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製品版 低出力レーザー照射療法器具(LLLT)
製品版LLLT Vielight ヴィーライト
鼻腔から脳へ照射する810nmタイプの製品版はおそらくこれしかない。
※630nm帯の鼻炎アレルギー用のLEDデバイスも中枢神経系への影響はあるが、組織への深達度が浅いため、810nmと比較すると海馬への照射は難しく、記憶への効果は限定的となる。ただし影響を及ぼす範囲が異なるため630nm独自の脳機能へのメリットもありうる。
ヴィーライト ホームページ
以下のサイトに10%オフのクーポンコードが記載されている。
selfhacked.com/blog/my-review-of-lllt/
高価であるためオススメするのが心苦しいのだが、鼻腔タイプに関しては今のところおそらくこれしか選択肢がない。
追記:パッチものも出回っているようだが名前は伏せておく。
安価なLEDデバイスが出回っているため、自分も高額に感じていてDIYでできないかなと思ったが、調べていくうちにこの製品が研究に基づいて出力や照射角、波長、パルスなど、調整されているためまったく同じように作るのは容易ではない。
神経変性疾患向けのデバイスとしてパイオニア的な商品であり、研究費などのことも考えると、けして無茶な金額ではないと思っている。
ただ、似たようなものをということであれば自作はそれほど難しくはない。
また研究者同士でもコンセンサスが明確には得られてはおらず、VieLightの仕様もまだ半ば実験段階にある。LLLTの特性上そこまで厳格な数値が必要とするわけではないため、自作でも効果に大きな差があるとは考えにくい。
自作版がより高い有効性をもつ可能性もある。(それほど大きな差はない可能性が高いと考えている。)
自作LLLTを別記事で紹介するが、自作LLLTの貸出(モニター)も無料で行っている。
Vielight-Infrared 810(Brain)スペック
鼻腔モデル
- 波長 810nm
- パワー出力 14.2mw
- LEDの電力密度 14.2mw /cm2
- パルス周波数 10Hz
- パルスのサイクル比率 50:50
- 治療のセッション時間 25分
- ビームスポット面積 1cm2
- エネルギー供給 10.65ジュール
- LEDあたりのエネルギー密度 10.65cm2
- 1~2週目の累積エネルギー密度 53.25cm2
- 3~12週目の累積エネルギー密度 63.90cm2
- 治療セッション毎の用量 10.65ジュール
- 1~2週目の累積線量、合計639ジュール/週
- 3~12週目の累積線量、合計375ジュール/週
鼻腔と経頭蓋のセットモデル
- 波長 810nm
- パワー出力 41mw (経頭蓋) 23mw (intal)
- LEDの電力密度 41mw / cm2(経頭蓋)23mw / cm2(鼻腔内)
- パルス周波数 10Hz
- パルスのサイクル比率 50:50
- 治療のセッション時間、20分
- ビームスポット面積 1cm2
- エネルギー供給 24.6ジュール(経頭蓋)13.8ジュール(鼻腔内)
- LEDあたりのエネルギー密度 24.6cm2(経頭蓋)13.8cm2(鼻腔内)
- 1~2週目の累積エネルギー密度 49.2ジュール(経頭蓋) 27.6ジュール(鼻腔内)
- 3~12週目の累積エネルギー密度 24.6ジュール(経頭蓋) 13.8ジュール(鼻腔内)
- 治療セッション毎の用量 309ジュール
- 1~2週目の累積線量 合計639ジュール/週
- 3~12週目の累積線量 合計375ジュール/週