Col Douglas Macgregor Gives His Current Status Perspective on Ukraine Conflict
2022年3月16日｜サンダンス｜
ウクライナ紛争の現状について別の視点を提供しようと、Grayzoneのアーロン・メイトがDouglas Macgregor大佐に、軍事的にはロシアにとって大失敗だという米国の優勢なシナリオについての見解を尋ねました。 マクレガー大佐は、西側メディアは現実を矮小化し、希望的観測に満ちた特定の物語を持っていると概説しています。マックス・ブルーメンサルは、軍事的な状況について質問しています。
マクレガー大佐の見解は、ロシアの全作戦は、ウクライナ軍の軍事的破壊に焦点を合わせています。ロシア軍はこの目標にほぼ成功していますが、重要なインフラを維持しようとするロシアの意図があるため、遅々として進んでいありません。アゾフ大隊のマリウポリ作戦も、紛争の力学の1つとして論点に上がっています。
Grayzone マクレガー大佐 「戦争はどう考えても決定している」
Col Macgregor on the Grayzone 15MAR22 “The War for all intents and purposes has been decided”
Aaron Mate 0:01
軍事的にはロシアにとって大失敗であり、ウクライナはプーチンが予想しなかった激しい抵抗を見せ、ロシアの侵略者に深刻な軍事的敗北を与えたというのが、ここ米国で得られている支配的なシナリオですが、これについてはどう思われますか。
Douglas Macgregor 0:17
最後のポイントは、まだ活動しているウクライナ軍が、様々な町や都市で完全に包囲され、遮断され、孤立していることが非常に明白であるということです。ウクライナ軍は、それほど強固でも危険でもなさそうなものに対して、時折ピンポイントで攻撃する以外、何もできないのです。
つまり、戦争は、どこから見ても決定しているのです。ロシア側にとっての課題は、当初から、いかにして多数の民間人を殺さず、多くの物的損害を与えずに進めるかということでした。そして、プーチンは当初から、これらを避けるように非常に厳しい指示を出していました。それを避けることの問題は、作戦の進行を遅らせ、ウクライナ人ばかりでなく、西側諸国も誤った希望を抱き、敗北が進行していると世界に信じ込ませようとしていることです。
もしプーチンが命令を出し、軍隊が民間人や物的損害への懸念を無視することを許せば、現段階での戦争そのものは非常に急速に、永久的に決定する可能性があります。そして、ワシントンがロシアに絶望的な損害を与えることを期待して、できるだけ長くこの状態を続けさせたいと考えているのは非常に明白です。
ただ、今朝の段階ではそうなるとは思えません。ロシアについて東ポーランドから最新の世論調査データを渡されましたが、ロシア国民の70%がプーチンの後ろにしっかりとついています。
これはどんな紛争でも、どんな大統領でも享受できる非常に大きな割合です。2000人の死者を失ったとされる10%近くも上昇しているのです。誰もそうでないことを確認する方法がありませんが、部隊には、20万人の兵士がいます。
3週間の戦闘で20万人というのは、決して無理のない量だと読めます。なぜなら、KFはそれを正直に報告するつもりはなく、膨らんだ数字、敵のための数字、自分たちのための真実でない数字を手に入れることになるからです。
ですから、今の大きな問題は、西側諸国には真実がないことだと思います。あるのは希望的観測だけです。そして、ウクライナ人による成功の印象をつけることです。実際、ロシアは大量の西側諸国（イギリス、アメリカ）の機材を奪取しており、それは現時点ではロシアに輸送されているのです。
Max Blumenthal 3:01
サウスフロントの地図です。ケーガンのシンクタンク、戦争研究所より正確かもしれませんね。あなたの左側に、画面に表示されているかどうか分かりませんが、右側にあります。しかし、赤い印があるように、ロシアのロシアの陣地、ロシアの侵攻です。そして、ウクライナの北、キエフのすぐ北を見ると、ロシアがキエフの周りに陣地を形成し、実質的にキエフを包囲しているのが見えます。
これは、ウクライナ軍の各部門を取り囲んでいる私の見解です。東部では、ロシア軍だけでなく、ルガンスクやドネツクの軍も急速に進出しています。ルガンスクやドネツクは、米国の発表によれば、技術的にはウクライナ人で、そこには、私が「コールドロン」と呼ぶポケットが見えます。3月14日現在、この地図を見て、どのような評価をしているのでしょうか？
Douglas Macgregor 3:56
南東側、底部に向かって、6万人ものウクライナ軍が完全に包囲されていますね。そして、ロシア人が言っているのは、「釜」です。それがもう数日続いています。その部隊がどのような状態にあるのか、誰も知らない。おそらく水や弾薬が不足しているのでしょう。ロシア側は降伏を望んでおり、降伏した者もいる。
しかし、今、これを終わらせる圧力があるかもしれません。そうなれば、約6万人の兵士が大量殺戮されることになります。ロシアはそんなことに興味はないでしょう。ロシア人が関心を持っているのは、人口の多い中心地に行くことです。ウクライナの中心部は農業地帯なので、避けようとしたのです。
実際、ロシア軍は畑に立ち入らないように言われています。ロシア軍は、ウクライナで春の植え付けを目前にしていることを理解しています。彼らは小麦や大麦の収穫を破壊することには全く興味がありません。小麦や大麦の収穫が進むのを見たいのです。
つまり、ロシアにとって今の問題は、コントロールする価値のあるものはすべてコントロールされているということです。この考え方は、何度も何度も繰り返し聞かされていることですが、彼らは領土支配を拡大していないのです。彼らは領土には興味がないのです。
初日から作戦全体は、ウクライナ軍の破壊に焦点が当てられていました。まだ包囲されている部隊を除いて、それはほぼ完了しました。彼らは大問題を抱えてる 右側にあるマリウポリには、アゾフ連隊または大隊の約3000人の狂信的な戦闘員がおり、彼らは街の民間人の退去を拒否しているのです。
実際、今朝見た映像では、ウクライナのアゾフ部隊が、ロシアが人道支援と避難のための回廊を開いたにもかかわらず、住民に「お前は出ることはできない」と言っていました。繰り返しますが、こうしたことは西側では報道されません。物語を損なう傾向があるからです。
私が最も懸念しているのは、アゾフ派を全滅させるという決意が、本当の破壊につながり、世論調査の既成事実化になるかもしれないということです。しかし、もう一度言いますが、上層部が何を考えているかは分かりません。
この件を終わらせたいという願望があるのではないでしょうか。しかし、ゼレンスキーが引き延ばす限り、ウクライナ軍はより多く殺されることになります。ウクライナにいくら輸出しても、今のところ同化して有効利用することはできないでしょうし。
しかし、これもまた、ロシアが負けているというシナリオを満足させるものです。プーチンは悪であり、追い出さなければならないし、彼は侵略者なのです。
2014年以前に遡る情報はすべて 2014年以降の戦争で1万4000人の死者を出したという事実、ウクライナ人がロシア人や東方に対して執拗に繰り広げてきたという事実は、本質的に議論から削除されており、それは無視されています。
だからそれは……とても悲劇的なことなのです。しかし、私は何が起こるかわからないと思います。真実は明らかになるでしょう。最終的に、これは終わります。ロシア人は、彼らがやろうとしたことを成功させるでしょう。そして、ウクライナ人は滅ぼされるでしょう。私はそれを見たくない……プーチンもそれを見たくないと私は思います。彼は彼が自分と同じように考えている人々と戦っています。そのことを忘れないでください。
この人たち全員を殺したいとは思っていません。一般的な考えとは異なり、私がテレビで繰り返し聞いた最大の嘘は、ロシア軍が意図的に民間人、ウクライナの民間人を殺害するように言われた、というものです。ロシア軍がミスをすることはあるのでしょうか？もちろん、どんな軍事組織でもミスは犯すものです。
しかし、ロシア軍が意図的に民間人を殺害していると主張するのは、我々がベトナム戦争に参戦し、その後、中東の他の戦争に巻き込まれたときに、我々が意図的に民間人を殺害していると主張したのと同じくらい馬鹿げています。
しかし、私たちはそうではありませんでした。私たちは常に真実を語っていたわけではありません。間違いを犯したとき、私たちはそれを隠蔽しようとしましたが、実際には、私たちは決してそのようなことをしようとしたわけではありません。彼らがやっているという証拠も見当たりません。もしそうなら、10日前に終わっているはずです。