よくある質問 検査方法・検査機関・検査の見方

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2/11 大量のビタミンCの検査への影響

回答

2gのビタミンCの経口摂取により、尿のグルコース濃度が低く検出されることがあり、低血糖と診断を受ける可能性があるようです。[R]

1000mgのビタミンC摂取により、健康な33人のボランティアのビタミンC摂取前の尿検査から陽性であった159の標本のうち、14が摂取後に矛盾した結果を示しています。[R]

ビタミンCを含むサンプルとそうではないサンプルで、グルコース(42%)、白血球エステラーゼ(10%)、ヘモグロビン(8%)の結果が偽陰性と評価されています。[R]

名古屋市在住です。リコード法の医療機関を教えて下さい。切にお願いします。

回答

リコード法に肯定的な医療機関のリストを、リコード部のうにさんが作ってくれています。よかったら参考にしてください。

【改定中】リコード法フレンドリーの病院リスト

『【改定中】リコード法フレンドリーの病院リスト』
《このブログについて》母(70代半ば)の認知症を改善するため、ブレデセン博士の「リコード法」を実践する日記です。→リコード法とは→【必読】オススメ記事一覧発症…

11/26 リコード法 おすすめの病院

初めてリコード方を家内に行うとき最初にどこの病院が良いでしょうか?

御茶ノ水の白澤先生の所ですかね。お教えください。

回答

病院探しはみなさん苦労されています。

いくつかなくもないのですが、圧倒的に需要に対しての供給数が少なく、具体的にどこかをここで紹介してしまうとその病院に迷惑がかかってしまう可能性があるので、ここではっきりとはお伝えできません。

ですが、秘匿しているとまで言うようなものでもなく、普通にリコード部の掲示板などを眺めていれば、そのいくつかはわかるレベルだと思います。

 

良い病院の定義もあります。リコード法のことはよくわからない、とにかく高額でもいいからフルコースでお願いしたいという人にとっての良い病院と、財布事情が厳しいので自分で勉強し治療について主体的に相談ができる、こちらの経済事情を最大限考慮して検査を行ってくれることを望む人にとっての良い病院の定義は異なります。

前者に該当する病院は日本国内ではまだほとんどないと考えておいてください。そのため基本は自分で行うことをベースに、クリニックは検査を主体として考え、どこまで検査が可能かクリニックに問い合わせることをおすすめします。

 

また、リコード法は日本の医療では認められていないため、表向きはっきりとリコード法を行っていますとは言えません。

サイト上にはっきりと書いているところもありますが、ブログに示唆する程度にであったりとか、実際にはリコード法に好意的であっても、諸事情からホームページ上には一切書いていないこともあります。

 

御茶ノ水の白澤先生のところは、ぼくは直接行ったことがあるわけでもないためよく知りません。非常に高額であることと、行ってきた患者さんの評判は悪いということはいくつか聞いています。

また、患者さんの話を聞く限りは、リコード法の断片的な実践であるようで、少なくとも純粋にリコード法を行いたいと考えている場合には不向きのように感じられます。

高額なため続けることができず、患者さんは悪化、お金をつぎ込んで破綻してしまった例もいくつか耳にしています。

以下に現在の状況で、どういう選択肢があるのか主観的にまとめてみたものがありますので、参考にしていただければと思います。

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alzhacker.com を初めて訪れた方へこのブログは認知症の回復・改善方法を真剣に探求されている、すべての認知症患者さんへ(そして10年前の自分へ)向けて書いています。ア...

11/6 PET-MRI画像診断の活用

アルハカさん、いつも有用な情報をありがとうございます。海馬のインスリン抵抗性についてのツイートを拝見しました。

認知症脳ドック(PET-MRI)を検討しております。脳ドック(3T-MRI)での脳や血管のMRI画像に加えて、脳の活動性をブドウ糖代謝PET画像で調べ、脳全体のブドウ糖代謝を健常者データと比較することにより認知機能の程度や障害の有無を診断できるようです。

ただ、費用が8万ほどします。この診断をアルツハイマー(初期)の維持、改善にむけ活用することを、どのように思われますか?

回答

一般の病院で行うMRIなどの脳画像診断の目的は、リコード法とは意義が異なってきます。

MCIの段階やアルツハイマー病の極めて初期の段階では、陰性または陽性の診断の確実性を高める、その他の神経変性疾患との区別(が特にはっきりしない時に)をつけるためなど、早期診断と鑑別が目的で行われます。

MCI段階のはっきりしない早期診断は3Tまたは1.5Tを利用したVSRAD診断や、SPECTがよく使われます。

PET-MRIはSPECTに比べて診断制度が10~15%高まるらしいのですが、保険適用ではありません。

 

脳画像診断は、それぞれ得手不得手がありますが、基本的にはどれも診断精度をわずかに上げる程度の差です。診断がはっきりつかない場合は有用かもしれませんが。

リコード法は認知症治療を目指しているため、初期の診断とは別に、その後複数回時系列で比較しながら治療経過を見ていくことができれば有用です。

そのためには撮影画像を比較するためには原則同じ検査でなければなりません。

PET-MRIをその比較するための画像診断とする場合、8万円を一回限りではなく毎回支払うことになるため、そのあたりのコストをどう考えるかという問題もあると思います。

 

もうひとつの懸念は、MRIで画像撮影してもそれを診断したり解析したりするのはお医者さんなので、そういった比較検討をおこなって、具体的に治療方法の修正などにまで踏み込めれるかと言うと、日本ではちょっとむずかしいと思います。

例えば、アミロイドやタウイメージングで~に部位に蓄積しているから、T2画像で~にフェリチン沈着しているから、こういう治療方針が考えられるというのもなくもないのですが、あまりにテクニカルかつ実験的要素が強いため、一般の方もお医者さんも、そういった実践的な活用の仕方は難しいのではないかと思います。

ただ、決めつけてもいけないので、リコード法に理解を示すお医者さんであれば、直接そのあたりを確認してみるといいかもしれません。

余談かもしれませんが、LLLT照射を行う場合、障害部位に応じた標的部位の選定は脳画像診断があると行いやすいと思います。

日本だと、ブイエスラド VSRADが一般的に使われており、かつ保険適応が可能でコストを抑えることができます。

アミロイドPETやFDG-PETが診断能力は高いですが保険は適用外だったと記憶していますす。

加えてカラー画像で一般の方でもどこの領域の脳血流が低下を通して機能低下を起こしているか知ることができたり、海馬の相対的萎縮度などもスコアで理解しやすいことから、総合的に見て1.5Tまたは3T-MRIを利用したVSRADが、一般の方にはもっとも活用しやすいのではないかと思います。

脳画像検査について詳しくありませんので、参考程度にしておいてください。

9/2 メチレーションサポート

メチレーションサポートとは結局何で対処すると良いのでしょうか。677T677tといわれましたが、どう対処するのか分かりません。

回答

すみません、、想像力たくましくして答えようかとも思ったのですが、ちょっと情報不足していて厳しいため、いくつか質問させてください。

C677T遺伝子だと思いますが、C/C、C/T、T/Tのいずれでしょうか? 対象者は健康な方ではなくアルツハイマー病(MCI、初期、中期)でしょうか?

加えて、発症年齢 その他、メチレーションへの対処方法はカチッと決まっているわけではなく、ホモシステイン値や葉酸値、B12レベル、リコード法でのタイプや、ApoE4遺伝子、うつ病の有無、現在摂取しているサプリメントなど、その他の情報を総合的に得た上で改善方法が模索されます。

また、MTHFR遺伝子の変異は診断目的としても使われますが、その場合もやはりその他の検査値や問診などと合わせて、例えば3型がより高い、またはそうではないといったことが一般的に検討されます。

8/31 葉酸レベルの一般基準値とリコード法基準値の違い

こんにちは!いつも参考にさせて頂きまして有難うございます! 葉酸についてお聞きしたいと思います。

目標値は「血清葉酸レベル10-25の範囲」との事ですが、一般的な血液検査での基準値は「3.6から12.9ng/ml」と書いてあります。

「10-25」というのはアルツハイマーの治療に関してと言うことで宜しいのでしょうか?

私は「8.9」でしたので、サプリメント(今は1,000mgで継続中)を増やした方が良いか、考えています。

お時間のあります時に教えて頂けると有り難く思います。どうぞ宜しくお願い致します。

回答

葉酸・5-MTHF(認知症・アルツハイマー)

にまとめました。

8/9 記憶障害と糖尿病改善に向けてのリコード法

毛髪ミネラル検査、葉酸検査の結果を、様々な方向性からのご説明ありがとうございました。 まず、糖尿病の改善をリコード法に則って行っていこうと思います。

数値の低下により、少しでも記憶障害が改善していけば、自身もやる気がでてくるはず。しばらくリコード法頑張ります。 アルハカさん、本当にありがとうございます。頼れる人が見つかった安心感でいっぱいです。

回答

こちらこそ、ありがとうございます!

ひとつだけ加えさせてください!

純粋に症状が起きていない段階で認知症予防目的で行うのであれば、リコード法という選択はとても良い選択だと思います。

また、アルツハイマー病の診断を受けていなくても、一般的にありうる程度の物忘れの場合も、リコード法を試みることは良いと思います。

ただ、記憶障害がそれなりに深刻で、周りかも明らかに異常だという認識がある場合は、またはそれらが長期に渡っている場合、その他の重大な疾患を見過ごす可能性もありえるため、まず信頼のおける病院で診断を受けて、重大なリスクがないか除外診断はしておいたほうが良いように思います。

 

または治療が可能な神経変性やその他の病気、急性期の病気などを、リコード法でひどく遠回りしてしまい悪化させてしまう可能性も心配しています。

そこでもし診断名がつき検査結果がわかれば、仮に標準的な治療では限られた手段しかなくとも、その診断名や検査結果から多くの可能性を絞っていくこともできます。

こういった手続き論、順序は、リコード法に取り組む上で結構重要だと考えていますので、まず一般的な医療の元で診断を受ける見られることをおすすめします。

 

8/2 高用量の葉酸摂取の有害作用について

「大量の葉酸摂取を、数千回繰り返しても即時には害は及ぼさないが、高用量での摂取を続けるとガンのリスクを上昇させる」とのことですが、「リコード法の目標値の葉酸=10~25(ng/mL)の上限を超えなければ、その人の摂取している葉酸摂取量は、高用量とはいわない」と思ってよいでしょうか?

回答

葉酸・5-MTHF(認知症・アルツハイマー)

にまとめました。

先日SNP遺伝子検査を受けご相談させていただいた者です。 その後毛髪ミネラル検査もしてみました。 Cd‥9.22ppb、Hg‥2890ppb、Pb‥348ppb、As‥16.9ppb、Be‥0.07ppb以下、Al‥6405ppbでした。
とりあえず良好範囲内らしいのですが、アルハカさんから3型の可能性もあるとのご指摘がありましたが、この数値は問題ないのでしょうか?
いろいろ考えてたら、最近は睡眠不足気味です。何かアドバイスありましたら、宜しくお願いいたします。 葉酸検査は、現在結果待ちです。

回答

毛髪ミネラルは、3型の可能性そのものを問うというよりも、3型がある程度確定してから、その原因を探る検査方法のひとつと言ったほうが良いと思います。

というのも、金属の過剰があるからといって認知症に必ずなるわけではないからです。
そのため、「3型の可能性がある」という言い方は少し語弊がありまして、なんて言ったらいいでしょう。

3型が可能性としては残されている、ぐらいの表現です。今の時点では。細かいことを言ってすみません。

 

3型リスクがあるかどうかのスクリーニング検査は、葉酸遺伝子検査、ApoE遺伝子検査、HLA遺伝子検査、VCS検査あたりになると思います。

 

毛髪ミネラル検査を見る場合は、その特性を理解することが重要です。

金属にもよるのですが、概して言うと、毛髪ミネラルの有害金属は過剰である場合は、実際に過剰である可能性が高いです。(感度が高い)

しかし、毛髪ミネラルが正常値である場合は、それが本当に体内、または細胞組織や脳内の金属も正常であるかどうかにつながるとは限りません。(特異度が低い)

細胞内や特定の組織に蓄積していて毛髪には反映されていないこともあるからです。
という事情もあり、医療機関では毛髪検査は不完全な検査として用いられなかったりします。

そういった特性を踏まえてもらった上でですが、ひとまず有害金属による不調のリスクは少ないのではないかと思います。

 

睡眠不足に関連してちょっと気になったことを書くと、睡眠関連の問題で、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は深刻な問題となっています。特にぐっすりとした睡眠が取れず、認知機能に問題を感じる人では確率が高まります。

SASは最近は世間にも知られるようになり、睡眠クリニック、睡眠外来等で症状を訴えれば保険診療で検査が受けられます。内科、呼吸器科、循環器科、耳鼻咽喉科、精神科でも対応していることがあります。

SASの有無だけでしたら、簡易検査として病院で器具を受け取って自宅でチェックすることができます。費用も健康保険適用で3000円ぐらいだったと思います。

一時的なものかもしれませんが、一度受けられてみると良いのではないかと思います。(検査結果はAHIの回数を聞いておくことが重要です。)

 

血清銅が165(μg/dL)、亜鉛が115(μg/dL)でした。

リコード法の目標値は、銅/亜鉛=0.8~1.2、亜鉛=90~110(μg/dL)なので、亜鉛の摂取を減らせばよいと思うのですが、比は大きくなってしまうのです。この銅を減らすには、どうしたらよいですか?

回答

銅/亜鉛比率問題は、実はかなり複雑で、銅の過剰摂取、亜鉛摂取の不足の可能性もあるのですが、たんぱく質などの栄養欠乏、酸化ストレス、炎症、ホルモン不均衡によって銅/亜鉛比率に影響を与えます。一般に加齢および加齢疾患では銅の比率が高まります。

銅/亜鉛比の生理的応答

加齢によって低下した免疫を補うために、銅が抗菌効果を発揮するために比重が増えることがあります。[R]

また、銅の運搬や鉄の代謝に関わるセルロプラスミンが、病原菌の鉄利用妨げることから、セルロプラスミンと連動する血清銅が増えることがあります。この場合細菌感染または鉄過剰が血清銅の上昇に結びつく可能性があります。[R]

生理的な応答として銅/亜鉛の比率が上昇している可能性があるため、その場合その元となる要因の解決が求められます。

アルツハイマー病と銅

より複雑なのは、アルツハイマー病患者さんにおいては、生理的な応答ではなくまさに銅と亜鉛の比率の調節機構の障害がある可能性があることです。

 

アルツハイマー病患者さんにおいて血清銅は一般健常者よりも上昇するのですが、脳内ではトータルの銅は欠乏しており、障害部位では増加していることがメタアナリシスで示されています。

これは脳内での銅の恒常性が破綻していることを示しており、βアミロイドを介して銅の分布異常が生じている可能性があります。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnagi.2017.00446/full

初期で有効かも

アルツハイマー病への銅のキレート剤投与の結果は、プラークが存在している状態では非効率であり、発症前または初期の段階であれば影響を与える可能性があるといういくつかの実験的証拠があります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3770863/

銅のキレート手段は他の金属と違って限られており、あまり情報がないので、特に亜鉛が高い場合はそれほど多くの除去手段はありません。

外部環境からの銅摂取

銅の暴露源としては、意外と見過ごしがちなのですが、これは銅に限りませんが、銅を何らかの形で外部環境から現在も過剰摂取していることです。この場合暴露源を特定して排除することが先決です。

銅製の食器であったり、銅パイプを通した水、またはその水で作られた農産物の摂取などです。

銅が豊富な食品

  • カニ、貝、ロブスター
  • レバー
  • ひまわりの種、カシューナッツ、大豆などの豆類
  • ポテト、
  • アスパラガス、パセリ
  • 大麦、キノア
  • ダークチョコレート
  • ピーナッツバターなどがあります。

環境因子からの銅の暴露源の有無は、同居者、同じ食事をする家族の銅レベルを調べて同様に高い場合、その確率が上昇します。

銅だけを純粋に体内から除去する手段、つまり銅キレート剤に関する情報や証拠は少ないです。

一般的には銅デトックスは、銅のキレーターというよりも、銅の吸収を妨げる戦略が用いられます。

その他のミネラルであったり、食物繊維、ビタミンCなどを利用して間接的に体内の銅レベルを下げていく方法が用いられています。

銅の吸収を妨げる方法

ビタミンC

リコード法にもありますが、ビタミンCの摂取は、腸からの銅の吸収を減少させます。

しかし、反対に生理学的な用量を超えるビタミンCは、細胞内への取り込みを増加させる可能性もあります。

https://academic.oup.com/ajcn/article-abstract/54/6/1193S/4715181

ラットのへビタミンC投与は銅レベルを減少させることが可能なようです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/5665663

銅とアミロイドβ42の凝集体は、アスコルビン酸の存在化でのみニューロンへの神経毒性をもつ。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1471-4159.2009.06269.x

L-システイン

L-システインが銅の吸収を効率よく阻害する可能性があるようです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8120658

食物繊維

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3279098

亜鉛

亜鉛と銅はお互いに拮抗しあっているため、一般的には銅の比率が高い場合は亜鉛を補充しますが、すでに亜鉛が高い場合はそのテクニックは使いにくいですよね。

フィチン酸による銅吸収の促進

銅はナッツや豆に含まれるフィチン酸は、銅の吸収を妨げる亜鉛やその他の成分と結合して阻害することにより、間接的に銅の吸収を増加させる可能性があります。つまり銅亜鉛比の比率を高める。

ただ、亜鉛の血清値がすでに高いのであればさほど気にしなくても良いかもしれません。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3373335

銅キレート剤

明らかな銅の過剰、銅中毒の場合はウィルソン病などに使われる銅の専用キレート剤もあるのですが、入手に難がありますし副作用のリスクも存在します。

αリポ酸

αリポ酸が、銅を直接的に結合し体内からの排出を促進する試験管、動物モデルでの証拠があります。

https://www.nature.com/articles/s41598-018-19873-2

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17504203

証拠としては弱いのですが、α-リポ酸は副作用などが少なく使われてきた歴史も長いので、トライしてみる価値はあると思います。

緑茶カテキン

緑茶ポリフェノールEGCGが電気分析研究において銅のキレート作用をもつ可能性があります。

これも、αリポ酸同様、通常副作用等の心配はなく、その他の多くに抗認知症、健康効果をもちますので摂取しておいてもいいのではと思います。

効力の強さは、EGCG>レスベラトロール>クリオキノール>バイカレイン ~シロイノシトール の順です。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/elan.201500138

脂質ラフト

アルツハイマー病においてアミロイドの形成に脂質ラフトが関与するという多くの証拠が存在し、神経細胞内の銅が欠乏することで、この脂質ラフトに銅イオンが蓄積し、アミロイド凝集体の形成を増強するという仮説があります。

オメガ3脂肪酸

メカニズムの詳細は省略しますが、オメガ3脂肪酸の投与による脂質ラフトの破壊が治療方法として提案されています。

ちなみに、スタチンも脂質ラフトを破壊しますが、どっちに転ぶかわかりません。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/pmid/19542222/

レスベラトロール

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21467134https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4797837/

エストラジオール

エストラジオールは脂質ラフト構造を調節する因子です。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnins.2018.00128/full

 

まとめると、結局リコード法の延長といった感じなのですが、

まとめ

1 まず、酸化ストレス、炎症ストレス、栄養欠乏、ホルモン不均衡など銅/亜鉛比率に影響を与える要因の解決を図る。

2 銅過剰の環境的暴露源があれば特定し遠ざける。

3 食物繊維、N-アセチルシステイン、亜鉛(低用量)で銅吸収を抑制させる。

(銅キレート剤としてのビタミンCはリコード法では推奨ですが、個人的には現時点では??です)

4 αリポ酸、緑茶(またはEGCGカプセル)を増量して銅排出を促進する。

5 脂質ラフツの破壊 オメガ3脂肪酸の摂取または増量。その他の脂質ラフト標的の潜在的候補 レスベラトロール、エストラジオール。低用量スタチン?

 

グリコアルブミンが16.5%で、注意度が重度とでました。おいしい甘いものを更に控えれば、よいでしょうか?

回答

まず糖尿病関連の検査は、グリコアルブミンだけではなく、グリコヘモグロビン(HbA1c)、空腹時血糖値、空腹時インスリンを含めて診断されることをおすすめします。

※「アルツハイマー病 真実と終焉」261ページに、目標値、何をするべきかと言ったことが書かれてあります。

おいしい甘いものが「単純炭水化物」を意味するなら、おっしゃられるように控えたほうが良いと思います。

甘いものを文字通り味覚の問題としてとるなら、甘味料であるステビアはおいしいかどうか好みは分かれますが控えなければならないわけではありません。

ご飯やさつまいもなどの複合炭水化物はケトンダイエットを行うかどうかによって摂取量が変わってきますが、完全に排除するのではなく栄養計算を行なった上で適度な摂取は必要です。

 

摂取量を一度でもいいので計算されてみることをおすすめします。きついことを言わせてもらうと、感覚だけで済まそうする人の感覚が正しかったケースを見たことがありません。

何度か計算しているうちに、そこで始めてこれぐらいならという正しい感覚が身についていきます。

 

糖代謝を改善していく方法として、糖質をどのようにどれくらい摂取するかは確かに重要な問題なのですが、それだけで解決がつくわけでは有りません。

書籍にもあるように、食事療法はファーストチョイスですが、糖質を減らすというだけでなく野菜を多く摂取する、絶食時間をもうける、フィトケミカルを多く含む食品を沢山食べるなど、リコード法で推奨されているケトフレックス12/3のほとんどすべての要素が糖代謝の改善に影響します。

 

また食事だけではなく運動、睡眠、多くの毒素もインスリン抵抗性を増加させ糖尿病リスクに寄与します。

アルツハイマー病も人によって異なり多くの因子によって生じる疾患ですが、糖尿病もアルツハイマー病ほどではないにしても複合的な要因による可能性が高く、それぞれの要因が発症に寄与する効果の大きさはやはり人によって異なるため、総合的に取り組むことが(わからない場合は特に)最も改善する可能性が高いと思います。

 

 

7/16 葉酸遺伝子検査のおすすめ

SNPのご説明ありがとうございました❗️ 最近忘れっぽく、不安だらけでした。DHAを摂取するよう心掛けます。あと毛髪検査とかもしようかなと考えてます。 アルハカさんの豊富な知識に感謝です。 ありがとうございます。

回答

葉酸遺伝子検査も是非受けてみてください。

非ApoE4であるため、総合的な認知症のリスクは確かに低いのですが、リコード法における3型という毒素タイプの発症リスクは、逆に該当する可能性があります。(葉酸遺伝子に変異があればそのリスクは高まります)

毛髪検査は金属によって信頼性と評価方法が異なるため、見方に少しコツのようなものが必要ですが、コストも低く広範囲に拾えるためスクリーニングとしては良い検査だと思います。

 

7/7 遺伝子検査の読み方

アルハカさん、SNPに関するご回答ありがとうございました❗️ もう一度確認してみたら、rsから始まる数字発見しました。 アルハカさんのご説明通り、TT-rs429358と書かれていましたが、CT-rs11218343となってます。

ちょっと数字が違ってました。この数字、普通とは違うんでしょうか? 度々の質問ですみません。教えてください。

回答

rs429358がT/Tの場合、そしてrs7412がわからない場合は、
ApoEステータスは、2/2、2/3、3/3のうちのいずれかになります。

いずれにしてもApoE遺伝子におけるアルツハイマー病発症リスクは低いと考えることができます。

ただし、もしすでにアルツハイマー病、MCIを発症している徴候がある場合には、リスクというよりも、リコード法で言うところの3型毒素タイプの可能性を示唆します。

rs11218343は、SORL1というアルツハイマー病の防御遺伝子と関連していて、変異ありでは日本人、韓国人、白人の老齢期のアルツハイマー病リスクの微増と関連しています。

C/Tなので、変異がありますが、ApoE遺伝子と比べても、それ単独でのリスク増加は低いので、アルツハイマー病になる可能性という観点においてはあまり気にしなくていいように思います。

対策としては、DHAをしっかり食事またはサプリメントから摂ること。BDNFを増やすことで、SORL1遺伝子を活性化させることが可能だと考えられそうです。

The Role of SORL1 in Alzheimer’s Disease
Genetic variation in SORL1 gene, also known as LR11, has been identified to associate with Alzheimer’s disease (AD) through replicated genetic studies. As a typ...

7/3 ApoE遺伝子検査の読み方

アルハカさんのサイト、いつも勉強になります。ありがとうございます! さて、Mycodeの遺伝子検査してみました。アルツハイマー病のSNP検査の結果が、CT,TTとでました。

アルハカさんのサイトでapoeについてはなんとなく理解していましたが、SNPはさっぱりわかりません。SNPではapoeがどれかは分からないのでしょうか?

回答

rs429358、とか、rs7412 とかそのTTと書かれた記号に付随していないでしょうか?

rs429358がC/Tで、rs7412がT/Tであれば、アポ-ε1/ε2 です。

rs429358がT/Tで、rs7412がC/Tであれば アポε2 /ε3 です。

前者は非常にまれなので、多分後者な気がします。

 

尿検査キットで、ビタミンB群やカルシウム・マグネシウムなどのミネラルを含む、15項目の栄養吸収量(過不足)が見えるのは、とても参考になりますか?
回答

リコード法のサプリメントを摂取している場合、直接間接的に干渉する可能性があるためあまり参考にならない気がします。またサプリメント摂取とは関係なく、尿中マグネシウムレベルは血清同様体内組織や脳内のマグネシウムレベルと相関が弱いです。

腎臓の機能が低下している場合も、やはり誤差を生み出す要因となると思います。

リコード法の検査はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
回答

遺伝子検査は一度受ければ、再度受ける必要はありません。

グルテンや乳糖不耐症なども一度明らかになれば、再検査は不要です。

一般的な血清検査で正常値であったものは、通常すぐに再検査する必要はありません。

 

ただ、例えば甲状腺ホルモン等は検査のタイミングでは最適値だったとしても半年後に悪化している可能性があったりしますし、例えばホモシステインが正常レベルだった患者さんが、リコード法に基づく食生活や運動などを行っていて半年後に高くなるとは考えにくかったりもします。

一方で、有害金属が正常レベルであって、曝露する状況になくても、例えば骨などに蓄積されていた水銀や鉛が放出されて高くなるということもありえます。

 

ホルモン関連の最適用量は1~2ヵ月の間隔で測定して最適値を見つけていく必要があります。(あまり短すぎてもホルモン投与が反映されていない可能性もあります)

一度最適用量が把握できれば、その後は半年といった単位でも良いと思います。

毛髪ミネラル検査であれば、毛髪の採取は3ヶ月の過去の曝露状況なので、3ヶ月以上の間隔が必要です。

血清や尿の有害金属、水銀などが高かった場合、そしてキレートを行う場合は、期間ではなく、キレートの前後でのチェックになると思います。

 

オメガ3、オメガ6の比率、ホモシステイン、sd-LDLなどは運動や食事による改善を目指すため、改善するまでに少し時間がかかることを考えると、一ヶ月は短すぎるように思います。

そういうわけで、検査項目によってどれくらいの頻度で受ければいいかという一般化が難しいのですが、異常値、最適範囲ではなかったものについては、おおむね1~数ヶ月ごとに受けて最適化し、正常レベルだったものは半年~1年毎に受けるというのがひとつの目安、理想になるかと思います。

 

こんにちは、いつも質問箱を参考にさせて頂いています。毛髪検査の結果、砒素が58.6と基準値以上です。蚊の多い環境のため液体ベーブ等を常用しているのも原因の一つかと気になっています。

デトックスのためバコパ、タウリン、クロレラは摂取させていますが、他にもできることがあれば教えてください。

回答

ヒ素の治療毒で一番重要なことは、まず曝露源を特定して遠ざけることです。

ヒ素はすぐに排出されるので、血清、尿中のヒ素が高値であった場合、直近の曝露を示します。

毛髪のヒ素58.6ppb?だとしたら、過去半年~1年の累積ですが、それほど高い数字ではないですよ。

一般的にわずかにヒ素の高値の場合、疑われるのは、総ヒ素では、日本人の場合魚介類、ひじき、海藻類、お米です。

ヒ素の解毒のポイントはセレンとタンパク質(システイン・メチオニン)の摂取によって、体内の解毒能力(メチル化)を高め、純水などの水分摂取で排出させることです。

タウリンも良いと思います。

その他、ヒ素に関する記事を作ったのでよかったら参考にしてください。

アルツハイマー病ヒ素仮説 & ヒ素中毒を改善する10の方法
ヒ素中毒の研究サイトご利用には利用規約・免責事項への同意が必要です概要ヒ素ヒ素は金属と非金属の両方の特性をもつ半金属であり、土壌、水、空気、岩石にごく普通に広く分布している。ヒ素は...

 

 

バイオロジカル検査は、リコード法に参考になりますか??
回答

バイオロジカル検査そのものの多くはリコード法に有用なんですが、単体ではさほど有用ではない、信頼性が高くない検査値も含まれています。

そういった検査値はその他の検査値であったり、病歴や問診などと関連づけることで使えるものになるので、読み解く能力が重要になってきます。

また、その解釈を受けて具体的にどういう対処法がとれるのかも肝で、そこがわからないと、標準療法におけるアミロイドPETのように費用対効果の悪い検査となってしまう可能性もあります。

 

 IgG抗体検査で、緑茶がNGでした。なので、「ほうじ茶ならいいですか?」と聞きましたら、「いい」と言われました。

しかし、ほうじ茶は緑茶の1分類とありました。だから、緑茶がNGな人は、ほうじ茶もNGではないでしょうか??

更に、きのこもNGでした。なので、 サプリメントのLion’s Maneは、やめた方がいいですか??

回答

まず、IgG抗体検査は議論が別れている食物アレルギー検査であり、参考程度には良いと思いますが、信頼性が高いと言える検査ではないので、そのあたりを差し引いて考える必要があります。

Prevalence of IgG-mediated food intolerance among patients with allergic symptoms
Food intolerance mediated by food specific IgG antibodies has been implicated in a variety of disorders.To assess the prevalence of food specific IgG antibodies...

IgG抗体の反応自体は正常な反応で、特定の食品を健康に良いと思って大量に食べた結果、上昇するということがよくあります。逆に、実際にはある食品の過敏症があるにも関わらず、その食品をまったく摂取しなければ抗体も上昇しなかったりします。

また、ある消費者グループが複数の検査機関へ同一検体をテストを依頼したところ、検査機関によって異なる結果があったという報告もあります。IgGは偽陽性も多く、多くの陽性反応の食品をそのまま鵜呑みにして摂らないようにすることで栄養欠乏のリスクが生じることも指摘されています。

緑茶やきのこなどは大変有用な食品ですので、信頼性の低い検査を元にこれからの食生活を決定するのはちょっと微妙だと考えています。

IgG抗体の検査結果は、せいぜいスクリーニング程度に考え、重要だと思われる食品に強い反応が出たのであれば、皮膚プリックなどより信頼性の高い検査を個別に受けたほうが良いかと思います。

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