Trump Taps Dr. Jay Bhattacharya, Co-author of ‘Great Barrington Declaration,’ to Lead NIH
2024年11月28日
スザンヌ・バディック博士
ドナルド・J・トランプ次期大統領は火曜日の夜、スタンフォード大学医学部の医療政策教授であるジェイ・バッタチャリア医学博士・博士号取得者を、米国立衛生研究所（NIH）の所長に指名した。
NIHは「国家の医療研究機関」であり、27の独立した研究所やセンターを監督し、480億ドル近い予算を管理している。米国保健福祉省（HHS）の一部門である。
「私は、ジェイ・バッタチャリア医師（医学博士、PhD）を米国立衛生研究所の所長に指名することを嬉しく思う」と、トランプ氏はエックスに発表した。
「バッタチャリア医師はロバート・F・ケネディ・ジュニア氏と協力し、米国の医学研究を指揮し、健康の改善と命を救う重要な発見を行うだろう」
COVID-19によるロックダウンの批判者であり、学問の自由の擁護者でもあるバッタチャリア氏は、エックスでのこの指名について「光栄に思うと同時に身の引き締まる思いだ」と述べた。
「アメリカの科学機関を改革し、再び信頼に足るものとし、優れた科学の成果を活かしてアメリカを再び健康な国にする」と彼は書いた。
I am honored and humbled by President @realDonaldTrump's nomination of me to be the next @NIH director. We will reform American scientific institutions so that they are worthy of trust again and will deploy the fruits of excellent science to make America healthy again! t.co/FrLmYznhfw
— Jay Bhattacharya (@DrJBhattacharya) November 27, 2024
チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス（Children’s Health Defense：CHD）の創設者であり、トランプ大統領がHHS長官に指名したロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、この人事を称賛した。この人事は米国上院の承認を得る必要がある。
「トランプ大統領がこのような素晴らしい人事を行ったことに感謝している」とケネディ氏はX上で述べた。「ジェイ・バッタチャリア博士は、NIHをゴールドスタンダードの科学とエビデンスに基づく医療の国際的な模範として復興させる理想的なリーダーである」
I'm so grateful to President Trump for this spectacular appointment. Dr. Jay Bhattacharya is the ideal leader to restore NIH as the international template for gold-standard science and evidence-based medicine. pic.twitter.com/NakHavsblX
— Robert F. Kennedy Jr (@RobertKennedyJr) November 27, 2024
CHDのCEOであるメアリー・ホランド氏は、「CHDは、誠実な科学者であるバッタチャリア博士の指名を歓迎する。この重要な保健機関を率いる機会が彼に与えられることは、素晴らしい兆しである」と述べた。
CHDの最高科学責任者であるブライアン・フッカー氏も同意見だ。「バッタチャリア博士はNIHの優れた長官となり、この機関の全面的な改革を主導するだろう」と
バッタチャリア氏は長年、NIHの改革を訴えてきた。ワシントン・ポスト紙との1月のインタビューで、NIHの役人、特にアンソニー・ファウチ博士が権力を集中させすぎていると彼は述べた。
「NIHを再編し、権力の中心となる組織を数多く作るつもりです。そうすれば、少数の科学官僚が長期間にわたって分野を支配することはできなくなるでしょう」とバッタチャリア氏はポスト紙に語った。
ファウチは1983年から2022年まで、NIHの一部門である国立アレルギー・感染症研究所の所長を務めた。コロナウイルス感染症に関する米国下院特別小委員会のブラッド・ウェンストラップ委員長（オハイオ州選出、共和党）は、バッタチャリア氏は「医学界で尊敬されており、公衆衛生を官僚的な失敗した慣行ではなく、科学に基づく解決策に戻すだろう」とポスト紙に声明を出した。
NIHは、2,500を超える大学、医学部、その他の研究機関に所属する30万人以上の研究者に、毎年およそ5万件の助成金を交付している。
トランプ氏はまた、HHS副長官候補も明らかにした
同じ火曜日、トランプ氏はエックスで、HHS副長官候補のジム・オニール氏を発表した。
米国食品医薬品局（FDA）の改革を主導したオニール氏は、「すべての業務を監督し、経営、透明性、説明責任を改善して、アメリカを再び健康にする」とトランプ氏はエックスで述べた。
x.com/regardthefrost/status/1861588903255515518
ケネディ氏は、オニール氏を「政府と産業界での豊富な経験」を活かして「HHSを腐敗のない科学研究と公衆衛生の優先事項に回復させる」ための「完璧なパートナー」と呼んだ。
バッタチャリア氏、ロックダウン反対の宣言を共同執筆
スタンフォード大学で経済学博士号と医学博士号を取得しているバッタチャリア氏が承認されれば、モニカ・M・ベルタニョーリ博士の後任となる。
バッタチャリア氏は全米経済研究所の研究員であり、スタンフォード大学経済政策研究所およびスタンフォード大学フリーマン・スポグリ研究所の上級研究員でもある。 また、査読付き論文を数十本執筆している。
COVID-19パンデミックの初期、バッタチャリア氏は、ロックダウンが身体的・精神的な健康に害を及ぼすこと、特に子供たちに害を及ぼすことを批判する文書「グレート・バーリントン宣言」を共同執筆した。
バッタチャリア氏と共同執筆者（全員が感染症疫学者および公衆衛生科学者）は、社会が「集団免疫」に達するまでの間、社会的被害と死亡率を最小限に抑える「重点的保護」アプローチを主張した。
宣言では次のように述べられている。
「集団免疫を獲得するリスクと利益のバランスを考慮した最も思いやりのあるアプローチは、死亡リスクが最小限の人々が通常の生活を送りながら自然感染によってウイルスに対する免疫力を高め、一方で最もリスクの高い人々をより確実に保護することである」と宣言文には記載されている。
この文書には数十万もの賛同署名が集まったが、ファウチやNIHのフランシス・S・コリンズ（医学博士、博士）前所長を含むNIHのトップ幹部から批判の声も上がった。
元NIHのリーダーは彼を「傍流」と呼んだ
情報公開法に基づき入手したファウチ宛の電子メールで、コリンズ氏はバッタチャリア氏と共著者たちを「傍流」の専門家と切り捨て、宣言の「削除」を求めたとポスト紙は報じた。
ニューズウィーク誌によると、バッタチャリア氏は昨年、フォックス・ニュースでファウチとコリンズ氏について「自分たちの考えを巡って科学的なコンセンサスがあるかのように見せかけ、科学的なコンセンサスがないにもかかわらず、自分たちに反対する人々を疎外した」と語った。
さらに、「これは、米国の科学官僚機構の最高位にある科学官僚による権力の乱用を反映した行動パターンである」と付け加えた。
バッタチャリア氏は自身の意見に対して世間からの批判や検閲に直面し、検閲反対訴訟であるMurthy v. Missouriの原告となることを決意した。
バッタチャリア氏は、権威主義的な政策命令を出すのではなく、科学的議論を促進することで知られている。9月には、パンデミック政策に関する学術会議を主催し、さまざまな視点からの意見を聞き、議論した。
バッタチャリア氏はイベントの紹介で、対話の「中間」でこそ「何をすべきか」を学べる、なぜなら「真実を独占する者は誰もいない」からだと述べた。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、バッタチャリア氏はNIHの科学者たちに学問の自由を奨励し、科学への信頼を高めるために他の研究を繰り返すNIHの研究をさらに増やし、NIHのリーダーたちに任期制限を設けるよう呼びかけている。
「Good Energy: The Surprising Connection Between Metabolism and Limitless Health（良いエネルギー：代謝と無限の健康の意外な関係）」の共著者であるCalley Meansは、バッタチャリア氏を「大胆で変革的な人選」と評した。
CHDの上級研究員であるKarl Jablonowski博士は、The Defender誌の取材に対し、米国政府と製薬会社との金銭的な癒着が、科学研究、特にワクチン研究を妨げ歪める「盲点」を生み出していると語った。
「バッタチャリア博士は、私たちの意図的な無知に明るい光を当てるのに完璧な人物であり、世界は決して同じにはならないでしょう」とジャブロノフスキー氏は述べた。
The Defenderはチルドレンズ・ヘルス・ディフェンスのオンラインニュースサイトです。私たちは、今日の小児疾患の流行を招いている有毒物質への曝露と、政府機関が企業利益を公衆衛生を犠牲にして保護するようになった経緯について報道しています。