クリルオイル(認知症・アルツハイマー)

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クリルオイル(オキアミオイル)

「krill fish」の画像検索結果

オキアミは、北極と南極に生息する甲殻類生物。

クリルオイルは、その南極のある特定オキアミ種から抽出されたオイル。

クリルオイルのDHA・EPA

クリルオイルにはコリン35%、オメガ酸脂肪酸(DHA・EPA)が30%含まれる。クリルオイルがエチルエステルであるのに対し、フィッシュオイルはトリグリセリドという違いがある。エチルエステルは生物学的利用性が高く、フィッシュオイルに含まれるDHA・EPAの3分の2の量で、同等の有効性をもつ。

しかし、コリン、EPA・DHEとしての補給源としてクリルオイルを見た時、コストが割高となるため、そこにクリルオイルサプリメントを購入する利点があるとは思えない。

クリルオイルのプラズマローゲン

認知症患者にとっての潜在的なメリットは、プラズマローゲンの前駆体が含まれこと、であり、体内でプラズマローゲンに換算され補給が可能となる。

また、プラズマローゲンと異なり、用量依存効果をもつ。(摂取量を増やしただけ効果が増加する)

マウスでの実験に基づくが、大量に摂取することでプラズマローゲンが不足している脳部位へ供給される可能性がある。病状が進行している認知症患者さんが一時的に多めに摂取することには大きな治療効果をもつ可能性がある。

クリルオイルのPPARα活性作用も、有益な効果といえる。

クリルオイルのアスタキサンチン

アスタキサンチンも含まれるが、1カプセルに約0.5mgと含有量が低いためアスタキサンチンサプリメントとして摂る摂取量のもたらす効果は期待できない。

 

クリルオイルの投与を7週間受けたラットの海馬において、BDNFが有意にアップレギュレートされた。シナプス可塑性に重要な役割を果たすArc mRNAの発現が前頭前皮質において増加した。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3618203/

 

プラズマローゲンの効果について調べてみた

プラズマローゲン 脂質代謝の研究

※プラズマローゲンの記事だが、クリルオイルについても触れている。

 

サプリメント

摂取量 1~3g

冷蔵庫保管必須。冷凍庫では保存しない。(リン脂質が低下する)

長期保存が効かないため、あまりまとめ買いはしないほうがいい。

効果が発揮されるには継続的な摂取が必要。

 

大量摂取

ラットの試験に基づくと、300〜420mg / kgのDHA+EPA(ヒト換算のクリルオイルは約10~14g)で海馬の歯状回における神経新生、記憶力の向上が認められている。20錠前後か、ちょっと多いな…

www.ccsenet.org/journal/index.php/jas/article/view/9338

 

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4446753/

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