Generic selectors
Exact matches only
記事タイトル検索
記事内容検索
Search in posts

Peing 質問&回答 2019年7月

サイトご利用には利用規約・免責事項への同意が必要です

D3を1日5000(IU)飲み続けました。25OHVD3=75.7(ng/mL) になりました。

今後も5000(IU)でキープすべきでしょうか?

2000(IU)くらいでキープした方がよいですか?

回答

リコード法ではビタミンD血清濃度は50~80の最適値を目指すことになっています。

一般的に血清ビタミンDは季節性の変動があり、夏場では太陽を多く浴びることから高目に推移する傾向にあります。冬場になればいくらか低下すると思います。

そのため、夏場である今現在75.7であれば、5000IU維持でも後に下がる可能性があるため、摂取量としてはその量で良いのではないかと思います。

ちなみに、50~80の間で少しでも高い方が良いのか、そこまでを狙う必要はなく50をクリアしておけばよいのかはまだ議論の段階で、ビタミンDを推奨する専門家の間でも分かれています。

より高濃度のビタミンDが認知機能に影響を与えると考えることのできる分子的メカニズムはありますが、疫学研究では高濃度のビタミンDと認知機能に相関関係はあるものの因果関係までは認められていません。

欠乏症を除いてビタミンDレベルが低いから病気になるのではなく、病気だからビタミンDレベルが低いという逆因果の可能性もあります。

ただ、一つ言えることは血清ビタミンDの神経毒性が明確に認められるのは120からです。

認知症を発症している、または認知機能の低下にリスクがある患者さんは、最適値内での高目を狙って摂取し、それが結果としてさほど効果に差がなかったとしても、大きく失うものがあるようにも思えません。

そのことを考えると、ビタミンDのコストが高くないということも含めて80近くを狙うというのは悪い戦略ではないと思います。

とは言え大量のビタミンDがまったく問題のある可能性がないとも言い切れず、免疫抑制、ホルモンバランスを崩す可能性も、理論的にまたは動物実験で示唆されています。

mpkb.org/home/publications/proal_congress_on_autoimmunity_2008

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19758324

現在の証拠からは、おそらく50~80の範囲であれば大きなリスクや効果の差は無いと思いますが、認知機能低下リスクのない健康な個人の長期投与であれば、50~60あたりを目指すくらいで良いように思います。

ただしビタミンDの効果は多彩で、認知機能以外の疾患にも多くのポジティブな影響を与えうるため、その他の疾患リスクにまで広げてしまうと確証はまったくありません。

7/31 プレグネノロンのホルモン改善効果

ホルモンの改善の為に少量のプレグネノロンのクリームはいいですか?

回答

こういった質問をされるということは、すでにご存知かもしれませんが、プレグネノロンはあらゆるホルモンの元となるおばあさんホルモンとも呼ばれています。

そのためプレグネノロンの投与はその他の多くのホルモンへ影響を与えそうにも思えるのですが、実際にはほとんどのホルモンにまったくと言っていいほど影響を与えないということが小規模の研究で示されています。

高用量であっても直下のアロプレグネノロンとプロゲステロンには大きな影響を与えますが、その他のホルモンは増大しません。DHEA-Sは少し増えます。

これはその他のホルモンの産生がプレグネノロンの存在量ではなく生合成経路によって影響を受けるメカニズムとなっていることを示唆しています。

ただ、人によってはコルチゾールスティールによりコルチゾールが増加することがあるため、ホルモンへの影響は多少個人差もあるかもしれません。

そういうわけで、もしリコード法を実行されてホルモンバランスを整えたいののでしたら、プレグネノロンを摂取してホルモン全体の解決をつけることはできないと思ってください。

ですが、プレグネノロンおよびその代謝産物(アロプレグネノロンなど)は、脳機能に最も重要な役割を果たす神経ステロイドのひとつです。

もし、認知症の改善を目的とされているのであれば、その他のホルモンへの影響の有無とは関係なく摂取されることが望ましいように思います。

プレグネノロンはクリーム、または錠剤どちらでも大きな差は無いと思います。

クリームだと塗った箇所のシワは少なくなるかもしれません。(笑)

先日SNP遺伝子検査を受けご相談させていただいた者です。 その後毛髪ミネラル検査もしてみました。 Cd‥9.22ppb、Hg‥2890ppb、Pb‥348ppb、As‥16.9ppb、Be‥0.07ppb以下、Al‥6405ppbでした。
とりあえず良好範囲内らしいのですが、アルハカさんから3型の可能性もあるとのご指摘がありましたが、この数値は問題ないのでしょうか?
いろいろ考えてたら、最近は睡眠不足気味です。何かアドバイスありましたら、宜しくお願いいたします。 葉酸検査は、現在結果待ちです。

回答

毛髪ミネラルは、3型の可能性そのものを問うというよりも、3型がある程度確定してから、その原因を探る検査方法のひとつと言ったほうが良いと思います。

というのも、金属の過剰があるからといって認知症に必ずなるわけではないからです。
そのため、「3型の可能性がある」という言い方は少し語弊がありまして、なんて言ったらいいでしょう。

3型が可能性としては残されている、ぐらいの表現です。今の時点では。細かいことを言ってすみません。

3型リスクがあるかどうかのスクリーニング検査は、葉酸遺伝子検査、ApoE遺伝子検査、HLA遺伝子検査、VCS検査あたりになると思います。

毛髪ミネラル検査を見る場合は、その特性を理解することが重要です。

金属にもよるのですが、概して言うと、毛髪ミネラルの有害金属は過剰である場合は、実際に過剰である可能性が高いです。(感度が高い)

しかし、毛髪ミネラルが正常値である場合は、それが本当に体内、または細胞組織や脳内の金属も正常であるかどうかにつながるとは限りません。(特異度が低い)

細胞内や特定の組織に蓄積していて毛髪には反映されていないこともあるからです。
という事情もあり、医療機関では毛髪検査は不完全な検査として用いられなかったりします。

そういった特性を踏まえてもらった上でですが、ひとまず有害金属による不調のリスクは少ないのではないかと思います。

睡眠不足に関連してちょっと気になったことを書くと、睡眠関連の問題で、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は深刻な問題となっています。特にぐっすりとした睡眠が取れず、認知機能に問題を感じる人では確率が高まります。

SASは最近は世間にも知られるようになり、睡眠クリニック、睡眠外来等で症状を訴えれば保険診療で検査が受けられます。内科、呼吸器科、循環器科、耳鼻咽喉科、精神科でも対応していることがあります。

SASの有無だけでしたら、簡易検査として病院で器具を受け取って自宅でチェックすることができます。費用も健康保険適用で3000円ぐらいだったと思います。

一時的なものかもしれませんが、一度受けられてみると良いのではないかと思います。(検査結果はAHIの回数を聞いておくことが重要です。)

LLLTは腫瘍に当てない方がいいですか? それとも、当てた方が良いでしょうか。

回答

腫瘍細胞へのLLLT照射は論争中ですね。

有益である可能性、有害である可能性のどちらとも弱い証拠があります。

パラメーターが多すぎて難しいようです。癌細胞にもよっても違うようですし、照射量も関係してきます。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6122283/

マウスの実験では低用量(といっても150J/cm2)で腫瘍の大きさを有意ではないが縮小、高用量1050J/cm2)では腫瘍サイズを有意に増加。一方でより高用量の照射で癌細胞を殺すことができたという研究結果もあります。

化学療法との組み合わせによって、LLLTが正常細胞を保護し癌細胞を殺す可能性もあるかもしれませんが、理論段階の話です。

ホルミシス応答レベルでの照射による免疫系の活性を利用した抗癌効果の可能性もありますが、そもそも癌細胞がホルミシスレベルの刺激に対して、どう振る舞うかがまだわかっていません。

癌細胞以外の部位に照射しても体全身の免疫活性はあると考えられているため、リスクを背負って腫瘍へ直接照射する必然性は低いように思います。

癌腫瘍、癌細胞そのものへの照射は避けて、異なる部位へ照射すればより安全かつ効果的に癌へ作用する可能性はあるかもしれません。(的なことが以下の記事に書かれてあります。)

joovv.com/blogs/joovv-blog/photobiomodulation-cancer-truth

現在の乏しい証拠からは、癌細胞そのものへの照射はリスクがあまりにも高すぎるのでやめたほうが良いと思います。

ただし、致死性のガンの回復を図るために、腫瘍以外の部位に照射するということなら、自分だったら選択肢としては残っています。

後期高齢者の女性です。 テストステロンが0.34(ng/mL)、遊離テストステロン1.6(pg/mL)でした。とても低いと思うのですが、テストステロンを上昇させるには、プロテイン+オレウロペイン(オリーブリーフ)だけでよいですか?

回答

テストステロンは後期高齢女性であれば低くないと思います。

リコード法に記載されてあるテストステロンの最適値は男性向けのものです。

女性のテストステロンの最適値は書籍には記載がありません。

その後、動画でブレデセン博士が述べられていた参考数値を記載しておきます。

  • 男性 500~1000 ng /dl(5~10 ng/ml)
  • 女性 25~40 ng/dl(0.25~40 ng/ml)

女性の場合、低すぎても良くありませんが高すぎるテストステロンも認知機能低下を招くため注意が必要です。

一般的には、女性のテストステロンは、その他のホルモンバランスを整えた後の最後に調整するものだと思ってください。

後期高齢者の女性です。 DHEA-Sが、89(μg/dL)でした。 DHEAの25mgを、何粒から始めるべきですか?

回答

DHEAに限らないのですが、神経系への改善目的としたホルモン投与の目指す最適値は、リコード法では大まかに設定されているものの、その最適値の範囲のどこを目指すのか、どのように達成するか細かいところでは明確に決まったプロトコルがありません。

全体的に議論の段階にあり、具体的な最適値に関しても経験則によるところも多く、機能性医学のお医者さんの考え方によっても投与量に違いが見られます。

また性別や年齢だけではなく、エストロゲンやテストステロンなどその他のホルモンレベル、活動量、プレグネノロンを投与しているのか、併用サプリメント、前立腺がん、乳がんリスクの有無、リコード法のタイプ、治療目標優先なども含めて決定されます。理想的にはDHEAとDHEA-Sの比率も知りたいところです。

それらをすべてをひとまず脇に置いて、頂いた情報だけから個人的にどれぐらい摂取する判断するとなると、、自分でしたら一粒(25mg)から、安全を期するなら半錠からスタートします。

3~6週間後に再度チェックしてリコード法の最適値、下限値である350mcg/dlを超えるまで、漸次的に増量していきます。

DHEAの摂取はテストステロンとエストロゲンにも影響を与えるので、理想的にはその二つも測定します。一度その数値に達したらその摂取量を維持します。430を超える場合は減らしていきます。

血清銅が165(μg/dL)、亜鉛が115(μg/dL)でした。

リコード法の目標値は、銅/亜鉛=0.8~1.2、亜鉛=90~110(μg/dL)なので、亜鉛の摂取を減らせばよいと思うのですが、比は大きくなってしまうのです。この銅を減らすには、どうしたらよいですか?

回答

銅/亜鉛比率問題は、実はかなり複雑で、銅の過剰摂取、亜鉛摂取の不足の可能性もあるのですが、たんぱく質などの栄養欠乏、酸化ストレス、炎症、ホルモン不均衡によって銅/亜鉛比率に影響を与えます。一般に加齢および加齢疾患では銅の比率が高まります。

銅/亜鉛比の生理的応答

加齢によって低下した免疫を補うために、銅が抗菌効果を発揮するために比重が増えることがあります。

www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0047637415000068

また、銅の運搬や鉄の代謝に関わるセルロプラスミンが、病原菌の鉄利用妨げることから、セルロプラスミンと連動する血清銅が増えることがあります。この場合細菌感染または鉄過剰が血清銅の上昇に結びつく可能性があります。

www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304416511002509

生理的な応答として銅/亜鉛の比率が上昇している可能性があるため、その場合その元となる要因の解決が求められます。

アルツハイマー病と銅

より複雑なのは、アルツハイマー病患者さんにおいては、生理的な応答ではなくまさに銅と亜鉛の比率の調節機構の障害がある可能性があることです。

アルツハイマー病患者さんにおいて血清銅は一般健常者よりも上昇するのですが、脳内ではトータルの銅は欠乏しており、障害部位では増加していることがメタアナリシスで示されています。

これは脳内での銅の恒常性が破綻していることを示しており、βアミロイドを介して銅の分布異常が生じている可能性があります。

www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnagi.2017.00446/full

初期で有効かも

アルツハイマー病への銅のキレート剤投与の結果は、プラークが存在している状態では非効率であり、発症前または初期の段階であれば影響を与える可能性があるといういくつかの実験的証拠があります。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3770863/

銅のキレート手段は他の金属と違って限られており、あまり情報がないので、特に亜鉛が高い場合はそれほど多くの除去手段はありません。

外部環境からの銅摂取

銅の暴露源としては、意外と見過ごしがちなのですが、これは銅に限りませんが、銅を何らかの形で外部環境から現在も過剰摂取していることです。この場合暴露源を特定して排除することが先決です。

銅製の食器であったり、銅パイプを通した水、またはその水で作られた農産物の摂取などです。

銅が豊富な食品

  • カニ、貝、ロブスター
  • レバー
  • ひまわりの種、カシューナッツ、大豆などの豆類
  • ポテト、
  • アスパラガス、パセリ
  • 大麦、キノア
  • ダークチョコレート
  • ピーナッツバターなどがあります。

環境因子からの銅の暴露源の有無は、同居者、同じ食事をする家族の銅レベルを調べて同様に高い場合、その確率が上昇します。

銅だけを純粋に体内から除去する手段、つまり銅キレート剤に関する情報や証拠は少ないです。

一般的には銅デトックスは、銅のキレーターというよりも、銅の吸収を妨げる戦略が用いられます。

その他のミネラルであったり、食物繊維、ビタミンCなどを利用して間接的に体内の銅レベルを下げていく方法が用いられています。

銅の吸収を妨げる方法

ビタミンC

リコード法にもありますが、ビタミンCの摂取は、腸からの銅の吸収を減少させます。

しかし、反対に生理学的な用量を超えるビタミンCは、細胞内への取り込みを増加させる可能性もあります。academic.oup.com/ajcn/article-abstract/54/6/1193S/4715181

ラットのへビタミンC投与は銅レベルを減少させることが可能なようです。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/5665663

銅とアミロイドβ42の凝集体は、アスコルビン酸の存在化でのみニューロンへの神経毒性をもつ。

onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1471-4159.2009.06269.x

L-システイン

L-システインが銅の吸収を効率よく阻害する可能性があるようです。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8120658

食物繊維

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3279098

亜鉛

亜鉛と銅はお互いに拮抗しあっているため、一般的には銅の比率が高い場合は亜鉛を補充しますが、すでに亜鉛が高い場合はそのテクニックは使いにくいですよね。

フィチン酸による銅吸収の促進

銅はナッツや豆に含まれるフィチン酸は、銅の吸収を妨げる亜鉛やその他の成分と結合して阻害することにより、間接的に銅の吸収を増加させる可能性があります。つまり銅亜鉛比の比率を高める。

ただ、亜鉛の血清値がすでに高いのであればさほど気にしなくても良いかもしれません。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3373335

銅キレート剤

明らかな銅の過剰、銅中毒の場合はウィルソン病などに使われる銅の専用キレート剤もあるのですが、入手に難がありますし副作用のリスクも存在します。

αリポ酸

αリポ酸が、銅を直接的に結合し体内からの排出を促進する試験管、動物モデルでの証拠があります。

www.nature.com/articles/s41598-018-19873-2

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17504203

証拠としては弱いのですが、α-リポ酸は副作用などが少なく使われてきた歴史も長いので、トライしてみる価値はあると思います。

緑茶カテキン

緑茶ポリフェノールEGCGが電気分析研究において銅のキレート作用をもつ可能性があります。

これも、αリポ酸同様、通常副作用等の心配はなく、その他の多くに抗認知症、健康効果をもちますので摂取しておいてもいいのではと思います。

効力の強さは、EGCG>レスベラトロール>クリオキノール>バイカレイン ~シロイノシトール の順です。

onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/elan.201500138

脂質ラフト

アルツハイマー病においてアミロイドの形成に脂質ラフトが関与するという多くの証拠が存在し、神経細胞内の銅が欠乏することで、この脂質ラフトに銅イオンが蓄積し、アミロイド凝集体の形成を増強するという仮説があります。

オメガ3脂肪酸

メカニズムの詳細は省略しますが、オメガ3脂肪酸の投与による脂質ラフトの破壊が治療方法として提案されています。

ちなみに、スタチンも脂質ラフトを破壊しますが、どっちに転ぶかわかりません。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/pmid/19542222/

レスベラトロール

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21467134www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4797837/

エストラジオール

エストラジオールは脂質ラフト構造を調節する因子です。

www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnins.2018.00128/full

まとめると、結局リコード法の延長といった感じなのですが、

まとめ

1 まず、酸化ストレス、炎症ストレス、栄養欠乏、ホルモン不均衡など銅/亜鉛比率に影響を与える要因の解決を図る。

2 銅過剰の環境的暴露源があれば特定し遠ざける。

3 食物繊維、N-アセチルシステイン、亜鉛(低用量)で銅吸収を抑制させる。

(銅キレート剤としてのビタミンCはリコード法では推奨ですが、個人的には現時点では??です)

4 αリポ酸、緑茶(またはEGCGカプセル)を増量して銅排出を促進する。

5 脂質ラフツの破壊 オメガ3脂肪酸の摂取または増量。その他の脂質ラフト標的の潜在的候補 レスベラトロール、エストラジオール。低用量スタチン?

グリコアルブミンが16.5%で、注意度が重度とでました。おいしい甘いものを更に控えれば、よいでしょうか?

回答

まず糖尿病関連の検査は、グリコアルブミンだけではなく、グリコヘモグロビン(HbA1c)、空腹時血糖値、空腹時インスリンを含めて診断されることをおすすめします。

※「アルツハイマー病 真実と終焉」261ページに、目標値、何をするべきかと言ったことが書かれてあります。

おいしい甘いものが「単純炭水化物」を意味するなら、おっしゃられるように控えたほうが良いと思います。

甘いものを文字通り味覚の問題としてとるなら、甘味料であるステビアはおいしいかどうか好みは分かれますが控えなければならないわけではありません。

ご飯やさつまいもなどの複合炭水化物はケトンダイエットを行うかどうかによって摂取量が変わってきますが、完全に排除するのではなく栄養計算を行なった上で適度な摂取は必要です。

摂取量を一度でもいいので計算されてみることをおすすめします。感覚だけで済まそうする人の感覚が正しかったケースを見たことがありません。

何度か計算しているうちに、これぐらいならという正しい感覚が身についていきます。

糖代謝を改善していく方法として、糖質をどのようにどれくらい摂取するかは確かに重要な問題なのですが、それだけで解決がつくわけでは有りません。

書籍にもあるように、食事療法はファーストチョイスですが、糖質を減らすというだけでなく野菜を多く摂取する、絶食時間をもうける、フィトケミカルを多く含む食品を沢山食べるなど、リコード法で推奨されているケトフレックス12/3のほとんどすべての要素が糖代謝の改善に影響します。

また食事だけではなく運動、睡眠、多くの毒素もインスリン抵抗性を増加させ糖尿病リスクに寄与します。

アルツハイマー病も人によって異なり多くの因子によって生じる疾患ですが、糖尿病もアルツハイマー病ほどではないにしても複合的な要因による可能性が高く、それぞれの要因が発症に寄与する効果の大きさはやはり人によって異なるため、総合的に取り組むことが(わからない場合は特に)最も改善する可能性が高いと思います。

7/25 甲状腺機能を高めるためのヨウ素摂取

低T3レベルを上昇させる7つの方法の1つに、甲状腺機能を高める栄養補助食品をあげられておられますが、その為の甲状腺サプリメントとして、ヨウ素の含有量は、どの程度までがよいですか?

回答

日本人は食文化としてヨウ素を多く含む海藻をよく食べることから、世界でもヨウ素を最も摂取している国のひとつであり、一般的な食生活の中では不足することはほとんどないと考えられています。海藻を利用した肥料を用いた食品にも含まれます。

昆布にはヨウ素が文字通り数桁高い濃度で含まれているため、昆布食品を毎日大量に摂取している人では潜在的な過剰症の可能性があります。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3204293/

www.endocrine-abstracts.org/ea/0029/ea0029p1641

そして、過剰なヨウ素は甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。(ウォルフ-チャイコフ効果)

www.heisei.or.jp/blog/?p=1404

ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3#%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E5%8A%B9%E6%9E%9C

毛髪ミネラルのヨウ素はある程度は参考になりますので、そのレベルが低い場合には尿中ヨウ素濃度を調べて欠乏または過剰に応じて、昆布類の摂取または控えるなどをを検討すると良いかと思います。

www.jstage.jst.go.jp/article/brte/24/3/24_117/_pdf/-char/ja

7/25 リーキーガット改善のためのグルタミン摂取期間

リーキガットと言われたので、L-グルタミンを約1カ月間、飲み続けたのですが、今後も飲み続けた方がいいですか?

回答

グルタミンがリーキーガット(腸管透過性)を改善する証拠は混在しています。

改善が見られた事例では、15~30g/日程度の中~高用量を摂取しています。
外傷や病気などでグルタミン欠乏が生じた場合にも、30g/日(0.5g/体重kg)の補給がグルタチオンレベルを増加させ、回復に一定の寄与を与えているように見えます。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19608826

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19382426

どれぐらいの期間摂取が必要か、これは検査をして改善するまでというのが正しい答えだと思いますが、

リーキーガットの改善には最低でも3ヶ月はかかるというリコード法医の意見を参考にするなら、検査をされない場合は3ヶ月程度は継続しておいたほうが良いのではないかとも思います。

摂取量に関してですが、一般的にグルタミンは高用量50~60gでも、短期的(数週間)であれば悪影響等は生じにくいアミノ酸として考えられています。

腸内では内因性のグルタミンがその維持のために毎日15g消費されています。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11533313

ただし長期的に安全かどうか、または害があるのかどちらの証拠もありません。

高用量ではアンモニアの産生量が高まることから、腎機能に障害ある場合は一日5g/日程度に控えておいたほうが良いように思います。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19765954

また、がん患者ではグルタミン補給による癌増殖の可能性が潜在的にあることから(改善に働くと考える研究者の意見も存在します)やはり高用量は控えておいたほう無難だと思います。

例えば一回5g×3/日でも、中期的には十分安全であるように思えますが、より安全にということであれば5g/日でも効果があるように思われるため、憶測をもって述べると、リーキーガットの修復には5g×3/日を3ヶ月、修復後に5g/日で長期的に維持していくというのはひとつの選択肢のように思います。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16215069/

7/24 ハーブの選び方

いつも参考にさせて頂き有難うございます。 ハーブのサプリについて。ビタミンやミネラルの様に必須の物ではなく効果も実感出来ないので、選択に迷います。

魅力的な成分は数限りなくありますが・・。アルツハッカー さん宅で効果を実感できたハーブはありますか?あと、ハーブとしておススメは何でしょうか。どうぞ宜しくお願い致します

回答

ご質問ありがとうございます。すみません、少し頂いた言葉を勝手に話を広げて話をさせてください。

まず、効果の実感についてですが、実感を感じることを指標にして良いサプリメントと、そうではないサプリメントがあります。

前者はそう多くはありません。間接指標であってもです。

例えばですが、ハーブのひとつであるアシュワガンダの主要な抗認知症効果は、アミロイドβを除去する(クリアランスを高める)作用であると考えられています。

アミロイドやタウの蓄積が10年、20年前から始まっているとも言われますが、その間まったく気が付かなかったわけです。

アシュワガンダを摂取してアミロイドが減少し「ああーアミロイドが少なくなったなあ-」と、実感することは非常に困難です。

今月は先月よりも地球の温暖化が進んだなーと実感するくらい難しいです。

効果が感じられたとしてもほとんどのハーブには同時に、アリセプトや抗うつ薬のような神経伝達物質に影響を与える成分も含まれていることが多く、その作用に対して効果を錯覚した結果のように思います。

もちろん、最終的には症状が改善される必要があるのですが、そういったものはより長期的に生じるため、その違いに気づくことは認知機能テストなどの記録を何度も取って可能となるものです。

栄養化合物なども含め単一のハーブにより、認知症に対して有意な効果を示すサプリメントはそもそも存在せず、そのほとんどが半年~2年経過して統計的な処理をほどこして、有意ではないが改善の傾向を示すといった程度のものです。

加えてリコード法のようなプロトコルで、そのサプリメントだけを摂取し続けた結果ということは通常なく、その間にあれこれ他のサプリメントを加えるだとか、食事を変更してみたとか影響を及ぼす因子が複雑に絡み合ってしまっているはずなので、実感を当てにするというのはほぼ不可能なのではないでしょうか。

ただし、最初に述べたように実感が得られやすいサプリメントも存在し、例えば特異的な栄養欠乏への補充であったり、より直接的な抗酸化作用をもつグルタチオンやCoQ10など、またはCDPコリンのようなアセチルコリンの増強に結びつくようなものは、症状の改善をある程度指標にしても良いように思います。

認知症治療で用いられるハーブの”主要な”投与目的は、そういったわかりやすい作用をもたらすメカニズムを含んでいません。

ハーブは複合的な作用によって効果を発揮するものがほとんどなので、単純化できませんが、

  • クルクミンであればアミロイドβや異常たんぱく質の凝集阻害
  • アシュワガンダは先程述べたようにアミロイドβのクリアランス
  • 緑茶カテキンは、金属キレート、脂質代謝の改善、神経成長
  • オリーブリーフは糖代謝改善、抗細菌、ウイルス、UPS活性
  • レスベラトロールも多彩ですが、Sirt1活性を中心とした抗炎症、抗酸化作用

などなど、いずれも摂取してすぐに体感できるような特性をもちません。

あったとしても、それは摂取目的の主要な効能によるものではない副次的効果の可能性が高いと思っています。

また、上記であげたハーブサプリメントはその中から選択という風に動きがちなのですが、重複する効能もたしかにありはするものの、一方でそれぞれ効果に大きく寄与する特性も違います。

まとめますと、ハーブサプリメントは効果を感じて摂取の判断をするものではなく、その人の生化学検査結果や遺伝子検査などのリスク因子によって摂取の有無を判断していくものだと理解しています。

ただ、標準プランで紹介しているハーブ類は、オリンピック選手並みに厳選しており、かつ万人向けな効果をもつのでみなおすすめです。

それ以外だと、こういう症状や検査結果がある場合はこれ、みたいな感じでもう少しその人の代謝障害や病態応じた特異的な作用をもつハーブになってきます。

誰でも摂っていいといった一般化が少々しにくいです。期待に添えない回答ですみません。

7/23 クローン病へのアドバイス

友人がクローン病で入院してしまいました。 病院での治療が最優先ですが、その後の生活では彼にどんなアドバイスを送ったらいいでしょうか?

私の調べられる範囲だと、 ・ビタミンD ・亜鉛 ・マグネシウム をサプリで補いつつ、アレルギーを起こしやすい食品を減らした食事

(https://yuchrszk.blogspot.com/2017/12/aip.html)をオススメしようと思っています。 他に「こうした方がいい」ってことはあるでしょうか?

回答

クローン病は原因がよくわかっていない疾患ですが、

  • 遺伝的要因(自然免疫と関連するものが多い)
  • 細菌感染
  • ウイルス感染
  • 免疫系の異常
  • 環境要因(食事・化学薬品・食品添加物、・レクチン・グルテン)

などが複雑に絡み合って炎症を引き起こし、腹痛がや下痢、発熱などを引き起こすという疾患だと理解しています。

本格的に改善治療を目指すとなると、すべきことはより多くあると思いますが、ご紹介の記事にあるAPIダイエットは刺激因子を避けることが目的なので、そのメカニズムに沿って行うなら食事だけではなく、喫煙、NSAID等の刺激因子にも注意が必要だと思います。

一般的には腸内環境に良い影響を与えるとされる酪酸塩(バターなどに含まれる)は、クローン病においては腸の修復を妨げる可能性があり、炎症を引き起こす可能性があります。

www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(16)30566-9

ウイルス・細菌感染

ウイルスや細菌感染が介在している場合は、それらの特定とその病原菌に応じた対処が必要だと思います。

プロバイオティクス

プロバイオティクスは有効のようですが、菌種によるようで、菌種によっては一般的には良いとされる腸内細菌プロバイオティクスであってもネガティブな効果をもたらすかもしれません。

プロバイオティクスの複合タイプには注意が必要だと思います。

クローン病、IBDにポジティブな効果をもちうるプロバイオティクス

  • Lactobacillus species Selected B. species
  • Bifidobacterium species Enterococcus faecalis
  • Selected E. coli strains Adherent/invasive, toxigenic E. coli strains
  • Streptobacillus salivarius Eubacterium and Peptostreptococcus species
  • Saccharomyces boulardii Fusobacterium varium
  • Clostridium butyricum Intestinal Helicobacter species

www.gastrojournal.org/article/S0016-5085(04)00456-1/pdf

PPARγ

PPARγ変異遺伝子はクローン病と関連していることが示されています。

www.gastrojournal.org/article/S0016-5085(03)00271-3/fulltext潰

瘍性大腸炎の治療標的候補となっており、PPARγの活性は、NF-κBを介してクローン病の炎症抑制にも効果的に働きかける可能性があります。

linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0016508503002713

PPARガンマを活性させる82の方法

alzhacker.com/ppar-activator/

PPARγ活性への取り組みは、炎症そのものへの根治的な取り組みなので、クローン病に寄与する要因がなんであるかとは関係なく取り組むことができると思います。

7/21 筋トレ後のプロテイン摂取量

サイトに、 『毎日 プロテイン(筋トレ後)一回20g』 とありますが、筋トレを毎日した場合でしょうか? 時々、アルハカさんレシピのスムージーを作っています。プロテインが入っているため、これを筋トレ後に飲んでいいのでしょうか?

回答

すみません、これはぼくの書き方が悪かったです。

筋トレ後のプロテイン摂取20gです。(当日分として含めます)
それとは別に食事からのプロテイン摂取量が不足していれば、不足分を加えていきます。

下記記事に、リコード法でのプロテイン必要量を記載しています。

alzhacker.com/ketoflex/

ケトンダイエットを行なっている場合、週2の筋トレは当日のみ(ケトンレベルの低下を避けるため)プロテイン量を1.5g/体重kgまで増量。(筋トレ直後のプロテインも含めます)

週一の筋トレでしたら当日と翌日もプロテイン(食事由来、パウダー両方で)を増量するくらいがちょうど良いかなと思います。

あまり気にしなくてもいいのですが、細かいことを言うと筋トレ翌日のプロテイン増量幅は昼食の比率を高めます。

ケトンダイエットを行なっていない場合は、筋トレの頻度と関係なく筋トレ日、翌日を少し増量することをおすすめします。

スムージーにプロテインをいれたものを飲んで全然OKです。

7/21 LLLTはシワを軽減する?

近赤外線ライトがアルハカさん周辺で話題ですが、ちょっとアマゾンで見てみたら、660と850の両方を使った簡易美顔器がすぐ出てきました。近赤外線LEDってシワ取りにも効果あり?(だったら買わなきゃ!)

回答

研究論文一つ見ただけですが、コラーゲン産生のアップレギュレーション、皮膚水分含有量を増加させ、顔のシワを有意に軽減させていますね。

660nm、633nmと830nmの組み合わせなんで、850nmの近赤外線ライトが使えるかな。

50mw/cm2 4J/cm2

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5332991/

7/21 鉄不足

鉄が不足していると言われました。サプリメントでは、どのタイプの鉄がお勧めですか。

回答

鉄補充は物議を醸す話題でして、諸条件がわからないとなかなか簡単にはお答えできないので、よろしければ鉄が不足という理由や、該当者の状況をもう少し詳しくおしえてもらってよろしいでしょうか。

7/18 何に禁断症状でます?

回答

ここ最近だと、オフの時も小胞体ストレスとカルシウムのことが頭から離れず困っています。

7/17 低用量ピルの認知症リスク

低用量ピルを服用することは将来の認知症リスクを上げてしまいますか?

回答

あまり多くの証拠はないのですが、おそらく大きな影響はないのではないかと思います。
一部の低用量ピル製剤で、少なくとも短期的には言語性記憶の改善が示されています。

このことが認知症リスクの低下にまでつながるかどうかはわかりませんが、ホルモン補充療法の効果とも重複するため潜在的な可能性はあると思います

www.barchester.com/news/study-contraceptive-pill-wards-alzheimers

いくつか影響を与えるかもしれない要因があり、低用量ピルのプロゲステロンとエストロゲン活性の比率、天然であるかどうか、またプロゲステロンは世代による薬学的な効果の違いが影響を与える可能性があるようです。

また、閉経後のエストロゲンの急激な低下が認知機能と認知症リスクへ影響を与える、比較的強い証拠があり、そのことから理論的には例えばですが、閉経期のタイミングで低用量ピルを突然中止すると、より高いリスクを生じさせる可能性があると考えることはできると思います。

www.bmj.com/content/364/bmj.l1050

www.contraceptionjournal.org/article/S0010-7824(14)00148-6/fulltext

7/17 レクチンはどこまで避けるべき

アルツハイマー型認知症患者は豆類、トマト、なす、ピーマン等ガンドリー先生のいうレクチンも避けた方がいいですか? たまになら栄養素的にメリットがあったりするんでしょうか?

回答

レクチンは全員ではなく、特定の人に反応します。そのため、まず、自分がグルテン感受性、乳製品、レクチンどれに反応するのか知ることが重要になってきます。

遺伝的要素もあるため家族で感受性をもつ人がいる場合、注意が必要です。

レクチン感受性がある場合ですが、豆類はそのままでは避けておいた方が無難です。

リーキーガットなどの改善が見せた後であれば、圧力鍋を用いてレクチンを含む食材を使うことができます。

抗癌効果、感染症防御など有益なレクチンも存在します。
レクチン感受性が存在しない健康な人では、ホルミシス効果による健康効果がある可能性があります。

また、単純にレクチンを含む食品を拒絶すると、レクチンそのものというよりは、植物ベースの炭水化物摂取が不足するようになり栄養バランスを崩す可能性もあります。

そのため「レクチン感受性、リーキーガットがない健常者」ではレクチン食品拒絶の弊害が長期的には大きくなる可能性が高いと思っています。

リコード法でも闇雲にレクチンを拒否しているわけではなく、上記に掲げたような条件次第、調理方法次第となっていますので、そのあたりを含めて判断していくと良いかと思います。

検査をしていなくてわからない認知症患者さんの場合は、リスクを背負うことになりますが、圧力鍋、ナッツは水に一晩つかす、大豆は発酵大豆に限定するなど、調理方法だけはレクチン除去方法に従い、それらを摂取して症状に異変がなければOKとするというのが現実的な落とし所かなと思っています。

7/17 最強のアンチエイジング

SNP遺伝子を調べてから、なんとなく今後自分がやるべきことが見えてきた気がします。ありがとうございました。 葉酸の試験キットも購入しました!届いたら検査してみます。 また不安材料がでてきたら、こちらで相談させていただくかもしれません。 宜しくお願いします!

回答

一般の医療行為にはないリコード法の大きなメリットのひとつは、アルツハイマー病のリスクが低かったり、認知機能の低下がなかったとしても、その実行が無駄になったり害をおよぼすことはまずないということです。これにはそのほとんどの血清検査の最適化も含まれます。

ぼくの知る限り、リコード法のそのほとんどの実行内容は、一般人ができる最新かつ地上最強のアンチエイジングメソッドであり、長寿と健康に寄与することは間違いありません。

それほど遠くない未来には、皆の健康に関する知識が追いついてくることで、数々のアンチエイジングメソッドが実はリコード法の言っていたことにすでに含まれていた、という時がいずれやってくると思います。

また、例えば精神的に不安定、うつ病や強迫性障害だった方が、リコード法を行なって改善したという例もいくつか聞いています。

ですので、アルツハイマー病のリスクいかんにかかわらず、少しずつでもリコード法ライフを取り入れて見られることをおすすめします。いつでもご質問ください。

7/16 葉酸遺伝子検査のおすすめ

SNPのご説明ありがとうございました❗️ 最近忘れっぽく、不安だらけでした。DHAを摂取するよう心掛けます。あと毛髪検査とかもしようかなと考えてます。 アルハカさんの豊富な知識に感謝です。 ありがとうございます。

回答

葉酸遺伝子検査も是非受けてみてください。

非ApoE4であるため、総合的な認知症のリスクは確かに低いのですが、リコード法における3型という毒素タイプの発症リスクは、逆に該当する可能性があります。(葉酸遺伝子に変異があればそのリスクは高まります)

毛髪検査は金属によって信頼性と評価方法が異なるため、見方に少しコツのようなものが必要ですが、コストも低く広範囲に拾えるためスクリーニングとしては良い検査だと思います。

7/15 プロゲステロンとエストラジオールの拮抗作用

骨粗鬆症・プロゲステロンのご回答で、「合成プロゲステロンには神経保護効果はありません。そして、もうひとつはプロゲステロンが、プロゲステロンと同様に神経保護効果を有するエストラジオールに対して拮抗作用をもちます。」のところなのですが、「もうひとつは天然プロゲステロンが、天然プロゲステロンと同様に神経保護効果を有するエストラジオールに対して拮抗作用をもちます。」という解釈でよろしいでしょうか??

回答

その解釈であっています。付け加えると、プロゲステロン=(内因性のプロゲステロン、内因性のプロゲステロンと同じ化学構造をもつ天然プロゲステロン製剤)ですので、天然プロゲステロン製剤を意味されておられるのであれば、体内で産生されるプロゲステロンもPRO-B受容体を介して拮抗作用を持ちえます。

わかりやすくするために合成プロゲステロンと書きましたが、合成されたプロゲステロンはプロゲスチンと呼ばれたりします。

7/13 豆乳ヨーグルトは推奨食品ですか?

回答

豆乳ヨーグルトは、一般的な乳製品のヨーグルトよりもコレステロール、飽和脂肪がより少なく、ラクトースも含まれていません。また乳たんぱく質ではないためカゼイン、βカソモルフィンの問題もクリアできます。

レクチン発酵大豆食品では一般的に分解されます。

豆乳ヨーグルトで使われる菌が分解するかどうかはわかりません。

市販の豆乳ヨーグルトは、乳製品のヨーグルトと比べると風味やテクスチャーが悪いことから、それらの改良のために増粘剤、安定剤が加えられることがあります。

大豆ヨーグルトに限りませんが、甘味料によっては注意が必要です。GMO大豆を使っている場合、グリホサートの問題も生じます。

file.scirp.org/Html/20-2700190_5819.htm

リコード法で特に豆乳ヨーグルトが取り上げられているわけではありませんが、自作の豆乳ヨーグルトであればメリットが多く、推奨食品と言っていいのではないでしょうか。

市販の豆乳ヨーグルトであれば、上記で述べたように条件次第になると思います。

7/7 遺伝子検査の読み方

アルハカさん、SNPに関するご回答ありがとうございました❗️ もう一度確認してみたら、rsから始まる数字発見しました。 アルハカさんのご説明通り、TT-rs429358と書かれていましたが、CT-rs11218343となってます。

ちょっと数字が違ってました。この数字、普通とは違うんでしょうか? 度々の質問ですみません。教えてください。

回答

rs429358がT/Tの場合、そしてrs7412がわからない場合は、
ApoEステータスは、2/2、2/3、3/3のうちのいずれかになります。

いずれにしてもApoE遺伝子におけるアルツハイマー病発症リスクは低いと考えることができます。

ただし、もしすでにアルツハイマー病、MCIを発症している徴候がある場合には、リスクというよりも、リコード法で言うところの3型毒素タイプの可能性を示唆します。

rs11218343は、SORL1というアルツハイマー病の防御遺伝子と関連していて、変異ありでは日本人、韓国人、白人の老齢期のアルツハイマー病リスクの微増と関連しています。

C/Tなので、変異がありますが、ApoE遺伝子と比べても、それ単独でのリスク増加は低いので、アルツハイマー病になる可能性という観点においてはあまり気にしなくていいように思います。

対策としては、DHAをしっかり食事またはサプリメントから摂ること。BDNFを増やすことで、SORL1遺伝子を活性化させることが可能だと考えられそうです。
link.springer.com/article/10.1007%2Fs12035-014-8742-5

7/7 50代からの予防サプリメント

アルツハイマー家系です。自分も50代になりいまのところ自覚症状はありませんが心配です。ビタミンDとクルクミンのサプリを飲もうと思います。

ほかにおススメありますか?また男性、女性ではおススメは違ってきますか?

回答

本来はコグノスコピーの検査を受けてほしいと言うところなのですが、あえて質問に沿ったお答えをしてみます。

ビタミンDとクルクミンは素晴らしい選択だと思います。
マグネシウム、亜鉛、ビタミンCをおすすめします。

優先順位で言うとこんな感じです。

1 マグネシウム キレート 300mg
2 ビタミンD 2000~5000IU
3 亜鉛 キレート 15~30mg
4 クルクミン キレート
5 ビタミンC 500mg

ただし、これで、認知症を防げるかというと、発症するリスクの確率を多少下げる可能性はありますが、完全には無理です。

上記のすべてのサプリメントを摂取して、確率的に最大で数割から半分程度にまでリスクを抑えるぐらいではないでしょうか。

数値化したデータがあるわけではありませんが、理解の一助として数字で述べると、コグノスコピーの検査を半分ほど受けてリコード法をできる範囲で実行すれば確率は10分の1にまで、

コグノスコピーの検査の大半を受けて、最適化されたリコード法を7~8割実行すると100分の1にまで下がるというイメージで思ってもらえると良いかと思います。

男性と女性では認知症のリスクは様々に異なります。

アルツハイマー病家系ということですので、ApoE4遺伝子が予測されることから神経炎症のリスクがApoE4遺伝子を持たない人よりも高いのですが、加えて男女の性差もあります。

男性のApoE4保有者よりも女性のApoE4保有者がより、脳の炎症リスクが高く、発症割合も高い(2倍)ことがわかっています。

ただ、性差だけの情報を元に、例えば抗炎症性作用のあるサプリメントを摂取するべきかと聞かれると、ちょっと微妙な気もします。。

抗炎症作用をもつ食事(ケトフレックス12/3)や運動であれば、炎症がなかったとしてもその他の健康メリット、認知機能低下リスクの抑制効果もあることから、幅広い対象の方におすすめできます。

女性が(特に50代の女性)もっとも注意しなければならない危険因子は、更年期障害そして女性ホルモンの減少です。

更年期障害後の直後にホルモン補充療法(膣投与、生物学的同一性)を短期間であっても行った場合、10年後20年後のアルツハイマー病発症リスクを低下させる可能性があることが示されています。

www.alzdiscovery.org/cognitive-vitality/blog/new-debate-on-hormone-replacement-therapy-and-dementia-risk

ホルモン補充療法は、ましてやBHRTとなるとどうしてもハードルが高くなると思います。
では、エストロゲン作用をもつサプリメントではどうか。

alzhacker.com/balance-estrogen/

大豆イソフラボンが神経保護特性をもつ可能性を示唆するものの、その作用は強いものではないようです。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4657545/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30272840

または、未発酵の大豆製品がアルツハイマー病リスクを上昇させるという研究報告もあります。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24440006

食事による女性ホルモンの活性は腸内細菌叢にも依存するため、(運動や睡眠も関わります) サプリ一つ摂って認知機能の保護を得られるという雰囲気ではありません。

エストラジオールの神経保護性の喪失は、多因子性であるアルツハイマー病の中でももっとも大きな発症原因のひとつで、後々にまで影響を及ぼします。

手短な質問に対して回答がくどくなって申し訳ないのですが、ホルモンの低下、更年期障害の徴候がある場合には、女性ホルモンを最適化するための生活習慣の全面的な改善が必要です。

それが無理な場合、または行なっても更年期障害が改善されない、エストラジオールレベルが低いままである場合は、BHRT(生物学的同一ホルモン補充療法)を検討されてみることを強くおすすめします。

7/6 イチョウ葉、アスピリン摂取の是非

こんばんは!いつも参考にさせてもらってます^ ^ 他でも質問させて頂いたんですが、 apoe4の母にイチョウ葉エキスと低容量アスピリンがいいとアルハカさんのサイトにあったので、 飲んでもらおうかと思ったんですが、 母は今通院している、かかりつけの内科でアムロジピン5mgとイグザレルト15mg。 認知症を診てもらってる病院で、 プレタールを処方されていますが、どれも血液をサラサラにする薬のようですが、 イチョウ葉やアスピリンなどのサプリは取らない方がいいですか??

回答

アスピリンの認知機能や健康への影響は良くも悪くも複雑で、取るべきかどうかの判断も難しいです。個人的な見解としては、適切な患者さんのタイプに適切な用量と、その他のサプリメントなどとの併用等、特定の条件下では、複合的な良い影響を及ぼすだろうと考えています。ただし、その根拠のほとんどが基礎研究レベルからの推定なので証拠の信頼性は低いです。

アスピリンの効果のひとつに、プロオキシダント作用があり、ミトコンドリアへ負荷をかけることでその回復機能を狙うことで得られる利益がありえます。運動の代わりにはなりませんが、原理としては運動に類する作用だと思ってください。

そのためには、ミトコンドリアの恒常性が正常に機能していることが前提で、リコード法でいう3型が関与している人は(ApoE4陰性が多い)ミトコンドリア機能障害があるため控えておいたほうが良いです。

また、奇妙な話に聞こえるかもしれませんが抗酸化剤と併用すると、そのプロオキシダント効果が失われます。

なので、アルサプに含まれるその他の抗酸化剤と一緒に摂取すると、その効果は失われるかもしれません。しかし、これはアスピリンの用量にも依存します。

健常者の抗酸化剤と併用しないアスピリン単独摂取では、これまでの疫学的な研究からおそらく30mgあたりがそのラインになると思います。

アルサプと併用した場合には、プロオキシダント効果を得られるアスピリン用量は増加すると思いますが、どれぐらいかというのはわかりません。個人差もあると思います。
アスピリンを使って利益を得る難しさにはそういった面もあります。

アスピリンを使うことで得られる可能性のある利益は他にもあるのですが、血流を良くする目的は必ずしもアスピリンの主要目的ではありません。

数ある血流改善薬の中から、むしろアスピリンという薬を選択するという意味では、その作用はおまけみたいなものと言ったほういいかもしれません。

また、アスピリン単独での脳内出血のリスクは0.03~0.3%程度であり、アスピリンを摂取していない人と比べ1.5倍程度のリスク増でしかありません。

そうなると、やはりアスピリンは別途摂ったほう良いのか?となるのですが、難しいところで血流改善薬と併用となると、その脳内出血リスク自体は相乗的に高まることは確かです。

また、胃腸障害や発疹が問題になることもあります。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2732935/

またアルツハイマー病患者さんの40%は程度の差はあれ血管の脆弱性もあるとも考えられています。

抗凝固剤の三重使用が許容できる範囲なのかどうかは、条件次第で微妙な判断になるため、お医者さんに聞いてみるのが良いのでないかと思います。

www.medscape.com/viewarticle/442074_6

前説明が長くなったのですが、具体的な状況が見えないのではっきりとは言えませんが、一般論としてはアスピリンの摂取は控えておいたほうがいいだろうと思います。

イチョウ葉も認知機能に作用する細部のメカニズムはアスピリンとは異なりますが、同様の理由から避けておいたほうが無難だとは思います。

7/5 ニコチンアミドリボシドの副作用

「ニコチンアミドリボシドは、経済的に許されるなら(かつ症状として問題なければ)本当は250mgはあったほうが良いです。」とのことですが、その症状として問題ある場合とは、どんな症状でしょうか?

回答

ニコチンアミドリボシドはまだヒトへの投与研究が少ないので、投与によってどういった症状が生じるかわかりません。

限られた研究では1000~2000mgの投与で、悪影響がないことが示されています。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29599478

250~500mgの投与で、軽度から中等度の範囲で、吐き気、疲労、頭痛、下痢、胃の不快感、消化不良などの副作用が、報告されています。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29184669

7/4 マグネシウムの摂取タイミングの変更

アルサプの夕方の「マグネシウム-L-スレオネイト 1錠」がダブってますが、1つは、就寝前だったはずですが、変更なのですか?

回答

変更しました。理由ですが、高齢者の方は、夜間尿意で目が覚めるのを避けるために、夜寝る前に飲む水分の量を控えがちです。

そのため寝る前のサプリメントも少ない水分で摂取してしまう傾向にあり、胃腸に負担をかける可能性がそれなりにあると考え、影響(就寝前の摂取による効果の最大化)の低いと思われるサプリメントを二種類ほど夕食後に変更しました。

そのため、水分摂取が少なすぎてしまう問題がなければ,就寝前摂取でかまいません。

7/4 αGPCの摂取量

アルサプの「CDPコリン or αGPC 1~2錠」では、高齢者なら、αGPCで2錠が最もいいですか?

回答

高齢者への投与研究では、高用量(1200mg/日)で、軽度から中等度のアルツハイ マー病患者さんに有効であることが示唆されています。

αGPCが一錠300mgだ とすると、4錠に相当しますが、 αGPCの作用のひとつであるアセチルコリンを 増強する作用が、その他の薬剤(例えばアリセプト、レミニール、フペルジンAなど)であった り、相対的に作用としては弱いのですが、いくつかのビタミンやその他の形態の コリン剤もアセチルコリンの増加に寄与します。

そのため、臨床的な証拠があるわけではないのですが、少量でも効果があるという推定と安全をとって、研究 で用いられている用量の半分(2錠)を最大量に設定しています。

ただ、増量して 陽性症状などの有害作用がなく症状が良くなることが観察されるようであれば、 増量しても良いようには思います。

7/3 ApoE遺伝子検査の読み方

アルハカさんのサイト、いつも勉強になります。ありがとうございます! さて、Mycodeの遺伝子検査してみました。アルツハイマー病のSNP検査の結果が、CT,TTとでました。

アルハカさんのサイトでapoeについてはなんとなく理解していましたが、SNPはさっぱりわかりません。SNPではapoeがどれかは分からないのでしょうか?

回答

rs429358、とか、rs7412 とかそのTTと書かれた記号に付随していないでしょうか?

rs429358がC/Tで、rs7412がT/Tであれば、アポ-ε1/ε2 です。

rs429358がT/Tで、rs7412がC/Tであれば アポε2 /ε3 です。

前者は非常にまれなので、多分後者な気がします。

7/3 クレアチンの摂取量

「クレアチン 1錠 (野菜中心の食事)」とは、何gですか?

回答

クレアチンにはいくつかタイプがあり一般的なタイプのものであれば、トータルで3~5g前後を想定しています。

吸収を高めた加工がされたクレアチンも紹介していますが、それですとその半分程度の量です。

肉魚に200gあたりに約1g程度しか含まれていないため、実際クレアチンを3gだとしても600gとなり、一般の高齢者がクレアチンを食事だけで賄うのは難しくなります。

サプリメントの数を少しでも減らすために、優先順位から外しましたが、本当はほとんどの患者さんに摂取してほしいサプリメントのひとつです。

ベジタリアンの認知機能の改善 5g/日

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14561278/

高齢者の認知機能の改善 1日20gの一週間投与

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17828627/

7/3 7keto-DHEAは代用になるか?

「DHEA」を「7-ケトDHEA」で、代用できますか?まったく、異なりますか?

回答

DHEAの代謝産物のうちのひとつが7ketoDHEAなので、重複はしますが、7ketoDHEAからDHEAには変換されません。

つまり7ketoDHEAは下位互換になるため、より広範囲に作用するのがDHEAです。

ただマウス実験ですが、投与比較試験で7ketoDHEAがDHEAよりも認知機能への有効性をわずかに示した研究などもあります。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10699590

7ketoDHEAの認知機能へのポジティブな作用自体はあると見ていいと思いますが、まだ研究と証拠の数が少なく、はっきりとは言えないといった感じです。

DHEA、7ketoDHEAの両方を投与したほうが、より効果が高いという理論的な可能性は考えられます。DHEAという選択肢がない場合に7ketoDHEAだけでもというのは、完全な代用にはなりませんがセカンドベストだとは思います。

7/3 クリルオイルの摂取量

クリルオイルで、「アルツハッカーサプリメントではフィッシュオイルとの成分の重複を考えて、600mg/日で設定している。」とありますので、1日1粒???

回答

過去は一錠だったんですが、やはりアルツハイマー病患者さんではフィッシュオイルの必要量摂取が高まるので増やしました。ご指摘のとおり効果の説明の編集が抜けていました。

正しくは600~1200mg/日です。それに含まれるDHA・EPAの割合は20%程度なので、オメガ3総摂取量の影響はありません。

むしろまだ増やしてもいいかもです。