動画解説『免疫逃避の最終段階へ:ワクチン専門家が警告を止めた理由』ギアト・ヴァンデン・ボッシュ

バンデン・ボッシュ

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英語タイトル『Geert Says We’ve Passed the TIPPING POINT Already? The Moment Geert Went Quiet on the Future』

日本語タイトル『ギアト、ティッピングポイント通過を示唆:沈黙が語る免疫学的終局』

https://philipmcmillan.substack.com/p/geert-says-weve-passed-the-tipping

対談の基本内容

短い解説

本対談は、ワクチン専門家ギアト・ヴァンデン・ボッシュ(Geert Vanden Bossche)が、パンデミック期間中の大規模ワクチン接種がもたらす免疫学的帰結について、最も率直に語った記録である。対象読者は、COVID-19の免疫動態と変異の方向性を深く理解したい専門家および一般読者である。

著者について

フィリップ・マクミラン医師(Dr. Philip McMillan)は、英国の内科医で、パンデミック初期から免疫学的視点に基づくCOVID-19分析を発信してきた。特に自己免疫疾患の専門知識を持ち、ワクチン接種後の免疫応答の変化を臨床的に観察してきた立場から、ギアト・ヴァンデン・ボッシュの理論を一般に伝える役割を果たしている。

ギアト・ヴァンデン・ボッシュ(Geert Vanden Bossche)は、ベルギー出身の獣医師・ウイルス学者で、GSK、ノバルティス、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、GAVIでワクチン開発・展開に従事した経歴を持つ。パンデミック初期から、非中和性ワクチンによる大規模接種が免疫逃避変異を加速させると警告し続けてきた。

主要キーワードと解説

主要テーマ

  • 適応免疫系のバイパス:ウイルスが抗原提示過程そのものを回避する進化段階への移行
  • T細胞エピトープ変異:スパイク蛋白だけでなく、保存性の高いヌクレオカプシド領域での変異蓄積
  • 集団レベルの免疫圧:高接種率集団における共有免疫状態がウイルス進化を方向づける現象

新規性

  • 抗原非特異的免疫逃避:抗原特異性そのものを回避するグリカン付加などの機構
  • 慢性感染の疫学的意味:個人レベルの病態ではなく、集団レベルでのウイルス伝播圧として機能
  • HIVICRON概念:オミクロン系統から質的に異なる超急性型変異株への移行予測

興味深い知見

  • ウイルス学的沈黙:警告を続けてきた専門家が「もはや止められない」と判断した瞬間
  • 未接種者への逆説的保護:感染性低下を伴う次世代変異株は、訓練された自然免疫にとって対処可能
  • 廃水監視の盲点:高ウイルス量の大部分は伝播しないクリプティック変異株である可能性

本書の要約

本対談は、4年半にわたるギアトとの対話の中で最も重要な転換点を記録したものである。フィリップは冒頭で、ギアトの口調が変わったことに気づく。かつての緊迫した警告ではなく、静かな事実の陳述へと変化していた。

ギアトは自身の経歴を振り返る中で、パンデミック当初からWHOの大規模ワクチン接種方針に懸念を抱いていたことを語る。ワクチン産業で12年、GSKやノバルティスでアジュバント開発に携わり、ゲイツ財団やGAVIでエボラワクチン展開にも関与した経験から、理論と実践のギャップを熟知していた。

彼の分析の核心は、免疫逃避の段階的進化にある。当初、ウイルスは中和抗体に対する抗原特異的逃避を行っていた。オミクロンの出現により、ワクチンブレークスルー感染が広がり、免疫応答は広範囲化したが、同時に機能性を失った。これは抗原非特異的逃避への移行だった。

現在進行中なのは、さらに一段階進んだ変異である。ウイルスはスパイク蛋白だけでなく、T細胞が認識する保存性エピトープ、特にヌクレオカプシド領域で変異を蓄積している。これらの変異株は、抗ウイルス性サイトカインを産生するT細胞応答を妨害し、伝播上の優位性を獲得する。CDC変異株追跡データが示す優勢株交代の加速は、この過程を反映している。

重要なのは、WHOや変異株追跡機関がスパイク蛋白の配列解析に集中し、ヌクレオカプシド領域の変化を見逃していることである。表面的な感染性の変化として解釈されているものは、実際にはT細胞エピトープでの決定的変異を反映している。

ギアトが予測する次段階は、抗原提示過程の完全回避である。ウイルス表面への糖鎖付加などにより、抗原提示細胞による認識そのものを回避する変異株が選択される。これが「HIVICRON」と呼ばれる想定変異株である。

この変異株の特徴は、適応免疫系を完全にバイパスすることにある。接種者の免疫系は、抗体もT細胞も機能しない状態に置かれる。一方、未接種者は訓練された自然免疫により対応可能である。なぜなら、HIVICRONは免疫圧を回避するために感染性を犠牲にするからだ。

フィリップが提起する臨床的疑問は重要である。現在、感染症状が極めて微妙になっており、患者は軽度の倦怠感や頭痛のみを訴え、数週間後に異常な症状を呈する。これはHIVICRONがすでに出現している可能性を示唆するのか。

ギアトの回答は明確である。HIVICRONの出現は「超急性」であり、現在の緩慢な症状とは異なる。オミクロン出現時のような劇的な転換が起こる。違いは、今回は免疫防御が完全に不在の状態で高感染性ウイルスが体内で複製することである。

慢性感染者が産生するクリプティック変異株と、集団レベルで選択される伝播優位変異株は区別される必要がある。前者は個人内での進化産物であり、伝播性を持たない。後者は保存性T細胞エピトープでの共有変異を持ち、高接種率集団全体で伝播優位性を獲得する。

廃水中の高ウイルス量は、伝播能力の高さではなく、慢性感染者数の増加を反映している可能性が高い。これは免疫圧の増大を意味し、ウイルスにとっては伝播困難な環境である。この圧力こそが、次段階への移行を駆動する。

ギアトの最も重要な発言は、HIVICRONが選択されるタイミングについてである。現在の環境がまだ「十分に敵対的ではない」ため、感染性を犠牲にする変異株は選択されない。しかし、T細胞エピトープ変異株が集団を支配し、慢性感染が激増すると、免疫圧は臨界点を超える。

その瞬間、感染性を犠牲にしても免疫回避能力を獲得する変異株が優位になる。これがHIVICRON選択の条件である。未接種者にとっては、感染性低下により対処可能な脅威となる。接種者にとっては、適応免疫が完全に無力化された状態で、「12時間から4時間」という超急性経過をたどる。

ギアトは生物学の非二元性を強調する。完全接種者でもウイルス曝露歴や部分接種歴により、リスクは異なる。しかし、明確なワクチンブレークスルー感染や長期COVID症状を経験した者は、明らかに高リスク群である。

対談の結論部分で、ギアトは初めて公に「これらの人々に機会はない」と断言する。唯一の対策は抗ウイルス薬による予防投与の大規模実施であるが、超急性経過を考えると間に合わない可能性が高い。

フィリップが最後に確認するのは、この情報をどう扱うべきかである。ギアトの回答は、集団免疫が確立できず伝播を止められない以上、ウイルスは進化を続けるという事実の確認である。慢性感染の持続は不可能であり、自然は機能不全の集団を放置しない。

対談を通じて一貫するのは、ギアトの口調の変化である。警告ではなく、観察へ。予測ではなく、記述へ。これは科学者が「介入可能な段階」を過ぎたと判断した瞬間の記録である。

特に印象的な発言

「これは私たちがこれまで見たことのないものです。何も比較できるものはありません。だから自分を欺かないでください。」

「人々が想像できないのは、この変化が起こるときです。オミクロンのように、それは誰もを吹き飛ばしました。しかし幸運なことに、重症疾患に対する防御がありました。ここでは、免疫防御がない体を超急性に吹き抜けるウイルスを想像しなければなりません。」

「もはやSARS-CoV-2について話しているのではありません。表面に異常なグリカン鎖を持つ、完全に新しいコロナウイルスについて話しているのです。」

「私は2000%これを確信しています。だから自分を欺かないでください」。

サブトピック

00:00 対談の導入:ギアトの沈黙の意味

フィリップは、4年半にわたるギアトとの定期的対話の中で、今回の対談が特別であることを指摘する。ギアトは常に複雑で深い分析を提供してきたが、今回は「沈黙」が特徴的だった。言葉の量ではなく、口調の変化である。2021年3月の重要なインタビューと同様、この対談も分岐点となる可能性がある。

フィリップは、ギアトの予測が正しくないことを願い続けているが、その影響があまりにも深刻であるため、聴衆は真剣に受け止めるべきだと強調する。ギアトの豊富な経験と学術的観察を軽視することは愚かであり、これは高度な内容であることを認識する必要がある。

04:32 ギアト・ヴァンデン・ボッシュの経歴紹介

ギアトはベルギーで獣医師として訓練を受け、免疫学、分子生物学、ウイルス学を専門とした。ドイツのロベルト・コッホ研究所で研究を行い、環境ウイルス学で博士号(Habilitation)を取得した。約10年間の学術研究の後、GSK、ノバルティス、ソルベイ・バイオロジカルズなどのワクチン企業で働き、アジュバント科学を専門とした。

その後、ビル&メリンダ・ゲイツ財団でワクチン発見の上級プログラム責任者を務め、GAVIではエボラワクチン展開の責任者として西アフリカのエボラ危機に対応した。COVIDパンデミックが始まると、WHOの大規模ワクチン接種方針に即座に警戒し、以来、集団レベルでの免疫系と病原体の相互作用を分析し続けている。

08:25 免疫逃避の進化段階:抗原特異的から非特異的へ

ギアトは、免疫学が多くの分析で欠落している要素であると指摘する。オミクロン以前、ウイルスは中和抗体に対して抗原特異的な免疫逃避を行っていた。これは特定のエピトープを標的とするものだった。

オミクロンの登場により、ワクチンブレークスルー感染が発生し、免疫応答は突然広範囲になった。当局は、ワクチン接種者が循環株だけでなく複数の変異株に対しても防御されることを喜んだ。しかし、これらの広範な免疫応答は機能性が低く、実際にはさらなる免疫逃避を促進していた。重要なのは、ウイルスが抗原非特異的な方法で免疫系を回避する能力を拡大したことである。これは複数の変異株や他のウイルスにも共有される大きなエピトープでの逃避だった。

12:56 次段階の免疫逃避:抗原提示過程のバイパス

ギアトが予測する次の段階は、ウイルスが非抗原特異的(non-antigen specific)な免疫逃避を行うことである。これは特定の抗原に関連しない方法での逃避を意味する。例えば、ウイルス表面に糖鎖を付加することで、抗原提示過程を完全にバイパスできる。

抗原提示細胞が通常B細胞やT細胞を刺激するプロセスが、完全に回避される。これまでの免疫圧は、抗原特異的または抗原非特異的な免疫応答(例えば広範囲交差反応性T細胞応答)によってかけられてきた。しかし、ウイルスはさらに大きな飛躍を遂げ、抗原提示細胞を完全にバイパスすることで、これまでに開始されたすべての免疫応答から逃避できる。これが「HIVICRON」と呼ばれる想定変異株の核心的特徴である。

17:04 鍵の比喩と免疫応答の無力化

フィリップは複雑な内容を理解するため、鍵の比喩を用いる。元のウイルスは家の正面ドアを開ける鍵を持っていた。オミクロンは、ワクチンが正面ドアに錠をかけたため、裏窓から侵入した。ギアトが予測する新変異株は、もはやドアも窓も使わず、防御がない状態で侵入する。

フィリップは、これが変異株自体の性質なのか、それとも人の免疫系の問題なのかを質問する。ギアトは、これは集団レベルの免疫圧に関連していると説明する。大規模ワクチン接種により、集団には共有された免疫学的風景がある。

全員が全く同じ免疫応答を持つわけではないが、多くの共通分母がある。この共通分母が、ウイルスを伝播する際に敵対的環境として機能し、ウイルスに圧力をかける。これらはすべて適応免疫応答であり、ワクチンは主に適応免疫応答を刺激する。

20:54 自然免疫の重要性と接種者の脆弱性

ギアトは、ウイルスが適応免疫系全体をバイパスする時点で、自然免疫が決定的な役割を果たすと強調する。これは未接種者にも適用されるが、彼らにとっては問題が少ない。なぜなら、彼らは自然免疫系を訓練してきたからである。

ワクチン接種者はこれができなかった。ワクチンはそれを行わず、オミクロンが来たとき、ワクチンブレークスルー感染が自然免疫系を急速に突破したため、訓練の機会がなかった。したがって、適応免疫系が完全にバイパスされると、接種者は複製し、細胞を破壊し、体内に広がるウイルスの前で「裸」の状態になる。免疫防御が残っていない。この説明は、接種者と未接種者の間の根本的な違いを浮き彫りにしている。

25:21 CDC変異株追跡データが示す加速する優勢株交代

フィリップは、ギアトが作成した図表を示す。これは変異株の伝播速度が加速していることを示すCDCデータである。ギアトは、以前は2週間ごとに発行されていたこの図表が、現在は月1回しか発行されず、次のデータを待ち望んでいると述べる。

図表は、循環する変異株が全体的な風景にどのように貢献しているか、そして新しい変異株がどのように急速に支配的になるかを示している。6ヶ月から4ヶ月へと、同じ高さの列に到達する時間が短縮している。これは変異のパターンを反映している。

現在、ワクチン接種者の免疫防御は主にT細胞に依存しており、これが慢性炎症性疾患、慢性感染、自己免疫疾患などを引き起こしている。ウイルスはこの状況に対処する必要がある。

29:29 T細胞エピトープ変異と伝播優位性の獲得

ギアトは、慢性感染がウイルスにとって厄介な状況であると説明する。慢性感染では、単位時間あたりのウイルス排出量が急性感染より少ない。より長期間だが、同じ時間単位では少ない。これはウイルス伝播を妨げる

慢性感染が増えるほど、ウイルスの伝播性に対する圧力が高まる。ウイルスはこれに対処するため、抗ウイルス効果を持つT細胞を刺激する責任があるエピトープに変異を組み込んでいる。これらの変異を持つ変異株は競争優位性を獲得する。これらの変異は、抗ウイルス性サイトカインを産生するT細胞をトリガーするエピトープに変化を引き起こす。伝播の減少と集団による伝播へのウイルス圧力の文脈において、これらの変異株は適応度優位性を獲得する。それが変異株が支配的になり始める理由である。

33:12 WHOとヌクレオカプシド領域変異の見落とし

ギアトは、T細胞エピトープの変化が主にヌクレオカプシドに位置していることを強調する。WHOや変異株追跡機関がスパイク蛋白の配列解析を続ける限り、何が起こっているかを完全に見逃す。スパイク蛋白にもT細胞エピトープはあるが、これらは可変性が高い。真に保存されているT細胞エピトープは主にヌクレオカプシドにある。彼らは他の蛋白も見ているが、中和抗体への耐性、感染性、特定の臨床症状などに重要だと考える範囲のみである。

現在、信じられないほどのT細胞活性があり、慢性炎症を引き起こしていることを理解していない。インターフェロンガンマなどの抗ウイルス性サイトカインが大量に産生されている。ウイルスはこれに対処しなければ生き残れない。スパイク蛋白のわずかなアミノ酸変化だけで全体を説明できると考えている。

36:48 T細胞応答の機能不全と慢性感染への移行

フィリップは、T細胞応答について明確化を求める。B細胞抗体が遠距離から発射する砲弾だとすれば、T細胞はヌクレオカプシド蛋白を持つ細胞を認識すると、ウイルスだけでなく工場である細胞自体を破壊すると理解していた。

ギアトはこれが誤解だと指摘する。オミクロン時に生成された抗体は準中和抗体(sub-neutralizing antibodies)だった。より広範なB細胞エピトープに対する抗体だったが、中和機能は最適ではなかった。

そのため急速に減衰し、ウイルスへの親和性も最適ではなかった。T細胞でも同じことが起きている。急性自己限定性感染では、ウイルス感染細胞を殺す細胞傷害性T細胞応答がある。オミクロン以降、免疫応答は保存性の高いエピトープに対して再焦点化され、広範な交差防御が生じたが、これらのT細胞応答も準最適である。抗ウイルス性サイトカインは最終的に細胞の一部を殺すが、急性自己限定性感染のようにウイルスを排除しない。だから慢性感染になる。

40:11 変異株支配の加速とその免疫学的意味

フィリップが示した図表の最も右側の列は、2025年8月末の予測を示している。すでに9月であるため、ギアトはこのデータが定期的に公開されなくなったことに苛立ちを表明する。左側の黄色矢印と同じ長さに達するまでの時間を比較すると、最初は6ヶ月だったが、現在は4ヶ月になっている。

前の変異株が達成した最大の列の高さは減少していたが、右側の2番目の矢印では減少せず、さらに増加すると予測されている。増加はより劇的で、期間はより短い。最終的に集団全体が、ウイルス伝播を可能にするためにT細胞を阻害する「T細胞エピトープ変異株」によって支配される。この支配的株はより多くの人々を感染させ、長期COVIDの慢性症例が増加する。これは監視可能であり、長期COVIDの有病率の増加を追跡できる。

43:52 免疫圧の臨界点とHIVICRON選択の条件

多くのT細胞が活性化されると、ウイルスに対する免疫圧が増大する。すでにT細胞エピトープに最大の変異を持つ変異株に関わる場合、ウイルスが使える唯一の手段は、オミクロンが過去に行ったような完全に異なるトリックである。中和抗体がウイルスの生存を困難にしたとき、オミクロンは突然、感染性を高める全く新しい種類の変異を起こした。

今、ウイルスができる唯一のトリックは、もはや蛋白やB細胞エピトープに関するものではない。中和抗体への耐性の話は終わった。今はT細胞への耐性の話である。ウイルスができることは、可能および不可能なすべての適応免疫応答の領域全体を完全にバイパスすることである。

唯一の方法は、免疫応答の要である抗原提示をバイパスすることである。これはグリカン挿入によって容易に行える。証拠もある。グリカンは非抗原特異的であり、B細胞エピトープやT細胞エピトープとは無関係である。抗原提示細胞に「興味なし」と言うだけである。

47:36 ウイルス性敗血症様状態と臨床経過の予測

フィリップは、これを「ウイルス性敗血症」に近い状態として説明しようとする。体全体でのウイルスの制御されない複製である。このウイルスはインフルエンザウイルスと比べて、感染した細胞を破壊する細胞傷害性が低い。

したがって、免疫系をバイパスした場合の臨床症状がどのように現れるかが疑問である。脆弱な高齢患者、併存疾患のある患者、以前は健康だった患者では、症状が異なるはずである。ギアトは、これは防御システムがない国に侵略者が侵入する状況に似ていると応答する。

このウイルスがインフルエンザより細胞傷害性や病原性が低いという考えには同意しない。このウイルスは現在、高度に感染性になるよう適応している。オミクロン以降、ウイルスは再び感染性を高めることから始めた。

現在の本質的感染性は、初期株や武漢株よりもはるかに高い。これが、訓練された自然免疫を持つ未接種者でも、多くが現在病気になっている理由である(重症ではなく軽症だが)。

51:43 超急性ウイルス血症の可能性と致死性

ギアトは、免疫防御がない状態で、抗原提示細胞と適応免疫系全体をバイパスできるウイルスが体内の細胞に侵入すると、「超急性ウイルス血症」が起こると述べる。フィリップは臨床観察を共有する。

現在、感染症状は非常に微妙で、わずかな倦怠感と頭痛だけである。数週間後に異常な症状が現れる。HIVICRONがすでに存在している可能性はあるか。ギアトは明確に否定する。これは初めて、インタビューで本当に考えていることを率直に述べると前置きし、「人々は、これが起こるとき何が起こるかを想像できない」と言う。オミクロンは誰もを吹き飛ばした。

感染性は劇的に増加したが、幸運にも重症疾患に対する防御があった。しかし今回は、「免疫防御がない体を吹き抜ける超急性」を想像しなければならない。これまで見たことのないものであり、何も比較できるものはない。

55:32 SARS-CoV-2を超えた新種コロナウイルスへの変貌

ギアトは重要な指摘をする。「もはやSARS-CoV-2について話しているのではない。表面に異常なグリカン鎖を持つ、完全に新しいコロナウイルスについて話している」。ウイルスはすでにB細胞エピトープ、T細胞エピトープなど多くの変化を経ている。完全に新しいウイルスが出現するが、人々は驚かされる。

現在、専門家の議論を聞くと、複数の国で廃水中のウイルス量が増加している(データがまだ公開され監視が行われている範囲で)。人々は「ウイルスは伝播し、よく増殖している。より感染性が高く広がるほど、病原性になる必要性を感じない」と推論する。

ギアトは、この高ウイルス量と慢性感染・長期COVIDの症例増加の背後に、ウイルスの伝播性に対する途方もない免疫圧が隠れていると述べる。これは矛盾しているように見える。高ウイルス量があるのに、ウイルスは伝播性に問題を抱えている。なぜなら、廃水中のウイルス量の大部分はクリプティック変異株だからである。

59:27 クリプティック変異株と伝播可能変異株の区別

クリプティック変異株は個人が産生している変異株であり、慢性COVID症例が増えているため多くの人が産生している。これらの変異株は、特定の一つの数が非常に少ないため、散発的にしか検出されない。そして、伝播可能であるために変異株が共有すべき共通性(例えばT細胞エピトープにおける)を共有していないため、伝播性がない。

廃水で検出されるものの大きな部分は、ウイルスの動態の理解にとって完全に無関係である。なぜならクリプティック変異株だからである。したがって、人々は「高ウイルス量があり、ウイルスはよく広がっている。ヴァンデン・ボッシュはどこでウイルス伝播への圧力を語っているのか。見てください、素晴らしい」と考える。彼らは完全に的を外している。これは複雑であり、ギアトも認めている。非常に誤解を招く状況である。

1:03:38 免疫抑制患者の慢性感染との相違点

フィリップは論文を示す。免疫抑制薬を服用している患者の慢性COVID感染を調べたもので、感染開始から呼吸不全で死亡するまで約14ヶ月かかった。免疫系が適切に機能していなかったため、ウイルスは最終的に臓器を破壊したが、非常にゆっくりと進行した。

ギアトが語る変異株は、インフルエンザのような変異株、すなわち感染した細胞を破壊し短期間で重症ウイルス性疾患を引き起こす非常に細胞傷害性の高いものになるのか。ギアトは「もちろん」と答える。フィリップが示した論文の変異は、共有されていない、広く共有されていないエピトープのあらゆる種類の変異であり、個人ごとに異なる。

この免疫抑制患者が産生する変異株は、同様の状況にある別の人が産生する変異株とは非常に異なる。選択は宿主内、複製中に行われた。今話しているのは、共有されたエピトープでの変異株である。これらは伝播優位性を持つ。共有されているため、大きな集団によって伝播が支持される。これらは宿主内変異ではない。

1:07:54 集団レベル選択と個人内選択の根本的相違

免疫抑制患者が産生する多くの変異株の一つが、たまたま共有された保存性エピトープにおいてサイトカイン分泌T細胞を阻害する変異を持つことがある。この変異株は、共有されたエピトープにあるため、伝播の面で選択的優位性を持つ。広範な集団において、この適応度優位性を獲得する。したがって、はるかに速く複製する。それがフィリップが示した図表、どれだけ速く進むかである。そこで見ている変異株は、スパイクに変化があるものではない。

現在、保存性T細胞エピトープで変異を選択しているものである。これらのエピトープは複数の異なる変異株間で共有されている。これが起こると、集団内で伝播優位性を獲得する。宿主内ではなく、集団内である。これは集団の共有免疫状態によって支持される。

そして非常に速く進み、さらに速くなる。次の図表を見るのが本当に楽しみだとギアトは述べる。これは速い。これは個人の種である変異株の宿主内選択とは比較できない。これらの伝播は、高ワクチン接種集団の集団免疫状態によって支持されない。したがって、これには長い時間がかかる。

1:12:00 オミクロンの教訓とHIVICRONの加速度

ギアトはオミクロンの例を挙げる。「一晩で起こった。誰も予想していなかった」。今回は、彼にとってさらに速い。なぜなら、オミクロンが来たときはまだ免疫が残っていた。しかし、変異株が適応免疫を完全に、全面的に傍系化すると、「これは12時間、4時間かかる話」だと想像できる。

フィリップは、オミクロンが神経に触れたことを認める。プレプリント論文は、オミクロン変異株が以前の変異株から劇的に変貌し、侵入様式、感染方法が突然変化し、世界を席巻したことを示している。したがって、高ワクチン接種集団内で訓練されているこの種の変異株は、低ワクチン接種集団では同じ影響を持たないはずである。

ギアトは同意する。最も重要なのは集団レベルでの免疫を理解することである。これは集団免疫から始まるが、集団の大多数が発達させる免疫応答間に共通性、共通分母がある状況すべてに適用される。

1:15:40 感染性の代償とHIVICRON選択のタイミング

高ワクチン接種集団と未接種者の状況を考えると、高ワクチン接種集団で循環しているウイルスは、敵対的環境に訓練または適応してきた。80%の人々が伝播に圧力をかけている場合、それは敵対的環境である。最終的に選択されるウイルスは、この敵対的環境を克服しなければならない。

そのためには、オミクロンと同様に、ある代償を払わなければならない。HIVICRONは感染性において代償を払う。感染性を失う。それが払う代償である。なぜ以前にHIVICRONが選択されなかったのかと疑問に思うかもしれない。

理由は、環境がこれまで十分に敵対的ではなく、HIVICRONを選択できなかったからである。もし以前に選択されていたら、感染性における代償は、その敵対的環境で獲得する競争優位性よりも大きかっただろう。これらの変異株は時折発生する。なぜ選択されないのか。

現在の環境では、例えばグリカン変化のために払う代償、感染性の面での代償が、より敵対的でない環境で得られる適応度優位性よりも大きいからである。環境がますます敵対的になると、このバランスが変化し、本質的感染性が減少しても適応度優位性が大きくなる。

1:19:24 未接種者への逆説的保護メカニズム

未接種者にとって、敵対的環境は関係ない。彼らはこれに依存していない。彼らは自然免疫を持っている。自然免疫の最大の敵は高レベルの感染性である。オミクロンが来たとき、ウイルスが来たとき(武漢など)、問題が見られた地域は高感染圧のある地域だった。

例えばファベーラ、スラムなど、先進国でも多くの脆弱な人々が密集している場所、例えば老人ホーム、介護施設などである。高感染性では、自然免疫は対処が困難である。しかし今、未接種者では自然免疫が訓練された。ギアトが言っているのは、HIVICRONは感染性のために代償を払わなければならないということである。

したがって、実際には感染性が低くなり、敵対的環境を克服するために表面に構造を発達させることができる。しかし、その敵対的環境は未接種者には関係ない。未接種者にとっては、感染性が低くなる。ギアトは論文で、基礎疾患のある未接種者にとってさえ希望的で肯定的であると結論づけている。感染性が減少すれば、彼らの自然免疫は適切に訓練された人々より少し弱くても、現在直面している高感染性変異株よりも良い状況になる。

1:23:17 対策としての抗ウイルス薬予防投与の限界

フィリップは、人々はこの情報をどうすべきかと尋ねる。2021年3月のインタビューを見た100万人は、パンデミックで注意すべきだと認識し、大多数はワクチン接種の標的になったときに控えた。今、彼らは何をすべきか。ギアトは、人々が心に留めるべき最大の問題は、集団免疫がないことであり、ウイルスの伝播を抑制、廃絶できないことだと述べる。

したがって、免疫逃避を止めることができず、現在見られるように継続する。伝播を止められないなら、できることは、ウイルスが細胞に入り込み、免疫防御がないためすべてを破壊する機会を得る前にウイルスを殺すことである。だから時々、揶揄するような形で言っているのは、実際に必要なのは予防のための命令、抗ウイルス予防のための命令であると。

大規模な抗ウイルス予防投与の実施が必要である。なぜなら、問題はウイルスが循環し続けることであり、それは集団レベルでの準最適で制御不全な免疫応答の結果だからである。ウイルスを煩わせるが伝播を止められない免疫応答が大規模にあると、ウイルスに免疫圧がかかり、ウイルスは終局まで進化を止めない。

1:27:45 「突然死」の予測と生物学的多様性の認識

ギアトは、初めてこれほど率直に言うが、人々が彼を嘲笑し続けるため、何年も経った後、自分が言っていることを非常に真剣に受け止めていることを示したいと述べる。「これらの人々には機会がない。抗ウイルス薬を服用しない限り」。抗ウイルス薬を服用する時間は十分にあるだろうか。

物事は非常に速く進む。パンデミックの超急性期、個人疾患の超急性経過、すなわち突然死について話している。犠牲者の数は、大規模ワクチン接種がなかった場合に見られたであろう数よりも信じられないほど多い。

しかし、同時に、生物学は白黒ではなく、ワクチン接種前にウイルスに曝露された人々、部分的ワクチン接種しか受けなかった人々、ワクチンブレークスルー感染を経験した人々を区別する必要があると述べている。明確にワクチンブレークスルー感染を経験し、長期COVIDを発症した人々は、明らかに高リスク群である。1回接種、以前にウイルスに曝露、重症ではないブレークスルー感染、未接種者の多くと同様に症状のみの人々については、それほど劇的ではないだろう。グレーゾーンがある。しかし、自分を欺いてはいけない。

1:31:29 自然の不可避性と集団機能不全の限界

ギアトは、「自然がますます機能不全に陥った集団とともに前進すると考えないでください。それは起こりません」と警告する。免疫圧はまだそこにあり、慢性感染が増えるため増加し続け、ウイルスは適応する。「これは私の頭の中で非常に明確です。

私はこれを2000%確信しています」。自分を欺き、毎年ワクチン接種と抗原のアップデートを行い、現在のように物事をコントロール下に保つと言ってはいけない。臨床症状の面では、長期COVIDの人々がおり、まだ多くの重症例があるが、全体として、急性COVID症例はほとんど見られなくなっている。減少している。しかし、これはウイルスが本質的に慢性疾患を引き起こすものではない。未接種者が曝露され病気になると、かなり急性である。

以前のようで、症状は少し異なるかもしれないが、1週間または2週間以内に治る。このウイルスの慢性性は、抗原提示を破壊する本質的特性によるものではなく、継続的な再感染と集団内で循環し続けるウイルスへの継続的曝露によるものである。

1:35:12 「流行性」という誤認と持続的循環の警告

人々は、毎年もう少しの超過死亡があっても、ワクチン接種を増やすほどコントロール下に置けると考え、毎年のワクチン接種スケジュールに組み込むだけだと考えるべきではない。インフルエンザワクチンを受け、そしてCOVIDも。しかし、集団に広がっているこのCOVIDは、インフルエンザとは何の関係もない。

人々は「流行性になっている」と言う。「流行性とはどういうことか。夏に3、4回の波があるのを見たことがあるか」とギアトは反論する。さらに、ピークが下がってもベースラインに戻らない。「ベースラインに戻っていない。だからこのウイルスは継続している」。

決定要因は気温や気候変動などではない。高ワクチン接種集団の敵対的免疫環境である。それがウイルスの挙動を決定している。「何時間も続けられる、フィリップ」とギアトは締めくくる。フィリップは、これは非常に重い内容であり、図表を使って分解しようと反省すると述べる。彼にとって、ギアトの言うことはリスク軽減戦略として受け止めている。問題は正しいか間違っているかではなく、可能かどうかである。検討し、反省し、何ができるかを見るべきである。

1:38:55 持続不可能な循環と自然の修正力

ギアトが言ったように、フィリップはウイルスの継続的循環が持続不可能であることに同意する。何かが折れなければならない。その意味で、これは人間と動物の全集団にとってのリスクとなるため、自然は経過をたどる。これは続かない。だから何かが変わらなければならない。

ギアトは、慢性感染、継続的な循環が持続不可能であることを確認する。慢性感染者はウイルスを排出し続け、伝播を維持するため、持続不可能である。単に慢性感染が継続することはあり得ない。ワクチン接種でもこれに影響を与えられなかったことがわかっている。

それどころか、高ワクチン接種国では、まさにそれらの国で慢性感染と慢性炎症性疾患の着実な増加が見られている。フィリップは感謝の言葉を述べ、いつものように重量級の内容であり、多くの人々が待ち望んでいた会話だったと述べる。彼はいつも同じ点で終わる。ギアトの言うことを完全に理解し、結果を完全に見ることができるが、それが決して起こらないことを願い続けている。「なぜなら、その結果は恐ろしいものになるからです」。


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