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投稿日: 2022年03月25日 投稿者: Martin Armstrong

コメント

プーチンは狂人である。彼は主権国家を侵略し、ロシアはその代償を払わなければならない。

SV

回答

明らかに、あなたは西側からのプロパガンダを信じているね。プーチンは当初から、ウクライナを占領したり征服したりするつもりはないと言っていた。数字を見てみよう。ウクライナに駐留するロシア軍の数は、ここ数週間、10万から20万と推定されている。 もし彼が主権国家を本当に「侵略」するつもりなら、相手の2倍から3倍の軍事力が必要だと考えるだろう。

なるほど。そこで問題だ。ウクライナ軍の規模はどの程度か？約29万7000人で、NATOの訓練を受けた軍隊だ。彼らは農民や田舎者ではなく、プロの兵士である。であるから、プーチンが負けている、時間がかかりすぎているといった報道は、すべて征服が目的であるという考えに基づいている。しかし、プーチンは当初から、ウクライナを非武装化し、ベオグラード協定にあるような「中立」を維持することを望んでいると述べており、その考えは全く変わっていない。

これは代理戦争であり、プーチンはそれを理解している。ゼレンスキーはドンバスもクリミアも手放したくなく、NATOへの加盟を求めた彼の発言は拒否されたが、彼は「ドアは開いたまま」であり、NATOはウクライナ軍を訓練したので、彼らは正式にNATOに加盟しなくてもNATO標準に達している、と言っている。プーチンはこのすべてを理解している。彼は85万人の現役兵と25万人の予備役兵を擁している。中国は2018年に2,695,000.00人で、たぶん今300万人に近づいている。

ヨーロッパで最大のNATO軍はトルコで約44万5千人である。次がフランスで20万8000,ドイツ1が18万9000,イタリアが17万4000,イギリスが15万6000,スペインが12万3000,ポーランドが12万1000,ギリシャが10万6000、あとはみんな10万以下である。アメリカは135万2,000人、カナダは7万1,000人。つまり、ヨーロッパではNATOは130万人だ。中国がロシアを補佐すれば、370万人の戦力となる。

今回の問題は、アメリカの総兵力がレーガン時代の220万人から130万人に減少していることだ。アメリカは明らかに非通常兵器をあてにしている。では、核兵器が唯一の防衛線というところまで来ているのだろうか。

29万7000人のウクライナは、実はロシアと対峙するヨーロッパ大陸で最大の軍隊を持っていることがおわかりいただけると思う。したがって、もしウクライナがNATOに加盟していれば、トルコを含めて約160万人の通常兵力を保有することになる。これは約110万人のロシアを上回ることになり、ロシアへの通常攻撃はヨーロッパから守るために核武装する必要があることを改めて意味している。

ここでエスカレートするリスクは、この対立が始まって8.6週目、つまり4月18日の週、そして5月の第1週と続くことになる。ロシアに課された制裁は非常識である以上に、ヨーロッパに飢餓をもたらした。フランスのマクロン大統領でさえ、この真の脅威について説明を受けている。彼は、ウクライナでの戦争が引き金となったG7で、食糧安全保障のための緊急計画を早急に立てるよう促している。モスクワは、ヨーロッパの穀倉地帯であるウクライナでの戦闘が長引けば長引くほど、この戦争は早ければ今から12〜18ヶ月後に「避けられない飢饉」をもたらす可能性があると促している。ウクライナからの輸出の大部分は北アフリカに供給されているため、これは深刻な事態になる可能性があると警告している。実際、我々のモデルは、食糧と汚職をめぐる市民の不安の高まりを指摘している。

このプーチンを “悪魔化”することは、非常に危険だ。ロシアの指導者たちは皆、これを代理戦争と見ており、もしプーチンがそこにいなかったら、さらに攻撃的な対応をとるだろう。私の懸念は、米国がウクライナ人を応援し続け、彼らが目先の勝利以外の戦略を持っていないことだ。その余波を考慮することはないようだ。プーチンを排除すれば、ロシアとその文化に対する攻撃となり、世界を瀬戸際に追いやり、ヨーロッパ全体への警告としてキエフを核攻撃する可能性も排除できない。これがあなたが本当に望むことなのだろうか？プーチンはウクライナを母国とみなしており、取り壊しを望んでいない。彼の背後にいるネオコンは、歴史など気にもしていない。