高齢者・認知症の人の地震を生き残る方法(試案)

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はじめに

津波と災害関連死

大規模地震、津波対策の難しさは50年100年単位の周期で発生するため、長期的対策が立てにくく、世代間でも忘れられてしまうことにある。

さらに高齢者の増加に伴い、東日本大震災では地震の直接被害よりも、身動きのとりにくい高齢者が津波に狙い撃ちされ、さらに避難所では東北の寒冷期と非衛生的な環境が重なり、体力の劣る虚弱な高齢者が標的となった。[R]

2016年の熊本地震では250人超が亡くなったが、直接地震での死亡は50人。その4倍が災害関連死。避難生活が長引くなどして、せっかく助かった命が失われている。[R]

震災直後からの慢性疾患治療ニーズ

東日本大震災では津波に巻き込まれた人はほとんど溺死しており、外傷者はわずか、震災直後か生活習慣病を中心とする慢性疾患のニーズが高まった。内科医が活躍する場が多く、治療の成否に大きく影響。

災害医療コーディネーターの存在が不可欠。地元医師が適任。

www.jstage.jst.go.jp/article/naika/101/4/101_1136/_pdf

一般成人では震災の瞬間をどう生き延びるかに焦点を当てるべきだが、高齢者、災害弱者ではそれに加えて被災後の避難生活においても健康リスク、認知症リスクが高く、それらに向けた防災対策をたてておく必要性がある。

震災後の認知症リスク

仮設住宅高齢者の36%が認知症症状

東日本大震災と津波の二年後、気仙沼市の仮設住宅に移動した高齢者の36.0%が認知症の症状に苦しんでいることがわかった。[R]

47.9%が軽度の認知障害の兆候を示し、さらに回答者の16.0%が認知症であると診断されたことが報告された。[R]

link.springer.com/article/10.1007/s00415-011-6329-x

住宅損壊が引き起こす認知症リスク
東日本大震災による財産喪失や住宅損傷などの物的損害の経験は、高齢者の認知機能の低下と有意に関連していた。この効果の大きさは脳卒中の影響に匹敵する。
それとは対照的に、親戚や友人の喪失は認知機能低下とは有意に関連していないことが発見された。[R][R]

社会交流が震災後の認知機能低下を防ぐ

東日本大震災後の住宅損傷による高齢者の認知機能低下リスクは、地域コミュニティーなどの社会交流・社会参加(ソーシャルキャピタル)により、軽減することができた。[R]

認知症患者の行動改善症例

東日本大震災において民間が運営する共同生活施設(グループホーム)の被災により、14人の認知症高齢者が同じ会社の別の共同施設に避難した。

移動先の元々の居住者数は9名だったのが、災害後ほぼ3倍の23名(平均年齢81.7歳)となった。

過密によって異常行動の悪化が予想されたが、驚くべきことに行動の改善が示された。

個室ケアよりも小グループ居住でのケアが良い効果をもたらす可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24308794

高齢者・認知症の人の震災前の対策

アルツハッカー地震対策(試案)

倒壊リスクを防ぐ

アルツハッカー地震対策 倒壊リスクを防ぐ(最重要)

 

寝室を2階にしておく。トイレを2階に作る。[R]

高齢者の津波からの逃げ遅れ

普段の近所付き合い

東日本大震災において、認知症の人に限らないが、一人では避難が遅れたり、むずかしい障害者、高齢者が近所の人のヘルプで一緒に避難できた事例は少なくない。

認知症であることを知らせる

東日本大震災において大津市では、介護を要することを地域に知らせていた認知症の人のいる家庭では地域住民が助けに来た。しかし、認知症ということを近隣に隠していた家庭にはだれも駆けつけることがなかった。[R]

155カ国の調査 周囲に認知症のことを隠したことがある 35%[R]

高齢者・障害者の死亡率2倍
東日本大震災では、亡くなった人の6割以上(1万人)が60歳の高齢者であった。[R]

さらに障害のある人の死亡率は、住民全体の2倍だったことが分かっている。

自力で避難が難しい人が逃げ遅れたことが原因の一つだと考えられている。[R][R]

+トイレの鍵を外から開けれるようにしておく

認知症のお年寄りが通う施設。2日前の地震の時、一人のお年寄りがトイレに閉じこもり、避難に30分かかった。

震災の時も、同じお年寄りが閉じこもったが、トイレの鍵を取り外してドアを開け、抱え上げて運び出した。10分でお年寄り全員を高台へ避難させることができた。[R]

 

避難時の認知症の人の状況に関しては、ふだん BPSD が見られる人でも、比較的落ち着いて避難行動に従っていたという報告が多い。

これはおそらく認知症の人が、通常と違う異様な雰囲気や、ただならぬ雰囲気を感じていたのではないかと報告する人もいる。[R]

高齢者・認知症の人の避難所生活での課題

一次避難所の確保

認知症の人は避難所から追い出される?
東日本大震災時の認知症高齢者の行動と介護スタッフの対応に関する実態調査研究報告書(抜粋)

「本当に認知症や精神疾患の方とか、騒ぐとすごく非難されて、やはりいられなくて、そこから出て行かなくてはいけないという状況があって、もう本当に何カ所も移転をしていたというところがありました。」

「認知症ケアに関すること」では、「避難所で認知症の方は、邪魔者扱いされたり、追い出されたりしているのが現状であった。オムツも介護用品も不足している中での生活は本当につらいものだったと思う。」

「支援へ行き、グループホームの方が避難所へ行くが、認知症の方が混乱し避難先を移らざるを得なかったり、精神安定剤の服用や入院(精神科)をさせられたりという話も伺った。あまり被災地で認知症の方がどのような状況であったか表に出て来ないので、認知症ケアに関わる皆さんが知る機会があると良いと思う。」

「認知症の人の環境変化による混乱は解決できず、とにかく現状の回復に向けてが、精一杯だった。認知症ケアどころではなかった。」

「避難所で認知症の方は、邪魔者扱いされたり、追い出されたりしているのが現状であった。オムツも介護用品も不足している中での生活は本当につらいものだったと思う。都内の施設で受け入れをするといっても知らない土地ではますます不安になるばかりである。」

「避難所には、認知症の方を受け入れない所があったり、BPSD の激しい方は、精神病院へ入院してもらうことにした、又、入所してもらった、という話を聞いています。被災者であり、認知症という病気があるということで、そのような扱い方しか考えられなかったのか…とても残念です。」

「認知症の人を抱えている家族で、一旦避難所へ行くけれども、ご本人が落ち着かれなくて、あるいは周りから色々言われて、結局不十分な環境の自宅に戻って無理やり過ごしているケースが多く、そういったものがローラー作成であがってくる。家に戻ってしまうと、中々把握ができなくなってしまう。」

www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center1/155/155.pdf

避難所に滞在できた例

家族・なじみの人がいる

「認知症の人は、場所が変わった、お世話する人が変わったとかいう感じだったのかもし
れないが、スタッフと利用者がなじみの人が一緒に避難したことがよかったと思う。」[R]

「女川町の体育館は広く最初から段ボールの区画があり、5 人くらい一緒に過ごせる。
80 代の認知症とみられる方がいたが混乱していなかった。」

「家族と一緒に居られるなら、同じ避難所ですごせるのだと思った。認知症の人も避難所に入って機能低下を起こす人と改善する人の 2 通りあるという。」

避難所での交流により認知機能が改善!?

「改善する人は、家では話し相手がいないが避難所ではたくさんいる、トイレが 50mも離れていて歩く距離が長くなるなどで、機能改善が図られる場合があるという。」

「避難所にいて、話を聞いてもらえる、家より歩くことで、認知症が改善する人もいる。」

「受け入れに対して(仮設住宅にいる人々)難しくて実行出来なかった。高齢者に住まいと提供、一緒に生活しようと思ったが、その意見を受け入れてもらえなかった。」

www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center1/155/155.pdf

避難所での混乱

認知症の利用者は、地震で揺れている最中よりも避難した先において混乱する人がいたことが明らかになった。

避難した後に、なぜ、じっとしていなければならないのか、なぜ自分の部屋に戻れないのかとった不安や混乱状態に陥る認知症者へのケアが必要となっていた。

「物資はたくさんあったが、食事での栄養面、子供達の精神面のフォローが必要であったように感じた。」

「地域の臨床心理士さんたちの活躍がとくに目に付いた。」

「その時、ある女性がつぶやくように「自分達はもらうことに慣れてきて、まるで、こじきになっていくように思う」と言われました。その時、ボランティアをする私達の心構え等がとても大切と感じました。ただ優しい行為だけでボランティアをするのではなく、どう書けばよいか解らないが、ボランティアの在り方に強いものを感じました。」

www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center1/155/155.pdf

二次避難所の確保

利用者のデイサービスや介護施設への避難が可能なようであれば、緊急時を見据えて津波や地震被害などのリスクが少ない場所を普段から利用するのも手。

避難場所まで津波を回避して歩いて避難できる距離にあるかどうかの確認。

大きい組織のグループホームや介護サービス事業者であれば、施設間での移動、津波で被害を受けた場合の代替先を得られる可能性が高くなる。この点では個人事業所は不利。

認知症ケアに関する意見・感想の一部(抜粋)

土地勘のなさ、言葉(方言)の違い、情報不足などの状況下で、認知症ケアのボランティアを行うのは難しいと思います。(認知症ケアの専門性を発揮し辛い歯がゆさ)

グループホームは、NPOや小さな株式会社など経営基盤が弱いものが多く、数ヶ月
先の見通しが立たないだけで閉鎖に追い込まれる。その結果、認知症利用者は被災の
混乱に加えて「なじみの関係」を失う。

指定避難場所などでは、スタッフも一緒に避難しているため、避難場所となった学校で一つの教室を確保できた事業所では、スタッフと利用者が一カ所に集まったことにより、生活環境が変わっても人的環境が変わらなかったため、比較的混乱が少なかったところもある。[R]

2週間が経過して

徘徊や異食といった認知症の周辺症状の課題が表面化してきたのが、地震発生から2週間くらいたったフロアわけをやりはじめたくらいであった。

それまでは、普段たちあがってしまう人も立ち上がらなかったりと大きな事故もなく、雰囲気としてはなんとかなっている状況が続いていた。

地震が起こったことを忘れている利用者がほとんどだった。テレビをみて、大変だったねと他人事で、自分たちのことだとおもっていた人は少なかった。

www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center1/155/155.pdf

支援活動から見えた課題

東日本大震災時の認知症高齢者の行動と介護スタッフの対応に関する実態調査研究報告書(抜粋)
・潜在的なニーズの把握(避難者は、うったえることはなかなかしない。)
・避難生活での楽しみ、生きがいづくり (楽しいことが不足、例、プロ野球TV観戦)
・仮設住宅等でのバリアフリー(仮設住宅は通路が砂利になっていて、高齢者が歩けない、車いすはとても無理な所が多い。)
・認知症者の被災状況の把握の必要性

地震情報の理解が困難

災害後の認知症(MCI)と評価された188人のランダムに選ばれた高齢者では、NHKの地震に関するニュース放送を見たところ、内容を理解することがむずかしいことがわかった。

一部の被験者は余震の危険性を認識せず、危険な行動をとっていた。[R]

TKB「トイレ・キッチン・ベッド」

TKBは、「トイレ・キッチン・ベッド」の略です。

提言をまとめたのは、避難所・避難生活学会の医師や専門家たち。避難所生活が原因の災害関連死が相次いだことを受けて、TKBの必要性を感じたといいます。

提言では、「快適で十分な数のトイレ」「温かい食事」「簡易ベッド」の提供が必要だとしています。裏を返せば、今の避難所では、「不便で不潔なトイレ」「冷たい食事」「床での雑魚寝」が課題だということです。

www3.nhk.or.jp/news/html/20190617/k10011955331000.html

トイレ

地震発生後、物資、特にガソリンが不足した状況にあった。また、リハビリパンツ、尿とりパットなど排泄ケアに関わるものや、生鮮食品、とろみ剤といった食事に関するものが不足していた。

東日本大震災時の認知症介護関係者

夜間灯りがない空間で、高齢者が他の避難者を踏まないようにトイレに行くことはむずかしく、トイレに行くことを控えがちになってしまう。その結果、日中から水分摂取を控えるよ
うになり、脱水や便秘が助長される。

脱水は肺炎や深部静脈血栓症の危険因子であり,肺炎発症時には重症化の危険因子となる。

水洗トイレが使えず、仮設トイレを使うが汚物の処理を自らしなければならなくなるのも、大きな負担となる。[R]

“トイレの備え”が大切な、これだけのワケ

machipo.jp/bousai/column/24818

ポータブルトイレ
自作ダンボールトイレ

関連画像

手を洗うための水タンク・消毒スプレー
屋外でトイレを作る場合

ブルーシート・テント、スコップ

トイレ回避による腎機能の低下?

栄養クリニックの報告では、高齢患者の血清クレアチニンレベルは3ヶ月で30%上昇。

原因はわからないが、水不足、そして夜間避難所でトイレに行くことを避けるために水分摂取を控えた可能性が推測されている。[R]

キッチン

食事・栄養素

アルツハッカー地震対策 食事・避難生活で不足する栄養素

とろみ剤

東日本大震災後、嚥下障害のある人にとって支援物資の食料は使いにくく、とろみ剤の不足が問題になった。

ベッド

低体温症を防ぐ

「多くの人がぬれた服のまま避難。割れた窓から吹き込む冷気が体温を奪い、お年寄りらが次々と低体温症で死亡した。」

「緊急介護が必要ではないかと思った。最初助かった人も、低体温症で多くの方がなくなったり、さみしさから今も命を落としている人がいる。」

寝袋・防寒具

アルミ製のサバイバルシート

ポケットティッシュ程度の大きさのため、人数分用意してもかさばらない。

紙おむつ

紙おむつは密封されているため、衣類の間に挟んで使えば保温用に使える。

湯たんぽ

大きめの湯たんぽは布団にいれておけば一晩中暖かさを保てる。[R]

金属製湯たんぽはカセットガスコンロなどの直火で温めることが可能。

お湯を注ぐときのやけどリスクを軽減することができる。

エアマット

床ずれの心配がる場合は、パンクのしにくい信頼性の高いエアマットを用意しておく。

エアマットのパンクにより床ずれを起こした事例がいくつかあり。

ダンボールベッド

避難所では床の雑魚寝により、汚染物質や感染性微生物をより吸入しやすくなる。

ダンボールベッド

ダンボールベッドの自作

kurashi-no.jp/I0015556#head-a8b5d88f227a5943f6fc90b0425dc382

防寒具・寝袋

車中泊の危険性

熊本地震後車内泊による静脈血栓塞栓症[R]

車内で4泊した女性の静脈血栓塞栓症による突然死亡の症例報告[R]

熊本地震での自動車での避難生活は、支援物資の配布や駐車スペースの確保といった別の問題を引き起こした。エコノミークラス症候群で33人の命が失われている。[R]

対策

車中泊の注意点は「できるだけ足を下げて寝ない」のがポイント

むずかしい場合は「弾性ストッキング」の着用によって脚の血栓を抑制することができる。(熊本地震でも配布された)[R]

行方不明時の捜索

位置検索デバイス

認知症は津波から助かったが、避難所に行く時いなくなった人もいる。特徴的な出来事。

GPS BoT AIみまもりサービス

イマドコサーチ

ヘルプマーク・ヘルプカードを用意

ヘルプマークの入手方法・もらい方

helpmark.info/

共通のマークで自作もできるが、各自治体で独自のヘルプカードを作っている場合もある。

ヘルプカードの自作方法

ase-tsurai.net/?p=2651

wakunary.com/post-571/

big-site.biz/helpmark/member.html

www.nhk.or.jp/heart-net/article/293/

「ヘルプマーク」の画像検索結果

h-navi.jp/column/article/35026583

顔写真

地震や津波から助かった後に認知症患者さんが行方不明になることがある。

その時の尋ね人ポスターに添える写真があれば見つかる確率が高まる。

「この人を探しています」

徘徊ぐせなどがある人は、尋ね人のポスターを、一部を空白にして予め数枚作っておいても良いかも。

タイトル「この人を探しています」と「電話番号」は赤字、強調、太字で目立たせる。

  • 本人の名前
  • 年齢・性別
  • 行方不明時期
  • 身体的特徴(身長、体重、体格、ほくろの位置、傷)
  • 行方不明時の状況
  • 行方不明時の服装
  • 家族からのお願い(例「本人は体力が無く認知症を患っています。事故に巻き込まれる恐れがあるので、すぐに見つけ出したいです」)
  • 連絡先(電話番号)

tanteikyoku.com/hitosagashi/making-bira/

xn--68jt82g0ko.com/myself/

震災直後の避難所生活

入所施設が震災後一週間で非常に困ったこと
  1. 情報の獲得 76%
  2. 電気が使えない 70%
  3. 職員の休憩・休日の確保 48%
  4. 寒さ 45%
  5. 食料の確保 40%

書籍「3.11東日本大震災と「災害弱者」」より

認知症介護情報ネットワーク

www.dcnet.gr.jp/earthquake/

避難所での認知症の人と家族支援ガイド

  1. まず、環境づくりをしましょう(専用スペース、静かな環境、顔見知り)
  2. 周りの方の理解とかかわり方(周囲の理解、家族、なじみの人がいる、支援できる)
  3. 避難所生活での“がんばる”には限界があります。二次避難所である福祉避難所への
    移動準備をしましょう。(認知症の人が生活できる限界日数平均3.11日)

PDF原本↓

www.mhlw.go.jp/content/10600000/000351459.pdf

避難所での認知症の人と家族支援ガイド(支援者用)

平均的には1つの避難所に7.9名の認知症の人がいる。

避難での認知症の人のBPSD 280事例中
  1. イライラして落ち着かない 100件
  2. 徘徊 57件
  3. 帰宅願望 38件
  4. 興奮、攻撃的言動 35件
  5. 不眠、昼夜逆転 34件

徘徊は三日目からの出現が多い。

認知症の人が避難所で生活できる限界日数 1~3日が7割 平均3.11日

避難所での生活の限界出来事
  1. イライラして落ち着かない 134件
  2. 周囲の不理解、苦情 113件
  3. 介護家族の疲弊 56件
避難所で生活するための7条件
  1. 住民の理解があること
  2. 個室や専用のスペースを用意すること(パーテーション、テント、個室)
  3. 専用もしくは優先の排せつスペースを確保すること
  4. 専門のスタッフがいること(介護専門職の方がいるか確認)
  5. 顔見知りの人、なじみの人がいること
  6. 介護する人を支援する体制作り(ヘルプカードを用意するなど、)
  7. 次に移る準備を

PDF原本↓

www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center3/201/201.pdf

避難所でがんばっている認知症の人・家族等への支援ガイド

  1. ざわめき・雑音のストレスから守る工夫をしましょう。
  2. ひと呼吸でいい、ペースを落として、ゆったりと、少しずつ
  3. 本人なりに見当がつくよう、本人に今の情報を話しましょう。
  4. 飲食・排泄・睡眠の確保がとても大切です。
  5. 少しでも本人にとって「心地よい刺激」をお願いします。
  6. 体操や散歩で「身体」を一緒に動かしましょう
  7. 落ち着かない時、説得をしたり、態度や言葉で抑えるのは逆効果です。あわてずに本人にそった対応をして下さい。
  8. 本人を見守る家族や身内・隣りの人や介護職員が解放される時間の確保をして下さ
    い。現状や要望の確認もしましょう。

PDF原本↓

www.dcnet.gr.jp/pdf/earthquake/support_guide2.pdf

避難所生活を認知症の人と家族が「うまく乗り切る」ための6つのポイント

  1. 静かな居場所の確保・工夫
  2. トイレのための工夫
  3. 本人に心地よい刺激とリフレッシュタイムを
  4. 本人が安心できる活動や情報を
  5. 家族が自分の身と心をいたわる
  6. 福祉避難所への早めの移動

なかまぁるクリップ

避難所での接し方お願いポスター

予めプリントアウトして非常袋に用意しておく。

PDF原本↓

caravanmate.com/web/wp-content/uploads/2015/10/sec_17.pdf

長期の避難生活 BPSD

 

メンタルヘルスケア

心を落ち着かせるもの

例 お気に入りの音楽が入ったMP3プレーヤー、写経、アナログゲーム

声掛けとスキンシップ

声掛けとスキンシップが効果的だった。(肩、肩甲骨、背骨のあたりをなでる)[R]

家族の顔写真
配偶者と友人のサポート

東日本大震災後の被災者の心理的苦痛、6年間の前向き研究 [R]

配偶者と友人(子供や兄弟ではなく)からの個人レベルでのサポートは自然災害被災者の心理的苦痛に対してもっとも高い保護効果を示した。

都市レベルでのサポートは、プレハブ住宅に居住の被災者に限りストレスへのネガティブな影響が見いだされた。

瞑想の効果

東日本大震災により心理的ダメージを受けた医療関係者の瞑想

45分間の瞑想セッションは、参加者の、怒り、混乱、抑うつ、疲労、緊張、活力の心理状態の改善が報告され、瞑想の有効性が示された。[R]

社会交流

相談相手・お話相手

「お話し相手、相談相手が(避難所では)必要なことを実感した。私は看護師として現場にいたが(モバイルデイケアを実施)、血圧は電動で自分で出来るのに、ほぼ全員が私の所に来て血圧測定を望んでいた。色々お話をすることで喜ばれた。」

居住者が増えたことによる改善例

東日本大震災において民間が運営する共同生活施設の被災により、14人の認知症高齢者が同じ会社の別の共同施設に避難した。

移動先の元々の居住者数は9名だったのが、災害後ほぼ3倍の23名(平均年齢81.7歳)となった。

過密によって異常行動の悪化が予想されたが、驚くべきことに行動の改善が示された。

個室ではなく小グループの居住がケアに良い効果をもたらす可能性がある。[R]

仮設住宅と社会参加

賃貸住宅の居住者と比較して、プレハブ住宅の居住者は社会参加の機会がより多くあり、これはより大きな健康上の利益に関連していた。[R]

図1。

 

疾患

高齢者の肺炎の多発

肺炎発症場所としては避難所が最も多い。続いて介護施設と自宅。

死の転帰を辿った症例は,介護施設からの入院は 68%,自宅からは 30%,避難所からは 20%と介護施設からの肺炎の予後が最も不良であった。

避難所では高齢者は終日床について寝ていることが多く、食事後すぐ寝床で伏せることで胃食道逆流を引き起こし誤嚥性肺炎のリスクを高める。

床の雑魚寝は、津波によって打ち上げられたヘドロ、汚染物質を吸い込み、気道障害を生じさせる可能性がある。

流水が使えないことからトイレの後に手を洗うことができないことがある。

歯磨きや口腔ケアがおろそかになる。義歯を流水で洗えないことなどから、食べ物の残り物によって誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなる。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27025098

肺炎・感染症対策

アルツハッカー地震対策 疾患・肺炎・感染症

歯の痛み・口腔衛生

仮設住宅に住む東日本大震災の被災者における歯痛の高い有病率(急性期のみ)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30443972

歯周病菌 P.ジンジバリスとアルツハイマー病

慢性疾患

災害による糖尿病などの慢性疾患の悪化

link.springer.com/article/10.1007%2Fs11892-019-1258-7

敗血症ショック

 

睡眠対策

精神的サポート

東日本大震災後の高齢者の睡眠障害予測因子

災害から約2.5年後の追跡調査。高齢生存者の睡眠障害は、愛する人の喪失よりも災害被害の物質的側面の影響と永続的に関連していた。居住宅の倒壊は、睡眠薬の使用と有意に関連しており、ヘルスケア・医療の中断は睡眠の質の低下と有意に関連していた。驚くべきことに親戚や、友人の喪失は睡眠障害とは関連していなかった。

災害前からの機能回復訓練、精神的サポートは高齢者の睡眠の質を有意に保護していた。[R]

耳栓・アイマスク
メラトニン・睡眠導入剤