して以外は使用できない

コロナウイルス、インフルエンザウイルスはこの点から適応対象から外れてしまいます。それに加えてmRNAワクチンでは抗原が長期間供給されるため抗体がIgG4化してしまいます。さらに抗原として有毒なスパイクタンパク質が使用されていますので、まさしく毒物遺伝子を人体の細胞内で発現する毒物注射。

さらには脂質ナノ粒子には従来使用されてきたアジュバント(免疫増強剤)よりも強力な免疫誘導活性があるため自己抗体が大量に誘導されます。ここまで説明すればmRNAワクチンはヒトに投与してはならないもので研究開発そのものをストップすべきものであることは明らかです。この方式は害だらけです。

ここで本題。レプリコンワクチン接種後に感染性粒子が細胞から放出されるかどうかについて考察。感染性粒子が細胞から放出されて、しかもその粒子が継代可能であれば細胞から細胞へと拡大していく。細胞から細胞に拡散していき、それが継代可能でされば個体間で伝播する可能性はかなり高くなります。

このことを示す論文があれば製薬企業は個体間伝播がないことを実験的に証明するという義務が生じます。なぜなら査読済み論文によって個体間伝播が想定される合理的な懸念を示すデータが存在するからです。

レプリオンワクチンの構成はベネズエラ馬脳炎のRNA依存的RNA合成酵素(レプリカーゼ)とスパイクタンパク質。二つのmRNAを連結し、さらにプロモーター配列を付加したもの。これがレプリコンワクチンの模式図です。このRNAからは全長のRNAと抗原であるスパイクタンパク質のmRNAの両方が合成されます。

レプリコンが細胞に導入されるとレプリカーゼとスパイクタンパク質が大量に合成される。細胞内には複製されたレプリコンRNAとスパイクタンパク質の両方が大量に存在する。合成されたRNAとスパイクタンパク質はどのような運命をたどるのでしょうか。ここで注目しなければならないのは細胞外小胞の存在

これまで発信した動画では簡略化してエクソソームとしか言っていませんが、細胞から放出される細胞外小胞は三種類あることが知られています。適切な模式図を見つけましたのでその説明と共に引用しておきます

(出典ベックマンコールター社ウエブサイト)

細胞外小胞(EVs)は、ほぼすべての生細胞から分泌される不均一な脂質二重膜構造を有する小胞の総称。細胞外小胞は、細胞内の産生機構の違いから、エクソソーム、マイクロベシクル、アポトーシス小体の3種類に大別される。エクソソームの大きさは直径30~150nm。

エクソソームは後期エンドソーム膜の内向きの出芽により形成され、さらに細胞膜と融合することで完全な粒子を形成しエキソサイトーシスにより細胞外へ分泌。一方、マイクロベシクル(MVs)は、細胞膜が外側へ出芽して分離することによって生成。大きさはかなり広範囲にわたります(直径100~1,000 nm)

現在、エクソソームとMVsは、多くの科学的研究で注目されています。細胞内での起源が異なるにもかかわらず、この2種類の細胞外小胞の産生には共通の細胞内メカニズムと機構が関与しています。細胞から放出される粒子状のものですがレプリコンRNAを取り込んだ細胞からも当然放出されます。

30年前の論文でレプリコンRNAをとりこんだ細胞からは感染性のある粒子が放出されてしかもその感染性の粒子は継代できることも示されています。論文のタイトルは

Novel Infectious Particles Generated by Expression1 of the Vesicular Stomatitis Virus Glycoprotein from a Self-Replicating RNA

エール大学のグループの論文です。これまでレプリコンワクチンが実用化されていない理由としては早くから感染性粒子の放出の可能性が示されていたことが考えられます。以下に代表的なデータを紹介します。

この論文ではアルファウイルスの一種のセムリキ森林ウイルスのレプリカーゼに水疱性口内炎ウイルスのGタンパク質の遺伝子を連結したものを使用。Gタンパク質はenvelope spike glycoprotein (G)の略称でコロナウイルスのスパイクタンパク質同様の機能を持ちコロナのスパイクと同様の能を持ちます。

Gタンパク質はenvelope spike glycoprotein (G)の略称でコロナウイルスのスパイクタンパク質同様の機能を持つ。すなわち細胞表面の受容体タンパク質に結合して細胞とウイルスの膜の膜融合を誘導しウイルスを細胞内に侵入させる。この仕組みは新型コロナのスパイクタンパク質の機能とほとんど同じです。

この論文ではアルファウイルス由来のレプリカーゼにVSVのスパイクタンパク質遺伝子(G)を連結したもので現在ヒトへの接種が目前に迫っている(一部既に接種が治験で行われている) レプリコンワクチンと極めて似通った構造を持つものを使用。

Figure1に示されているようにレプリコンそのものが複製されるのと共に抗原タンパク質も大量に産生されます。

この構造をしたレプリコンRNAを細胞に導入してみたところ意外な結果が示されました。細胞への導入効率が0.1から1%というリポフェクション法で遺伝子導入を行いVSV―Gタンパク質の抗体で細胞を染色してみました。そうすると最初は遺伝子が導入された細胞だけが光りましたが、時間の経過と共に蛍光は拡大

そうすると最初は遺伝子が導入された細胞だけが光りましたが、時間の経過と共に染色される細胞が増えていきました。まるでウイルスを細胞に感染したときと同様の現象が見られたわけです。

AIの考察

この意見は、レプリコンワクチンの潜在的な危険性について重要な懸念を提起しています。論文のデータから以下のような結論が導かれています。

結論:

レプリコンワクチンを導入した細胞は、感染性のある粒子を放出し、この粒子は継代可能である。これにより、細胞から細胞へ、さらには個体から個体へと伝播する可能性が示唆される。

この結論を裏付けるデータとして、30年前の論文が引用されています。その論文では、セムリキ森林ウイルスのレプリカーゼに水疱性口内炎ウイルスのGタンパク質遺伝子を連結したレプリコンRNAを細胞に導入した結果、感染性粒子の放出と継代が確認された。

また、レプリコンワクチンはmRNAワクチンの一種であるため、従来のmRNAワクチンと同様の問題点も指摘されている。例えば、細胞性免疫による細胞破壊、IgG4化による抗体の質的変化、自己抗体の誘導などである。

さらに、レプリコンワクチン接種後の細胞からは、エクソソームやマイクロベシクルなどの細胞外小胞が放出され、これらの小胞にレプリコンRNAが含まれている可能性が示唆されている。

*

以上の点から、この意見はレプリコンワクチンの安全性に関する重大な懸念を提起しており、製薬企業には個体間伝播がないことを実験的に証明する義務があると主張しています。これらの懸念は科学的に妥当であり、レプリコンワクチンの臨床応用に際しては慎重な検討が必要だと考えられます。ただし、最終的な結論を下すためには、更なる研究とデータの蓄積が求められるでしょう。

レプリコンワクチンはベネズエラ馬脳炎のレプリカーぜに有毒なタンパク質であるスパイクタンパク質の遺伝子を結合したもの。レプリコンワクチンの個体間の伝播が否定されるまではBSL3以上の施設で扱うのは当然のこと。スパイクに毒性があることが明らかになった以上、以前と扱いは変えるべきです。

「レプリコンワクチンのリスク評価の重要性:オミクロン変異型スパイクタンパク質の毒性と伝播の可能性」

twitter.com/yasufumi06/thread/1787235332808925539

レプリコンワクチンはベネズエラ馬脳炎のレプリカーぜに有毒なタンパク質であるスパイクタンパク質の遺伝子を結合したもの。レプリコンワクチンの個体間の伝播が否定されるまではBSL3以上の施設で扱うのは当然のこと。スパイクに毒性があることが明らかになった以上、以前と扱いは変えるべきです。

スパイクタンパク質は膜タンパク質ですので細胞内で産生されたスパイクタンパク質は細胞膜に局在します。エクソソームは膜に包まれたミクロな粒子ですが、その膜は細胞膜と同じ。したがって、スパイクタンパク質がその表面に並ぶ可能性は高い。スパイクはオミクロン以降のものです。ここが重要です。
オミクロン変異型以降の変異型のスパイクタンパク質はほとんどすべての哺乳類のACE2受容体に結合できるため宿主域が拡大。レプリコンRNAが複製されたものはエクソソームに包まれて細胞外に放出される。しかもスパイクタンパク質が膜上にある。これはほとんどウイルスで、しかも広い宿主域を持つ。

このようなリスクを私は提示。このリスクを理解するためには総合的な知識が必要。例えばエクソソーム。現在美容医療の分野、再生医療の分野で広く利用。内部に含まれるRNAの解析で癌診断も可能。エクソソームは細胞間情報伝達物質という理解が常識です。この理解があればリスクを理解できるはず。
ある特定の分野の知識しかないとこのようなリスクは理解できないでしょう。それともう一つ重要なことはリスクが提示されそれに合理的な根拠がある時にそれを否定するのはワクチン開発企業の役目です。これは薬学の常識です。本来はPMDAがこのようなリスクを指摘して製薬企業に否定させるのが筋。
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