
『円のプリンス』日本の中央銀行と経済の変容
Princes of the Yen
Princes of the Yen プリンセス・オブ・ザ・イェン 『Princes of the Yen』日本語版へのコメント: 「力作」である。 -榊原英資(元財務副大臣) 週刊エコノミスト、東京 「これは普通の経済学書ではない。読者は目の前のカーテンを取り払われるような感覚を覚えるだろう。20世紀全体という時間軸と、世界の中央銀行の動きという広い範囲から、経済学とはかくも面白いものかと感嘆させられる秀作である。リチャード・ヴェルナーは、日本銀行の煙幕を見破ったのである。その事実を一歩一歩明らかにしていく過程は、まるでスリラーのように手に汗握る。彼の分析は国際的にも高く評価され、エコノミスト誌で大きく取り上げられ、アラン・グリーンスパン連邦準備制度理事長が読んでいる。」 -立花隆(『週刊文春』著者) 日本の経済政策の黒幕に光を当てた、示唆に富む一冊。著者は、一握りの日銀のエリートが、日本の経済構造の改革を視野に入れ、いかに日本の金融政策を歪めてきたかについて、驚くべき証言をしている。 -朝日新聞社、東京 本書は、単に経済問題を扱うだけでなく、その背後にある真の原因や権力者の存在を明らかにしている…。1920年代の日本にあった「アメリカ型自由化経済」を復活させ、戦後の高度成長を可能にした統制された戦争経済を解体しようとする日銀諸侯の密かな戦いが描かれている。 -毎日新聞社、東京都 本書は魅力的な読み物に仕上がっている。ヴェルナーは、日銀が金利を下げることで景気回復に全力を尽くしているという主張は『事実と異なる』と言う。彼はマフィアのような名簿を入れるほどで、佐々木、前川、三重野、そしてもうすぐ就任する福井俊彦が、いかに連綿と日本を支配しようとしてきたかについて、証拠を示している。この示唆に富む本の著者に初めて会ったのは、11年前だった。彼はすでに、その分析力で株式市場の動きを高い精度で予測する、精度の高い戦略家として有名だった。 -今井清・東京大学経済学部教授 「日銀に対する正当な批判」 -井尻一夫、東京都、ボイス 「いったいなぜ日本の不況が10年以上も続いているのか、私たちは皆、困惑している。不況の原因や対策を説明する学者は数え切れないほど現れては消えていった。私たちはこの著者の警告に真剣に耳を傾けるべきである」 -舛添要一(参議院議員)、国際政治学教授 電気新聞社、東京 円のプリンスたち リチャード・A・ワーナー 初版 2003年 M.E....