アルサプ認知症回復プログラム はじめに

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アルツハッカー・リコード法サプリメント 概要

 

頭脳についてある基準を満たしているのなら、最も重要になるのは意志だ。

ポール・グレアム

アルサプ認知症回復プログラム はじめに

アルサプ認知症回復プログラム 効果・効能

アルツハッカーサプリメント 副作用・有害事象

アルツハッカーサプリメント 休薬

アルツハッカーサプリメント 摂取・保管

サプリメントの費用を削減する8つの提案

よくある質問 アルサプについて

簡易

アルサプ認知症回復プログラム スケジュール・購入<簡易>日本国内

アルサプ認知症回復プログラム スケジュール・購入<簡易>海外在住者向け

標準

アルサプ認知症回復プログラム<標準> スケジュール

アルサプ認知症回復プログラム<標準>+<オプション> 購入リスト

はじめに

検査のボトルネック

リコード法(ブレデセンプロトコル)、アルツハッカーサイトで紹介しているサプリメントのうち、検査と関係なく摂取しておいたほうが良い(または検査の結果不要だったとしても副作用のリスクが少ない)であろうリストを中心とした認知症改善プログラムを作ってみた。

実はこれまで、読者の方がリストにあるサプリメントを盲目的に摂取するだけでプログラムへの理解を放棄してしまうんじゃないかという危惧から、要望は多くあったものの、サプリメント簡単注文リストのようなものは作ってこなかった。

しかしながら、リコード法がまだ日本国内ではまともに利用できない中で、当サイトの説明がわからない、むずかしい、<(_ _)> といった理由で何もしないまま時を過ごす人が想像以上に多いこともわかってきた。

米国に住んでいて英語ができるならともかく、国内ではリコード法の検査体制がまともに整っていないのに、「とにかく検査をしなさい!」というのが空理空論として響いてしまうのも事実だ。

治療が先か、やる気が先か

アルツハイマー病患者さん、または高齢者では、疾患とも関係するが、やる気・意志力が低下している方が多い。そのためには治療を行ってやる気、モチベーションを取り戻す必要があるが、リコード法的な治療を行うにはそのやる気が必要だ。

そう、ここには「やる気が先か、リコード法が先か」という、鶏が先か卵が先か、のようなジレンマが存在する。。

この板挟みを打破するためのサプリメント・プログラムだと思ってほしい。

大量のサプリメント摂取という心理的抵抗さえ取り払えるなら、リコード法の中でサプリメント摂取はもっとも基準をクリアしやすいパートだ。

(同様にホルモン補充療法もそのイメージの悪さから後手に回りがちだが、ホルモンの低下はやる気の減退と強く関連するため、むしろ最初に取り組むべきだと個人的には考えている)

食事・運動からのスタートは?

人によっては食事や運動がより簡単だと思う人もいるかもしれない。行える自信があればそこから始めるの良いだろう。

しかし治療効果を有するレベル、例えばケトン値を1.5に上げるケトン食であったり、心拍数120を30分維持する運動に最初から到達できる人はそうそういない。

運動や食事から初めて、この負の連鎖を打破できる可能性がないとまでは言わない。

だが、運動ひとつとっても、例えば一般の元気な若い人でさえ運動を1年継続することができるのは10人に一人と言われるほど続かない。高齢者であれば桁がさらに一つ増える。

認知機能とやる気が低下した人が運動や食事を継続できるとみなすのは現実的な判断とは思えず、本来は最低でも専属サポーター、ヘルスコーチを必要とする。

ただし、食事も運動もサプリメントもすべて、ゆるりとでも始めていったほうがより相乗効果が見込める。このプランはサプリメントだけを最初に始めるというプランではなく、サプリメントに比重を置いて実践していくプランであるということを理解してもらいたい。

大事なのは始めること

ちょうど、英語を学ぶのに「まずは文法だ」、「単語をとにかく覚えるんだ」「フレーズの丸暗記が重要だ」とメソッドが百花繚乱して、それぞれの立場から俯瞰すると各説が正しそうなように、リコード法も、それぞれの人が自分の成功体験から、あれが良い、これがいい、と言えてしまうような特性があるように思う。

サプリメントメソッドも、アルハカ個人の成功体験からスタートしているためバイアスが入っていること自体は否定しない。本当にサプリメントベースの方法が最効率なのかどうなのかランダム化比較試験でも行わない限りわからないだろう。

ただ、この方法論で他の人の改善例をいくつも見てきているので、(よりベターな方法はあるかもしれないが)根本的に何かが間違っているとまでは考えていない。どのメソッドから入っていくかは、つきつめれば効率の差にすぎず、大きな正誤はないだろう。

その意味において、リコード法も自分がこれだと思えるものから入っていくことで本格的な継続につながるのであれば、その人のやり方で良いのかもしれない。

最悪な選択は、どれから選択して始めるかではなく、迷ってどれも選択しないということだ。なにもしなければ認知症は進行するばかりで、回復のチャンスは確実に遠のいていく!

効果を実感すればリコード法への本格的な始動にもつながるのではないか?という期待のもとにこの記事を作っている。

検査は最重要項目!

そういうわけで、これらのサプリメントを始めた後、必ず後から検査を行って必要なものを加える、もしくは過剰なものを削るという手続きを行ってほしい。

これはブレデセン博士の36の屋根の穴を例にとるなら、どこまでも一時的に雨漏りのする屋根にブルーシートをかける戦略にすぎない。

このサプリメントリストは、

1.リコード法の全検査を行う
2.認知症リスク因子を特定
3.リスク因子、検査値に応じた治療を行う
4.追跡検査と治療の最適化を繰り返す

というリコード法の本来の計画には基づいていない。

そうではなく、

1.通販、オンラインなど自宅でできるを行う。
2. 限られたデータから、認知症発症リスク要因へ応急処置をする。
3.一定の改善によって、やる気を取り戻す。
4.やる気が維持されている間に、患者と介護者がリコード法を本格的に学ぶ。

家族はサプリメントの効果があること(そして限定的であること)を材料に関係者を説得する。条件の難しい改善が見られないタイプの方は、この作戦は失敗する可能性が高い。

5.リコード法の検査を可能な限り行う(3ヶ月以内)
6.認知症発症要因を特定
7.要因に応じた治療を行う
8.追跡検査と治療の最適化を繰り返す

という、リコード法を本格的に行ってもらうためのジャンプスタートだ。

このスターターキットで生理学的な代謝改善(血清学的なの数値の改善)は間違いなく望めるといっていい。

体感レベルで感じられるかどうかには個人差があるが、地道に続けていけば多くの人に実感してもらえると思う。

だがサプリメントのみによる改善効果はリコード法の効果が10あるとすれば、2~4(個人差がある)程度にすぎない。しかしサプリメントだけで十分だと判断してしまい、後は何もしないままでいる人が非常に多い。。

「これだけあれこれサプリメントを摂っているし、症状も良くなっているから大丈夫だろう。」

、、残念ながら、認知症はちょっと改善を実感したぐらいで治るほど、やわな病気ではない。サプリメントだけだと最初は大きな改善を見せても、その後の高止まり感を何度も経験している。

 

摂ればいいだけのサプリメントと違って、運動や食事などは時間も手間もかかるし、医療検査もそれなりの費用がかかったり、お医者さんに白い目で見られはしないかと心配して、どうしても躊躇したり先に引き伸ばしがちだ。

大事なので繰り返すが、

認知症は、発症要因がわからなければ改善しない。

よくある失敗例

「ビタミンDを多めに摂取しているから大丈夫だと思ったけど、検査をうけたら血清のビタミンD濃度が全然足りていなかった。」

「高齢だから2型かなと思って検査を受けたら毒素タイプの3型にあてはまっていて、まったく3型に向けた治療をしていなかった。」

「MCTオイルが効果があるので大量に摂らせていて、検査を受けたら超悪玉コレステロールが増加していた。」

「ホルモン補充療法はまったく念頭になかったが、ホルモン検査を受けて不足がわかったので治療を行ったら目覚ましい改善があった」

「水銀濃度が高いことが後でわかって、それまで水銀キレートをまったく行っていなかった。」

「記憶障害から始まったから3型は関係ないと思っていたけど、後の検査で3型毒性が大きく関係していた」

 

といったことが実際に自分の目の前で起きている。自分自身も最初の頃は検査をないがしろにしていたので気持ちは痛いほどよくわかる。なまじ検査をしなくても、認知機能が元に戻ったために検査はなくてもいけるんじゃなかろうかと思いがちだ。

ここでほとんどといっていい多くの人が、引っ張るのが面倒くさいからと、ぎりぎりの綱引きをしてしまって後で失敗する。

しかし、経験上、症状だけで判断して、それがぴたりと当たっているケースは数割あるかないかだ。また、たしかに検査項目によっては重要性の高いもの低いものはあるのだが、人によって異なり他の検査との兼ね合いもあるので、それを一般の人が見分けるのは相当にむずかしい。

ブレデセン博士が述べているように、サプリメントは核心的に重要な認知症治療計画のひとつではあるものの、それだけでは認知症は回復改善しないこともまた事実。

まずはサプリメントで小さな改善の波を作って病気で失われているモチベーションを回復させ、そのやる気の波形に合わせて運動や食事を加え、大きな回復の波を作っていくことをイメージしてほしい。

自宅でテスト可能な検査

  1. ApoE遺伝子検査 → 1型 スクリーニング(通販)
  2. 葉酸遺伝子検査 → 3型 スクリーニング(通販)
  3. 毛髪ミネラル検査 → 有害金属蓄積 スクリーニング(通販)
  4. メムトラックス記憶テスト → 記憶テスト 日常的に行う改善指標テスト
  5. VCS検査(無料・英語) → カビ毒 スクリーニング(オンライン)
  6. リーキーガットのセルフチェック →  リーキーガットの可能性(自己診断)
  7. エップワース眠気尺度(JESS)→ 3型/睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性
  8. ピッツバーグ睡眠質問表(PSQI) → 3型/睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性
  9. ピーナッツバター検査 → アルツハイマー病の簡易スクリーニング・嗅覚はもっとも敏感な指標のひとつ。

※眠気がなくてもリコード法でのSASである可能性は十分にあるため、JESS,PSQIの結果が陰性であってもSASの対応をしなくても良いとはならない。陽性である場合のみスクリーニングとして使える。重度のいびき、BMI、睡眠中の無呼吸観察がより強くSASと相関する。

 

上記診断は、病院、クリニックに行かずとも民間またはオンラインで検査が可能。多くあるので、その中から選んでしまいがちだが、すべて重要なためできればみなやっておきたい。

特に重要なのは、1,2,3,そして、カビ毒睡眠時無呼吸症候群に関する検査だ。

遺伝子検査は特に結果を元に、治療の方向性も考えていくことができる費用対効果の高いスクリーニング検査。
※スクリーニング検査:診断の確定ではなく可能性があることを見つける検査、正式な診断の代替にはならない。

カビ毒の影響をもっている患者さんの確率は確率は想像以上に高く(約半数)、本音はGPL-MycoTOXというカビ毒を調べる尿検査を受けてほしいのだが、国内では受けることのできる場所が限られているため、まずは5の無料のVCS検査スクリーニング検査として受けてみる。英語のため、わからない人はグーグル翻訳を利用してみよう。

睡眠時無呼吸症候群の検査は、睡眠外来など少し探せば比較的受けやすい検査。保険の利用も可能だ。また、夜間の酸素飽和度を記録するツールを購入すれば、自宅でアンケート形式の検査より精度の高いスクリーニング検査を行うこともできる。

 

本来はリコード法に基づいた全検査を行っていくべきだが、周囲にリコード法に対応するお医者さんが見つからないなどで諦めている方は、せめてこれらのリコード法検査のだけでも受けられることを強くおすすめする。

後に病院での再検査を受けなくてすむため、受けておいて、後で無駄にはならない。
(血縁関係のある介護者の方も一緒に受けておくことをおすすめする。)

実行の要件

介護者の付き添い 本人の納得

このアルサプ認知症プログラムは、患者さん本人でも始められるよう、リコード法本来の治療プログラムを相当に単純化している。

それでも、多くの人にとって、時間の管理や、細かいコツやルールの理解など、特に認知症患者さんが一人で始めるの簡単とは言えない。

介護者の同居

例えば、遠距離介護をしている人や、仕事などで服薬に付き添えない場合、例えば、サプリメントをセットアップして時間どおりに摂取するよう伝えていても、摂取されなかったり、少ない水分量で摂取して胃を痛めたりといった問題が起きやすい。

これまで改善を示したケースの多くは、介護者が患者本人と同居しており、服薬や運動などの手助けができる状況にあった人たちだ。

本人・家族の納得

また、最初にきちんと話し合わずに始めてしまい、本人が納得せずしぶしぶ摂取している場合も、後々にトラブルの元になったりする事例もよく耳にしている。

そのため、

  • 本人、家族も含め、リコード法に一定の理解を示している。
  • 介護者が服薬の見守りができる。
  • 介護者が食事や運動などに付き添うことができる。

※MCI段階であれば患者本人で試みることも可能

場合に、このプログラムの実行を検討してほしい。

リコード法の難易度を決定する10の要因

80歳を超える高齢者

経験的に(またブレデセン博士も言及しているが)80歳を超える高齢者では、検査値はすぐに反応するのだが、実際に介護者が体感で感じられるという意味での効果は時間がかかる傾向にある。(半年~1年)

そのため、検査を行わずに始めてしまうと、効いたのか効いていないのか本人も介護者もわからないまま、大量のサプリメントを飲み続けてしまうことになり、途中で「こんなに飲めやしない」「お金がかかりすぎる」と放棄してしまうパターンをよく目にしてきている。

一方で、検査をしておいた高齢者では、検査値を計測すると数値が改善しているため、続けようというモチベーションにつながるケースがある。見えないものを可視化するという努力は想像以上に重要で、最初に検査を行っておいたほうが良いという意味は単に治療の最適化だけではなく、変化を感じ取るための役割も果たす。このことを理解した上で、80歳を超える高齢者はアルサプに取り組んでほしい。

説教臭くて申し訳ないのだが、概要説明でも書いているが、一時の信頼感をバネに始めても物事は続かない。

運動・食事・睡眠

運動

運動は朝の散歩から

朝空腹時の早足散歩&太陽浴は、うちの母だけでなく、他の方からもいくつか報告をもらっているが、敷居が低い割には、大きな効果が得られやすい(特にApoE4)のでおすすめしたい。

朝、早足散歩することで、

  • BDNFやオートファジーなど断食の効果を高め、
  • 日光浴によって認知機能に重要なビタミンD合成と概日リズム整えるための視交叉上核へシグナルを送り、
  • 早足の軽い有酸素運動によってミトコンドリア機能を高め、
  • 適度な歩行のリズムによって、アミロイドβの排出を高めることができる。

さらに

  • 階段の上りがあれば、お手軽高強度インターバルトレーニングを実行できる。(ミトコンドリアの質が飛躍的に高まる)。
  • 階段の降りがあれば骨への刺激により、認知機能と関連する多くの骨強化成分が分泌される。
  • 街を探索すれば、空間認知能力と関連する海馬機能を鍛えることができる。

食事

食事は引き算から

食事は、まず害のあるものを摂らないという基本原則を守る。サプリメントにできることは、栄養素の足し算であって、認知機能に害を与えるものを取り除くという引き算ができない。(多少和らげたり、修復することはできても)

特に問題を引き起こしやすいものとして、

  • 揚げ物、飽和脂肪酸、酸化した油、植物油
  • お菓子やコーラなどの単純炭水化物(糖質制限は難しいので、まず単純炭水化物を避ける)
  • 加工度の高い食品(加工肉、コンビニ弁当)
  • 大型魚(水銀)
  • 大量の未発酵大豆および未発酵大豆製品、大豆油
  • パン、小麦粉に含まれるグルテン(グルテン除去食により脳のもや(ブレインフォグ)が改善したという事例が多い。)
アルサプで代替しにくいもの

食事で加えるものはアルサプでは代替しにくい、野菜、きのこ、アボガドなど

特にアブラナ科など緑の野菜をたくさん食べること。

卵や小魚タンパク質の補充を意識する。(難しければグラスフェッドプロテイン)
※厳格な糖質制限時では、タンパク質量はシビアに計算する必要がある。

特に高齢者はグラスフェッドのホエイプロテインは、追加で一回10~20gで、20~30g/日程度ならあっても良いだろう。

糖質制限

糖質制限は、二段階あり、まず普段から糖質を大量に摂取していることに気がついていない人が結構多く、一般的な栄養学の基準に照らし合わせても問題ありの糖質を減らしていくこと。ご飯を二膳食べていた人が一膳にするといった具合だ。

もうひとつは血液中のケトン値を高め神経保護効果、治療効果を得るための糖質制限。これは、ご飯をもう食べないというレベルにまで減らしていかないとむずかしい。ケトンの測定器も必要なため、ハードルが高い。アルサプでは、まず前者を目指す。

睡眠

邪魔する要因を取り除く

睡眠も同様に、まず睡眠を妨害をする要因を取り除く、そしてそれは、睡眠中の妨害要因だけではなく、一日全体の影響として考える。

光、食事、運動、サプリメント、投薬などを一日のリズムに合わせて実行すれば、睡眠時間や質はある程度自動的に整ってくれる側面がある。

しかし、睡眠時無呼吸症候群だけは、それらでは解決できない。ハードルが高いのは理解できるのだが、これだけは早めにチェックしておきたい。

HEPAフィルター付きの空気清浄機の寝室設置だけは、確率的な高さを含めて費用対効果が非常に高いので、オススメしておきたい。

抗認知症薬の種類や摂取タイミングも大きな要因となりえる。

改革禁止

実行せざるを得ない環境作りから始める(改革・やる気禁止)

一ヶ月してサプリメントの摂取が定着したら、今度は食事または運動のどちらかひとつ簡単そうな方、または本人が選択したものをより本格的に開始する。そして一ヶ月が経過して定着したら、残りの側の食事または運動を始めていく。後期高齢者であれば2ヶ月単位で新しいことを追加していくぐらいでもいいかもしれない。

サプリメント・食事・運動のすべてを、少しずつ始めていくという方法もある。

いずれにしても大改革を目指そうとすると、まずもって失敗するので、こっそりと、忍び寄るように気がつくと変わっていたというペースで生活スタイルを変えていく。(介護者からも本人にとっても)

ただし、くどいようだが、各種検査だけは後回しにせず早い段階で行っておこう。これは介護者側が中心となって行っていく仕事になると思う。

効果を判定していく

標準版サプリメントには、リコード法には含まれていない管理人が厳選した栄養素・ハーブが2割含まれている。

※管理人が独自に用いていたサプリメントは、もともとリコード法と7~8割重複していたので、アルサプはに、2割リコード法サプリメントを加えたとも言える。

検査と連動して判断しなければならない重要なサプリメントも抜けているので、この汎用サプリメントセットメニューで効果がどこまであるかは認知症のタイプ、代謝障害、進行度合いなどによって大きく異なるだろう。

このリストで取り上げられている栄養素の不足が主要因となっている患者さんでは、最適化されたサプリメントとほとんど変わらない認知機能回復効果をもつかもしれない。

しかし例えば3型や複合型の患者さんなどでは、毒素キレートなど、より具体的な治療に移っていく必要がある。

認知機能テスト

日本語版モントリオール認知評価テスト(MoCA-J)

プログラムの開始前に、認知機能を測定するテストを受けておくことで、より客観的な判断ができる。特に初期、MCI、SCIの方は日本語版のMoCA(MoCA-J)をおすすめする。(できればMMSEも)

インターネットで検索をかければPDFのものが見つかるので、プリントアウトして使うといいだろう。検査は定期的に受けて記録を必ずとっていく癖をつけておいたほうがいい。

特にリコード法を行うとQOLも維持しやすいため、介護者が日常生活を補助している状況の中だと本人の認知機能の低下を見過ごしがちになる。

引用先:一般社団法人日本老年医学会サイト

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tool/tool_02.html

3) MoCA(Montreal Cognitive Assessment)

MMSE、MoCAスコアの相関、カットポイントなど

The Montreal Cognitive Assessment (MoCA): Creating a Crosswalk with the Mini-Mental State Examination
The Mini Mental State Examination (MMSE) has been the most widely used cognitive screening instrument for more than three decades. However, the MMSE is no longe
オンライン認知機能テスト MemTrax

こちらは、MoCAよりも簡単に受けることができるよう研究者によって作られた、記憶と応答速度を測るテスト。

MCI、認知症初期であれば一人でも受けることが可能。

手軽に受けれるため、サプリメントを追加する前と後であったり、運動前、運動後とより頻度の高い日常的な改善指標のひとつとしておすすめしたい。

オンライン記憶力テスト MemTrax(メムトラックス)

アルツハッカーサプリメントの問題点

初期の検査結果の変動

アルツハッカーサプリメントを摂取することで、特定の血清マーカーの項目が変化、または改善されることにより検査結果が良くなることも当然予想される。

その場合、事後に検査を行うとそもそも最初にどういった障害があったのかがわからなくなってしまう可能性があるため、それまで摂取していたサプリメントを止めるべきか続けるべきかの判断が複雑化する。

タイプ別での問題・課題

1型の難点

抗炎症作用や脂質代謝に関する改善策が不十分であるかも。

運動が大きく効果を発揮するタイプのため、運動の併用は必須。

炎症原因が感染症にある場合、(例えばHSV-1など)感染症治療を行う必要がある。

1.5型の難点

インスリン感受性を高め高血糖によってダメージを受けた細胞、ミトコンドリアを改善していくには、サプリメントもだが、糖質制限、ケトンダイエット、食事、運動などといったライフスタイルの改善がより重要となってくる。

2型の難点

ステロイドホルモン、甲状腺ホルモンなどがオプションを含まない標準版では扱われていない。(重要)

一部の栄養素はアルサプでは不足している可能性があり、各種栄養素の補充は、より検査値に基づいて最適化される必要性がある。

3型の難点

毒素の解毒に関してはサプリメントに加えて、運動や食事だけで解決がつくとも限らない。

3型対策はアルサプにも含まれているが、3型は個別の原因疾患(毒素、金属、睡眠障害等)により選択的に解毒治療に取り組む必要がある。

アルツハッカーサプリメントを摂取しても、改善を示さない、または改善を示すが高止まり感があるタイプには3型(または3型が部分的に関与)が多い印象がある。

生物毒素、有害金属、無酸素呼吸症候群などが部分的に混在している場合、必ずしも3型の典型的な初期症状であるうつ病や計算障害などから始まるとは限らないため注意が必要だ。

VCS検査、睡眠時無呼吸症検査は必ず受けておく。

純粋な3型はアルツハイマー病患者の1割程度だが、部分的関与を含めると6割と報告されている。つまりアルサプでは6割以上には、効果の限界があるということだ。

効果への感受性

アルツハッカーサプリメントの効果を感じやすい人
  • ApoE4、炎症性の若年性アルツハイマー病患者さん
  • 栄養不足が主要な原因となっている2型
  • 運動は足りているが、食事の栄養欠乏に問題がある1型
  • 認知症の初期、MCI、SCI
アルツハッカーサプリメントの効果を感じにくい人
  • 中期から後期へと進行している
  • 後期高齢者または80歳以上
  • アルツハイマー病以外の基礎疾患が関与
  • アミロイドやタウ以外の異常たんぱく質が関与
  • 透析患者、腎機能に障害がある
  • 毒性、有害金属などの要因が介在する3型の患者さん

上記の事項に当てはまる、特に重複しているケースではアルサプの改善効果には限界がある、または時間を要することがある。

または改善を示すまでの期間がかかるため、アルサプを説得材料として考えていた場合、失敗するリスクが大きくなる。

改善率

患者さんのプロファイルと関係なくこれまでもらった報告を概況すると、

短期的には、数割の患者さんに劇的な改善があり、数割の患者さんでは改善がほとんど見られず、残りの患者さんたちは控えめな改善または進行抑制が続いているという印象だ。

認知機能改善が実感できる期間の目安

検査・運動などを含めたリコード法を行っている

・発症年齢が比較的若い、炎症性の患者さん 一ヶ月以内

・栄養不足が原因の萎縮性の患者さん 数ヶ月以内

・高齢者または認知症が進行している患者さん 6ヶ月~1年

・検査を行わずサプリメント摂取のみ 1~2年

※その他のリコード法参加者、事例報告、体験情報、などに基づく。あくまで目安であることに留意。

※上記で取り上げた効果を感じにくい人を除く。

※改善が実感できることと、病理学的、代謝障害の改善は一致しないことも理解しておく。(代謝障害・病理のレベルでは症状よりも早い改善と遅い改善の両方がありえる)

特定の栄養素摂取のみによる改善効果が目に見えて現れる期間は数年必要とすることが多い。ほとんど忘れた頃にやってくる。以下の複合栄養素による介入研究も同様の結果を示している。

追記

サイトの運営期間がまだそこまで長くないので長期的なデータが不足しているが、サプリメントだけを長期に(1年~)続けてきた患者さんからの改善報告も少しずつもらえるようになってきた。

全体としては、元の状態にまで改善というよりは長く進行を抑制、症状を維持していく印象だ。一言でいうと細長く効果が続くといったところだろうか。

アルサプでは記憶の改善は厳しい。対照的に周辺症状(BPSD)が穏やかであるケースは多いように思う。細長くが維持となるか、緩やかに低下するかは、早く取り組んだか、どうかが大きな影響を与えると感じている。

<参考>複合栄養剤 Souvenaidの投与試験

赤:投与群 青:プラセボ群 試験期間は2年間

写真、イラストなどを保持する外部ファイル。オブジェクト名はgr2.jpgです。

24-month intervention with a specific multinutrient in people with prodromal Alzheimer's disease (LipiDiDiet): a randomised, double-blind, controlled trial - PubMed
European Commission 7th Framework Programme.

Souvenaidに含まれる栄養素はすべてアルサプにも含まれている。

複合栄養素サプリメント(Souvenaid)の効果

 

上記複合栄養素の投与試験では改善を示し始めるのが1年後からであり、さらにその確認ができるのは2年経過してらからだ。(リコード法は数ヶ月から半年以内)

アルサプの場合、びっくりするほど早い事例もあるのだが、仮にサプリメントだけで改善を試みようとする場合、これぐらいの長丁場で考えておいたほうが良いだろう。

改善のために1年、2年という期間は長いと思われるかもしれない。しかし、仮に10年20年かけて進行した代謝障害を元に戻したのであれば、それでも10倍の速さで巻き戻していることになる。

さらに加えてそこへ病理学的な進行と加齢による機能低下にも逆らう必要がある。改善を要するのに2年という月日はけして長い月日ではない。

 

体感では血清ビタミンD濃度はわからないのは当然としても、記憶や認知機能などの体感的な改善も、最初に検査や認知機能テストなどを受けておかないと、年単位での変化はまず気づかない。

あちこちで言っているが自己テストでもいいので検査は最初に受けておこう。改善してしまった後では最初の結果を知ることは永遠にできなくなる。

 

リコード法の治療結果が出るには一般的に若年者であるほど早い反応があり、高齢であるほど、または病態が進行しているほど体感的にも効果が現れるまでに時間を要するようだ。これはアルサプも同様の傾向にある。

ただ、アリセプトのような一時しのぎではなく、代謝機能の深いレベルで改善に関わるサプリメントがほとんどなので、仮にすぐには実感できなかったとしても、生理学的な代謝レベルで無駄に終わるということはない。

検査数値を目標にする!

検査値の改善を目指し、体感的な改善はおまけぐらいに考えたほうが良い。実感をあてにしたい気持ちはよくわかるが、感覚ではなく血液検査や認知機能テストなどの客観的指標にコミットしてほしい。長い目で見ればそれが実感につながっていく。

数ヶ月経過しても効果が感じられない、また検査値にも改善が見られない場合、多くの人では、それはリコード法(ブレデセンプロトコル)が効かなかったということではなく、リコード法のやり方に問題があるか、認知機能を低下させている要因を見過ごしているか、のどちらかまたはその両方である可能性が高い。

 

安全性について

7~8割をカバー

このリストは検査不要のサプリメントを主体に作っているとはいえ、リコード法全体で用いられる基本サプリメントの7~8割はカバーしている。

治療の検査結果によって、ここにあるサプリメントが不要となるものも存在するが、全体としてはサプリ選択そのものは固定的であり、調整すべきは摂取する量がメインとなってくる。

そのため、ここにあるサプリメントと摂取量は、効果があると考えられる量を最大公約数的に選択し記載している。ただ、その最大公約数にも下限~上限の幅があるのだが、下限ぎりぎりにしてしまうと効果の犠牲が大きいため、感覚的な言及になるが下限+α程度を意識している。

数百名の臨床データ

現在、ブレデセンプロトコル(リコード法)を実践している患者さんは、書籍の販売数から控えめに見積もっても数万人~数十万人を超えていることが予測されるが、入手可能なデータとしては数千人規模と思われる。

ここに記載のサプリメントと類似する内容のものを1年以上(初期の症例報告の患者は7年以上)摂取しており、少数のリコード法実践者で発疹など軽微な副作用はあったものの、それ以外に大きな有害作用は報告されていない。

うちの母もかれこれ6年以上(簡略なものであれば約10年)続けているが、これまでアリセプトではあってもサプリメントでの副作用等は一度もない。肝機能、腎機能も正常のままだ。

証明の難しい組み合わせ厳格な安全性

しかし、こういった多くのサプリメントを組み合わせて行う臨床研究や長期の観察研究というものはそもそも存在しないため、個々の安全性はともかくとして、組み合わせた際の厳格な安全性を証明することはむずかしい。(これは一般の医薬でも同じ)

どこまでも、ひとつひとつのサプリメントのメカニズムと安全性に基づいた組み合わせ戦略となる。

残念ながらこういう判断を他人に頼ることはほとんど期待できない。おそらく、あなたもそうであるように、だれも自分では判断できない公に認められていない情報に対してNOまたはわからないと言っておくのがもっとも無難であり、(可能性があると思っていても)YESと言ってしまって後で責任を追求されたくないからだ。

※現状、国内でリコード法を、生化学レベルで理解できるお医者さんは極めて限られている。

不確実性と選択

確実に進行する認知症に対して不確実な治療情報とどう向き合うのか、もちろん知識を身に着けて不確実性の度合いを少しでも解消して判断していくことが理想だし、管理人としてもそうであることを望む。

不確定な要素を含めても、期待値で考えれば合理性があることは理解してもらえると思うのだが、その判断が難しい人にとっては、これは是非の問題というよりも(一般の社会常識、医療常識からは間違っているとみなされるかもしれない)、あなた個人が自分の人生とリスクに対してどう向き合うかという生きる姿勢に関わる問題であると管理人は考えている。

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