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キノコ・マッシュルーム(認知症・アルツハイマー)
ヤマブシタケ(ライオンズメーン)/Hericium erinaceum
作用機序
学名:Hericium erinaceum
・血清および視床下部のアセチルコリン、アセチルコリンを賛成する酵素(コリンアセチルトランスフェラーゼ)の両方の濃度を高める。
・空間的な短期記憶、視覚的認識記憶の喪失を防ぐ。
・アミロイドβプラークの集積を減少させる。
・NGFの産生を促進しproNGFの比率を正常化
・TNF-α、IL-1β、NF-κB、IL-6、IL-8、MMP9を減少させる。
・IL-10、IL-12、NK細胞、IFN-γを増やす
・HSP70、PPARα、を増やす。
研究
プラセボ二重盲検 軽度認知症障害患者へヤマブシタケ乾燥粉末1gを一日3回摂取 認知機能スケールスコアが有意に増加、
onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ptr.2634/full
ヤマブシタケは概日リズムにも影響を及ぼす(回復させる)可能性があるため、朝を中心に摂取にしたほうが良いかもしれない。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27544998
霊芝 Ganoderma lucidum(真菌類)
研究
用量依存的にアミロイドβのカスパーゼ切断活性と拮抗
c-Jun N末端キナーゼ、c-Jun、p38 MAPキナーゼが霊芝によって緩和
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18083148
※iHerbでも取り扱いがあるが、信憑性不明のため記載を見送る。
ブナハリタケ/Mycoleptodonoides aitchisonii
ラットの大脳皮質および海馬でのNGF合成を高める。
大脳皮質の脳虚血による損傷後のドーパミン作動性ニューロン、セロトニン作動性ニューロンの活性の低下を抑制。Nrf2を活性、アルツハイマー病の予防に寄与する可能性がある。
www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/15682931/
キヌガサタケ/Dictyophora indusiata
中国料理と中国医学で用いられる食用キノコ
アストログリア細胞によるNGF合成の促進
培養PC12細胞におけるニューロフィラメントM発現のアップレギュレート
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9272967
シロキクラゲ/Tremella fuciformis
ラットの神経突起伸長を促進し、記憶障害をを有意に改善、海馬CA1領域のCREBニューロンを有意に増加させた。前頭葉のグルコース取り込みが7倍に増加。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22185695
Tremella fuciformisは用量依存的にPC12細胞の分化を促す。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3763079/
ナラタケ/Armillaria mellea
マウス大脳皮質の鉄誘導性神経毒性に対して神経保護効果を示す。
A. mellea菌糸体多糖類(AMPS)は、グルタミン誘導神経毒性を防ぎ、ADマウスのアルツハイマー病症状を緩和する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5610814/