書籍要約『医療異端者の告白:現代医療はいかに患者を害するか』 ロバート・メンデルソン 1980年

ワクチン全般 HPV、炭疽菌、ポリオ、他医療・製薬会社の不正・腐敗、医原病科学哲学、医学研究・不正

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タイトル

英語タイトル:『Confessions of a Medical Heretic』 Robert Mendelsohn 1980

日本語タイトル:『医療異端者の告白:現代医療はいかに患者を害するか』 ロバート・メンデルソン 1980

目次

  • 前書き Non Credo
  • 第1章 危険な診断 / Dangerous Diagnosis
  • 第2章 奇跡から惨事へ / Miraculous Mayhem
  • 第3章 儀式的身体損壊 / Ritual Mutilations
  • 第4章 破滅の神殿 / The Temples of Doom
  • 第5章 家族に対する聖戦 / Holy War on the Family
  • 第6章 死を司る医師 / Doctor Death
  • 第7章 悪魔の司祭たち / The Devil’s Priests
  • 第8章 これが予防医学なら、私は病気を選ぶ / If This is Preventive Medicine, I’ll Take My Chances with Disease
  • 第9章 新しい医療 / The New Medicine
  • エピローグ:新しい医師を求めて / Epilog:In Search of the New Doctor

本書の概要

短い解説:

本書は、小児科医ロバート・メンデルソンによる、現代医療システムへの痛烈な批判書である。現代医療が科学的な「芸術」や「科学」ではなく、危険な「宗教」であると喝破し、その儀式化された診断・投薬・手術・入院が、むしろ患者の健康と生命を脅かしていることを具体的な事例とともに暴く。医師や医療機関に盲従するのではなく、自らの健康は自分で守るべきだと訴え、「医療異端者」となることを読者に促す。

著者について:

著者ロバート・メンデルソンは、長年小児科医として臨床に携わり、医学教育にも従事してきた人物である。自らの経験と医学研究の知見から、現代医療の実践の多くが無用であるばかりか有害であると確信するに至る。本書は、患者の権利と家族の絆を重視し、自然な営み(出産、母乳育児など)を尊重する「新しい医療」の必要性を提唱する。

テーマ解説

  • 主要テーマ:現代医療の宗教化 [医療行為が科学的根拠ではなく信仰に基づく儀式となっているという批判]
  • 新規性:医師主導の「医療異端審問」[医師が権威を背景に、異なる医療選択を「虐待」や「異端」として排除・弾圧する構造を指摘]
  • 興味深い知見:「医師のストライキで死亡率が低下」[医療行為そのものが公衆衛生上の脅威であることを示す逆説的な事実]

キーワード解説(2~7)

  • 医療異端者:現代医療の儀式と権威に盲従せず、自らの健康を主体的に管理する者。
  • 儀式的医療行為:聴診器、レントゲン、定期検診など、科学的効果以上に「医師らしさ」や患者の安心感のために行われる定型化された診療行為。
  • 医原病:医療行為自体が引き起こす病気や障害。薬物の副作用、院内感染、不必要な手術による合併症など。
  • 病院神殿論:病院を「現代医療の神殿」と見なし、患者を非人間化・無力化する恐怖と危険に満ちた場所として描写。
  • 家族破壊:出産の医療化、母乳育児への妨害、子供の「多動性」への薬物投与など、現代医療が家族の絆と自律性を弱める行為。
  • 新しい医療:個人、家族、地域コミュニティを健康の基盤とし、医師は自然治癒力をサポートする「救命士」に過ぎないとする代替的医療哲学。

3分要約

本書は、現代医療システムへの根源的批判である。著者は、自身の医師としての経験から、現代医療はもはや科学や芸術ではなく、医師を司祭、病院を神殿、投薬や手術を聖礼典とする「宗教」に成り下がったと断じる。この宗教の目的は健康の回復ではなく、患者の信仰(盲従)と依存を維持し、巨大産業として自己増殖することにある。

その実態は恐るべきものだ。無意味で危険な定期検診とレントゲン、風邪に効かない抗生物質の乱用、副作用だらけの精神安定剤や降圧剤、大半が不要な扁桃摘出や帝王切開、子宮摘出。病院は感染症と医療ミスの巣窟であり、患者は家族から切り離され、非人間的な扱いを受ける。更に現代医療は、自然な出産と母乳育児を妨害し、家族の絆を弱め、「質の高い死」を準備することで、生命そのものに向けられた「聖戦」を繰り広げている。

この状況で患者が取るべき道は「医療異端者」となることである。医師を盲信せず、常に疑問を抱き、自分で情報を集め、時には医師に嘘をついてでも自己防衛する。そして最終的には、個人と家族と地域コミュニティを中心に据えた「新しい医療」を構築することだ。その医療では、医師は「救命士」として自然治癒力を支援するのみであり、出産は家庭で、栄養は自然な食物から、健康は日々の生活習慣から築かれる。著者は、この変革が既に始まっていることを自らの孫の家庭出産のエピソードで示し、読者に参加を呼びかける。


各章の要約

前書き Non Credo

著者は自らを「医療異端者」と宣言する。かつては近代医学を盲信していたが、DES(流産防止薬)による子供の癌、未熟児への酸素投与による失明、抗生物質による歯の変色など、後に重大な害が判明した「医療的進歩」を目の当たりにし、信仰を失った。現代医療の90%以上が消えても人々の健康はむしろ改善するだろうと述べ、医師の診察室や病院こそが最大の危険地帯であると警告する。読者に、医師の言うことを鵜呑みにせず、自らを守る知識と技術を身につける「異端者」になるよう促す。

第1章 危険な診断

定期検診を含む診断行為そのものが、無用で危険な儀式であると批判する。聴診器は単なる権威の象徴で感染源に過ぎず、心雑音の指摘は子供を「心臓病予備軍」に仕立て上げる。レントゲンは被曝リスクが利益を上回り、検査室のデータは驚くほど不正確である。医師は「何かする」ことで評価されるため、些細な数値の異常を「前疾患」とみなして過剰な投薬に走りがちだ。患者は、検査の必要性を徹底的に問い、自分で情報を集め、時には医師に嘘をついてでも自己防衛すべきである。

著者はこう述べる。「あなたの医師を中古車販売員と同程度に信用して扱うべきだ」

第2章 奇跡から惨事へ

ペニシリンなどの抗生物質がかつて救った命と同じくらい、あるいはそれ以上に、その乱用が現在では害をなしている。風邪やウイルス性疾患への無効な投与、耐性菌の出現、深刻な副作用。更に、経口避妊薬やホルモン剤、降圧剤、抗炎症剤、子供の「多動性」治療薬など、強力な薬剤が軽微な症状に安易に使用され、重大な健康被害を引き起こしている。薬は現代医療の「聖餐」であり、その危険性は医師によって過小報告される。患者は、処方される薬について医師以上に調べ、そのリスクとベネフィットを自分で判断し、時には服用を拒否する勇気を持つ必要がある。

第3章 儀式的身体損粧

手術の多くは、金銭的利害、医師の教育・研究目的、そして単なる「信仰」に基づいて行われている。扁桃摘出、子宮摘出、帝王切開、冠動脈バイパス手術など、一般的な手術の多くがその有効性を科学的に証明されておらず、むしろ不要な苦痛と死亡リスクをもたらしている。出産は「病気」として扱われ、監視装置と緊急手術(帝王切開)への道筋が最初から用意されている。手術を勧められたら、必ずセカンド・オピニオンを求め、執刀医の実績を厳しく問いただし、非外科的治療の可能性を探るべきである。

第4章 破滅の神殿

病院は「現代医療の神殿」であり、最も危険な場所の一つである。院内感染(薬剤耐性菌を含む)の蔓延、医療ミスや患者の取り違え、栄養失調、電気事故や転落死のリスクに加え、患者の尊厳を奪い無力化する心理的環境が存在する。病院の存在意義は患者の健康ではなく、医師と医療産業の利便と利益にある。入院が必要とされたら、それが真に必要かどうかを疑い、可能な限り在宅療養を求める。やむを得ず入院する場合は、家族や友人が常に付き添い、患者の権利を守り、医療スタッフの誤りをチェックする「トラブルメーカー」となるべきである。

第5章 家族に対する聖戦

現代医療は家族の絆と自律性を破壊する「聖戦」を遂行している。出産を病院という異質な環境に移し、母子を隔離し、母乳育児より人工栄養を推奨する。医師の「専門的助言」は母親の自信を奪い、子育てを孤独で不安なものにする。子供の問題行動は「病気」と医学化され、薬物で管理され、学校と専門家が家族の役割を侵食する。この攻撃に対抗するには、家庭出産と母乳育児を堅持し、子育てにおいて専門家より家族や地域の知恵を尊重し、家族が団結して医療機関に対峙する必要がある。

著者はこう述べる。「家族は最高の健康維持機関である」

第6章 死を司る医師

現代医療の神は「死」である。医師のストライキ時に死亡率が低下するという逆説的事実がこれを示唆する。避妊、中絶、安楽死、遺伝子検査と中絶の組み合わせなど、現代医療は生命の予防と終結に関わる「死の秘跡」を積極的に推進する。末期患者には「死を受容させる」カウンセリングが施され、自然な生への執着は「不健康」とみなされる。これは生命を軽視する文化へと繋がる危険な傾向である。真の医療は、生命を肯定し、最後まで希望を捨てず、家族に見守られながら在宅で最期を迎えることを支持すべきだと著者は主張する。

第7章 悪魔の司祭たち

医師たちは、一般に信じられているような聡明で倫理的なエリート集団ではない。研究不正や利益相反は日常茶飯事であり、薬物・アルコール依存症や自殺率は一般より高い。医学教育は学生を恐怖と疲労で追い込み、権威に盲従し人間性を捨てさせることで「悪魔の司祭」を生み出す。医師は自らの過ちを隠蔽し合い、患者に対する傲慢さと内心の恐怖がその行動原理である。患者は、医師を絶対視せず、その権威の源泉が「信仰」に過ぎないことを認識し、必要であれば訴訟も辞さない姿勢で自己防衛すべきである。

第8章 これが予防医学なら、私は病気を選ぶ

現代医療が推進する「予防医学」もまた、危険で無駄な儀式の域を出ない。定期検診、集団予防接種(その有効性と危険性は疑問)、乳癌検診のためのマンモグラフィ(被曝リスク自体が癌を生む)、妊婦への年齢制限(本当の原因はX線被曝)などは、人々を不安に陥れ、医療システムへの依存を強める。真の予防は、栄養、運動、生活習慣、家族関係、清潔な環境といった根本的要因に向けられるべきである。現代医療はこれらの政治的・経済的要因に目を向けず、問題を個人の医学的問題に「医療化」することで現状維持を図っている。

第9章 新しい医療

現代医療という「宗教」に代わるべき「新しい医療」のビジョンを提示する。その中心は生命への信仰であり、神殿は家庭、司祭は個人・家族・地域コミュニティである。具体的には、家庭出産、母乳育児、自然食、家族の絆の強化、地域での相互扶助を基盤とする。医師は「救命士」として自然治癒力をサポートするのみで、その目的は自らの役割を小さくしていくことにある。この変革は政治的活動を伴うが、既にラ・レーチェ・リーグなどの草の根運動として始まっている。著者は、読者が自宅で今夜からこの「革命」を始めるよう呼びかける。

エピローグ:新しい医師を求めて

「新しい医療」を実践する「新しい医師」像を描く。彼らは専門分化を排した総合医であり、患者と対等に情報を共有し、自然治癒力と家族の力を最大限に尊重する。薬や手術より生活習慣の指導を優先し、在宅医療を重視する。その教育のためには、従来の医学教育とは全く異なる「新しい医学校」が必要である。それは研究施設や病院付属ではなく、倫理、人間性、医療の害(医原病)について深く学び、コミュニティに根差した医師を育てる場となる。著者は、このような医師だけが真の医療の第一原則「まず、害するなかれ」を実践できると結ぶ。


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