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シトクロムP450と神経変性疾患

CYPフォーム

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脳のシトクロムP450

シトクロムP450は酵素は、細菌、植物、哺乳動物などほとんどすべての生物に存在する酸化酵素。

一般的に薬物、有機化合物など生体の異物を代謝させて排出する解毒プロセスの第一段階を担当する解毒酵素として認識されている。

しかし、これらの酵素は多くの内因性の基質を代謝し、生理学的に重要な役割も果たしている。

脳内でもさまざまなCYPアイソフォームが発現しており、コレステロールの代謝サイクル、ドーパミン、セロトニン、モルヒネ、ホルモン、保護作用をもつ脂質中間体の生合成に関与する。これまでの研究から、これらの酵素群が脳の恒常性維持に不可欠であるという証拠が積み重なっている。

潜在的には、すべてのCYP酵素が神経変性疾患と関連する可能性があるが、研究で神経変性疾患と関連づけられているCYP酵素は、以下の通り。

  • CYP46A1 脳内コレステロールの排出
  • CYP17A1 プレグネノロン-DHEA代謝
  • CYP19A1 アロマターゼ酵素の形成
  • CYP2C19(阻害)アラキドン酸の代謝物抑制による保護効果
  • CYP2D6 ドーパミン代謝(パーキンソン病)
  • CYP2E1 MPTP毒素の解毒(パーキンソン病)

ラットの脳ではシトクロムP450の含有量は肝臓の3%であり、30倍低い活性を有する。

脳内のCYP発現は不均一であり、一部のCYP(CYP46A1、CYP2D6)は肝臓よりも脳内でより大きな割合で発現する。

CYP1A1、2B、2E1、3Aなどの一部のアイソフォームは主にニューロンで見られるが、CYP2D6などの他のアイソフォームはニューロンとグリア細胞の両方で見られる。

CYP1Aファミリー

CYP1Aファミリーは、発がん性物質、ホルモン、医薬品の代謝に関与する。

多環芳香族炭化水素(PAH)の発癌性生物活性、複素環式芳香族アミン/アミド、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、他の環境毒素と関連することが知られている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17431034/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19255595/

CYP1A酵素群は、フェーズⅡと協調されずに過剰活性されると発がん性をもつ環境因子の毒性効果を高める可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19581216/

CYP1酵素(+CYP1B1)は、エストロゲン代謝産物の形成にも関与する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16112414/

CYP1A1

誘導剤

レスベラトロール

前臨床試験 レスベラトロールによるCYP1A1の促進

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20716633

クルクミン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24501322

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17044766

大豆

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25011215/

ニンニク

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12575903

フィッシュオイル(高用量)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11498267

ローズマリー

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11498267

アスタキサンチン、酵母、オキアミ

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8851821

阻害剤

エラグ酸・ベリー類

www.hindawi.com/journals/jnme/2015/760689/

グレープフルーツジュース

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27444380

トマト、人参に含まれる赤い色素

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20400267

スルフォラファン(ブロッコリー)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23566952

緑茶抽出物

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11064004

ローズマリー

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3324618/

CYP1A2

カフェインを代謝する酵素として有名。CYP1A2の発現はタバコの煙に含まれる多環芳香族炭化水素(PAH)によって誘導される。

他の生体異物基質にはアフラトキシンB1、パラセタモール(アセトアミノフェン)が含まれる。

en.wikipedia.org/wiki/CYP1A2

CYP1A2の活性は、精巣腫瘍リスクの増加と関連する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14976127/

誘導剤

アブラナ科野菜

(インドール3カルビノールのCYP1A2活性)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2342128

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19843669

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12147290

緑茶

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24815822

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7955108

活性の阻害

ケルセチン

ケール

ニンニク

にんにくオイルはマウスのCYP1A2を抑制する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19875617

大豆(ダイゼイン)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12756512

グレープフルーツ、ナリンゲニン

300mlのグレープフルーツジュースとナリンゲニンはヒトのCYP1A2活性を阻害する

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12756512

CYP1B1

多環式芳香族炭化水素や17βエストラジオールなどの発癌物質を代謝する。

en.wikipedia.org/wiki/CYP1B1

ルイボス茶、セロリ(クリソエリオール)によるCYP1B1の選択的阻害

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23448447

Cyp1B1発現はNF-κB活性を抑制することにより血管新生を促進する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3882387/

CYP2Aファミリー

CYP2ファミリーは、薬物、生体異物、ホルモン、ケトン類、グリセロール、脂肪酸などの他の内因性化合物の代謝に関与する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12369887/

CYP2A6

ニコチン、クマリンの代謝に関わるCYP酵素

ケルセチン 、りんご、アプリコット、ブルーベリー、黄タマネギ、ケール、アルファルファもやし、インゲン、ブロッコリー、紅茶、チリパウダー 、ブロッコリー

誘導剤

クルクミン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20484172

阻害剤

アーモンド抽出物

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12746108

シナモン精油(シンナムアルデヒド)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4810772/

ホワイトグレープフルーツ

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17112808

herbpedia.wikidot.com/cyp2a6

CYP2B6

薬剤の排出

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23467454

誘導剤

阻害剤

甘草(グラブリジン)(強力)

herbpedia.wdfiles.com/local–files/attachments/herbal_bioactivation_mini_review.pdf

ボルネオール(マンゴージンジャーオイル)

herbpedia.wikidot.com/cyp2b6

CYP2C8

CYP2C8は、肝臓CYPの7%を占める。

CYP2C8ハプロタイプ構造にはかなりの人種的多様性がある

ロシグリタゾン、ピオグリタゾンはCYP2C8 により肝臓で代謝される。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22625877

CYP2C8は、スタチン製剤セリバスタチンの代謝に大きく関与し、フルバスタチンとシンバスタチン酸の代謝に控えめな役割を果たすと考えられている。

CYP2C8多型は、NSAIDの代謝に影響を与える可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2778050/

CYP2C9

薬の最大15から20パーセントの代謝クリアランスの原因であると推定されている。

CYP2C9によって代謝される薬剤

  • イルベサルタン、
  • ロサルタン アンジオテンシンIIブロッカー
  • フェニトイン 抗てんかん薬
  • シクロホスファミド アルキル化剤
  • タモキシフェン 抗エストロゲン
  • フルバスタチン スタチン
  • セレコキシブ NSAID
  • ジクロフェナク NSAID
  • イブプロフェン NSAID
  • ロルノキシカム NSAID
  • メロキシカム NSAID
  • ナプロキセン NSAID
  • グリベンクラミド スルホニル尿素
  • グリメピリド スルホニル尿素
  • グリピジド スルホニル尿素
  • トルブタミド スルホニル尿素
  • ワルファリン 抗凝固剤

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19152219/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3201766/

CYP2C9はリファンピシンによって誘発される。

ワルファリン

誘導剤

葉酸

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20206792

セントジョーンズワート

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15100173

PXRの活性化による潜在的なCYP2C9誘導剤

  • ハマヨモギ
  • アルテミシニン
  • ビャクジュツ(オオバナオケラ)
  • ベルベリン塩酸
  • カフェストール
  • 中国アンジェリカ
  • オウレンキネンシス
  • クルクミン
  • イカリソウ
  • オイゲノール
  • クチナシの果実
  • イチョウ
  • ググルステロン
  • 川芎(Ligusticum chuanxiong)
  • リグスチリド
  • ルテオリン
  • キョウチクトウ
  • ミルクシスル(オオアザミ)
  • ジャノヒゲ
  • シャクヤクlactiflora
  • ツルドクダミ
  • アカヤジオウの根(地黄)
  • レスベラトロール
  • 朝鮮五味子
  • シザンテリン A
  • キカラスウリ
  • ターメリック

herbpedia.wikidot.com/cyp2c9

阻害剤

レスベラトロール(強力)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2933312/

ベルベリン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4898966/

甘草

herbpedia.wdfiles.com/local–files/attachments/herbal_bioactivation_mini_review.pdf

CYP2C19

プロトンポンプ阻害薬、抗てんかん薬など、生体異物の代謝に関与する。

臨床で使用される薬物の10%に作用する肝臓酵素。

エポキシゲナーゼ活性があり、脂質代謝に関わる。

アルツハイマー病への変異体保護効果

CYP2C19遺伝子多型のアルツハイマー病患者では、アミロイドβの負荷が減少しており、変異体が保護効果を示す。

推定されるメカニズムは、CYP2C19がエストラジオールの触媒作用に関与しており、遺伝子多型によりエストロゲンの異化作用が低下することでエストロゲンの有益な効果がアミロイドβ産生におよぶとするもの。

もうひとつは、アラキドン酸の代謝物であるエポキシエイコサトリエン酸(EET)は、血流、皮質血管新生の調整、抗炎症反応などに有益な効果があることが示されており、CYP2C19変異がアラキドン酸の他の経路によって代謝されることで、EETの産生が減少し保護効果が失われるというもの。

rs4388808

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5820598/

阻害剤

レスベラトロール

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20186406

セントジョーンズワート

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19371257

誘導剤

アスピリン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12621391

イチョウ

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19371257

セージ

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19371257

セントジョーンズワート

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19371257

バレリアンルート

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19371257

CYP2D6

CYP2D6は、脳の様々な領域の神経細胞、グリア細胞で発現しており、神経保護酵素として考えられている。

ドーパミン合成

CYP2Dを介した脳内でのチラミンからのドーパミン合成がin vitro、in vivoで示されておりCYP2D6多型は、パーキンソン病と肺がんに関連している可能性がある。

ドーパミンやセロトニンバランスに関与することで、ヒトの性格や行動特性に影響を与える。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19604084

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19374522

セロトニン合成

5-MTから5-HTへのO-脱メチル化は、肝臓/脳ミクロソームにおけるヒトおよびラットcDNA発現CYP2Dアイソフォームについてin vitroで報告されている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23098818

パーキンソン病の保護CYP

CYP2D6は年齢とともに脳内で増加するが、パーキンソン病患者では低下する。

CYP2D6は農薬の代謝に関与しており、CYP2D6の遺伝的多型による酵素活性の低下がパーキンソン病発症リスクを高めることはよく知られている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28871472

CYP2D6

レスベラトロール(高用量)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20716633/

ガーデンクレス(コショウソウ)

胡椒のような辛味があるアブラナ科野菜

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24711855/

ケール

CYP2D6への抑制効果

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22975634

CYP2E1

発がん物質の活性化

CYP2E1は、ハロタン、イソフルラン、クロルゾキサゾン、エタノールなどの神経系薬を代謝し、発がん性ニトロソアミンおよびアフラトキシンB1を生物活性させる。また基質に関係なくフリーラジカルを生成する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12369887/

CYP2E1多型は冠動脈疾患、胃癌リスクと関連する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20406102/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12115538/

CYP2E1によって誘発される酸化ストレスは、GLUT4発現の抑制を介してインスリン作用の障害を引き起こすことも示されている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24500986/

パーキンソン病

CYP2E1は、MPTP毒性の増強と関連しており、パーキンソン病リスクを高める可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17017526

パーキンソン病患者の脳ではCYP2E1のDNAメチル化が低下を示す。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22238121

誘導剤

中鎖トリグリセリド(MCTオイル)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17681033

ニコチン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4314297/

絶食

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4297929/

オメガ3多価不飽和脂肪酸

en.wikipedia.org/wiki/CYP2E1

アルコール

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4314297/

NAFLD

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4757513/

阻害剤

レスベラトロール

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26680654

ケルセチン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23583009

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25317811

クレソン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9728894

にんにく

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22138249

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12470597

www.hindawi.com/journals/jnme/2015/760689/

N-アセチルシステイン

エラグ酸

www.hindawi.com/journals/bmri/2013/358945/

緑茶・紅茶

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24815822

クリシン

クルクミン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24063989

ピペリン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27670974

たんぽぽ抽出物

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20812277

丹参

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25645193

CYP3

CYP3Aアイソフォームの発現は組織特異的。

誘導剤

ルイボス茶、ニンニク、魚油

阻害剤

緑茶、紅茶、ケルセチン

CYP3A4

病院で処方される薬剤の50%以上を除去する重要なCYP酵素。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24312617/

カフェイン、テストステロン、プロゲステロン、アンドロステンジオンはCYP3A4酵素系の基質であり、多くの食品やサプリメントはこの酵素活性を低下させる。

このCYP3A4酵素活性は幅広く個人差があるため、高用量であったり複数の薬物投与、食品摂取、ハーブの相互作用はリスクをもたらしうる。

誘導剤

セントジョーンズワート

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1885170/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23778343

カプサイシン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25678312

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22648626

ビタミンD

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3549031/

クルクミン

タバコ 多環芳香族炭化水素(PAH)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23845848

アフラトキシンB1

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21641981

阻害剤

グレープフルーツジュース

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15449971

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15449971

レスベラトロール

ケール

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22975634

ベルベリン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21870106

ケルセチン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25684704

ピペリン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3208085/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16454693

アピゲニン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4477257/

ミルクシスル

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23674609

EGCG

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19170155

コショウソウ

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3966352/

ブロッコリー(スルフォラファン)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17028159

ブラックコホシュ

オリーブオイル(オレウロペイン)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16454693

クランベリー

エキナセア

高麗人参(ジンセノサイドRd)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15133536

CYP3A5

その他のCYP450と同様、ほとんどが前立腺と肝臓で発現している。肝臓シトクロムの30%を担っている。遺伝的変異があり民族によって異なる。

en.wikipedia.org/wiki/CYP3A5

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4164225/

誘導剤

セイヨウオトギリソウ

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4727115/

阻害剤

CYP4

CYP4ファミリーは、薬物代謝において役割を果たすと考えられているが、あまり詳細には解明されていない。

クロフィブラート、シプロ(脂質低下薬)、NSAIDは、プロスタグランジン、フタル酸エステルなどの毒物と関連する肝臓外のシトクロムファミリーであると理解されている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9068972

CYP4A1

CYP4A1の遺伝的欠損は、20HETE形成の障害、血液脳関門の破壊、血管認知障害の発症に寄与する可能性がある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25540098

誘導剤

緑茶抽出物

CYP4B1

CYP4B1アイソフォームは、MCTオイル(中鎖トリグリセリド)の代謝、および肺毒性および発がん性化合物の生物活性化に関与する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16877261/

このサブグループの多型および過剰発現は、膀胱がん、大腸炎と関連している可能性がある。大腸炎とCYP4B1活性の関連性を調べ、カフェイン含有食品に見られるカフェイン酸によるCYP4B1活性の促進が大腸炎疾活動の低下、抗炎症作用と相関することを発見された。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19307459/

CYP7~27

内因性の物質の代謝はCYP7~27ファミリーが含まれ、ステロイドや、脂溶性ビタミンに対して高い基質特性を示す。

CYP7A1

コレステロール代謝に重要なCYP7A1遺伝子によってコードされる酵素。コレステロール7α-ヒドロキシラーゼとも呼ばれ、胆汁酸合成、コレステロールレベルの調節に関わる。(胆汁酸合成の律速段階)

胆汁酸のホメオスタシスは、核内受容体 ファルネソイドX受容体 / farnesoid X receptor (FXR)によって厳密に規制されている。

通常の条件下では、胆汁酸による核内受容体 ファルネソイドX受容体 (FXR)の活性化によって、CYP7A1の発現は抑制され胆汁酸産生は低下する。

コレステロールレベルが高い場合、CYP7A1は肝臓X受容体(LXR)によってアップレギュレートされ、胆汁酸産生を増加させ幹細胞コレステロールレベルを低下させようとする。

en.wikipedia.org/wiki/Cholesterol_7_alpha-hydroxylase

断食(PGC-1α活性)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2397466/

ビタミンD

ビタミンD受容体の活性化はCYP7A1を増加させコレステロールを低下させる。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24365583

CYP8B1

主要な2つの胆汁酸ケノデオキシコール酸とコール酸のうちコール酸の合成にCYP8BAが必要となる。CYP8B1は、胆汁酸プールのケノデオキシコール酸とコール酸の比率を調節する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3676171/

CYP17A1

ステロイドホルモンの生合成ステップ

CYP17A1は、脳内のプレグネノロンをDHEAに変換する酵素。

図7

www.nature.com/articles/oncsis201731

rs743572

www.snpedia.com/index.php/Rs743572

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20432167

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22714708

CYP19A1

エストロゲンの形成(アロマターゼ酵素)

アンドロステンジオンは、17-ケトレダクターゼによってテストステロンに還元されるか、CYP19A1によってエストロンに芳香化される。

テストステロンまたはエストロンは、テストステロン還元(17-ケトレダクターゼ)またはエストロン芳香族化(CYP19A1)により、エストラジオール(17β-エストラジオール)に変換が可能。

エストロゲンと関連するCYP19A1遺伝子のrs3751592 A / G多型は中国漢民族のアルツハイマー病発症率と関連する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5008603/

誘導剤

フォルスコリン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14709151

CYP24A1

CYP24A1は、ヒト脳でのビタミンDの異化に関与している。CYP24A1の活性化は、不活性であるカルシトロン酸を形成する。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15544953/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4553343/

en.wikipedia.org/wiki/Calcitroic_acid

CYP24A1には多くの多型が特定されているが、この多型が及ぼす影響については殆ど知られていない。高カルシウム血症を引き起こすことが予想されている。

画像、イラストなどを保持する外部ファイル。オブジェクト名は13fig6.jpgです

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3927478/

CYP27A1

ヒトのCYP27A1遺伝子変異は脳腱黄色腫症(CTX)として知られる胆汁酸と関連する障害をもたらす。これらは胆汁酸の不足によるビタミンDの吸収不良の結果であると考えれている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2019602/

紫外線に曝されたマウスは、ビタミンDの合成を高めCYP27B1の発現が4倍増加した。炎症サイトカインであるIL-1βを5倍、IL-17を減少させることから、紫外線による抗炎症効果が示唆された。

高用量のビタミンD投与でもIL-17の減少は認められたが、有意な差ではなかった。単独よりもビタミンD摂取と紫外線曝露の両方によるビタミンD合成によって、有益な効果を得ること示唆される。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6116187/

CYP46A1

脳内コレステロール排出酵素 CYP46A1

CYP51A1

CYP51は、ラノステロールからコレステロール合成への中間体を生成する。

家族性アルツハイマー病におけるコレステロールレベルの上昇の根底にはCYP51発現の増加が示されている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19005074

CYP51の阻害剤(デブコナゾール)は、コレステロールレベルを低下させ、脂質ラフト関連APPの局在化を逆転させ大幅に低下することを示した。

journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0210535