BlackRock – The company that owns the world?
Blackrockのことを知らない人はいないでしょう。設立は1988年初頭。このアメリカの金融会社は、30年足らずの間に、6兆3000億ドル相当の資産を運用する、世界を所有する会社に成長します。
これは彼らの顧客の資産で、主に一般人の年金基金、教師、警察官、看護師、その他多くの人々のものです。
そして、これはほんの始まりに過ぎません。ブラックロックは、顧客のためにリスク分析を行います「アラジン」というソフトウェア・プラットフォームも開発しています。
銀行や保険会社など重要な機関から機密データを受け取ることができます。
ブラックロックはアラジンを通じて、さらに20兆ドル相当の金融資産の運用に関する知見を得ています。
ブラックロックはまた、エネルギー、石油・ガス、運輸、食品、そしてもちろん金融といった分野の欧州の大企業の多くに株式と議決権を保有しています。
また、債券という形で公的債務を保有し、不動産権益も持っています。そして、まだまだあるのが、ご覧の私たちのロック。
政府や中央銀行は、ブラックロック・ソリューションズというブラックロックの子会社を監査に招き、銀行の経営や救済に関するアドバイスを提供しています。
しかし同時に、ブラックロックは同じ銀行の大株主であることも多いのです。つまり、同社はしばしばテーブルの両脇に座っているのです。
ブラックロック・ソリューションズは、ブラックロック自身にとって貴重な情報です、非常に機密性の高い情報に特権的にアクセスすることができます。
これは利益相反になるのでしょうか?
異なる子会社の間に「中国の壁」を設けたと主張しているブラックロックはNoと言っています。
2018年1月、ブラックロックの創業者で会長のラリー・フィンクは、ブラックロックが投資している企業のCEO全員に対して、財務実績を出すだけでなく、社会に積極的に貢献することを求める書簡を送りました。
つまり、ブラックロックは世界を所有するだけでないのです。世界を救いたいのでしょうか?