リコード法 基本計画 30の治療プロトコル

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リコード法 基本計画概要

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リコード法 基本計画 30の治療法 概要

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ダイエット戦略

1. 食生活を整える

目的

単純炭水化物を最小限にし、脳の炎症を抑制、脳や腸へ有害な影響を与える食品を避け、脳(特に海馬)のインスリン抵抗性を改善する。

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リコード法 食事プログラム ケトフレックス12/3

 

2. オートファジー、ケトン体

目的

オートファジーとケトンを高めることによって、脳細胞の修復能力を高める。

目標ケトン濃度
1.0~4 mmol/L できれば1.5以上
12時間以上の断食

例えば、夕食を8時にすませたとしたら、次の日の8時のまで食事を一切摂らない。(水やお茶はOK、ジュースなどの炭水化物源はダメ)

※24時間を超える過剰な断食は避ける。

  • ApoE4遺伝子陽性 → 14~16時間断食
  • ApoE4遺伝子陰性 → 12~14時間断食
ケトン体レベルを上昇させる 関連記事
就寝3時間前は食べない

カロリーを消費する飲み物も禁止

オートファジーの活性 関連記事

3. 中鎖脂肪酸によるケトン体

目的

MCTオイルなどの摂取でケトン値を高め、枯渇している脳へエネルギーを供給し、神経保護効果を得る。

目標ケトン値

1.0~4mmol/L

ケトン値は24時間常に高い必要があるわけではない。ケトンレベルの概日リズムやピーク値は人によって異なる。ケトンの上昇も個人差が大きい。

ケトンの呼気テスト、尿検査とも信頼性が低い。血清のケトン値を計測すること。

ケトンは患者さんによって1.5~5の高い数値でより良い効果を示す場合がある。

検査項目

血清ケトン濃度、酸化LDL、LDL-p、sd-LDLなど

超悪玉コレステロール/sd-LDL

MCTオイル 摂取量の目安 ガイドライン

ケトンダイエットによる高いケトン値に慣れていない人では副作用が大きいため、まずケトンソルトから試してみると良いかもしれない。

積極的に摂取する 3~10g × 2~3回/日
  • MCTオイル、ココナッツオイルを摂取して一ヶ月以内
  • 非ApoE4遺伝子保有者
  • インスリン抵抗性に問題がある。糖尿病予備群
  • sd-LDLが適正値
 控えめに摂取する 0~3g×2回/日
  • 積極的に摂取して一ヶ月が経過
  • MCTオイルを摂取しなくてもケトン値0.5~4を達成
  • ApoE4遺伝子保有者
  • LDLコレステロール、中性脂肪が顕著に高い。
  • 大量摂取で下痢をおこす。
  • sd-LDLがリコード法の適正値を外れいている。
LDL-pで判断

4週間試みて、インスリン感受性、LDL-p(LDL粒子数)が1000以下に回復したなら、MCTオイルの量を減らしてエクストラバージンオリーブオイル、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸を含む食品の摂取量を増やす。

サプリメントは、液体かカプセルかは好みで。

飽和脂肪酸を含む食事を減らす。

高いsd-LDL NIASPAN 100mgから増やしていく最大で2000mgまで。

ケトンダイエットでの注意
  • ケトンダイエットは、2~3日に一度、炭水化物補給日をもうける。
  • 野菜をしっかり食べること。(ケトンダイエットで便秘になる人の多くが、野菜不足)
  • ケトンダイエットで調子が良くなって、毒素の問題を見過ごすことに注意。
  • ケトフルー ケトンダイエットで生じる脱水の副作用に注意。水分補給とミネラル補給が重要。
  • 痩せている人(BMI18以下)、栄養不良の人ではケトンダイエットは注意が必要(炭水化物補給日を組み込んで行う)。太っている人にはケトンダイエットは効果的。
  • 炭水化物の摂取制限を行って、ケトン値が上がらない場合は注意が必要。
  • マグネシウムとカルシウム、その他電解質の併用が重要。
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4. 腸内環境の改善

目的

腸内環境によって変化する腸と血液脳関門のバリア機能を高め、腸から脳へと流入する病原体や有害物質を遮断する。

腸と脳を接続する迷走神経を介して脳の炎症を鎮める

腸内細菌叢の生成する脳に有害な物質(D-乳酸、アンモニア、炎症性サイトカイン、ケモカイン、有毒タンパク質)を減らす。

腸内細菌叢によって増加する脳に有益な物質(セロトニン、BDNF、短鎖脂肪酸など)を増やす。

検査項目
マンニトール・ラクツローステストなど

リーキーガット自己診断 3つの方法

リーキーガットを引き起こす要因の除去

腸管を修復していく上での第一のステップは、まず何がリーキーガットを引き起こすのかを理解し、そのリスクを最小限にしていくこと。

リーキーガットを引き起こす要因
  • 「食生活を整える」に記載のグルテン食品
  • 砂糖
  • アレルギーを引き起こすその他の穀物アレルギー、乳製品、その他の食べ物
  • アレルギーを引き起こす加工食品などの化学合成品(ナトリウム化合物、人工甘味料、保存料、着色料、食品結合剤など)
  • 除草剤(グリホサートなど)
  • 殺虫剤
  • GMO食品(遺伝子組換え食品)
  • アルコール
  • 抗生物質 CAFOsからの食品
  • 抗炎症剤、アスピリン、NSAIDs、ステロイド
  • ストレス

グルテン・セリアック病・認知症 関連研究のまとめ

ボーンブロスによるリーキーガットの修復

リコード法5つのプロバイオティクスを摂取
  • ラクトバチルス・プランタルム
  • ラクトバチルス・アシドフィルス
  • ラクトバチラス・ブレビス
  • ビフィドバクテリウム・ラクティス(ビフィズス菌)
  • ビフィドバクテリウム・ロンガム(ビフィズス菌)

プロバイオティクス治療は、原則リーキーガットが回復してから。

プロバイオティクス 関連記事

ライフスタイル戦略

5. ストレスを減らす

目的

炎症ホルモンであるコルチゾール、CRF(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)を低下させ、ストレスを制御するHPA軸の機能を回復させる。

ストレスの緩和
ヨガ、太極拳、音楽療法など

その人個人の好みに合わせたストレス解放方法を見つける。

マインドフルネス瞑想

デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)とアルツハイマー病 DMNを変調させる20の方法

HERATMATH
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社会的交流

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認知症患者の妄想・幻覚・興奮行動 改善治療研究のまとめ

 

6. 睡眠を整える

目的

睡眠中に行われる脳のアミロイドβ排出を最大化させ蓄積を防ぐ。

睡眠中に行われる脳の修復作業や記憶統合を最大化させる。

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睡眠の検査

Fitbit、OuraRing(OURA) 夜間記録可能なパルスオキシメーターなどの睡眠記録デバイスを利用して、睡眠の質が確保できているか日頃からチェックする。

夜間のコルチゾールが高いことで、睡眠がむずかしくなる。

一日8時間の睡眠を確保
  • 部屋を可能な限り暗くする。必要に応じてアイマスクを装着
  • 環境音を可能な限り静かにす。テレビやビデオレコーダーなどの電磁波を出す電気器具の電源を切る。
  • 風がベッドに向かって吹いていない状態にする。
  • できれば真夜中になるまでに寝床につく。
  • 寝る数時間前に運動をしない。(運動はアドレナリンを高め睡眠を妨害する)
  • LEDライトなどのブルーライトを夜、使用することは避ける。もしコンピューターなどのLEDモニタを見るのであれば、フィルターを使ってブルーライトをカットする。
  • テレビをベッドルームに置かない。
  • ボリュームたっぷりの夜食は避ける
  • 水分補給を心がける、ただし、寝る時間が近づいたら水をたくさん飲まない。
  • 睡眠前に不安や、考え事、問題解決を取り除く訓練
  • アラームなしで起きる。
光線療法

朝一番に光を最低数十分浴びること。(屋外の散歩で太陽を浴びるのは合理的)

起床後、太陽などの強い光を浴びにくい環境、生活スタイルでは光線療法が有効。

効果を得るためには一定の強さが必要。白色LEDライトを近距離で照射する方法もある。

メラトニン

就寝60~90分前に摂取 「リコード法推奨量」0.5~3mg 高用量 ~10mg

メラトニンには睡眠誘発作用だけでなく、強力な神経保護効果がある。

トリプトファン

夜間に、ネガティブなことを考えたりして目が覚める場合、トリプトファン500mgを寝る前~1時間前に摂る。

トリプトファンは代謝のされ方によってネガティブな作用をもつ可能性もあるため、摂取してみて改善されない場合、悪夢を見るなどの場合摂取量を減らすかやめてみる。または代わりに100-200mgの5-HTPを摂取。

トリプトファン(認知症・アルツハイマー)

プロゲステロン

プロゲステロンレベルが低いことで睡眠がとれず、睡眠の質が低下することがある。(特に女性だが男性でも低プロゲステロンが目立つ)

ヨガや瞑想、プロゲステロン補充療法が役に立つ。

CBDオイル

痛みがあり眠れない人で役に立つ場合がある。

その他
  • プロゲステロン
  • 睡眠衛生に関する知識を得る
  • バレリアン、ホーリーバジル、パッションフラワーの組み合わせ

甲状腺機能が低下すると睡眠時間は長くなるため、睡眠時間が例えば10時間以上など長すぎる場合は甲状腺機能をチェックする。

 

7. 夜間の酸素呼吸を確保

目的
睡眠時の無呼吸を防ぎ、脳の酸素欠乏を防いで脳細胞の死滅を防ぐ。

IAD = Inhalational Alzheimer’s disease 吸入性アルツハイマー病

睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査
STOP-Bangテスト(問診)スクリーニング
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・診断はSTOP-Bangテスト エプワース問診
睡眠時無呼吸症候群 問診・検査: エプワース問診 STOP-Bangテスト 自分でSASの可能性を評価できる簡単な問診票があります。近年の国際的研究で睡眠時無呼吸症候群の診断・睡眠障害チェックのために用いる感度が高い2つの問診票を紹介します: エプワース眠気尺度 (Epworth Sleepiness

問診テストでSASに該当した場合には、陽性診断のスクリーニングとしてある程度の信頼性がある。

終夜睡眠ポリグラフ検査(推奨)

内科、総合内科、睡眠外来、睡眠クリニック、呼吸器内科などで受診

睡眠中の呼吸状態、終夜睡眠ポリグラフ検査 保険適用で約1万円

パルスオキシメーター(簡易検査)

夜間の連続自動記録が可能なパルスオキシメーターで簡易検査(スクリーニング)が可能。夜間記録タイプのパルスオキシメーターは通販などでも購入可能。

Bluetooth Enabled Innovo® 50F Plus OLED Wrist Color Pulse Oximeter with Innovo® SnugFit probe
The new upgraded Innovo® 50F PLUS Wrist Pulse Oximeter dramatically improves with Innovo® SnugFit probe to measure blood oxygen levels. Medical Supplies.
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将来のApple Watchは血中酸素濃度が測定できる?心肺停止リスクを防げる可能性

長い昼寝

30分を超える長い昼寝は、睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれない。

目標値

無呼吸低呼吸指数(AHI)5以下 理想は(AHI)0

簡易のパルスオキシメーターでは90%以下に達した回数、ただし元々のSpO2値が低い患者さんは基準より4%下がった回数で計算。

CPAP
EWOT

睡眠時無呼吸症候群の改善に効果的だが、日本では提供されていない。

8. 運動・エクササイズ

目的

神経栄養因子BDNFを活性化させ、脳神経細胞を成長させる。

脳のミトコンドリアに一時的な負荷を与え機能を高める。

日常生活運動(非活動・座りっぱなし生活の回避)

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有酸素運動

週最低5~6回 30分から60分の有酸素運動

週の運動時間、最低150分。 心拍計は必須。

筋力トレーニング

強度の高い筋力トレーニングもできれば週に最低一回は加える。

好ましくは週2回

リコード法 認知機能を改善する運動 4つのフェーズ

運動習慣がない人、高齢者

運動の習慣化成功させる医学的戦略 7ステージ

運動の効果・効能

9. ミトコンドリア機能の最適化

目的

神経細胞のエネルギーを生産するミトコンドリア機能の改善

ユビキノール(還元型COQ10)

1日一回50~200mg× 2~3回 毎食後 脂質性の食事後が理想

パーキンソニズム、パーキンソン病、心不全では高用量が効果的

PQQ(ピロロキノリンキノン)

一日一回 10~20mg × 1~2錠 朝食後、または活動前 リコード法

ミトコンドリアの機能賦活作用、海馬神経細胞を回復作用。

運動不足の患者さんでは特に効果的

PQQ(認知症・アルツハイマー)

NAD
  • ニコチンアミドリボシド 200~300mg/日
  • NMN 250mg×1~2回
  • レスベラトロール150~500mg
亜鉛 
検査項目

血清亜鉛が80μg以下 または銅:亜鉛比1:1.3よりも亜鉛が低い場合

ピコリン酸亜鉛 一日25mg~50mg 食後または空腹時

亜鉛は吸収力が悪いため、吸収性を高めたキレートタイプを摂取する。

空腹時に摂取すると吸収力はより高まるが、胃腸を荒らしやすくもあるので弱い人は食後にしておいたほうが良い。それでも胃腸が荒れる人はカルノシン酸亜鉛を選択する。

亜鉛(認知症・アルツハイマー)

ビタミンB1

1.5型に重要

糖質をエネルギーに変える補酵素 糖尿病リスクを抱えている人に重要。

特にアルコールを大量摂取している人では枯渇リスクがある。

ビタミンB1(チアミン・ベンフォチアミン)

αリポ酸

アルファリポ酸 100mg~

N-アセチル-システイン

N-アセチル-システイン/NAC

一日 500mg 空腹時摂取がより効率的

セレニウム

検査項目 血清セレニウム濃度 110~150ng/ml

セレン(認知症・アルツハイマー) 一日 100~200mcg

食品 ブラジリアンナッツ 一日数粒 過剰症となりやすいため食べ過ぎに注意
アセチル-L-カルニチン

一日500mg~

アセチル-L-カルニチン(認知症・アルツハイマー)

ビタミンC

一日500mg~4g

ビタミンCの神経保護効果

レスベラトロール
  • 非ApoE4遺伝子保有者 100mg
  • ApoE4遺伝子保有者 200mg

レスベラトロールの効果 まとめ(認知症・アルツハイマー)

クレアチン

200~5000mg/日

ミトコンドリア関連記事

検査値の最適化

10. ホモシステイン濃度を下げる

目的

脳へ様々なダメージを与えるホモシステインを低下させ、脳細胞と脳血管を守る。

ホモシステイン目標値

6 nmol /ml 以下(一般的な基準値3.7~13.5 nmol/mL)

ホモシステインが6より高いと海馬の萎縮が速くなる。

ホモシステインが6より高い場合↓

  • P-5-Pを20~50mg
  • メチルコバラミンとアデノシルコバラミンを合計1mg
  • メチル葉酸を0.8mg(最高で5mg)を摂取

MTHFR遺伝子検査

アルツハイマー病リスク ホモシステインが上昇する8つの要因と改善方法

1. ビタミンB 総合(コンプレックス)

ビタミンB6、B12、葉酸が活性型であること。

ホモシステイン値に応じて十分な摂取量を確保する必要がある。
※市販のビタミンBサプリメントは活性型ではないものがほとんどのため注意が必要

検査項目
  • 血清葉酸濃度 10~25(病院)
  • MTHFR遺伝子(クリニックまたは民間検査キット)

MTHFR遺伝子 検査・対処方法など

1. MTHF(活性型葉酸)

摂取量 一日 800mg~5mg 検査結果から最適化

※ドラッグストアなどで売っている不活性の葉酸は不可。

ビタミンB9/葉酸(5-MTHF)

1. 活性型ビタミンB6(P-5-P)
検査項目

ビタミンB6 30~50(多すぎても末梢神経の一部に有害)
→ 血清B6が数値に収まるよう、B6(P5P)を一日20~50mg摂取

血清亜鉛が80μg以下 または銅:亜鉛比1:1.3よりも亜鉛が低い場合
→ B6を一日50mgを摂取

ビタミンB6(P-5-P)

2.TMG(トリメチルグリシン)

活性型B6、B12、葉酸を摂取して3ヶ月後にホモシステインを再度チェック
ホモシステイン値が6より下がらない場合、TMG500mgを追加

3. メチオニンを含む食品の摂取制限

TMGを摂取して3ヶ月後にホモシステインをチェックしてまだ高い場合↓

ナッツ、牛肉、羊肉、チーズ、ターキー、豚肉、魚、貝類、甲殻類、大豆、卵、乳製品、豆類など

ビタミンB12(メチルコバラミン)
血清ビタミンB12

11. 血清ビタミンB12

目的

ビタミンB12の欠乏は、神経組織の膜に異常な脂肪酸が蓄積し認知機能障害が起こる可能性がある。

検査項目
メチルマロン酸または血清ビタミンB12

血清ビタミンB12 500以上(一般的な基準値は200~350) 1500まで

メチレーション回路に適応している場合は1500を多少超えていても問題ない。

血清ビタミン12では一部のB12欠乏症しか診断できない。
より精度の高い診断は血中又は尿中のメチルマロン酸を判定(70歳以下)

メチルマロン酸(B12の指標として使われるメチルマロン酸は変動が大きいため、あくまで補完検査としてB12と同時に行う)

原則として水銀の曝露、過剰蓄積がないこと。水銀の蓄積がある場合は水銀キレートを行う。

水銀の危険性と水銀デトックス20の方法

ビタミンB12(メチルコバラミン)

一日 1mg~5mg 検査値から最適化

メチルコバラミンであること。アデノシルコバラミンを加えるとなお良い。

B12は必ず葉酸との併用補給を行い、片方だけ血清レベルが高い状況を避ける。

ビタミンB12(メチルコバラミン)

一日1錠 タイミングはいつでもOK

12. 炎症・A/G比の改善

目的

アルブミンは抗酸化物質として脳へ作用し、アミロイドβや毒素を除去する。炎症反応の指標でもある。

検査目標
  • CRPを1以下にする
  • アルブミン/グロブリン比率(A/G比)を1.8以上にする
クルクミン

キレート加工されたもの。1000mg/1日 空腹時、または脂質を含んだ食事の後に摂取。

通常のクルクミン(ウコン)やカレーの吸収力は低く、治療レベルの能力を有さない。

ロングビーダまたはセラクルミン推奨

クルクミンについてのまとめ

EPA・DHA

オメガ3/EPA・DHA(認知症・アルツハイマー)

※保管は冷蔵庫、特に光で酸化しやすいため光が当たらないところへ保管

一日 DHA 1g、EPA 0.5~1g(上記商品は食後一回二錠×二回 合計4錠)

SPMアクティブ
検査値

高感度CRP(hs-CRP)が1.0mg/l(0.1mg/dl)より高い場合、

一ヶ月間 Specialized pro-resolving lipid mediator を摂取

EPA・DHAに由来する抗炎症成分、市販の抗炎症剤よりも自然に、かつ強力な炎症抑制効果をもつ。

Metagenics  SPMアクティブ ※日本国内だと輸入代理店を利用する必要がある。

18-HEPE・17-HDHA(SPMアクティブ)

抗炎症性脂質メディエーター(SPM)の神経保護効果/Specialized pro-resolving lipid mediator

衛生環境を整える

検査項目:HLA検査、各種血清検査

CIRS(慢性炎症反応症候群)その2 診断

終末糖化産物受容体 活動を抑えるため。[R]免疫反応を呼び起こすような、不衛生な環境を避ける。

RAGEはNF-κBにより活性される。

NF-κBの阻害と活性(認知症・アルツハイマー)

13. 血糖値とHbA1cの改善

目的

食事の改善によって糖質の摂取量を減らし高血糖によって受けた脳のダメージ低減させる。運動やサプリメントを利用して、低下した脳の糖質エネルギー利用能力を回復させる。

目標検査値

空腹時インスリン 5未満(4.9~5.2が理想)

空腹時血糖値 90以下(79~86理想、92~96まずまず)

ヘモグロビンA1c 4.5~5.2

空腹時血糖値は低すぎても認知機能の低下リスクを招く。

70~72mg/dl以下にはならないように注意。

アルツハイマー病改善目的のための血糖値の改善と、通常の糖尿病や糖尿病予備群の診断基準は異なる。病院での糖尿病検査では許容範囲(準最適値)であっても、リコード法においては目標の最適値に届いてないことが多い。

計測器具 フリースタイルリブレの推奨

血糖値測定は針を使わず連続で測定できるフリースタイルリブレが推奨されている。糖尿病患者さんであれば、保険適用での利用が可能かもしれない。

糖代謝の改善

1. 食事管理
2. オートファジー、ケトン体活性
5. 運動

などを総合的に実行して、血糖値を下げていく。

下記の1.5型向けサプリメントは血糖値の推移を見ながら、摂取量を調節すること。

脂質補充の不足した糖質制限や糖尿病薬との併用による低血糖に注意。

アルサプ 認知症回復プログラム 1.5型(糖毒性)

血糖値を改善する漢方・薬剤

ベルベリン 一日300~500mg × 3回 分割投与で徐々に増やす

ベルベリン(認知症・アルツハイマー)

または

メトホルミン塩酸塩 一日 一回500mg

入手先:糖尿病薬として処方を依頼、または個人輸入

シナモン

→ 一日 スプーン大さじ4分の1のシナモン(3~4gを分割)

粉末 セイロン産を推奨 一日 3~4g(大さじ4分の1)を分けて摂取

産地不明 カプセル形状、シナモンの味が苦手な人向け 一日6錠 分割摂取

クロム

200~500μg×2回/日

亜鉛

20~50mg

αリポ酸

100~500mg

高繊維食
  • オオバコ 大さじ1
  • こんにゃく
  • PGX

14. ホルモンバランスを整える

目的

認知機能に深く関わる、甲状腺ホルモン、エストロゲン、テストステロン、プロゲステロン、DHEA、プレグネノロン、コルチゾールの最適化

検査項目

遺伝子検査、各血清検査、体温等

正攻法としては、バイオアイデンティカル・ホルモン補充療法を行っている病院を探し、リコード法に従ったホルモンの血清検査とホルモン剤の処方が可能かたずねる。

一般的なホルモン補充療法の診断検査基準値とは異なるため、単にバイオアイデンティカルホルモンを行っている病院に出向いても、必要な処方をしてもらえない可能性がある。

現実的な策としては、リコード法に協力的な病院にまず行き、ホルモンの検査を行ってもらい、処方をお願いする。

可能だとしても高額となるため、個人輸入などで入手して個人で用いる人も少なくない。

甲状腺ホルモン 検査項目
  • フリーT3  3.2~4.2 pg/ml
  • フリーT4  1.3~1.8 ng/ml
  • リバースT3 20 ng/dl以下
  • フリーT3×100倍:リバースT3比率 20以下
甲状腺ホルモン補充療法(T4とT3の混合)

アーマーサイロイド、NPサイロイド、ネイチャーサイロイド、WPサイロイド

朝30mg、スタート

入手先:バイオアイデンティカルホルモン・セラピーを行なっている更年期障害などのクリニック、または個人輸入。

甲状腺ホルモン剤に関しては、バイオアイデンティカルホルモンが難しければ(最近、取り扱い中止が相次いでおり入手が難しくなっている)、セカンドベストとして合成の甲状腺ホルモンを利用しても良い。

または、成分量や品質が定かではないが、市販の甲状腺サプリメントを用いる。

天然甲状腺ホルモン補充療法(認知症・アルツハイマー病)

認知症における甲状腺ホルモン

エストラジオールとプロゲステロン比の調整

必ず天然の性ホルモン剤を使うこと、合成は不可。女性だけではなく、男性も欠乏の場合は必要。(最適値は異なる)

  • エストラジオール (E2)  50~250 pg/ml
  • プロゲステロン (P)  1~20ng/ml
DHEA 検査項目

厚生労働省が昨年度、個人輸入禁止にしたため、入手が難しくなっている。合法的にはクリニック経由となるが、探し出して個人輸入している患者さんもいる。

DHEAサルフェート

  • 女性 350~430 mcg/dl
  • 男性 400~500 mcg/dl

DHEA-S・DHEA(認知症・アルツハイマー)

テストステロン 検査項目
  • 総テストステロン 500~1000 ng / dl(5~10ng/ml)男性
  • 遊離テストステロン 6.5~15 pg/ml 男性

主に男性で重要な指標だが、女性でも低値(男性と基準が異なる)の場合は取り組む必要がある。

  1. ライフスタイルの改善
  2. アロマターゼ阻害剤 クリシン、Arimidwx
  3. テストステロンの補充 Cypionate PSAを定期的にチェック

テストステロン(認知症・アルツハイマー病)

プレグネノロン 検査項目

プレグネノロン 50~100 ng/dl (0.5~1ng/ml)

2型,3型に重要

一日10mgからスタート(就寝前に摂取)、25mgまで増やして、プレグネノロンの血清レベルを50~100ng/dLにする。

25mgで50~100ng/dLに達さない場合は、就寝前ではなく朝か午前中に増量分を摂取する。

プレグネノロンはDHEA同様、2018年より日本では医師の処方箋がなければ、個人輸入禁止対象品となった。[R]

プレグネノロン(認知症・アルツハイマー)

15. 亜鉛と銅の比率調整

目的

低い亜鉛は、インスリン抵抗性、慢性炎症、ADAM10タンパク質分解活性によるアミロイドβの増加、ホルモンシグナル伝達など複数のアルツハイマー病リスクに関与する。

検査項目

血清亜鉛が80μg以下 または遊離銅:亜鉛比1:1.3よりも亜鉛が低い場合には、マンガンとビタミンCを摂取

マンガン

認知症患者のマンガン過剰症の報告もある。グリフォサートの摂取が一定量避けられない場合は、マンガンを摂取しても良いかもしれない。

マンガンに関しては必ず検査してから摂取を判断する。
→ マンガン 一日 15mg

マンガン(認知症・アルツハイマー)

ビタミンC
検査項目

血清亜鉛が80μg以下、または銅:亜鉛比1:1.3よりも亜鉛が低い場合

→ ビタミンC 一日1000~4000mg ※銅のキレート作用がある。

ビタミンCの神経保護効果

銅のキレート目的 一日2~8錠

16. 血清ビタミンD値を増やす

目的

ビタミンDは、抗炎症、抗酸化、海馬機能の改善(細胞内Ca2+の制御)、神経栄養因子として脳の萎縮を防ぎ、アミロイドβの排出を促進、アセチルコリンの合成を促進する。

検査項目:血清25OH-D3を 50-80ng/ml にする

2型、日光を浴びない生活環境、冬季などは増量

ビタミンDの神経保護効果と欠乏リスク20の要因

ビタミンD必要量の計算式

ビタミンDの検査値から摂取量を計算

例 血清ビタミンD濃度が20であり、目標値が80である場合

80 – 40 = 40 一日の必要ビタミンD増加量 40×100倍 = 6000IU

ビタミンDは遺伝子変異によるビタミンD合成障害、ライフスタイル、季節、運動不足など必要摂取量が変動する要因が多くある。

ビタミンK2

特に2型に重要 MK-7推奨だが、納豆を食べていれば不要。納豆を食べる日本人はむしろMK-4を意識したほうがよいかもしれない。

ビタミンK2の効果

17. 抗酸化バランスの調整

目的

抗酸化物質を使って、酸化ストレスに脆弱な脳を保護する。

関連記事

活性酸素(認知症・神経変性疾患)抗酸化活性アプローチ

血液脳関門を透過する抗酸化物質・神経保護効果をもつ化合物

検査項目

高感度CRP、IL-6等

ビタミンE

同族体が別れているトコフェロール&トコトリエノールを選択
※ドラッグストアなどで売られている安価なビタミンEの多くは、単一の同族体のため不可。

目標ビタミンE濃度:12~20

ビタミンE(認知症・アルツハイマー)

ビタミンE濃度が低い場合 合計1000~2000IU/日

ビタミンE濃度が正常 400IU/日

ビタミンE濃度がわからない 400~800IU/日

セレン

3型、有害金属過剰では特に重要

検査項目 血清セレニウム濃度 110~150ng/ml

セレン(認知症・アルツハイマー) 一日 100~200mcg

食品

ブラジリアンナッツ 一日数粒 過剰症となりやすいため食べ過ぎに注意

ブルーベリー

食品から摂取するのが望ましいが、果糖摂取を控えるため(炭水化物制限)アントシアニンサプリメントと併用するのも一案。ブルーベリージャムは糖質を多く含むので不可

推奨摂取量

生のブルーベリー60~120g ドライブルーベリー12~25g

N-アセチル-システイン
検査項目

血清亜鉛が80μg以下 または銅:亜鉛比1:1.3よりも亜鉛が低い

N-アセチル-システイン/NAC

一日 500mg 空腹時摂取がより効率的

αリポ酸 
検査項目

血清亜鉛が80μg以下 または銅:亜鉛比1:1.3よりも亜鉛が低い

または

空腹時インスリン4.5以上、または空腹時血糖値90以上、またはヘモグロビンA1cが5.5以上

アルファリポ酸 100mg~

リポソーマル グルタチオン or グルタチオン静注

特に3型に重要

グルタチオンの直接補給には大きく、グルタチオン点滴、リポソーマルグルタチオン、アセチル-L-グルタチオンの3つがあり、どれが著効するか人によって異なる。

グルタチオンの作用

グルタチオンを増やす7つ戦略

一日 一回250mg × 2回

グルタチオン点滴

一部のクリニックで保険外適応で、静注してもらうことができる。

グルタチオンの点滴によって著効が見られた場合、3型の補助診断にもなるので3型が疑われる人は、一度受けてみることをおすすめする。継続する場合は週1~2回

ニコチンアミドリボシド

ニコチンアミド・リボシド

一日100mg~ 一錠 朝食前、活動前、空腹時

脳の戦略

18. 脳トレーニング

目的

脳のシナプス結合を増加させ脳内ネットワークを形成し、認知予備力を高めることで、ダメージに耐える脳を作る。

メルゼニッチ 脳トレの二原則
1. 頻度と集中
  • 一日 20分~30分のトレーニングを集中して行う。
  • 週に4~6日、少なくとも4週間続ける。
2. ゲームバランス
  • 個人の能力限界を考えて絶えず見直す必要がある。
  • 簡単すぎても難しすぎてもいけない。ゲームバランスの維持を意識してトレーニングに望む。

脳トレの頻度が重要!

A:週5~6回 1回10~20分
B:週3回 1回30分

集中力が10~20分を超えると途切れる場合はAを選択。

30分集中してプレイすることが可能であればA、Bどちらでも好みで選択。

証拠に基づく二つの認知機能改善プログラム

・ダブルディシジョン(推奨)
・Nバック課題(短期記憶の改善)

プログラム自体は無料で入手が可能。ただし、改善目標だったり、ステップアップ、スコア化、ゲームバランスを追求するような工夫はほとんどされていない点で無料のものは劣る。

認知機能改善の尺度としても有用であるため、各メーカーの案内しているものをおすすめする。

脳トレーニング プログラム 各メーカー(作成中)

認知予備力を高める
  • 外国語を学ぶ
  • 楽器の演奏
  • 音楽を聴く
  • ダンス
  • パズルを解く
社会的交流・孤独を避ける

既婚者、家族の支援者、友人との交流、コミュニティグループへの参加、働いている人では、認知症を発症するリスクが46%低い可能性がある。

散歩読書クラブ(ウォーキングブッククラブ)読む!歩く!話す!

 

19. アミロイドβを減らす

目的

神経毒性のあるアミロイドβを様々なアプローチで減少させる。

クルクミン

キレート加工されたもの。1000mg/1日 空腹時、または脂質を含んだ食事の後に摂取。

通常のクルクミン(ウコン)やカレーに含まれるクルクミンの吸収力は低く、予防効果はあるが治療レベルの能力を有さない。

ロングビーダまたはセラクルミン推奨

クルクミンについてのまとめ

アシュワガンダ

特に1型 500mgを一日2回 食後

アシュワガンダ(認知症・アルツハイマー)

20. 認知機能を高める

バコパモニエラ

1型、記憶障害がある人

食後、脂質を含む食事の後が望ましい。 一日250~500mg×2 食後

バコパモニエラ(認知症・アルツハイマー)

マグネシウム L-スレオニン
一日 ~2000mg

マグネシウムLスレオニンは、通常のマグネシウムと違い、脳内(BBB)に通過しやすいよう加工されている。通常のマグネシウムでは代用できないので注意。

※玄米とマグネシウムとの同時摂取を避ける。

マグネシウム(認知症・アルツハイマー)

鎮静作用があるため夕方以降を中心に摂取 食後と寝る前など

21. 集中力・注意力を高める

目的

認知機能の低下により集中力を維持することが難しくなる。集中力と注意力を高めることは記憶を作るための重要なステップとなる。

関連記事

コリン作動性神経伝達を高める

ゴツコラ

一日 100~500mg 1~2回

カフェイン・テアニン

コーヒー、緑茶など 夜間の摂取は避ける。

認知症究極のドリンク アルツハッカーコーヒー

葉酸 

葉酸はホモシステインを抑制するだけでなく、アセチルコリンの形成に関わり、破壊されたリン脂質を補修することで、神経細胞を修復する。

ステロイドホルモンの合成にも関わり、B12と協調して働く。

パントテン酸

100-200mg

アロマオイル
  • レモンバーム
  • ペパーミント

アロマオイルの効果効能 医学的研究

7. 夜間の酸素呼吸を確保
リコード法 基本計画 30の治療プロトコル
リコード法 基本計画概要サイトご利用には利用規約・免責事項への同意が必要ですこの記事をはじめて読まれる方はリコード法 基本計画 30の治療法 概要をお読みくださいダイエ...

22. 神経成長因子NGFを増加

目的

神経成長因子NGFを増加させ、神経細胞の軸索の成長、維持を図り、軸索のコーティング剤であるミエリン鞘の脱落を防ぐ。

神経成長因子NGFを増やす(認知症・アルツハイマー)

ヤマブシタケ (ライオンズメーン)

250~500mg/日 食用キノコの一種、漢方でも伝統的に使われている。

認知機能改善効果をもつキノコ

アセチル-L-カルニチン

一日500mg~1000mg

アセチル-L-カルニチン(認知症・アルツハイマー)

23. 神経シナプス材料を供与

目的

ダメージを受けた神経細胞修復のための材料を補給する。

CDPコリン(シチコリン)

すべてのタイプに重要、すでにアリセプトなどのアセチルコリンエステラーゼを摂取している場合は摂取量を徐々に増やしていくこと。

一般的な摂取量 食後摂取であれば一日 500mg~2000mg

コリン補給サプリメント (レシチン・CDPコリン・αGPC・ウリジン等)

シチコリンはスマートドラッグとして年明けより、日本では個人輸入禁止対象となる。[R]

ウリジン

CDPコリンとウリジンを併用する場合は、それぞれを減薬できる。

アセチルコリンの材料でもあり、アセチルコリンを増強する。

アリセプトやガランタミンなどのアセチルコリンエステラーゼ阻害剤(AchE阻害剤)を摂取している人は、少しずつ量を増やしていく。場合によってはCDPコリンやウリジンの増量に応じて、AchE阻害剤を減薬する必要があるかもしれない。

DHA

オメガ3をチェックし、不足している場合は、大量投与 1000~4000mgのEPA・DHA、600~900mgのDHAを時々。

ApoE4/4での高用量投与には注意が必要。ApoE4/4では500~600mgが安全

オメガ3の割合は10%以上にする。

n-3系多価不飽和脂肪酸(PUFA)オメガ3 EPA・DHA

24. Sirt1遺伝子の活性

目的

サーチュイン1(Sirt1)の低下は、アミロイド前駆体タンパク質をシナプトクラスティック側へ切断し、アミロイドβ産生を増加させる。Sirt1活性により、アミロイドβを減少させ、ニューロンのアポトーシスを防ぐ。

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Sirt1の活性 作成中

カロリー制限

カロリー制限はSIRT1を発現させる。

レスベラトロールの摂取

レスベラトロールの効果 まとめ(認知症・アルツハイマー)

  • 非ApoE4遺伝子保有者 100mg
  • ApoE4遺伝子保有者 200mg

25. 記憶力の改善

目的

海馬機能を修復し記憶力を改善する。

記憶障害がある場合

3ヶ月のリコード法実践後もなお記憶力の問題が筆頭にくる場合、(アリセプトではなく)フペルジンA200mcgを検討する。

200mcgのフペルジンAは約2.2mgのドネペジルに相当

フペルジンA(認知症・アルツハイマー)

記憶だけが悪化していく場合
  • ホモシステインのチェック、心血管リスクを確認 ビタミンB補充の最適化
  • 高血圧のチェック アルギニン、シトルリンなど
  • 品質の確かなフィッシュオイルの補給。
  • SPM(スペシャライズドプロリゾービングミディエーター)が効果を示すことがある。
  • エストラジオールの補充
  • 毒素チェック カビ毒、金属など

3型 有害・リスク因子

26. うつ病の治療

うつ病の症状がある場合のオプション治療。(特に3型)

HPA軸

介護者のうつ病対策

SAM-e 200~1600mg

SAM-e (認知症・アルツハイマー)

※要冷蔵庫保管  常温保存不可

または

活性型葉酸 5mg
検査項目

血清葉酸濃度、MTHFR遺伝子に変異がある場合 T/Tである場合

MTHFR遺伝子 検査・対処方法など

23andme推奨 (海外 個人輸入)

国内検査、病院または民間検査

民間の認知症検査は認知症リスク遺伝子のひとつしかわからないのに対して、病院での遺伝子検査は通常2つの対立遺伝子を知ることで、リスクの度合いを詳しく知ることができる。※2つの対立遺伝子(アレル)が調べることができるかどうか確認すること)

リチウム

リチウムの神経保護作用

5-HTP

100~200mg 朝空腹時に摂取

27. 重金属のキレート

目的

中枢神経系に多大な影響をおよぼす過剰な重金属を脳から除去する。

血清ミネラル検査

水銀、鉛、カドミウムのチェック、問題があれば金属のキレートを行う。

毛髪ミネラル検査

毛髪検査の信頼性は血清検査よりも劣るため、リコード法では毛髪検査は金属障害の検査としては含まれていない。

しかし、金属(水銀、ヒ素、鉄など)によって体内の金属レベルと比較的強く相関するものもあり、スクリーニング検査として読み解くのであれば費用対効果は高い。

また国内での検査がむずかしい、価格に対する検査項目の幅広さを含め血清検査とは独立に受ける価値は十分にあると管理人は考えていることから、ここでは紹介している。毛髪のカドミウムと鉛の陰性は信頼できない。

毛髪ミネラル検査
ら・べるびぃ予防医学研究所 毛髪ミネラル検査[26元素]
トリマーキュリー検査/Mercury Tri-Test
  • 腎機能に障害をもつ人(腎不全患者では通常の毛髪水銀濃度が不正確)
  • 水銀の曝露源が不明である。(メチル水銀と無機水銀を区別して検出するため曝露源が特定しやすい。毛髪検査で水銀濃度高値が検出されたがその理由がわからないケースで特定するときに有効)
  • 明らかな水銀中毒症状があるが、他の毛髪検査で水銀濃度が低値である。
デトックス、アマルガム対策を考える【クィックシルバーサイエンティフィック ジャパンチーム】 | 重金属の血液検査や栄養補助食品、健康補助食品の製造開発
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バイオメタル
有害金属

28. 生物毒素の治療

3型 CIRS対象者

カビ毒・毒素源に応じて治療を行う。

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29. 感染症の治療

目的

認知機能に影響の与える感染症を治療、または影響を最小限に抑制する。

ジンジバリス

歯周病(P.ジンジバリス)とアルツハイマー病 36の予防・治療方法

単純ヘルペスウイルス1

単純ヘルペスウイルス(HSV1・HSV2)による認知症リスク 抗ウイルス作用をもつ30の天然化合物

HSV1、HSV2が陽性であれば、抗ウイルス薬 バラシクロビルを投与(一ヶ月のうち一週だけ投与を継続)

HHV-6

HHV-6

エスティンバーウイルス
免疫システムを増強する
  • アシュワガンダ
  • ティノスポラ
  • アマラキ
  • Transfer Factor PlasMyc
  • Thymosin α1
ピロリ菌

ピロリ菌

30. 悪影響のある医薬の中止

目的

認知機能に悪影響がある医薬の中止

スタチン、PPIs、ベンゾジアゼピン、NSAIDS、その他の薬など

記憶喪失を引き起こす可能性のある10の薬
  • ベンゾジアゼピン
  • スタチン
  • 抗てんかん薬
  • 抗うつ薬(三環系抗うつ薬)
  • 麻薬性鎮痛剤
  • パーキンソン病薬
  • 高血圧薬(β遮断薬)
  • 睡眠補助剤(非ベンゾジアゼピン系鎮静催眠薬)
  • 失禁薬(抗コリン薬)
  • 抗ヒスタミン薬(第一世代)
403 Forbidden

全身麻酔の認知機能低下リスク(認知症・アルツハイマー病)

抗認知症薬(AChE阻害薬)について

アリセプト・ガランタミン・リバスチグミンなどのコリンエステラーゼ阻害薬をすでに継続して摂取している患者さんは、服薬を突然には止めない!

リコード法では抗認知症薬を摂取しないと聞いて、安直に中止、または急激な減薬を行ったため、認知症を悪化させた事例が多く発生している。

減薬を行う場合は、主治医と相談しながら一ヶ月単位で、半年~1年かけて徐々に少なくして行く。

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