シトクロムP450と神経変性疾患

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CYPフォーム

は  

脳のシトクロムP450

シトクロムP450は酵素は、細菌、植物、哺乳動物などほとんどすべての生物に存在する酸化酵素。

一般的に薬物、有機化合物など生体の異物を代謝させて排出する解毒プロセスの第一段階を担当する解毒酵素として認識されている。

しかし、これらの酵素は多くの内因性の基質を代謝し、生理学的に重要な役割も果たしている。

脳内でもさまざまなCYPアイソフォームが発現しており、コレステロールの代謝サイクル、ドーパミン、セロトニン、モルヒネ、ホルモン、保護作用をもつ脂質中間体の生合成に関与する。これまでの研究から、これらの酵素群が脳の恒常性維持に不可欠であるという証拠が積み重なっている。

 

潜在的には、すべてのCYP酵素が神経変性疾患と関連する可能性があるが、研究で神経変性疾患と関連づけられているCYP酵素は、以下の通り。

  • CYP46A1 脳内コレステロールの排出
  • CYP17A1 プレグネノロン-DHEA代謝
  • CYP19A1 アロマターゼ酵素の形成
  • CYP2C19(阻害)アラキドン酸の代謝物抑制による保護効果
  • CYP2D6 ドーパミン代謝(パーキンソン病)
  • CYP2E1 MPTP毒素の解毒(パーキンソン病)

 

ラットの脳ではシトクロムP450の含有量は肝臓の3%であり、30倍低い活性を有する。

脳内のCYP発現は不均一であり、一部のCYP(CYP46A1、CYP2D6)は肝臓よりも脳内でより大きな割合で発現する。

CYP1A1、2B、2E1、3Aなどの一部のアイソフォームは主にニューロンで見られるが、CYP2D6などの他のアイソフォームはニューロンとグリア細胞の両方で見られる。

CYP1Aファミリー

CYP1Aファミリーは、発がん性物質、ホルモン、医薬品の代謝に関与する。

多環芳香族炭化水素(PAH)の発癌性生物活性、複素環式芳香族アミン/アミド、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、他の環境毒素と関連することが知られている。

PubMed
PubMed

CYP1A酵素群は、フェーズⅡと協調されずに過剰活性されると発がん性をもつ環境因子の毒性効果を高める可能性がある。

PubMed

CYP1酵素(+CYP1B1)は、エストロゲン代謝産物の形成にも関与する。

PubMed

CYP1A1

誘導剤

レスベラトロール

前臨床試験 レスベラトロールによるCYP1A1の促進

PubMed

クルクミン

PubMed
PubMed

大豆

PubMed

ニンニク

PubMed

フィッシュオイル(高用量)

PubMed

ローズマリー

PubMed

アスタキサンチン、酵母、オキアミ

PubMed

阻害剤

エラグ酸・ベリー類

Modulation of Metabolic Detoxification Pathways Using Foods and Food-Derived Components: A Scientific Review with Clinical Application
Research into human biotransformation and elimination systems continues to evolve. Various clinical and in vivo studies have been undertaken to evaluate the eff

グレープフルーツジュース

PubMed

トマト、人参に含まれる赤い色素

PubMed

スルフォラファン(ブロッコリー)

PubMed

緑茶抽出物

PubMed

ローズマリー

Carnosol, a Constituent of Zyflamend, Inhibits Aryl Hydrocarbon Receptor-Mediated Activation of CYP1A1 and CYP1B1 Transcription and Mutagenesis
The aryl hydrocarbon receptor (AhR), a ligand-activated member of the basic-helix-loop-helix family of transcription factors, plays a significant role in polycy

CYP1A2

カフェインを代謝する酵素として有名。CYP1A2の発現はタバコの煙に含まれる多環芳香族炭化水素(PAH)によって誘導される。

他の生体異物基質にはアフラトキシンB1、パラセタモール(アセトアミノフェン)が含まれる。

CYP1A2 - Wikipedia

CYP1A2の活性は、精巣腫瘍リスクの増加と関連する。

PubMed

誘導剤

アブラナ科野菜

(インドール3カルビノールのCYP1A2活性)

PubMed
PubMed
PubMed

緑茶

PubMed
PubMed

活性の阻害

ケルセチン

ケール

ニンニク

にんにくオイルはマウスのCYP1A2を抑制する。

PubMed

大豆(ダイゼイン)

PubMed

グレープフルーツ、ナリンゲニン

300mlのグレープフルーツジュースとナリンゲニンはヒトのCYP1A2活性を阻害する

PubMed

CYP1B1

多環式芳香族炭化水素や17βエストラジオールなどの発癌物質を代謝する。

CYP1B1 - Wikipedia

ルイボス茶、セロリ(クリソエリオール)によるCYP1B1の選択的阻害

PubMed

Cyp1B1発現はNF-κB活性を抑制することにより血管新生を促進する。

Cyp1B1 expression promotes angiogenesis by suppressing NF-κB activity
Nuclear factor-κB (NF-κB) is a master regulator of genes that control a large number of cellular processes, including angiogenesis and inflammation. We recently

CYP2Aファミリー

CYP2ファミリーは、薬物、生体異物、ホルモン、ケトン類、グリセロール、脂肪酸などの他の内因性化合物の代謝に関与する。

PubMed

CYP2A6

ニコチン、クマリンの代謝に関わるCYP酵素

ケルセチン 、りんご、アプリコット、ブルーベリー、黄タマネギ、ケール、アルファルファもやし、インゲン、ブロッコリー、紅茶、チリパウダー 、ブロッコリー

誘導剤

クルクミン

PubMed

阻害剤

アーモンド抽出物

PubMed

シナモン精油(シンナムアルデヒド)

Inactivation of CYP2A6 by the Dietary Phenylpropanoid trans-Cinnamic Aldehyde (Cinnamaldehyde) and Estimation of Interactions with Nicotine and Letrozole
Human exposure to trans-cinnamic aldehyde is common through diet and through the use of cinnamon powder for diabetes and to provide flavor and scent in commerc

ホワイトグレープフルーツ

PubMed
CYP2A6 - HerbPedia

CYP2B6

薬剤の排出

PubMed

誘導剤

阻害剤

甘草(グラブリジン)(強力)

http://herbpedia.wdfiles.com/local–files/attachments/herbal_bioactivation_mini_review.pdf

ボルネオール(マンゴージンジャーオイル)

CYP2B6 - HerbPedia

CYP2C8

CYP2C8は、肝臓CYPの7%を占める。

CYP2C8ハプロタイプ構造にはかなりの人種的多様性がある

ロシグリタゾン、ピオグリタゾンはCYP2C8 により肝臓で代謝される。

PubMed

CYP2C8は、スタチン製剤セリバスタチンの代謝に大きく関与し、フルバスタチンとシンバスタチン酸の代謝に控えめな役割を果たすと考えられている。

CYP2C8多型は、NSAIDの代謝に影響を与える可能性がある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2778050/

CYP2C9

薬の最大15から20パーセントの代謝クリアランスの原因であると推定されている。

CYP2C9によって代謝される薬剤

  • イルベサルタン、
  • ロサルタン アンジオテンシンIIブロッカー
  • フェニトイン 抗てんかん薬
  • シクロホスファミド アルキル化剤
  • タモキシフェン 抗エストロゲン
  • フルバスタチン スタチン
  • セレコキシブ NSAID
  • ジクロフェナク NSAID
  • イブプロフェン NSAID
  • ロルノキシカム NSAID
  • メロキシカム NSAID
  • ナプロキセン NSAID
  • グリベンクラミド スルホニル尿素
  • グリメピリド スルホニル尿素
  • グリピジド スルホニル尿素
  • トルブタミド スルホニル尿素
  • ワルファリン 抗凝固剤
PubMed
Cytochrome P450 2C9-CYP2C9

CYP2C9はリファンピシンによって誘発される。

 

ワルファリン

誘導剤

葉酸

PubMed

セントジョーンズワート

PubMed

PXRの活性化による潜在的なCYP2C9誘導剤

  • ハマヨモギ
  • アルテミシニン
  • ビャクジュツ(オオバナオケラ)
  • ベルベリン塩酸
  • カフェストール
  • 中国アンジェリカ
  • オウレンキネンシス
  • クルクミン
  • イカリソウ
  • オイゲノール
  • クチナシの果実
  • イチョウ
  • ググルステロン
  • 川芎(Ligusticum chuanxiong)
  • リグスチリド
  • ルテオリン
  • キョウチクトウ
  • ミルクシスル(オオアザミ)
  • ジャノヒゲ
  • シャクヤクlactiflora
  • ツルドクダミ
  • アカヤジオウの根(地黄)
  • レスベラトロール
  • 朝鮮五味子
  • シザンテリン A
  • キカラスウリ
  • ターメリック
CYP2C9 - HerbPedia

阻害剤

レスベラトロール(強力)

Resveratrol Modulates Drug and Carcinogen Metabolizing Enzymes in a Healthy Volunteer Study
Resveratrol has been shown to exhibit cancer preventive activities in preclinical studies. We conducted a clinical study to determine the effect of pharmacologi

ベルベリン

Repeated administration of berberine inhibits cytochromes P450 in humans
Berberine is a plant alkaloid that is widely used to treat gastrointestinal infections, diabetes, hypertension, and hypercholesterolemia. Many studies have repo

甘草

http://herbpedia.wdfiles.com/local–files/attachments/herbal_bioactivation_mini_review.pdf

CYP2C19

プロトンポンプ阻害薬、抗てんかん薬など、生体異物の代謝に関与する。

臨床で使用される薬物の10%に作用する肝臓酵素。

エポキシゲナーゼ活性があり、脂質代謝に関わる。

アルツハイマー病への変異体保護効果

CYP2C19遺伝子多型のアルツハイマー病患者では、アミロイドβの負荷が減少しており、変異体が保護効果を示す。

推定されるメカニズムは、CYP2C19がエストラジオールの触媒作用に関与しており、遺伝子多型によりエストロゲンの異化作用が低下することでエストロゲンの有益な効果がアミロイドβ産生におよぶとするもの。

もうひとつは、アラキドン酸の代謝物であるエポキシエイコサトリエン酸(EET)は、血流、皮質血管新生の調整、抗炎症反応などに有益な効果があることが示されており、CYP2C19変異がアラキドン酸の他の経路によって代謝されることで、EETの産生が減少し保護効果が失われるというもの。

rs4388808

CYP2C19 variant mitigates Alzheimer disease pathophysiology in vivo and postmortem
To verify whether CYP polymorphisms are associated with amyloid-β (Aβ) pathology across the spectrum of clinical Alzheimer disease using in vivo and postmortem

阻害剤

レスベラトロール

PubMed

セントジョーンズワート

PubMed

誘導剤

アスピリン

PubMed

イチョウ

PubMed

セージ

PubMed

セントジョーンズワート

PubMed

バレリアンルート

PubMed

CYP2D6

CYP2D6は、脳の様々な領域の神経細胞、グリア細胞で発現しており、神経保護酵素として考えられている。

ドーパミン合成

CYP2Dを介した脳内でのチラミンからのドーパミン合成がin vitro、in vivoで示されておりCYP2D6多型は、パーキンソン病と肺がんに関連している可能性がある。

ドーパミンやセロトニンバランスに関与することで、ヒトの性格や行動特性に影響を与える。

PubMed
PubMed
セロトニン合成

5-MTから5-HTへのO-脱メチル化は、肝臓/脳ミクロソームにおけるヒトおよびラットcDNA発現CYP2Dアイソフォームについてin vitroで報告されている。

PubMed
パーキンソン病の保護CYP

CYP2D6は年齢とともに脳内で増加するが、パーキンソン病患者では低下する。

CYP2D6は農薬の代謝に関与しており、CYP2D6の遺伝的多型による酵素活性の低下がパーキンソン病発症リスクを高めることはよく知られている。

PubMed

CYP2D6

レスベラトロール(高用量)

PubMed

ガーデンクレス(コショウソウ)

胡椒のような辛味があるアブラナ科野菜

PubMed

ケール

CYP2D6への抑制効果

PubMed

CYP2E1

発がん物質の活性化

CYP2E1は、ハロタン、イソフルラン、クロルゾキサゾン、エタノールなどの神経系薬を代謝し、発がん性ニトロソアミンおよびアフラトキシンB1を生物活性させる。また基質に関係なくフリーラジカルを生成する。

PubMed

CYP2E1多型は冠動脈疾患、胃癌リスクと関連する。

PubMed
PubMed

CYP2E1によって誘発される酸化ストレスは、GLUT4発現の抑制を介してインスリン作用の障害を引き起こすことも示されている。

PubMed
パーキンソン病

CYP2E1は、MPTP毒性の増強と関連しており、パーキンソン病リスクを高める可能性がある。

PubMed

パーキンソン病患者の脳ではCYP2E1のDNAメチル化が低下を示す。

PubMed

誘導剤

中鎖トリグリセリド(MCTオイル)

PubMed

ニコチン

The Role of CYP2E1 in Alcohol Metabolism and Sensitivity in the Central Nervous System
Ethanol consumption has effects on the central nervous system (CNS), manifesting as motor incoordination, sleep induction (hypnosis), anxiety, amnesia, and the

絶食

CYP2E1 autoantibodies in liver diseases
Autoimmune reactions involving cytochrome P4502E1 (CYP2E1) are a feature of idiosyncratic liver injury induced by halogenated hydrocarbons and isoniazid, but ar

オメガ3多価不飽和脂肪酸

CYP2E1 - Wikipedia

アルコール

The Role of CYP2E1 in Alcohol Metabolism and Sensitivity in the Central Nervous System
Ethanol consumption has effects on the central nervous system (CNS), manifesting as motor incoordination, sleep induction (hypnosis), anxiety, amnesia, and the

NAFLD

Role of CYP2E1 in mitochondrial dysfunction and hepatic tissue injury in alcoholic and non-alcoholic diseases
Alcoholic fatty liver diseases (AFLD) and non-alcoholic fatty liver diseases (NAFLD) are two pathological conditions that are spreading worldwide. Both conditio

阻害剤

レスベラトロール

PubMed

ケルセチン

PubMed
PubMed

クレソン

PubMed

にんにく

PubMed
PubMed
Modulation of Metabolic Detoxification Pathways Using Foods and Food-Derived Components: A Scientific Review with Clinical Application
Research into human biotransformation and elimination systems continues to evolve. Various clinical and in vivo studies have been undertaken to evaluate the eff

N-アセチルシステイン

 

エラグ酸

A Comparative Study for the Evaluation of Two Doses of Ellagic Acid on Hepatic Drug Metabolizing and Antioxidant Enzymes in the Rat
The present study was designed to evaluate different doses of ellagic acid (EA) in vivo in rats for its potential to modulate hepatic phases I, II, and antioxid

緑茶・紅茶

PubMed

クリシン

 

クルクミン

PubMed

ピペリン

PubMed

たんぽぽ抽出物

PubMed

丹参

PubMed

CYP3

CYP3Aアイソフォームの発現は組織特異的。

誘導剤

ルイボス茶、ニンニク、魚油

阻害剤

緑茶、紅茶、ケルセチン

CYP3A4

病院で処方される薬剤の50%以上を除去する重要なCYP酵素。

PubMed

カフェイン、テストステロン、プロゲステロン、アンドロステンジオンはCYP3A4酵素系の基質であり、多くの食品やサプリメントはこの酵素活性を低下させる。

このCYP3A4酵素活性は幅広く個人差があるため、高用量であったり複数の薬物投与、食品摂取、ハーブの相互作用はリスクをもたらしうる。

誘導剤

セントジョーンズワート

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1885170/
PubMed

カプサイシン

PubMed
PubMed

ビタミンD

Interplay between Vitamin D and the Drug Metabolizing Enzyme CYP3A4
Cytochrome P450 3A4 (CYP3A4) is a multifunctional enzyme involved in both xenobiotic and endobiotic metabolism. This review focuses on two aspects: regulation o

クルクミン

タバコ 多環芳香族炭化水素(PAH)

PubMed

アフラトキシンB1

PubMed

阻害剤

グレープフルーツジュース

PubMed
PubMed

レスベラトロール

ケール

PubMed

ベルベリン

PubMed

ケルセチン

PubMed

ピペリン

Co-Administration of Piperine and Docetaxel Results in Improved Anti-Tumor Efficacy via Inhibition of CYP3A4 Activity
Docetaxel is the mainline treatment approved by the FDA for castration-resistant prostate cancer (CRPC) yet its administration only increases median survival by
PubMed

アピゲニン

Interactions between CYP3A4 and Dietary Polyphenols
The human cytochrome P450 enzymes (P450s) catalyze oxidative reactions of a broad spectrum of substrates and play a critical role in the metabolism of xenobioti

ミルクシスル

PubMed

EGCG

PubMed

コショウソウ

Effect of Garden Cress Seeds Powder and Its Alcoholic Extract on the Metabolic Activity of CYP2D6 and CYP3A4
The powder and alcoholic extract of dried seeds of garden cress were investigated for their effect on metabolic activity of CYP2D6 and CYP3A4 enzymes. In vitro

ブロッコリー(スルフォラファン)

PubMed

ブラックコホシュ

オリーブオイル(オレウロペイン)

PubMed

クランベリー

エキナセア

高麗人参(ジンセノサイドRd)

PubMed

CYP3A5

その他のCYP450と同様、ほとんどが前立腺と肝臓で発現している。肝臓シトクロムの30%を担っている。遺伝的変異があり民族によって異なる。

CYP3A5 - Wikipedia
Role of Protein–Protein Interactions in Cytochrome P450-Mediated Drug Metabolism and Toxicity
Through their unique oxidative chemistry, cytochrome P450 monooxygenases (CYPs) catalyze the elimination of most drugs and toxins from the human body. Protein–p

誘導剤

セイヨウオトギリソウ

Pharmacokinetic Interactions between Drugs and Botanical Dietary Supplements
The use of botanical dietary supplements has grown steadily over the last 20 years despite incomplete information regarding active constituents, mechanisms of a

阻害剤

 

CYP4

CYP4ファミリーは、薬物代謝において役割を果たすと考えられているが、あまり詳細には解明されていない。

クロフィブラート、シプロ(脂質低下薬)、NSAIDは、プロスタグランジン、フタル酸エステルなどの毒物と関連する肝臓外のシトクロムファミリーであると理解されている。

PubMed

CYP4A1

CYP4A1の遺伝的欠損は、20HETE形成の障害、血液脳関門の破壊、血管認知障害の発症に寄与する可能性がある。

PubMed

誘導剤

緑茶抽出物

CYP4B1

CYP4B1アイソフォームは、MCTオイル(中鎖トリグリセリド)の代謝、および肺毒性および発がん性化合物の生物活性化に関与する。

PubMed

このサブグループの多型および過剰発現は、膀胱がん、大腸炎と関連している可能性がある。大腸炎とCYP4B1活性の関連性を調べ、カフェイン含有食品に見られるカフェイン酸によるCYP4B1活性の促進が大腸炎疾活動の低下、抗炎症作用と相関することを発見された。

PubMed

CYP7~27

内因性の物質の代謝はCYP7~27ファミリーが含まれ、ステロイドや、脂溶性ビタミンに対して高い基質特性を示す。

CYP7A1

コレステロール代謝に重要なCYP7A1遺伝子によってコードされる酵素。コレステロール7α-ヒドロキシラーゼとも呼ばれ、胆汁酸合成、コレステロールレベルの調節に関わる。(胆汁酸合成の律速段階)

胆汁酸のホメオスタシスは、核内受容体 ファルネソイドX受容体 / farnesoid X receptor (FXR)によって厳密に規制されている。

通常の条件下では、胆汁酸による核内受容体 ファルネソイドX受容体 (FXR)の活性化によって、CYP7A1の発現は抑制され胆汁酸産生は低下する。

コレステロールレベルが高い場合、CYP7A1は肝臓X受容体(LXR)によってアップレギュレートされ、胆汁酸産生を増加させ幹細胞コレステロールレベルを低下させようとする。

Cholesterol 7 alpha-hydroxylase - Wikipedia

断食(PGC-1α活性)

Peroxisome Proliferator-activated Receptor-γ Coactivator-1α Activation of CYP7A1 during Food Restriction and Diabetes Is Still Inhibited by Small Heterodimer Partner
Cholesterol 7α-hydroxylase (CYP7A1) catalyzes the rate-limiting step in the classic pathway of hepatic bile acid biosynthesis from cholesterol. During fasting a

ビタミンD

ビタミンD受容体の活性化はCYP7A1を増加させコレステロールを低下させる。

PubMed

CYP8B1

主要な2つの胆汁酸ケノデオキシコール酸とコール酸のうちコール酸の合成にCYP8BAが必要となる。CYP8B1は、胆汁酸プールのケノデオキシコール酸とコール酸の比率を調節する。

Nuclear receptors in bile acid metabolism
Bile acids are signaling molecules that activate nuclear receptors, such as farnesoid X receptor, pregnane X receptor, constitutive androstane receptor, and vit

CYP11A1

シトクロムP450(CYP11A1)はミトコンドリアの膜内の酵素であり、LXRアゴニストの形成を触媒できる。

PubMed

CYP17A1

ステロイドホルモンの生合成ステップ

CYP17A1は、脳内のプレグネノロンをDHEAに変換する酵素。

図7

Upregulation of CYP17A1 by Sp1-mediated DNA demethylation confers temozolomide resistance through DHEA-mediated protection in glioma
Steroidogenesis-mediated production of neurosteroids is important for brain homeostasis. Cytochrome P450 17A1 (CYP17A1), which converts pregnenolone to dehydroe

rs743572

rs743572 - SNPedia
PubMed
PubMed

CYP19A1

エストロゲンの形成(アロマターゼ酵素)

アンドロステンジオンは、17-ケトレダクターゼによってテストステロンに還元されるか、CYP19A1によってエストロンに芳香化される。

テストステロンまたはエストロンは、テストステロン還元(17-ケトレダクターゼ)またはエストロン芳香族化(CYP19A1)により、エストラジオール(17β-エストラジオール)に変換が可能。

 

エストロゲンと関連するCYP19A1遺伝子のrs3751592 A / G多型は中国漢民族のアルツハイマー病発症率と関連する。

The CYP19A1 rs3751592 variant confers susceptibility to Alzheimer disease in the Chinese Han population
The CYP19A1 enzyme (aromatase) encoded by the cytochrome P450 (CYP) 19A1 gene influences the final step in the biosynthesis of estrogen, which has been associat

誘導剤

フォルスコリン

PubMed

 

CYP24A1

CYP24A1は、ヒト脳でのビタミンDの異化に関与している。CYP24A1の活性化は、不活性であるカルシトロン酸を形成する。

PubMed
Vitamin D and Alzheimer's Disease: Neurocognition to Therapeutics
Alzheimer's disease (AD), the major cause of dementia worldwide, is characterized by progressive loss of memory and cognition. The sporadic form of AD accounts
Calcitroic acid - Wikipedia

CYP24A1には多くの多型が特定されているが、この多型が及ぼす影響については殆ど知られていない。高カルシウム血症を引き起こすことが予想されている。

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Thematic Review Series: Fat-Soluble Vitamins: Vitamin D: Cytochrome P450-mediated metabolism of vitamin D
The vitamin D signal transduction system involves a series of cytochrome P450-containing sterol hydroxylases to generate and degrade the active hormone, 1α,25-d

CYP27A1

ヒトのCYP27A1遺伝子変異は脳腱黄色腫症(CTX)として知られる胆汁酸と関連する障害をもたらす。これらは胆汁酸の不足によるビタミンDの吸収不良の結果であると考えれている。

PubMed

紫外線に曝されたマウスは、ビタミンDの合成を高めCYP27B1の発現が4倍増加した。炎症サイトカインであるIL-1βを5倍、IL-17を減少させることから、紫外線による抗炎症効果が示唆された。

高用量のビタミンD投与でもIL-17の減少は認められたが、有意な差ではなかった。単独よりもビタミンD摂取と紫外線曝露の両方によるビタミンD合成によって、有益な効果を得ること示唆される。

Ultraviolet Irradiation of Skin Alters the Faecal Microbiome Independently of Vitamin D in Mice
Reduced sunlight exposure has been associated with an increased incidence of Crohn’s disease and ulcerative colitis. The effect of ultraviolet radiation (UVR) o

CYP46A1

脳内コレステロール排出酵素 CYP46A1

CYP51A1

CYP51は、ラノステロールからコレステロール合成への中間体を生成する。

家族性アルツハイマー病におけるコレステロールレベルの上昇の根底にはCYP51発現の増加が示されている。

PubMed

CYP51の阻害剤(デブコナゾール)は、コレステロールレベルを低下させ、脂質ラフト関連APPの局在化を逆転させ大幅に低下することを示した。

Elevated cellular cholesterol in Familial Alzheimer’s presenilin 1 mutation is associated with lipid raft localization of β-amyloid precursor protein
Familial Alzheimer’s disease (FAD)-associated presenilin 1 (PS1) serves as a catalytic subunit of γ-secretase complex, which mediates the proteolytic liberation

 

 

 

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