アルツハイマー3型 総合 (症状・診断・関連疾病)

アルツハイマー3型 総合 CIRS・閉塞性睡眠時無呼吸症候群

※この記事を読む前に免責事項をお読みください。

3型の症状、兆候、検査値

プロファイル

・65歳未満の発症 40代後半50代から症状が始まる。

・ApoE4遺伝子陰性 一般的にはApoE3/3

・家族のアルツハイマー病歴がない。または家族が本人よりも年上で発症している。

・慢性ライム病の有無

・マイトコキシンへの曝露、

・認知機能低下を伴うCIRSの診断歴

・マグロなどの大型魚を食べている。アマルガムを使っている。

前駆症状・臨床

・閉経、男性更年期があった。

・認知力低下の前に、うつ病を発症

・早期症状として頭痛

・初期の障害の特徴は記憶障害ではない。失語症など

・大きなストレス(失業、家族の死など)、睡眠が不十分

・低体温症

・幻覚、失語症、執行機能不全、健忘はあまりなく大脳皮質に問題が見られる。(100-7を繰り返す計算など)

検査値

・血清中性脂肪の低下

・血清亜鉛の低下 75mcg/dl以下、または銅と亜鉛の比率で銅が高い。>1.3

・低プレグネノロン、DHEA-S、および、またはAMコルチゾールを伴うHPA軸の機能不全

・血清C4a、TGF-β1、MMP9の高値、

・MSH(メラノサイト刺激ホルモン)の低値

・MARCoNSで鼻咽頭培養検査が陽性

・複数の生物毒素感受性または、病原体特異的感受性に関連するHLA-DR / DQ遺伝子に問題あり。

※上記項目に2つ以上該当するものがあれば、IAD(吸入性アルツハイマー病)の可能性を疑う。

代表的評価項目

・FDG-PETでは、脳萎縮、前頭側頭、頭頂部異常。(時には小脳萎縮)

・ApoE遺伝子型は、4/4、3/4ではなく、3/3が多い。(例外もある)

・銅と亜鉛の比率が高い

・血清亜鉛が低い。50~60mcg/dl(ただし血清亜鉛濃度の精度は正確ではない)

・プレグネノロン、DHEA-s、AMコルチゾールの副腎疲労があることもある。

感染症

・ウイルス(HSV、EBV、CMV、HSV6、ライム病、バベシア、バルトネラ、真菌、MARCoNS)

・口腔細菌 ポルフィロモナス・ジンジバリス

・口腔真菌 C. glabratus -raises

有害金属

・水銀 (歯科用アマルガム、大型魚)、アルミニウム、他の重金属

環境因子

・関節インプラント

・乳房インプラント

マイコトキシン

マイコトキシンの曝露がCIRSの最も多い病因

trichothenes(スタキボトリス)

オクラトキシンA(ペニシリウム)

アフラトキシン(アスペルギルス)

関連疾病

CIRS 慢性炎症反応症候群

CIRS = Chronic Inflammatory Response Syndrome 慢性炎症反応症候群

<CIRS ブログ記事>

CIRS(慢性炎症反応症候群)その1 概要

CIRS(慢性炎症反応症候群)その2 診断

CIRS(慢性炎症反応症候群)その3 治療

 IAD(吸入性アルツハイマー病) 3型関連

IAD = Inhalational Alzheimer’s disease

3型アルツハイマー病患者およびCIRS患者は、IAD(吸入性アルツハイマー病に罹患している可能性が高い。

推定で50万人のアメリカ人が、IADに患っている。

IADがなぜCIRSのサブタイプとなっているかはわからない。

(遺伝子が関係している可能性)

IADに関連する毒素は、治療的に扱うことが可能

そのためIAD患者の診断は重要

患者の予後の診断がついていない状況で、IADの診断が正しくできれば、多くの重篤な患者への治療、改善に大きく寄与する可能性がある。

IAD患者にはCIRSに見られるよう下記のような症状を見せない。

※CIRSに見られる症状

喘息、掻痒、鼻漏、慢性疲労、鼻出血、運動時の呼吸困難、喀血、下痢、嘔吐、食欲不振、脱毛症、慢性洞炎、(外傷性症状、慢性気管支炎、関節痛または耳炎を含む)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4789584/

メタアナリシス 閉塞性睡眠時無呼吸とアルツハイマー病との関連

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4828426/

・アルツハイマー病患者では、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の発症率が通常の5倍。

・アルツハイマー病患者の50%が、ある時期に、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を経験したことを示唆

・CPAP治療をすべきとまで言えるほどの証拠は少ないという指摘もある。

・閉塞性睡眠時無呼吸症候群を因子とするアルツハイマー病は、修復が可能という論文報告もある。

・閉塞性睡眠時無呼吸症候群の有無をスクリーニングすることを、臨床医へ警告すべきである。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4716729/

アルツハイマー病患者の睡眠障害治療の戦略

多くの治療の有効性は証拠に乏しい。

唯一の例外として有効である可能性があるものは、光線治療とメラトニン投与である。

メラトニンの効果とサプリメント

亜鉛欠乏症 3型関連

3型では血清亜鉛が非常に低い。50~60mcg/dl

血清亜鉛のレスポンスは鈍いため、血清検査値の亜鉛低値は重度の亜鉛欠乏症であることを示唆する。

亜鉛は鉄に次いで人体の中で豊富な微量ミネラル

300を超える酵素の触媒作用として、または補助因子として亜鉛が利用されている。

高齢者に共通した亜鉛欠乏症は、アルツハイマー病の危険因子であるインスリン抵抗性を誘発する。

また亜鉛欠乏によって炎症を増加させ、免疫力が落ちる。その結果、自己免疫応答が生じる。

老化の加速、毒素への感受性、感染への感受性が高まり、活性酸素種産生が増加、ホルモン機能が低下、副腎機能の低下、銅毒性の感受性増加、胃腸過敏性にも関連する。

したがって亜鉛欠乏症は、認知機能低下の潜在的な原因となる。

血清亜鉛が低いときには、亜鉛の欠乏症は非常に深刻となる可能性が高い。

亜鉛の補充によって、患者の認知低下を緩和させ、血清遊離銅を低下させることができる。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24224111

亜鉛欠乏症 wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%9C%E9%89%9B%E6%AC%A0%E4%B9%8F%E7%97%87

亜鉛欠乏症の診断基準

下記症状/検査所見のうち1項目以上を満たす。

1 臨床症状・所見

皮膚炎、口内炎、脱毛症、褥瘡(難治性)、食欲低下、発育障害(小児で体重増加不良、低身長)、性腺機能不全、易感染性、味覚障害、貧血、不妊症
2 検査所見
アルカリホスファターゼ(ALP)低値
3 上記症状の原因となる他の疾患が否定される
4 血清亜鉛値(血清亜鉛値は早朝空腹時に測定することが望ましい)
 60μg/dL未満(亜鉛欠乏症)
 60~80μg/dL未満(潜在性亜鉛欠乏症)
5 亜鉛を補充することにより症状が改善する。
食事による亜鉛補充

血清亜鉛値が低下している場合、亜鉛含有量の多い食品を積極的に摂取するように推奨する。亜鉛含有量の多い食品を下記に示す。

しかし、亜鉛欠乏症の症状が見られ、血清亜鉛値が低い場合、食事からの亜鉛摂取では不十分で、亜鉛補充療法が必要となる。

亜鉛含有量の多い主な食品

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