僕は、ココナッツを使った料理ばかりを食べて、ジャマイカで育った。ココナッツは僕らのカルチャーの一部だ。
ジギー・マリー(ボブ・マリーの息子)
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生チョコ風ココナッツオイル
某掲示板に書いてあった、レシピを元に作製
材料
エキストラバージン・ココナッツオイル 150g
MCTオイル 150g
不溶性食物繊維 80g
水溶性食物繊維 40g
ココアパウダー(100%) 20g
シナモン(セイロン産) 20g ※シナモンが嫌いな人はココアを増やす
塩 適宜 小さじ1杯ぐらい
ステビアなどの比較的セーフな甘味料 好みに応じて
出来上がり量は、約450g
作り方
これらを全て混ぜ合わせて、できれば一晩ぐらい常温で寝かせる。
寝かしたものを、最後にもう一回混ぜて、シリコン製の製氷皿に入れる。
製氷皿の一個分に約15gずつ入れていくと、30個分のココナッツオイルココアキューブができる。 常温では溶けるので保管は冷蔵庫で。
一個に5gココナッツオイルと5gMCTオイルが含まれる。
レシピ的にちょっとめんどくさいように見えるかもしれないが、一度にたくさんの量を作って保管しておけるので、ある程度自分の好みの配合が決まったら、一ヶ月分は作ってしまえる。
認知症最強のスイーツ アルハカチョコ
レジスタントスターチ
上記レシピに、短鎖脂肪酸の発酵をより高めるため、食物繊維をそのままレジスタントスターチに置き換える。(ミックスしても良い)
食物繊維を加えると、腸内細菌発酵による短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)産生がすすむ。 加える食物繊維の種類によって、酢酸、プロピオン酸、酪酸の生成割合は変わってくる。
認知症患者さんには、神経保護作用の側面が強い酪酸と、エネルギー源の側面が強い酢酸の両方が重要なのだが、その中でも特に認知機能回復の観点から重要なのが酪酸
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E9%8E%96%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8
酪酸生成を最も高めてくれるのがレジスタントスターチ
そこで、レジスタントスターチを混ぜると、認知症最強のスィーツになる。
一部で知られている方法に片栗粉を生で使う手もあるが、レクチン問題を考慮すると個人的には避けておいたほうがいいかなと。
レクチンが除去された専用レジスタントスターチが実はある。
安くすませるなら、レクチンが少ないとされるさつまいも粉をおすすめ。
片栗粉ほど簡単には手に入らないが、大きめのスーパーによっては片栗粉の代用品として売っていたりする。
少し高くなるが、紫芋粉だと、多くのさつまいもにはない多くの抗酸化作用がありMENDプログラムでも推奨されているアントシアニンも含むため一石二鳥。
追加材料
あまりあれこれ加えると、一個あたりのキューブの大きさが増えるため、相対的にココナッツオイルなどの含有量が少なくなってしまう。食べる量をその分増やせばいいだけではあるが、人によっては追加材料が食べすぎになってしまうので、そのあたりは個人で調整してもらいたい。
以下おすすめの追加材料
ドライブルーベリー(アントシアニン)
クルミ(オメガ3)
※上記二つは、アルツハイマー病と闘うための食品ベスト10に必ず入っている食材。
僕の友達に「自分は頭がいい」と思っているやつがいる。
彼がぼくに「玉ねぎは、人を泣かせる唯一の食べ物だ」と言った。
ぼくは、ココナッツの実を彼の顔へ向けて投げつけてやった。
認知症最速 ココナッツオイルご飯
作り方
ご飯を炊く前に、スプーン大さじ1~2杯程度のココナッツオイルを入れる。
ご飯を炊く時の手間が5秒増えるだけ。
説明
これは、直接的な中鎖脂肪酸摂取目的ではなく、ご飯がオイルに包まれてレジスタントスターチ化させることを目的としている。
消化できなかった炭水化物は、腸内でオリゴ糖と同じ仕組みで腸内細菌の栄養にもなり、腸内フローラが整う効果がある。
また、ご飯を食べた時、炭水化物が100%消化されず体内吸収量が減り、結果的に糖質摂取を減らすことになり、よりケトン体優位の代謝になる。(ご飯を食べすぎては元も子もないが)
※摂取量やその人のもともとの腸内菌叢によっては、逆に腸内細菌のバランスを崩す可能性もある。
ココナッツオイル ポップコーン
材料
JAS認定の精製ココナッツオイル(RBD)でいいだろう。高温加熱によりエキストラバージンココナッツオイルに含まれるポリフェノールが壊されてしまうので、それを使ってどうということはないのだが、単純に高い価格が無駄になる。
使用量は、ポップコーン重量2に対して1
ポップコーン50gであれば、RBDオイルは25gぐらい。
ただしこの量は普通の人には多めに感じるかもしれない。
ApoE4であったり健康維持目的であれば3:1、4:1ぐらいの比率でかまわないと思う。
フレーバー
味付けは、その人の好みがあるので、砂糖などの糖質や化学調味料的なものを除けば自然塩だとかペッパーだとか体に悪くないものでなければ何でも良い。
しかし、認知症最強のスナックにするために、さらに一工夫加えたい。
ここは、やはりターメリック(クルクミン)に登場してもらうしかないだろう。
黒胡椒は多めに、天日塩またはピンクソルトを適宜
ターメリックを調理後ポッポコーンにまぶす → 出来上がり。
※クルクミンの吸収率はそのまま摂取したのでは非常に悪い。黒胡椒に含まれるピペリンとココナッツオイルの脂肪が吸収率を大きく高める。
※ピペリンは加熱に強いため、ポッポコーン調理時にココナッツオイルと一緒に混ぜてしまって構わない。逆にターメリックに含まれるクルクミンは熱に弱いため、ポッポコーンができてからまぶすこと。
説明
食物繊維
ポップコーンには100gあたり13gと大量の食物繊維が含まれている。
レタスは100gあたり1.1g 重量あたりではレタスの10倍以上食物繊維が含まれていることになる。
別記事でも書いたけど、食物繊維は腸内で認知症患者に有用な、酪酸菌を増やす作用があるため、健康な人よりも重要度が高い。
ただし、ポップコーンのとりすぎは不溶性食物繊維が多いため、大量に食べると便秘になる可能性はある。ポップコーンをたくさん食べるなら、バランスをとって水溶性食物繊維を食事に増やすようにすることをおすすめする。
食物繊維一覧
www.otsuka.co.jp/health_illness/fiber/take_fiber/foods_amount/list/
フェルラ酸
さらにポップコーンには多くの抗酸化能をもつポリフェノールが含まれているが、その中にはフェルガードで有名なフェルラ酸も大量に含まれている!
なんと、100gあたり313mg!
www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2215017X14000368
フェルラ酸は実は多くの野菜に含まれているが、その含有量はほとんどが100gあたり一桁mgである。
ただし吸収率は不明、乾燥物とそうでないものの差はあるのだが、そういったことを踏まえてもポップコーンに含まれるフェルラ酸の含有量はずば抜けている。