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アルサプ認知症回復プログラム はじめに

アルツハッカー・リコード法サプリメント 概要

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頭脳についてある基準を満たしているのなら、最も重要になるのは意志だ。

ポール・グレアム

アルサプ認知症回復プログラム はじめに

アルサプ認知症回復プログラム 効果・効能

アルツハッカーサプリメント 副作用・有害事象

アルツハッカーサプリメント 休薬

アルツハッカーサプリメント 摂取・保管

サプリメントの費用を削減する8つの提案

簡易

アルサプ認知症回復プログラム スケジュール・購入<簡易>日本国内

アルサプ認知症回復プログラム スケジュール・購入<簡易>海外在住者向け

標準

アルサプ認知症回復プログラム<標準> スケジュール

アルサプ認知症回復プログラム<標準>+<オプション> 購入リスト

はじめに

リコード法(ブレデセンプロトコル)、アルツハッカーサイトで紹介しているサプリメントのうち、検査と関係なく摂取しておいたほうが良い(または検査の結果不要だったとしても副作用のリスクが少ない)であろうリストを中心とした認知症改善プログラムを作ってみた。

実はこれまで、読者の方がリストにあるサプリメントを盲目的に摂取するだけでプログラムへの理解を放棄してしまうんじゃないかという危惧から、要望は多くあったものの、サプリメント簡単注文リストのようなものは作ってこなかった。

しかしながら、リコード法がまだ日本国内ではまともに利用できない中で、当サイトの説明がわからない、むずかしい、<(_ _)> といった理由で何もしないまま時を過ごす人が想像以上に多いこともわかってきた。

治療が先か、やる気が先か

アルツハイマー病患者さん、または高齢者では、疾患とも関係するがやる気が低下している方が多い。そのためには治療を行ってやる気を高める必要があるがリコード法的な治療を行うにはやる気が必要だ。

そう、ここには「鶏が先か卵が先か」のようなジレンマが存在する。。

この板挟みを打破するためのサプリメントプログラムだと思ってほしい。

大量のサプリメント摂取という心理的抵抗さえ取り払えるなら、リコード法の中でサプリメント摂取はもっとも基準をクリアしやすいパートだ。

(同様にホルモン補充療法もそのイメージの悪さから後手に回りがちだが、ホルモンの低下はやる気の減退と強く関連するため、むしろ最初に取り組むべきだと個人的には考えている)

食事・運動からのスタートは?

人によっては食事や運動がより簡単だと思う人もいるかもしれない。しかし治療効果を有するレベル、例えばケトン値を1.5に上げるケトン食であったり、心拍数120を30分維持する運動に最初から到達できる人はそういない。

運動や食事から負の連鎖を打破できなくもないとは思うが、一般の人がゼロから始めるにはおそらく専属サポーター、ヘルスコーチが最低でも必要だろう。

ただし、例外として朝空腹時の散歩&太陽浴は、うちの母だけでなく他の方からもいくつか報告をもらっているが、敷居が低い割には大きな効果が得られやすい(特にApoE4)のでおすすめしたい。

いずれにしても、なにもしなければ認知症は進行するばかりで、回復のチャンスは確実に遠のいていく! 効果を実感すればリコード法への本格的な始動にもつながるのではないか?という期待のもとにこの記事を作っている。

検査は最重要項目!

そういうわけで、これらのサプリメントを始めた後、必ず後から検査を行って必要なものを加えるもしくは不要なものを削るという手続きを行ってほしい。

これはブレデセン博士の36の屋根の穴を例にとるなら、どこまでも一時的に雨漏りのする屋根にブルーシートをかける戦略にすぎない。

このサプリメントリストは、

1.リコード法の検査を行う

2.認知症リスク因子を特定

3.リスク因子、検査値に応じた治療を行う

4.追跡検査と治療の最適化を繰り返す

というリコード法の本来の計画には基づいていない。

そうではなく、

1.すべての認知症発症リスク要因へ応急処置をする。

2.一定の改善によってやる気を取り戻す。

3.やる気が維持されている間に、患者と介護者がリコード法を学ぶ。

家族はサプリメントの効果があること(そして限定的であること)を材料に関係者を説得する。条件の難しい改善が見られないタイプの方は、この作戦は失敗する可能性がある。

4.リコード法の検査を可能な限り行う(3ヶ月以内)

5.認知症発症要因を特定

6.要因に応じた治療を行う

7.追跡検査と治療の最適化を繰り返す

という、リコード法を本格的に行ってもらうためのジャンプスタートだ。

このスターターキットで生理学的な代謝改善は間違いなく望めるといっていい。

体感レベルで感じられるかどうかには個人差があるが、地道に続けていけば多くの人に実感してもらえると思う。

だがサプリメントのみによる改善効果はリコード法の効果が10あるとすれば、2~4(個人差がある)程度にすぎない。しかしサプリメントだけで十分だと判断してしまい、後は何もしないままでいる人が非常に多い。

「これだけあれこれサプリメントを摂っているし、症状も良くなっているから大丈夫だろう。」

、、残念ながら、認知症はちょっと改善を実感したぐらいで治るほど、やわな病気ではない。サプリメントだけだと最初は改善を見せても、その後の高止まり感を何度も経験している。

摂ればいいだけのサプリメントと違って、運動や食事などは時間も手間もかかるし、医療検査もそれなりの費用がかかったり、お医者さんに白い目で見られはしないかと心配して、どうしても躊躇したり先に引き伸ばしがちだ。

大事なので繰り返すが、

認知症は、発症要因がわからなければ改善しない。

「ビタミンDを多めに摂取しているから大丈夫だと思ったけど、検査をうけたら血清のビタミンD濃度が全然足りていなかった。」

「高齢だから2型かなと思って遺伝子検査を受けたら3型で、まったく3型に向けた治療をしていなかった。」

「MCTオイルが効果があるので大量に摂らせていて、検査を受けたら超悪玉コレステロールが増加していた。」

「ホルモン補充療法はまったく念頭になかったが、ホルモン検査を受けて不足がわかったので治療を行ったら目覚ましい改善があった」

「水銀濃度が高いことが後でわかって、それまで水銀キレートをまったく行っていなかった。」

「記憶障害から始まったから3型は関係ないと思っていたけど、後の検査で3型毒性が大きく関係していた」

といったことが実際に自分の目の前で起きている。自分自身も最初の頃は検査をないがしろにしていたので気持ちは痛いほどよくわかる。なまじ検査をしなくてもそれなりに効果があると余計検査はなくてもいけるんじゃなかろうかと思いがちだ。

しかし、経験上、症状だけで判断して、それがぴたりと当たっているケースは数割あるかないかだ。また、たしかに検査項目によっては重要性の高いもの低いものはあるのだが、人によって異なり他の検査との兼ね合いもあるので、それを一般の人が見分けるのは相当にむずかしい。

サプリメントは核心的に重要な認知症治療計画のひとつではあるものの、それだけでは認知症は回復改善しないこともまた事実。

まずはサプリメントで小さな改善の波を作って病気で失われているモチベーションを回復させ、そのやる気の波形に合わせて運動や食事を加え、大きな回復の波を作っていくことをイメージしてほしい。

自宅でテスト可能な検査

・ApoE遺伝子検査 → 1型 スクリーニング(通販)

・葉酸遺伝子検査 → 3型 スクリーニング(通販)

・毛髪ミネラル検査 → 有害金属蓄積 スクリーニング(通販)

メムトラックス記憶テスト → 記憶テスト 日常的に行う改善指標テスト

VCS検査(無料・英語) → カビ毒 スクリーニング(オンライン)

リーキーガットのセルフチェック →  リーキーガットの可能性(自己診断)

エップワース眠気尺度(JESS)→ 3型/睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性

ピッツバーグ睡眠質問表(PSQI) → 3型/睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性

ピーナッツバター検査 → アルツハイマー病の簡易スクリーニング

※眠気がなくてもリコード法でのSASである可能性は十分にあるため、JESS,PSQIの結果が陰性であってもSASの対応をしなくても良いとはならない。陽性である場合のみスクリーニングとして使える。重度のいびき、BMI、睡眠中の無呼吸観察がより強くSASと相関する。

上記診断は、病院、クリニックに行かずとも民間またはオンラインで検査が可能。

遺伝子検査は特に結果を元に治療の方向性も考えていくことができる費用対効果の高いスクリーニング検査。

※スクリーニング検査:診断の確定ではなく可能性があることを見つける検査、診断の代わりにはならない。

本来はリコード法に基づいた全検査を行っていくべきだが、周囲にリコード法に対応するお医者さんが見つからないなどで諦めている方は、せめてこれらのリコード法検査のだけでも受けられることを強くおすすめする。

後に病院での再検査を受けなくてすむため、受けておいて後で無駄にはならない。

(介護者の方も一緒に受けておくことをおすすめする。)

介護者の付き添い 本人の納得

このアルサプ認知症プログラムは、患者さん本人でも始められるよう、リコード法本来の治療プログラムを単純化している。

とはいえ、多くの人にとって、特に認知症患者さんが一人で始めるのやはり複雑過ぎて実行は容易ではない。

介護者の同居

例えば、遠距離介護をしている人や、仕事などで服薬に付き添えない場合、例えば、サプリメントをセットアップして時間どおりに摂取するよう伝えていても、摂取されなかったり、少ない水分量で摂取して胃を痛めたりといった問題が起きやすい。

これまで改善を示したケースの多くは、介護者が患者本人と同居しており、服薬や運動などの手助けができる状況にあった人たちだ。

本人・家族の納得

また、最初にきちんと話し合わずに始めてしまい、本人が納得せずしぶしぶ摂取している場合も、後々にトラブルの元になったりする事例もよく耳にしている。

そのため、

・本人、家族も含め、リコード法に一定の理解を示している。

・介護者が服薬の見守りができる。

・介護者が食事や運動などに付き添うことができる。

※MCI段階であれば患者本人で試みることも可能

場合に、このプログラムの実行を検討してほしい。

リコード法の難易度を決定する10の要因

だましだまし始める(改革禁止)

高齢の方であるほど生活環境が大きく変わることにたいして大きな抵抗感をもつ。若い健康な人であっても運動を始めて一年後に運動が継続できている割合は10人に一人にすぎない!

一度にすべてを始めようとすると100%失敗するため、あれこれをいきなり本格的に始めようとせず少量のサプリメントと軽い朝の散歩だけをまず始めてほしい。

一ヶ月してサプリメントの摂取が定着したら、今度は食事または運動のどちらかひとつ簡単そうな方、または本人が選択したものを開始する。そして一ヶ月が経過して定着したら、残りの側の食事または運動を始めていく。後期高齢者であれば2ヶ月単位で新しいことを追加していくぐらいでもいいかもしれない。

サプリメント・食事・運動のすべてを、少しずつ始めていくという方法もある。

いずれにしても大改革を目指そうとすると、まずもって失敗するので、こっそりと、忍び寄るように気がつくと変わっていたというペースで生活スタイルを変えていく。(介護者からも本人にとっても)

ただし、くどいようだが、各種検査だけは後回しにせず早い段階で行っておこう。これは介護者側が中心となって行っていく仕事になると思う。

効果を判定していく

以下にリストアップしたスタートアップ用の簡易版サプリメント(その他の疾患向けプログラムを除く)は、リコード法 8割、管理人が厳選したサプリメント2割で構成されている。

※管理人が独自に用いていたサプリメントは、もともとリコード法と7~8割重複していたので、アルツハッカーサプリメントにリコード法サプリメントを加えたとも言える。

検査と連動して判断しなければならない重要なサプリメントも抜けているので、この汎用サプリメントセットメニューで効果がどこまであるかは認知症のタイプ、代謝障害、進行度合いなどによって大きく異なるだろう。

このリストで取り上げられている栄養素の不足が主要因となっている患者さんでは、最適化されたサプリメントとほとんど変わらない認知機能回復効果をもつかもしれない。

しかし例えば3型や複合型の患者さんなどでは、毒素キレートなど、より具体的な治療に移っていく必要がある。

認知機能テスト

日本語版モントリオール認知評価テスト(MoCA-J)

プログラムの開始前に、認知機能を測定するテストを受けておくことで、より客観的な判断ができる。特に初期、MCI、SCIの方は日本語版のMoCA(MoCA-J)をおすすめする。(できればMMSEも)

インターネットで検索をかければPDFのものが見つかるので、プリントアウトして使うといいだろう。検査は定期的に受けて記録を必ずとっていく癖をつけておいたほうがいい。

特にリコード法を行うとQOLも維持しやすいため、介護者が日常生活を補助している状況の中だと本人の認知機能の低下を見過ごしがちになる。

引用先:一般社団法人日本老年医学会サイト

www.jpn-geriat-soc.or.jp/tool/tool_02.html

3) MoCA(Montreal Cognitive Assessment)

MMSE、MoCAスコアの相関、カットポイントなど

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4704083/

オンライン認知機能テスト MemTrax

こちらは、MoCAよりも簡単に受けることができるよう研究者によって作られた、記憶と応答速度を測るテスト。

MCI、認知症初期であれば一人でも受けることが可能。

手軽に受けれるため、サプリメントを追加する前と後であったり、運動前、運動後とより頻度の高い日常的な改善指標のひとつとしておすすめしたい。

オンライン記憶力テスト MemTrax(メムトラックス)

アルツハッカーサプリメントの問題点

初期の検査結果の変動

アルツハッカーサプリメントを摂取することで、特定の血清マーカーの項目が変化、または改善されることにより検査結果が良くなることも当然予想される。

その場合、事後に検査を行うとそもそも最初にどういった障害があったのかがわからなくなってしまう可能性があるため、それまで摂取していたサプリメントを止めるべきか続けるべきかの判断が複雑化する。

タイプ別での問題・課題

1型の難点

抗炎症作用や脂質代謝に関する改善策が不十分であるかも。

炎症原因が感染症にある場合、感染症治療を行う必要がある。

1.5型の難点

サプリメントに加えて糖質制限、ケトンダイエット、食事、運動など非薬物療法がより重要となってくる。

2型の難点

ステロイドホルモン、甲状腺ホルモンなどがまったく扱われていない。(重要)

一部の栄養素はアルツハッカーサプリメントでは不足している可能性があり、各種栄養素は検査値に基づいて最適化される必要性が高い。

3型の難点

3型対策はアルサプにも含まれているが、3型は個別の原因疾患(毒素、金属、睡眠障害等)により選択的に取り組む必要がある。

アルツハッカーサプリメントを摂取しても、改善を示さない、または改善を示すが高止まり感があるタイプには3型(または3型が部分的に関与)が多い印象がある。

生物毒素、有害金属、無酸素呼吸症候群などが部分的に混在している場合、必ずしも3型の典型的な初期症状であるうつ病や計算障害などから始まるとは限らないため注意が必要だ。

VCS検査、睡眠時無呼吸症検査は必ず受けておく。

純粋な3型はアルツハイマー病患者の1割程度だが、部分的関与を含めると6割と報告されている。つまりアルサプでは6割以上には、効果の限界があるということだ。

効果への感受性

アルツハッカーサプリメントの効果を感じやすい人

ApoE4、炎症性の若年性アルツハイマー病患者さん

栄養不足が主要な原因となっている2型

運動は足りているが、食事に問題がある1型

認知症の初期、MCI、SCI

アルツハッカーサプリメントの効果を感じにくい人

中期から後期へと進行している

後期高齢者または80歳以上

アルツハイマー病以外の基礎疾患が関与

アルツハイマー病以外の異常たんぱく質が(病理に)関与

透析患者、腎機能に障害がある

毒性、有害金属などの要因が介在する3型の患者さん

上記の事項に当てはまる、特に重複しているケースではアルツハッカーサプリメントの改善効果には限界がある、または時間を要することがある。

または改善を示すまでの期間がかかるため、アルツハッカーサプリメントを説得材料として考えていた場合、失敗するリスクをはらむ。

改善率

患者さんのプロファイルと関係なくこれまでもらった報告を概況すると、

短期的には、数割の患者さんに劇的な改善があり、数割の患者さんでは改善がほとんど見られず、残りの患者さんたちは控えめな改善または進行抑制が続いているという印象だ。

追記

サイトの運営期間がまだそこまで長くないので長期的なデータが不足しているが、サプリメントだけを長期に(1年~)続けてきた患者さんからの改善報告も少しずつもらえるようになってきた。

サプリメントだけだとやはり効果が体感できるまでに長い時間がかかると考えておいたほうがよい。サプリメントだけであればなおさら検査は必須となってくる。

認知機能改善が実感できる期間の目安

検査・運動などを含めたリコード法を行っている

・発症年齢が比較的若い、炎症性の患者さん 一ヶ月以内

・栄養不足が原因の萎縮性の患者さん 数ヶ月以内

・高齢者または認知症が進行している患者さん 6ヶ月~1年

・検査を行わずサプリメント摂取のみ 1~2年

※その他のリコード法参加者、事例報告、体験情報、などに基づく。あくまで目安であることに留意。

※上記で取り上げた効果を感じにくい人を除く。

※改善が実感できることと、病理学的、代謝障害の改善は一致しないことも理解しておく。(代謝障害・病理のレベルでは症状よりも早い改善と遅い改善の両方がありえる)

特定の栄養素摂取のみによる改善効果が目に見えて現れる期間は数年必要とすることが多い。ほとんど忘れた頃にやってくる。以下の複合栄養素による介入研究も同様の結果を示している。

<参考>複合栄養剤 Souvenaidの投与試験

赤:投与群 青:プラセボ群 試験期間は2年間

写真、イラストなどを保持する外部ファイル。オブジェクト名はgr2.jpgです。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29097166

Souvenaidに含まれる栄養素はすべてアルサプにも含まれている。

複合栄養素サプリメント(Souvenaid)の効果

上記複合栄養素の投与試験では改善を示し始めるのが1年後からであり、さらにその確認ができるのは2年経過してらからだ。

アルサプの場合、もう少し早いかもしれないがサプリメントだけで改善を試みようとする場合、これぐらいの長丁場で考えておいたほうが良いだろう。

改善のために1年、2年という期間は長いと思われるかもしれない。しかし、仮に10年20年かけて進行した代謝障害を元に戻したのであれば、それでも10倍の速さで巻き戻していることになる。

さらに加えてそこへ病理学的な進行と加齢による機能低下にも逆らう必要がある。改善を要するのに2年という月日はけして長い月日ではない。

体感では血清ビタミンD濃度はけしてわからないのは当然としても、記憶や認知機能などの体感的な改善も、最初に検査や認知機能テストなどを受けておかないと、年単位での変化はまず気づかない。

あちこちで言っているが自己テストでもいいので検査は最初に受けておこう。改善してしまった後では最初の結果を知ることは永遠にできなくなる。

リコード法の治療結果が出るには一般的に若年者であるほど早い反応があり、高齢であるほど、または病態が進行しているほど体感的にも効果が現れるまでに時間を要するようだ。これはアルサプも同様の傾向にある。

ただ、アリセプトのような一時しのぎではなく、代謝機能の深いレベルで改善に関わるサプリメントがほとんどなので、仮にすぐには実感できなかったとしても、生理学的な代謝レベルで無駄に終わるということはない。

検査数値を目標にする!

検査値の改善を目指し、体感的な改善はおまけぐらいに考えたほうが良い。実感をあてにしたい気持ちはよくわかるが、感覚ではなく血液検査や認知機能テストなどの客観的指標にコミットしてほしい。長い目で見ればそれが実感につながっていく。

数ヶ月経過しても効果が感じられない、また検査値にも改善が見られない場合、多くの人では、それはリコード法(ブレデセンプロトコル)が効かなかったということではなく、リコード法のやり方に問題があるか、認知機能を低下させている要因を見過ごしているか、のどちらかまたはその両方である可能性が高い。

安全性について

7~8割をカバー

このリストは検査不要のサプリメントを主体に作っているとはいえ、リコード法全体で用いられる基本サプリメントの7~8割はカバーしている。

治療の検査結果によって、ここにあるサプリメントが不要となるものも存在するが、全体としてはサプリ選択そのものは固定的であり、調整すべきは摂取する量がメインとなってくる。

そのため、ここにあるサプリメントと摂取量は、効果があると考えられる下限を最大公約数的に選択し記載している。

また、検査後に摂らなくても良いサプリメントはありうるが、摂るべきではないとまでなるサプリメントは条件的にも種類としてもないため、まるで無駄になることはない。

数百名の臨床データ

現在、ブレデセンプロトコル(リコード法)を実践している患者さんは、書籍の販売数から控えめに見積もっても数万人~数十万人を超えていることが予測されるが、入手可能なデータとしては数千人規模と思われる。

ここに記載のサプリメントと類似する内容のものを1年以上(初期の症例報告の患者は5年以上)摂取しており、少数のリコード法実践者で発疹など軽微な副作用はあったものの、それ以外に大きな有害作用は報告されていない。

うちの母もかれこれ5年以上(簡略なものであれば約9年)続けているが、これまでアリセプトではあってもサプリメントでの副作用等は一度もない。肝機能、腎機能も正常のままだ。

証明の難しい組み合わせ厳格な安全性

しかし、こういった多くのサプリメントを組み合わせて行う臨床研究や長期の観察研究というものはそもそも存在しないため、個々の安全性はともかくとして、組み合わせた際の厳格な安全性を証明することはむずかしい。(これは一般の医薬でも同じ)

どこまでも、ひとつひとつのサプリメントのメカニズムと安全性に基づいた組み合わせ戦略となる。

残念ながらこういう判断を他人に頼ることはほとんど期待できない。おそらく、あなたもそうであるように、だれも自分では判断できない公に認められていない情報に対してNOまたはわからないと言っておくのがもっとも無難であり、(可能性があると思っていても)YESと言ってしまって後で責任を追求されたくないからだ。

※現状、国内でリコード法を、生化学レベルで理解できるお医者さんは極めて限られている。

不確実性と選択

確実に進行する認知症に対して不確実な治療情報とどう向き合うのか、もちろん知識を身に着けて不確実性の度合いを少しでも解消して判断していくことが理想だし、管理人としてもそうであることを望む。

その判断が難しい人にとっては、これは是非の問題というよりも(一般の社会常識、医療常識からは間違っているとみなされるかもしれない)、あなた個人が自分の人生とリスクに対してどう向き合うかという生きる姿勢に関わる問題であると管理人は考えている。

『アルサプ認知症回復プログラム はじめに』へのコメント

  1. 名前:アルハカ 投稿日:2018/03/11(日) 23:37:57 ID:6da1801bc

    いつもご覧いただきありがとうございます。
    あげられました個々のサプリメント自体はみなとても良い選択だと思います。
    認知症予防であれば、一定の効果もあると思います。

    すでに認知症を発症されている場合ですが、やはりまずは検査が第一原則です。
    そして検査結果がわからない段階では、上記サプリメントだけだと、進行を食い止めるには力不足は否めません。

    あと、レスベラトロールは概日リズムの因子調整にも関わるので、朝か昼摂取することをおすすめします。

  2. 名前:hope 投稿日:2018/03/11(日) 21:56:00 ID:2dd5a76bd

    いつも大変参考にさせて頂いております。

    今は、ビタミンe,c、プラズマローゲン 、
    中鎖脂肪酸、クルクミン、寝る前に、レズベラトロールとトリプトファン、メラトニンを
    摂取しています。

    アルハカさんが提示してる上記のサプリメントを全て購入して飲ませるのが、やはり一番効果的なのでしょうか?

    よろしくお願い申し上げます。

  3. 名前:アルハカ 投稿日:2017/12/24(日) 18:08:14 ID:13c35db89

    ご質問ありがとうございます。

    まず、ReCODEプロトコルでは14~16時間の絶食時間が推奨されています。
    ですので「朝食を摂るのであれば朝にサプリメント摂取をもってくる」というのはありですが、まず朝食を摂らないということがReCODEプロトコルを実践していく上での前提となります。(コーヒーやMCTオイルはOKです。)

    サプリメントの摂取についてお医者さんに伝えておくべきかどうか、という質問だと思いますが、
    まずサプリメントの効果や仕組み理解しているお医者さんはほとんどいません。
    そのため言ってみても否定的な答え、または乏しい反応しか帰ってこないと思います。
    道路交通局に、自動運転車のことを聞いているようなものに近いのではないでしょうか。

    また、サプリメントに理解のあるお医者さんであっても、こういった大量にサプリメントを摂取する方法は、そもそも臨床データも研究データも存在しないため、お医者さんに限らず実証的な意味で適切に答えられる人はぼくも含め、そもそも世の中に存在しません。

    ただ、個々のサプリメントであれば、薬物代謝酵素だとか、血中半減期、薬物相互作用といったデータは文献を探ればわかるため、(そこまで見てくれるのかどうかは怪しいと思いますが)そこから飲み合わせの注意や、摂取方法、疾患リスクなどのアドバイスがもらえる可能性もあると思います。

  4. 名前:skunii 投稿日:2017/12/24(日) 08:59:48 ID:6ea1f8bb7

    ありがとうございます。

    すごく助かります。
    私の勉強も、だいぶ時間節約できそうです。

    やはり母は朝食を父に用意する身(といっても、スナックスティックパンなどとコーヒーを用意するだけですが)のため、食べたくなるのは仕方がないようです。となると、昼間服用を朝に持ってこなくてはいけないのですね。

    ところで、質問です。
    アルハカさんはお医者様とどのようなご関係を築いていらっしゃいますか?「サプリは自分で買い、飲ませています」と言って良いものなのでしょうか。今回私が扉を叩いた医院はサプリなどを許容してくれますが…