書籍要約『世界で最も危険な本――9.11を大衆儀式として』S.K.ベイン 2012年

アメリカ同時多発テロ事件(911)陰謀論

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『The Most Dangerous Book in the World – 9/11 as Mass Ritual』S.K. Bain 2012

目次

  • 序文:Peter Levendaによる序文
  • 謝辞
  • 第一部 9/11の分析
    • 第1章 アメリカン航空11便とユナイテッド航空175便 / American Airlines Flight 11 and United Airlines Flight 175
    • 第2章 象徴と儀式 / Man and His Symbols
    • 第3章 9/11のオカルト脚本解釈 / Playbill
    • 第4章 ブッシュ大統領と『The Pet Goat』 / The Pet Goat
    • 第5章 アメリカン航空77便とペンタゴン / American Airlines Flight 77 and The Pentagon
    • 第6章 儀式としての殺人とマインドコントロール / Ritual Murder As Mind Control
    • 第7章 ユナイテッド航空93便とシャンクスビル / United Airlines Flight 93 and Shanksville
    • 第8章 大韓航空85便とホワイトホース / Korean Airlines Flight 85 and Whitehorse
    • 第9章 ワールドトレードセンター7棟 / World Trade Center 7
    • 第10章 第一部 結び / Epilogue:Over But Not Finished
  • 第二部 9/11の構造的背景
    • 第11章 9/11:悪の魔術 / Pièce De Résistance:9/11—“Evil Magic”
    • 第12章 占星術的基礎 / The Astrological Foundations of the 9/11 Megaritual
    • 第13章 自由の女神像:ルシファーの像 / Silent Overseer of the 9/11 Megaritual
    • 第14章 日付の関連性:シリウスとの結びつき / Connecting The Dates:A Sirius Affair
    • 第15章 新年の日と巨大タリスマン / New Year’s Day and the Malevolent Mega-Talismans
    • 第16章 警察犬シリウス / Are You Sirius?
    • 第17章 地獄の門:悪魔的な巨大生贄祭壇 / The Gates Of Hell:Satanic Sacrificial Mega-Altars
    • 第18章 巨大儀式複合体 / A Massive Ceremonial Complex
    • 第19章 ミレニアム・ヒルトン:霊感に満ちた創造物 / The Millenium Hilton:An Inspired Creation
  • 第三部 結論と考察
    • 第20章 アルバート・パイクの儀式とスカル・アンド・ボーンズ / Pike’s Palladian Rite and Dem Bones
    • 第21章 再構築された9/11オカルト大儀式の脚本 / The Reconstructed Script for the 9/11 Occult Megaritual
    • 第22章 2つの「11」と時間に関する問い / Two Final 11s, and the Question of Time
    • 第23章 現実の真実 / The Red Pill
    • 第24章 最終的な侮辱 / A Final Insult
    • 第25章 アーリマンの顔 / The Face of Ahriman
    • 第26章 さらなる9/11とクロウリーの関連性 / Yet More 9/11 Crowley References?
    • 第27章 9/11大儀式の「歴史的先例」 / “Historical Precedents” for the 9/11 Megaritual
    • 第28章 儀式複合体の継続的使用:ワン・ワールド・トレードセンター / Continued Use of the Ceremonial Complex:One World Trade

本書の概要

短い解説

本書は、2001年9月11日の同時多発テロ事件を、単なる政治的・軍事的な陰謀論を超えて、入念に仕組まれた大規模な「オカルト儀式」として分析することを目的としている。公的な調査報告では説明されない数々の数字、象徴、日付の一致を解読し、事件の背後に秘教的な意図と計画が存在したと主張する。陰謀論に関心を持つ一般読者から、オカルト思想の研究者までを対象とする。

著者について

著者のS.K. Bainは、陰謀論研究家であり、本書では膨大な情報の「集約者・解釈者・語り部」としての立場を取っている。複数のブロガーや独立研究者の成果を基に、独自の視点で9/11事件を再構築した。序文を担当したPeter Levendaは、政治と魔術の関係を研究する作家であり、Bainの手法を「21世紀のカバリスト」と評し、新たなアプローチを高く評価している。

テーマ解説

  • 主要テーマ:9/11を大規模儀式として解釈する:物理的な破壊行為の背後に、数字(11, 77, 93, 175など)、占星術的な配置、特定の場所の名前などを用いた緻密な「オカルト脚本」が隠されていると分析する。
  • 新規性:心理戦争としての儀式:事件は、単なる偽旗作戦ではなく、公衆の集合的無意識を操作・変容させるための「心理戦争」と「技術魔術」の手段であったと主張する。
  • 興味深い知見:アレイスター・クロウリーへのオマージュ:事件で用いられた数字や象徴の多くが、20世紀の著名なオカルティスト、アレイスター・クロウリーの魔術体系と深く結びついていることを詳細に示す。

キーワード解説

  • 大儀式 (Megaritual):通常の魔術儀式をはるかに超える規模で、多数の人間を巻き込み、全世界に中継されるメディア・スペクタクルとして演出された儀式。本書の核心概念。
  • 心理戦争 (Psychological Warfare):プロパガンダや情報操作を通じて、敵対集団や自国民の意見、感情、態度、行動に影響を与える計画的な活動。本書では9/11がその手段であったと論じる。
  • 象徴的解読 (Symbolic Literacy):出来事に隠された数字、名称、場所の意味を、神聖幾何学、数秘術、カバラ等のオカルト知識を用いて読み解く技術。著者が用いる主要な分析方法。

3分要約

本書は、2001年9月11日のテロ事件を、公的な物語とは全く異なる視点、すなわち「歴史上最大のオカルト儀式」という視点から徹底的に再解釈した作品である。著者S.K. Bainは、事件のほぼ全ての側面——使用された航空機の便名、標的となった建物の形状と配置、事件が起きた日付、関連する人物の名前、そしてブッシュ大統領の当日の行動に至るまで——に、意図的で首尾一貫した「オカルト脚本」が隠されていると主張する。

この脚本の解読には、20世紀の魔術師アレイスター・クロウリーの思想体系が鍵となる。事件で主要な役割を果たした航空機の便名、アメリカン航空11便、77便、ユナイテッド航空93便、175便は、いずれもクロウリーの著作において特別な魔術的意味を持つ数字である。例えば、11は「魔術そのものの数」、93はクロウリーのテレマ哲学の核心概念「意思」と「愛」を表す数、175は特定の神格を召喚するための儀式書の番号とされる。これらは単なる偶然ではなく、世界のオカルト共同体に向けた合図であり、事件が「内部の者」による仕業であることを示していると著者は解釈する。

さらに、標的となった建造物も強力なオカルト・シンボルとして分析される。ツインタワーは、ヘルメスの柱として、またフリーメイソンのヤキンとボアズの二本柱として解釈され、それらが崩壊することは「地獄への門」が開かれることを象徴的に意味した。ペンタゴンは五芒星の中心であり、「死の館」である。自由の女神像は「ルシファーの像」として、この儀式を見守る存在として立ち現れる。事件が起こった9月11日という日付自体が、古代エジプト暦の元旦であり、明けの明星シリウスの出に連動する重要な日であると指摘される。

著者は、このような膨大で複雑なシンボリズムの網の目は、大衆を恐怖で支配し、新しい世界秩序(ニューワールドオーダー)への移行を正当化するための、洗練された「心理戦争」の一環であったと結論づける。事件は物理的な破壊であると同時に、テレビを通じて全世界の集合的無意識に刻み込まれる「魔術的演劇」であり、我々の現実認識そのものを変容させる「アルケミー(錬金術)的サイコドラマ」だったという。本書は、公的な説明を超えて事件の真相に迫ろうとする読者に、非常に挑戦的で不気味な一つの全体像を提示する。

各章の要約

序文

この本が書かれることは必然であった。陰謀論愛好家の間には一種の「兄弟団」が存在し、彼らは「合意された現実」と、国家が認めようとしない闇の力が働く別の世界の境界に生きている。S.K. Bainは、政府文書から魔法の書(グリモワール)へと至るこの奇妙な旅路において、カバラと陰謀論、数秘術と政府の両方に通じた新たな解釈者である。彼は、9/11を大規模な儀式として見ることで、そのメッセージを心理的・精神的レベルで理解する新たな可能性を開く。読者は彼の仕事に困惑し、苛立つかもしれないが、決して退屈することはないだろう。

第一部 9/11の分析

第1章 アメリカン航空11便とユナイテッド航空175便

2001年9月11日午前8時46分、アメリカン航空11便がワールドトレードセンターのノースタワーに衝突する。ブッシュ大統領はこれを「ひどいパイロットの事故」と評した。午前9時3分、ユナイテッド航空175便がサウスタワーに突入する。公式には、これら二機の攻撃によって「アメリカへの攻撃」が始まったとされるが、著者はこの二つの飛行機の便名「11」と「175」に、深いオカルト的意味が込められていると指摘する。

第2章 象徴と儀式

9/11のオカルト脚本を理解するには、魔術実践の基礎知識が必要である。儀式魔術は、特定の公式を科学的に応用して精霊を召喚・制御する古代の技術である。数字は自発的で自律的な無意識の産物であり、あらゆる宗教的神秘主義体系の基礎をなす。現代人は「象徴的非識字」に陥っており、言葉、イメージ、数字、色、リズム、シンボルによって大衆のリムベック(大脳辺縁系)を狙った操作が行われている。ナチス・ドイツが儀式的舞踊、古代シンボル、強力な神秘的なロゴを用いて大衆をハイブマインドに導いたことを思い起こすべきである。

第3章 9/11のオカルト脚本解釈

「11」はカバリストにとって「罪深く、有害で不完全なものすべての本質」を表す数とされる。また、アレイスター・クロウリーは、11を「魔術そのものの数」であり、「新しいアイオーンの聖なる数」と考えた。ツインタワーは、古代の「ヘルメスの柱」の現代的再現であり、またフリーメイソンのヤキンとボアズの二本柱でもある。この二本の柱の間は「門」を象徴し、その破壊は世界の間のベールを引き裂くことを意味する。「175」はクロウリーの『Liber 175』に通じ、この書は「特定の神格への献身によってそれと一体となる」方法を説く。つまり、11便の攻撃は魔術的操作の開始を宣言し、175便の攻撃はその儀式の目的——神格(サタン)との合一——を宣言していたのである。

第4章 ブッシュ大統領と『The Pet Goat』

ブッシュ大統領は、フロリダ州サラソタの小学校で児童たちが『The Pet Goat』(ペットの山羊)という物語を音読している最中に、第2便衝突の報告を受けたが、その後7分間も席を立たなかった。この一見不可解な行動を、著者は「ブラック・マス」(悪魔崇拝のミサ)の一環として解釈する。『The Pet Goat』は子供向けの物語だが、その内容は山羊(ヤギ)が活躍する話であり、オカルトの伝統において山羊はパン神や、バフォメット(サバトの山羊)としてサタンの象徴とされる。ブッシュが「パラダイス」(サラソタの俗称)で、この物語の朗読が終わるまで「ブラック・マス」の司祭として座り続けたことは、儀式的行為であったという。さらに、9/11の首謀者とされるモハメド・アタが訓練を受けたフライトスクールがこの地域にあった点も、偶然ではないと指摘する。

第5章 アメリカン航空77便とペンタゴン

アメリカン航空77便がペンタゴンに突入する。ペンタゴンは五角形の建造物で、五芒星の中心を象徴する強力なオカルト・シンボルである。その高さは77フィートで、西経77度線上に位置する。77という数字は、クロウリーの体系では「完成における魔術的力」を意味し、アントン・ラヴェイの『サタニック・バイブル』には77の地獄の名がリストされている。攻撃直後、ワシントン上空を「VENUS77」というコールサインのE-4B空中指揮機(終末飛行機)が旋回していたことも、数字と象徴の重ね合わせである。ペンタゴンの起工式が1941年9月11日であったこと、そして77便の乗客で夫に電話をしたとされるバーバラ・オルソンの夫、セオドア・オルソンの誕生日が9月11日であったことも、意図的な「シンクロニシティ(意味のある偶然)」として脚本に組み込まれていたと著者は考える。

第6章 儀式としての殺人とマインドコントロール

Michael Hoffmanの著書『Secret Societies and Psychological Warfare』を参照し、9/11のような公的な儀式的殺人は、高度なマインドコントロール技術であると論じる。大衆は、メディアを通じて提供されるシンボルとキーワードを恐怖と結びつけることで、洗脳され従順な国民に加工されるとする。この種の心理戦争は、大衆の潜在意識を「アルケミー的」に処理・変容させることを目的としている。9/11は、時計の内部機構のように精密に企画された儀式であった。

第7章 ユナイテッド航空93便とシャンクスビル

ユナイテッド航空93便がペンシルベニア州シャンクスビルに墜落する。「シャンク」とは囚人用語で「自作のナイフ」を意味し、ハイジャック犯が使用したとされるボックスカッター(段ボールカッター)を連想させる。この墜落現場の捜査を統括したFBIピッツバーグ支局のフィールドディレクターは「ビル・クロウリー」という名前であった。93という数字は、クロウリーの哲学「テレマ」の核心概念「意志(Thelema)」と「愛(Agape)」の数秘術的価値であり、テレマ主義者同士が「93」と挨拶し合うほどの重要な数である。つまり、93便は世界中のテレマ主義者に向けた「飛行する挨拶状」であったという。また、追悼碑の当初のデザインが「新月の抱擁」というイスラムの三日月を連想させる形状であったことも、著者は犠牲者への嘲笑と見なす。

第8章 大韓航空85便とホワイトホース

あまり知られていないが、9/11当日、ハイジャックの疑いをかけられた大韓航空85便がカナダ・ユーコン準州のホワイトホース国際空港に緊急着陸した。85という数字は、ヘブライ語の「口」を意味する文字「Peh」の数秘術的価値であり、エジプト神話の「口開けの儀式」に関連する。また、タロットの「塔」のカードにも対応する。空港の管制官の一人の名前は「ティム・クロウリー」であった。「ホワイトホース」はスラングでヘロインを意味し、ヘロイン中毒であったアレイスター・クロウリーを暗示している。

第9章 ワールドトレードセンター7棟

ツインタワーに隣接する47階建てのWTC7ビルは、午後5時20分に火災により完全崩壊した。航空機の衝突を受けていないこのビルの崩壊は、管理爆破のように見えた。この建物はソロモン・ブラザーズ(ソロモン兄弟)ビルとして知られ、その台形の形状はフリーメイソンに神聖視される「ユークリッドの第47問題」を建築的に体現していた。所有者のラリー・シルバーシュタインが、消防指揮官と交わした「プルイット(取り壊せ)」という会話は、管理爆破を示唆している。この建物にはニューヨーク市の緊急事態指揮センターが入っており、その非常用発電機用の燃料タンクが火災を悪化させた可能性が指摘されている。

第10章 第一部 結び

第一部のまとめとして、9/11の「制作」は、アレイスター・クロウリーへの頌歌であり、ペット・ゴートのブラック・マスであり、飛行するダンス、魔法のように消えた飛行機、シンクロニシティの連続からなる「地上最大のショー」であったと述べる。しかし、このショーの背景には、さらに大きな「セット」と「日付」の秘密が隠されているとし、第二部へと話を進める。

第二部 9/11の構造的背景

第11章 9/11:悪の魔術

米国の緊急通報番号「911」と、事件の日付「9/11」の一致は偶然ではない。30年にわたって「911=救助」という意識を刷り込まれた大衆に、「9/11=テロ」という逆の意味を突きつけることで、さらなる精神的打撃を与える心理戦術であった。数秘術的に見ると、9は「最も邪悪」な数、11は「魔術の力そのもの」の数であり、「9/11」とは「悪の魔術」を意味する数字のシギル(魔術的印章)であった。我々がこの日付を口にするたびに、無意識のうちにこの儀式に加担しているという。

第12章 占星術的基礎

オカルティストは、事業の成功を確実にするため、天体の位置に基づいて吉日を選ぶ「択時占星術」を用いる。9/11当日、占星術的に「死の主」とされる土星と冥王星が対向する配置にあり、これは破壊と変容をもたらす困難な時期とされる。土星は制限と死の惑星として、冥王星は死と再生と変容の惑星として、事件にその影響を及ぼしていたと分析される。

第13章 自由の女神像:ルシファーの像

ワールドトレードセンターを見下ろす位置に立つ自由の女神像は、その炎を掲げた姿から、オカルト的には「光をもたらす者」ルシファーを象徴していると著者は解釈する。プロメテウスが神々から火を盗んで人類に与えたように、ルシファーもまた、知識(光)をもたらす解放者として描かれる。像の銘板に刻まれた「JULY IV MDCCLXXVI」(1776年7月4日)は、米国の独立記念日であると同時に、イルミナティ結成の年でもある。

第14章 日付の関連性:シリウスとの結びつき

自由の女神像の台座礎石据え付け式(1884年8月5日)、ワールドトレードセンター起工式(1966年8月5日)、米国の独立記念日(1776年7月4日)、ペンタゴン起工式(1941年9月11日)——これらの日付はすべて、古代エジプト人や後世のオカルト伝承において最重要視されてきた星、シリウスと関連している。シリウスのヘリアカル・ライジング(太陽に先行して東の空に現れること)は、古代ではナイル川の増水と夏至の前兆であり、その日付は時代とともに移動した。これらの建造物の開始・完成の日付は、シリウスの動きと意図的に同期させられ、強大な「悪意ある巨大タリスマン」としてエネルギーを帯びるように設計されたと著者は主張する。

第15章 新年の日と巨大タリスマン

古代エジプトに由来するコプト暦では、新年の第一日目(1月1日)は「トウト」月の1日であり、これはグレゴリオ暦の9月11日に相当する。この日はシリウスのヘリアカル・ライジングを象徴的に記念する日でもある。したがって、9/11はオカルト的な「新年の日」であった。タリスマン(護符)を作るには吉日を選ぶことが不可欠であり、シリウスと太陽が合(コンジャンクション)する7月4日、およびシリウスのヘリアカル・ライジングが実際に起こる8月5日に、自由の女神像とツインタワーという「巨大タリスマン」の建設が始められたことは、それらにシリウス/ルシファーのエネルギーを吹き込むためであった。

第16章 警察犬シリウス

ワールドトレードセンターで唯一死亡した警察犬・爆発物探知犬の名前は「Sirius(シリウス)」であった。そのバッジ番号は17で、タロットの17番目のカードは「星」、すなわちシリウスを描いたカードである。この犬の追悼サイトでは、「虹の橋」を渡るという詩が掲載されたが、この「虹の橋」は、ニューエイジ思想で天と地、心と精神をつなぐオカルト的概念である。一見無害な追悼が、シリウス/ルシファーへの「虹の橋」建設という概念を広めるメメント(記憶の媒介物)として機能したと著者は見る。

第17章 地獄の門:悪魔的な巨大生贄祭壇

ツインタワーの主要な建築要素は、巨大な「三叉の矛(トライデント)」の形状をしていた。キリスト教図像学では、トライデントは悪魔の武器である。二つの塔は、占星術的に「双子座」に当たり、天の「門」を象徴する。死の惑星・土星が9/11に双子座に位置していたことを合わせると、ツインタワーは「死の門」、さらには「地獄の門」として機能するよう設計されていたと解釈できる。つまり、それらは火による生贄を捧げるための「悪魔的メガ祭壇」そのものだったのである。瓦礫の一部が運び込まれたスタテン島の埋め立て地の名前が「Fresh Kills Landfill(新鮮な殺戮埋立地)」であったことも、著者は犠牲者への冒涜的な嘲笑と捉える。

第18章 巨大儀式複合体

ワールドトレードセンターに隣接するワールド・フィナンシャル・センターの屋上には、未完成ピラミッド、階段ピラミッド、四角錐ピラミッド、ドームという四つの巨大なオカルト・シンボルが設置されている。これらはイルミナティやフリーメイソンと関連するシンボルであり、ツインタワーを中心とした広大な地域全体が、意図的に設計された「巨大儀式複合体」であった可能性を示唆している。

第19章 ミレニアム・ヒルトン:霊感に満ちた創造物

ツインタワーの真東に位置するミレニアム・ヒルトンホテルは、映画『2001年宇宙の旅』に登場する「モノリス」を建築的にオマージュした黒いガラスの高層ビルである。映画では、モノリスが新たな世界の創造を触媒したように、この「ミレニアム・モノリス」は、9/11を通じて新世界(監視社会、市民的自由の剥奪、戦争)が創造されるのを見守る「見張り役」としての役割を果たしていたと著者は解釈する。それはフリーメイソンの「粗石」であり、大衆の意識を「より高き力」(闇の神々)へと伝達する「センチネル(歩哨)」だったという。

第三部 結論と考察

第20章 アルバート・パイクの儀式とスカル・アンド・ボーンズ

9/11のような巨大儀式を実行できる「容疑者」として、フリーメイソンの高位成員アルバート・パイクが創設したとされる「パラディウム儀式」(ルシファー崇拝を秘めた結社)の存在が言及されるが、これは19世紀の悪戯記事が起源である可能性が高い。より現実的な容疑者として、ブッシュ大統領父子やジョン・ケリー上院議員などが所属するエール大学の秘密結社「スカル・アンド・ボーンズ」が挙げられる。その死を中心に据えたイコン(骸骨と交差した骨)や儀式は、ブラック・マジックのカルト的性格を示しており、歴代メンバーはCIA創設など米国の歴史的転換点に深く関わってきた。

第21章 再構築された9/11オカルト大儀式の脚本

これまでに分析したすべての要素を総合し、9/11大儀式の脚本を再構成する。ブッシュ大統領を「司祭」とし、新年の日に「パラダイス」で行われた「ブラック・マス」が、シリウスの悪意あるエネルギーと、死の惑星の配置のもと、「大気の王子」(サタン)への頌歌として翼を持った死の使者たちを送り出し、巨大タリスマンへの生贄を捧げるという、壮大な「魔術的演劇」であったとまとめる。

第22章 2つの「11」と時間に関する問い

9/11陰謀がどれほど前から計画されていたかという問いに対し、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領が1990年9月11日の議会演説で「新世界秩序」を掲げてから、ちょうど11年後に事件が起きた点を指摘する。さらに、2001年9月11日から11年後は、マヤ暦の終末とされる2012年12月21日であり、9/11は「時代の終わり」への11年カウントダウンの始まりでもあったと示唆する。

第23章 現実の真実

オカルト脚本の存在を証明できた今、ツインタワーの崩壊方法や、ハイジャック犯のパスポートが無傷で発見されたといった個々の不可解な点の真相を追求する必要はない、と著者は述べる。なぜなら、これほど大規模で精巧な儀式を演出できる勢力が、技術的にどんなことも成し得たことは明白だからである。重要なのは、公式説明のほぼ全てが虚構であり、事件全体が「演劇」であったと認識することである。Michael Hoffmanの理論を引き、この「公開魔術」は「方法の啓示」というアルケミーの原則に従っており、後に大衆に真相が知らされることが計画の一部であると指摘する。我々が真実を知りながらも、無気力や記憶喪失によって意味のある行動を起こさなければ、それは暗黙の「同意」となり、我々自身の隷属を強化することになると警告する。

第24章 最終的な侮辱

最も打撃的な可能性として、この儀式の計画者たち自身が、自分たちが用いたオカルト体系を客観的に信じているかどうかすら定かでないかもしれないと述べる。アレイスター・クロウリー自身が、魔術の象徴に「客観的現実や哲学的妥当性を帰属させないよう」弟子たちに警告していたことを引用し、この壮大な仕掛けが、単に大衆を操作するための「幻覚」を生み出すハッカーのゲームである可能性を仄めかす。

第25章 アーリマンの顔

ツインタワーから立ち上る煙の中に、ペルシャ神話の闇と悪の神「アーリマン」の顔のようなイメージが出現したとする写真を検討する。このイメージは、人智学の創始者ルドルフ・シュタイナーが描いたアーリマンの彫刻に酷似している。これが単なるパレイドリア(偶然の形の認識)なのか、画像編集ソフトによる作為なのかは定かでないが、著者は、これが計画者によるさらなる心理戦術、あるいは関係者への「隠された賛辞」であった可能性を示唆する。また、ツインタワーから落下する人物を捉えた有名な写真「ザ・フォーリングマン」が、タロットの「吊られた男」のカードを具現化している点も指摘する。

第26章 さらなる9/11とクロウリーの関連性

アメリカン航空の略称「AA」と便名「11」「77」を組み合わせた「AA11」「AA77」は、クロウリーが創設した魔術結社「A∴A∴」の略称「AA」を連想させるとする。同様に、ユナイテッド航空の略称「UA」と便名「93」「175」を組み合わせた「UA93」「UA175」の「UA」は、アイルランド系の姓「クロウリー」の語源の一つ「Ua」に通じるとする。これらは、非常に洗練された隠されたオマージュである可能性がある。

第27章 9/11大儀式の「歴史的先例」

ケネディ大統領暗殺(1963年)、ウェーコのブランチ・ダビディアン包囲戦(1993年)、オクラホマシティ連邦政府ビル爆破(1995年)という三つの事件が、すべて「77」という数字(ダラスのエルムストリートが通る米国道77号線、ウェーコの敷地面積77エーカー、ブッシュ大統領の牧場が77号線近く)と、悪魔崇拝の聖日とされる4月19日という日付でつながっている点を指摘する。これらは地理と日付を結びつけた「神秘的な地名学」の先例であり、地球を巨大なチェス盤と見なすオカルト的地理観に基づく儀式的な「力の場所」の設定であると論じる。

第28章 儀式複合体の継続的使用:ワン・ワールド・トレードセンター

グラウンド・ゼロは、新たな巨大タリスマン「ワン・ワールド・トレードセンター」(旧フリーダム・タワー)の建設により、儀式的に活性化され続けていると著者は見る。その高さは1776フィートであり、イルミナティ結成の年を示す。六角形のデザインと上下を指す三角形の側面は、「上なる如く、下もまた然り」というオカルトの根本原理を表現し、天と地、精神と物質の統合を象徴している。儀式の場は失われたのではなく、新たな象徴のもとで更新されている。


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