認知症 治療標的

タウ

タウを標的とした認知症治療 個人で実行可能な18の戦略

タウオパチーへの神経保護アプローチ 1.タウリン酸化の阻害 キナーゼの阻害 アルツハイマー病患者の脳にあるタウは、同年齢の健常者と比べて4~5倍高い。この増加分はすべてリン酸化されたタウ。 キナーゼとホスファターゼとのバランスが崩れていることが、タウタンパク質の過剰なリン酸化の原
36の発症因子

タウ・アミロイドβクリアランス 脳のアクアポリンAQP4

アクアポリン4(AQP4) アクアポリンとは アクアポリンとは、細胞膜への水の通過を調節するタンパク質。 水分子を高速で輸送する能力をもち、イオンチャネルの中でも最速、最大で秒間10億以上の水分子を輸送する。 H20は通過させるが、水素イオン(H+)は通さない、などといった特徴を
アミロイド

アミロイド仮説 36の誤り

ある公園の街灯の下で、何かを探している男がいた。 そこに通りかかった人が、その男に「何を探しているのか」と尋ねた。 すると、その男は、「家の鍵を失くしたので探している」と言った。 通りかかりの人はそれを気の毒に思って、しばらく一緒に探したが、鍵は見つからなかった。 そこで通りかか
オートファジー

オートファジー促進因子TFEB(転写因子EB)10の活性方法

TFEB(転写因子EB)の活性 関連記事 オートファジーによるアルツハイマー病治療戦略 マイトファジーを活性化させる10の方法 オートファジー促進因子TFEB(転写因子EB)10の活性方法 概要 転写因子EB(TFEB)は、オートファジーとリソソーム生合成のマスター制御遺伝子。
オートファジー

マイトファジーを活性化させる10のアプローチ

ミトコンドリアオートファジー 関連記事 オートファジーによるアルツハイマー病治療戦略 マイトファジーを活性化させる10の方法 オートファジー促進因子TFEB(転写因子EB)10の活性方法 概要 マイトファジーはミトコンドリアの選択的オートファジー。 通常オートファジーは、細胞質の
アミロイド

神経変性疾患プリオン仮説 治療標的と入手可能な治療候補薬剤
プリオンタンパク質とアルツハイマー病

概要 プリオン プリオンとはタンパク質でできた感染性因子。プリオン仮説によると異常に折り畳まれたタンパク質(ミスフォールディングプロテイン)が、DNAや核酸を介さず正常な構造のタンパク質を同様の異常構造に変えていくことで伝播する性質をもつ。 狂牛病やクロイツフェルト・ヤコブ病など
36の発症因子

PPARガンマを活性させる82の方法

関連記事 PPARとアルツハイマー病 PPARγ活性 栄養化合物 EPA・DHA PPARγのアップレギュレーション リノレン酸 セージ抽出のリノレン酸。12-O-メチルカルノシン酸、α-リノレン酸によるPPARγの活性 リノール酸 PPARα、γの活性化 MCTオイル  オメガ
36の発症因子

脂質過酸化物の種類と治療アプローチ(認知症・アルツハイマー)

脂質過酸化反応とその酸化物 (LPO) 活性酸素関連記事 活性酸素(神経変性疾患・アルツハイマー病発症因子) 活性酸素の種類と治療アプローチ(認知症・アルツハイマー) 脂質過酸化物の種類と治療アプローチ(認知症・アルツハイマー) 抗酸化酵素 スーパーオキシドディスムターゼ(SOD
36の発症因子

軸索輸送障害を改善する7つのアプローチ(神経変性疾患)

軸索原形質輸送(認知症・アルツハイマー病) Improve axoplasmic transport 概要 軸索輸送とは 軸索輸送 軸索輸送とは、神経細胞の軸索の中で様々なものを運ぶ機能のこと。 微小管がレールの役割を果たし、キネシンやダイニンなどの分子モーターによって物質が運ば
36の発症因子

プロテインホスファターゼ2A(PP2A)を調節する16の方法

PP2Aとアルツハイマー病 概要 細胞は、機能を維持するために細胞内をタンパク質のリン酸化と脱リン酸化反応を繰り返している。 リン酸化タンパク質へリン酸基を付加する酵素をプロテインキナーゼ(リン酸化酵素)と呼ぶ。 反対に、リン酸化タンパク質からリン酸基を脱離させる酵素をプロテイン
36の発症因子

ミクログリア クリアランス・活性化を調節する32の因子

概要 アミロイドβは脳内において平衡バランスを保っており、アミロイドβの恒常性バランスが崩壊することによってアルツハイマー病を発症するという仮説が存在する。 アミロイドβのクリアランスメカニズムは複雑で複数の経路が存在するが、ミクログリアの食作用が、アミロイドβ原繊維、可溶性アミ
36の発症因子

認知症リスク因子 インスリン分解酵素(IDE)の低下 5つの改善アプローチ

Insulin Degrading Enzyme 概要 インスリン分解酵素(IDE)の多彩な機能 インスリン分解酵素(IDE)は、インスリン代謝に関与する酵素として発見された。そのため、これまでの研究もほとんどが、糖尿病の発症に関するものとして調査されている。 しかし、アミロイド
36の発症因子

アミロイドβ分解酵素ネプリライシンを上昇させる10の方法(アルツハイマー病・認知症)

ネプリライシン 概要 ペプチドホメオスタシスの調節酵素 ネプリライシンはメタロプロテアーゼ13(M13)ファミリーの亜鉛メタロプロテアーゼのメンバー。 ネプリライシンは細胞外酵素であり、細胞外の多くの神経系、心血管系、免疫系、炎症系の代謝経路に関連するペプチド(30程度のアミノ酸
オートファジー

オートファジーを活性させる50の方法

オートファジーによるアルツハイマー病治療 関連記事 オートファジー障害 治療標的 PI3K/Akt/mTOR経路 ラパマイシン クルクミン レスベラトロール ラトレピルジン オリーブリーフ メマンチン(非mTOR依存性を含む) 他多数 AMPK/Ulk1経路 リチウム トレハロー
36の発症因子

アルツハイマー病発症因子 カスパーゼ3切断

カスパーゼ3切断を減少させる カスパーゼ アポトーシスと関連するカスパーゼがアルツハイマー病の進行性神経細胞死に寄与することがこれまでの研究で提案されてきた。 哺乳動物のカスパーゼは1から14まで見つかっており、まとめてカスパーゼファミリーと呼ばれる。 ほとんどのカスパーゼはプロ
36の発症因子

アルツハイマー病標的/APP αセクレターゼ α切断の低下を防ぐ16の方法

APP アルファ-セクレターゼを増加させる 概要 αセクレターゼによるアミロイドβ区画の切断 αセクレターゼは、アミロイドβが作り出されるAPPを切断する切断酵素。 しかしAPPのアミロイドβとなる中央部分を切断するため、アミロイドβは切り出されず代わりにsAPPαが切り出され細
36の発症因子

アルツハイマー病リスク因子/カスパーゼ6の増加

カスパーゼ6を減少させる Reduce caspase-6 cleavage 概要 カスパーゼとは 哺乳動物のカスパーゼは1から14まで見つかっており、まとめてカスパーゼファミリーと呼ばれる。ほとんどのカスパーゼはプログラム細胞死であるアポトーシスの誘導に関与している。 カスパー
36の発症因子

アルツハイマー病標的/APP γセクレターゼ・γ切断の過剰を改善する7つの方法

ガンマセクレターゼ阻害剤 概要 アミロイドβ40およびアミロイドβ42は、細胞外においてまず最初にβセクレターゼによって切り出され、後に細胞内でγセクレターゼによって切り出されることで産生される。 そのためγセクレターゼ阻害剤は、当初は期待の高いアミロイドβ阻害剤として開発されて
36の発症因子

アルツハイマー病治療標的/βセクレターゼ(BACE1) β切断の過剰 6つの天然阻害剤

ベータセクレターゼとアミロイド・BACE阻害剤 概要 アミロイド前駆体タンパク質(APP)の2つの切断経路が存在する ・非アミロイド形成経路であるαセクレターゼ経路 ・アミロイド形成経路であるβセクレターゼ経路 アルツハイマー病における老人斑を形成するアミロイドβ40、アミロイド
36の発症因子

cAMPとcGMP PDE阻害剤 認知症・アルツハイマー病 メモ

cAMP・cGMPとは cAMP(サイクリックAMP)とcGMP(サイクリックGMP)は、細胞内の情報伝達に重要な役割を持つ、サイクリックヌクレオチドの一種である。 cAMPは、アデニル酸から合成され、キナーゼやリガーゼなどの酵素によって産生される。cAMPは、細胞内のシグナル伝