
英語タイトル
:『The War on Chlorine Dioxide:The Medicine That Could End Medicine』Pierre Kory with Jenna McCarthy (2026)
日本語タイトル
:『二酸化塩素との戦い:医学を終わらせる可能性のある薬』ピエール・コリー、ジェナ・マッカーシー (2026)
目次
- 第一部 二度目の始まり / The Second Beginning
- 第二部 歴史 / The History
- 第1章 コリー・スケール / The Kory Scale
- 第2章 ある種の免責事項 / A Disclaimer of Sorts
- 第3章 (語られざる)歴史、第一部 / The (Untold) History, Part I
- 第4章 (語られざる)歴史、第二部 / The (Untold) History, Part II
- 第5章 筋書きの複雑化 / The Plot Thickens
- 第6章 ボリビアでの奇妙な迂回 / A Weird Detour Through Bolivia
- 第7章 私の個人的な経験 / My Personal Experience
- 第三部 先駆者たちと迫害 / The Pioneers and Persecutions
- 第8章 ハワード・アリジャー / Howard Alliger
- 第9章 ジム・ハンブル / Jim Humble
- 第10章 マーク・グレノン / Mark Grenon
- 第11章 エノ・フライエ / Enno Freye
- 第12章 好奇心旺盛な変わり者 / The Curious Outlier
- 第四部 注目すべき現代の支持者たち / Notable Modern-Day Proponents
- 第13章 ミシェル・ハーマン / Michelle Herman
- 第14章 デビッド・オーツ / David Oates
- 第15章 ケリ・リベラ / Kerri Rivera
- 第16章 スーザン・ラジ / Susan Raj
- 第17章 アンドレアス・カルカー / Andreas Kalcker
- 第五部 メディアによる中傷報道 / The Media Hit Jobs
- 第18章 赤十字マラリア臨床試験 / The Red Cross Malaria Trial
- 第19章 TrialSiteNewsが激しい攻撃を開始 / TrialSiteNews Comes Out Swinging
- 第20章 TrialSiteNewsが姿勢を強める / TrialSiteNews Doubles Down
- 第21章 普遍的な呪い / The Universal Curse
- 第六部 科学と安全性 / The Science and Safety
- 第22章 科学 / The Science
- 第23章 臨床研究 / The Clinical Studies
- 第24章 安全性 / The Safety
- 第25章 プロトコル / The Protocols
- 第26章 体験談 / The Testimonials
- 第七部 エピローグ:科学の黙殺 / Epilogue:The Silencing of Science
本書の概要
短い解説:
本書は、強力かつ安価な抗微生物物質である二酸化塩素(ClO₂)の治療的潜在能力と、その可能性を隠蔽・否定するために展開されてきた組織的で激しい弾圧の歴史を、科学的・歴史的・ジャーナリスティックに検証することを目的としている。製薬産業の既得権益に挑戦する安価で特許化できない治療法に興味を持つ一般読者から医療専門家までを対象とする。
著者について:
著者ピエール・コリーは、救急・集中治療医であり、COVID-19パンデミック時にイベルメクチンの有効性を主張し、それ故にキャリアと評判を攻撃された経験を持つ。この個人的な経験から、同様の迫害パターンを持つ二酸化塩素に着目し、その科学的根拠と迫害の歴史を詳細に調査した。共著者のジェナ・マッカーシーは、作家であり、コリー医師の前著『イベルメクチンとの戦い』も共著した。
テーマ解説
- 主要テーマ:医療・科学における利益と真実の衝突。安価で広範に有効な治療法が、巨大な経済的利益を脅かすゆえに、既存の医療・製薬・規制複合体によって組織的に否定・弾圧される構造。
- 新規性:二酸化塩素を巡る世界的な情報戦争と、その先駆者たちに対する露骨な弾圧(投獄、追放、暗殺未遂、研究妨害)の実態を、一次資料や関係者へのインタビューを通じて初めて体系的に記録・分析した点。
- 興味深い知見:コリー・スケール。治療法への迫害の激しさ(攻撃、嘲笑、研究妨害、投獄など)が、その治療法の真の有効性、安全性、既得権益に対する脅威の大きさを予測する指標となりうるという逆説的な提案。
キーワード解説(5つ)
- 二酸化塩素 (ClO₂):水処理や食品消毒に広く使われる強力な抗微生物酸化剤。低濃度での経口摂取が、マラリア、COVID-19、がん、自己免疫疾患など広範な疾患に有効であるとする主張がある。
- ミラクル・ミネラル・サプリメント (MMS):ジム・ハンブルが開発した、亜塩素酸ナトリウムを酸で活性化させてClO₂を生成させる経口療法。FDAなどは「漂白剤を飲むこと」と同義だと非難する。
- コリー・スケール:治療法への「体制側」からの迫害の程度(嘲笑から暗殺まで)をポイント化し、その点数が高いほど、その治療法が既存の医療産業にとって脅威となる真に有効なものである可能性が高いとする著者の提案。
- 酸化療法:酸素や酸素系化合物を利用して体内の有害微生物を殺し、治癒を促す治療法の総称。二酸化塩素、オゾン療法、過酸化水素療法などが含まれ、いずれも安価で特許化が難しく、迫害の歴史を持つ。
- 製薬産業複合体:製薬企業、政府規制当局(FDAなど)、医学雑誌、医療専門家団体、メディアが結託し、高価で特許のある薬剤の利益を守るために、競合する安価な治療法を排除するシステム。
3分要約
本書は、二酸化塩素という単純な化学物質を巡る、科学、政治、経済が交錯する驚くべき物語である。著者ピエール・コリーは、自身がイベルメクチン有効論者として経験した弾圧を手掛かりに、それ以上の激しい迫害を受けてきたClO₂の世界に足を踏み入れる。
ClO₂は水道水の浄化や医療器具の滅菌に使われる安全で強力な抗微生物剤として知られる。しかし、この物質が経口摂取によってマラリア、感染症、がんなど幅広い疾患に劇的な効果を示す可能性が示されると、状況は一変した。
コリーは、ジム・ハンブル(MMSの発見者)、マーク・グレノン(投獄された)、エノ・フライエ教授(研究妨害を受け投獄された)、ハワード・アリジャー(外用剤のパイオニア)など、ClO₂の治療応用に人生を捧げた先駆者たちの壮絶な運命を追う。彼らは嘲笑、メディア中傷、研究資金の剥奪、国外追放、投獄、さらには暗殺未遂にまで直面していた。
これらの迫害の背後にあるのは、安価で特許化できないClO₂が、感染症から慢性疾患までを治療する「万能解毒剤」となりうるという脅威である。もしそれが広く認知されれば、高価な抗生物質、抗ウイルス薬、ワクチン、がん治療薬の市場は崩壊する。
そのため、FDAをはじめとする規制当局と製薬産業は協力して、ClO₂を「危険な漂白剤」とレッテル貼りし、関連研究を阻止し、支持者を犯罪者扱いする情報操作キャンペーンを展開してきた。
本書は、ボリビアがCOVID-19対策で国を挙げてClO₂を使用し優れた結果を出したにもかかわらずWHOがその事実を無視した事例、赤十字が関与したマラリア治療試験の成功が組織的に否定された事例など、具体的な証拠を積み上げる。また、動物実験、臨床研究、安全データを詳細に検証し、適切な用量でのClO₂経口摂取が驚くほど安全であり、幅広い疾患に対する有効性の証拠が蓄積されていることを示す。
最終的に、著者は「コリー・スケール」という概念を提示する。それは、ある治療法への弾圧が激しければ激しいほど、その治療法は既存の医療・製薬システムにとって真に脅威となる有効なものである可能性が高い、という逆説的な指標である。ClO₂は、イベルメクチンよりもはるかに高い点数を記録していた。
本書は、利益ではなく人類の健康を最優先する「真の科学」と医療システムの再構築を訴えるとともに、ClO₂研究に対する規制の撤廃と公正な検証を強く求める訴えで締めくくられる。
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