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プロファイル
母(現在74歳)要介護1
(調子が良くなり始めた2017年12月。その中でも特に調子の良い日に診断。)
過去のいきさつ
気づいたきっかけ・初期の症状
母の認知症は或る日突然、発症
2015年10月
父の手術入院をきっかけに、突然の記憶障害・せん妄が始まる。
2016年3月
父が退院。家での介護が始まると感情的に。暴力的行動・発言も。自殺願望。
2016年9月
父の再入院に伴い、再び混乱。
2016年11月〜
症状が進行。買い物ができなくなる。同じものを買いためる。料理ができなくなる。
2017年秋
参照: 認知症に気づいてから①
ameblo.jp/epha/entry-12353717951.html
認知症診断
2017年4月
精神病院へ。初期のアルツハイマー病と診断される。脳の萎縮が少しだけ見られると告げられる。
2017年12月
クリニックへ。MMSE18点
認知症治療
2017年4月
アリセプトの服用
2日間の服用で、嘔吐、関節の激痛の副作用。服用中止。
2017年5月〜
水泳教室や、絵画教室に通わせる→改善は見られず。
参照:認知症に気づいてから④ それからの私たち
ameblo.jp/epha/entry-12361350526.html
6月〜
フェルガードを服用。拒否が多く、飲み忘れも。
2017年10月
ココナッツオイルを使用。
11月22日
食事改善に本腰を入れるようになる(とはいえ、ゆるい。ブログ開始)
意識的にウォーキングを開始
12月27日
ガイドラインに従ったサプリメント服用開始(最初は二種類)
サプリ遍歴
ameblo.jp/epha/theme-10105018028.html
リコード法の成果
12月21日
2種類しか作れなくなっていた炊事ができるようになった。
ameblo.jp/epha/entry-12338148710.html
2018年4月
MMSE18点のまま 12月と変わらず。
しかし、ブレインHQのホークアイとダブルディシジョンなどが格段にできるようになった。
現在までに6回しか行なっていないが、そのうち12月から1月にかけて3回行い、2月に1回、次に4月に2回ほど行なったが、4月は格段にできるようになった。
そして料理は、私の指示がなくてもできるようになった。
買い物に関しては、散歩がてら同伴していくようになったため、改善があるのかはわからない。
覚えていられることも多くなった。
せん妄が、ほぼない状態になった。
「リコード法の効果」
ameblo.jp/epha/entry-12375829439.html
認知症になるということ
認知症になる、ということは、悲しいことだと思う。
あくまで私と母のケースなので、全ての人に当てはまるとは言えないと思うけれども、本人にとっても、周りの人間にとっても。
そして認知症の人と生きるということは拷問だと、私は思う。
実在する拷問かどうかわからないけれども、こんな拷問聞いたことはないだろうか?
半日かけて、穴を掘る
↓
半日かけて、それを埋める
↓
それをずっと続ける
アルツハイマーの人と一緒に時を過ごすのは、それと似ていると私は感じている。
なにも積み重ねることができない。
本来なら落ち着く我が家が賽の河原に成り果てる。
私にとって、認知症は憎むべき敵であり、無くしたい病気、そして「小さな死」だ。
誰にも訪れる生命の終焉の前に、私の知っている「母」が認知症によって段々と失われていく。
共に過ごした時間を忘れ、産み育てた私の年齢を忘れ、経歴を忘れ、誕生日を忘れてしまった。
いつか私のことも忘れてしまうのではないかと恐怖しながら生きている。
リコード法
リコード法との出会い・きっかけ
アルツハイマーの進行がひどく、施設に入れることも視野に入れなくてはと考えた矢先、アメリカへの交換留学の際のルームメイト2人が医師になっていたことを思い出し、アリセプト以外に治療法はないかメールで問い合わせてみた。
「認知症ってやっぱり治らないよね?アリセプトしかないの?」
と消極的に聞いてみたところ、ブレデセン博士のことを教えてくれた。
2人とも別々に聞いたのだけれども、2人とも「この博士の治療法は効果を上げていると評判だ」と教えてくれた。
今回出版された本の原著をAmazonで購入。
経緯については
ameblo.jp/epha/entry-12345141632.html
リコード法の検査・診断
2017年12月5日、当時、ブログで「リコード法」について言及していたクリニックにて、遺伝子検査を含め血液検査、BMIなどを測定。今後まとめていきたい。
ApoE4ではなく、一安心。
2018年3月
居住地区の高齢者検診での血液検査
(これでうまっていなかった数項目が埋まる。高齢者検診はありがたい。)
かかりつけの歯科医で水銀の歯の詰め物がないか聞く。
簡単に目視で確認できるそうだ。水銀の詰め物はなく、口腔内の状況は悪くないようだ。
らべるびぃの毛髪水銀検査を受けるも、水銀の値は高く、またヒ素の値も高く驚かされる。
自由診療でも適度な値段設定のところに行きたいが、まだ調べていない。
また母の病院嫌いが顕著なため、複数の病院に通うことはできない。
できるかぎり、良いところに1回で済ませる、あるいは「あそこが提携しているので、調べてくれるように手配しておきますね」とリエゾン(橋渡し)となってくれる医療機関の出現を待っている。
リコード法をはじめてみて
苦労の連続。認知機能が衰えており、「自分の認知機能に衰えがあるということが認知できない」というパラドックスにはまりこむ。そのため、介護者に奮闘が強いられる。
私は同居のため、他の人に「これをやってほしい」という説得が必要はなかったが、それはそれで孤軍奮闘で疲れる。苦悩は段階をおっていつも存在する。
常にあるのが「グルテンと、炭水化物の摂取制限」
そして、サプリメントの場合は
「服用するということ」→「多すぎるサプリの服用」→「サプリメントの毎回の服用」
リコード法実践上の課題
アルハカさんが言っている
「リコード法そのものの実行がむずかしいことに加え、国内の未整備状況がさらに拍車をかけ、必要十分な実行を難しくしている。」
はその通りだと思う。
以下、ひとまず思いつくことを書き連ねる。
リコード法の検査の価格と、ワンストップではできないことが、我が家の場合大きな問題となっている。
特に「ワンストップ」でないところが、私と母にはきつい。
また自費診療でないといけないものに関しては、それぞれの病院で価格が違うため非常に迷う。
そして検査も必要だが、診断・処置も必要。
さらにはそれに対するフォローアップも必要となる。
果たしてそれだけの余裕のある病院や先生はいるのだろうか?と心配になる。
そして「生活そのものを変えよう」と患者に納得させるだけの熱心さ、そして対人能力の高さが先生にも要求される。
ある患者さんと「松岡修造こそ最適だよね」と話ししていたが、なかなか日本には難しいタイプの人間かもしれない。
そして、生活においての調理などの時間が大幅に増えるのが問題だ。
企業の介入を心待ちにしている。
詳しくは
「認知症改善『リコード法』の理想と現実① 食事編
ameblo.jp/epha/entry-12352985020.html?frm=theme
リコード法を始めてみようする人へ
上の項目で記載したことと関連するが、「病院に行くだけで何かが変わる」と思ってはいけないと思う。
そして、「これだけ費用がかかったのに、治らない。リコード法はインチキだ」とは思わないでほしい。
本来、医療従事者からのサポートも必要だが、リコード法における病院の立ち位置は、ダイエットにおける「ライザップ」のそれと似ていると思う。
食生活、普段の運動等、自分個人での活動が必須となる。
すぐに治したい。その気持ちは私も同じだ。けれど、そんなにすぐにはうまくいかない。
どうしようもなくて辛いけれど、「認知症は改善しない。治療法がない」というどん詰まりよりはマシだと私は思っている。
ヨロズさんも同じようなことが起きたとおっしゃっていたが、始めた当初、特に不具合が多く、攻撃的になったりすることがあった。
しばらくしてそれは収まり、数ヶ月後に「ああ、そういえばだいぶ生活するのが楽になったな」と気づいたが、しばらくの間は寝込んだり、不穏だったりすることが多く、「このままリコード法を続けていいのだろうか」と不安になった。
多くの波が見られる。しかも本人がやりたくもないことをやらせるという意味で、精神的苦痛も多く強いるため、反発も多いため、波は大きい場合もあるが、長い目で見てもらいたいと思う。
一日の行動
朝
朝は6時ごろ起床。
それからゴミ出し。お湯を沸かす。
猫の餌やりなど。
午前7時半 朝食
リコード法前の食事は食パン2枚にジャム、コーヒー。
今もそれをしたがるのだが、基本的にグルテンフリーのため、サツマイモを食べさせている。
サプリ服用(基本のサプリ+あれこれ)。
午前8時ごろ
要介護3の父の起床。
洋服の着替え(いつも、半袖・長袖、ステテコが要るか要らないかで問答)。
朝食を取らせる。
父はスティックパンを朝食とするため(片手しか使えないのと噛むのを面倒くさがるため、手づかみでミルクなどに浸して食べられるのが楽。
私がいる場合は母と同じ野菜などを盛り込む)それを近所のコンビニに買いに出かけ、自分用に小麦食パンを購入してしまう。
父が着替えたパジャマも含め、毎日洗濯。
父は週3日デイサービスなど、週2日は在宅でのリハビリと入浴。
それらを母が受け、準備する。
それらの人が来る前に、掃除。掃除の質はさがってきているが、掃除機をかけ、階段を掃き掃除する。
父が早めに起きて余裕があると、私の出社にあわせて、途中、片道10分程度のところまでお見送りに来てもらう。その際、太陽を浴び、運動。
お昼
昼食の用意。
正直私が会社に行っている時の食事は不明。
昼サプリは、基本のサプリ+あれこれ+グルテンダイジェスト。
買い物は、基本的に生協ですませるようにしているが、母も時折行っているようだ。
午後2時
洗濯物とりこみ。アイロンがけ。几帳面なためアイロンをかける。
認知症になる前までは洋服をタンスにしまってくれるまでやってくれていた。
非常に過保護で息苦しさを感じるまでだったが、最近はアイロンがけした洋服を山のままにしたり、多くが行方不明になっている。
夕方以降
もともと夕食は午後6時から開始されていた家なので、今もそのようになっている。
基本のサプリ+あれこれーあれこれ。
夕食後
父の着替え。
私が帰宅する場合は、お湯をはって入浴。
しかし、いない場合は入浴をサボり気味のようだ。
就寝前のサプリ+あれこれ。
夕食後は、食べないよう努めている。
就寝は午後10時ごろ。
不安があると深夜まで起きていることもあったが、今はそのようなことはない。
運動
土日に私とのウォーキング。平日できる限りでのウォーキング。
そして家事。毎日掃除機をかけ、洗濯物を2階まで持って行く。
残り湯を洗濯機にバケツリレーすることも。
社会的コミュニケーション
なし。もともと、社交性は低い。
父のヘルパーさんなどの訪問のみ。近所の顔なじみが引っ越してしまった。
デイケアは断固拒否。また友人たちは早逝。
ストレス解放メソッド
なし
脳トレ
行なっていない。
ネスレのブレインHQプログラムは操作性が面倒くさく、まったくやらなかった。
今はいったん解約している。
悪いとは思うが、正直母もやる時間がないほどに忙しく立ち回っている。
父の縫い物、雑巾を作ったりする。
30治療項目
1. 食生活を整える
△ (リコード法の厳格な食事制限はできていない。)
△ グルテンフリー
× 炭水化物の摂取
2. オートファジー、ケトン体
○ 12時間以上の断食(16時間)
○ 就寝3時間前は食べない
3. ストレスを減らす
× ヨガ
× 瞑想
△ 音楽(猫と歌っている)
○ 回想法(会話に常に盛り込んでいる)
4. 睡眠を整える
○ 一日8時間の睡眠を確保
○ 光線療法(朝の洗濯出し)
○ メラトニン
5. エクササイズ
△ 有酸素運動 (散歩はほぼ毎日だが、それだけ)
× 筋トレ
6. ブレイントレーニング
✕ なし。炊事。
7. ホモシステイン濃度を下げる
○ ビタミンB
8. 血清ビタミンB12
? 検査済
9. 炎症とアルブミン/グロブリン比の改善
✕ 高感度CRP
○ クルクミン
○ EPA・DHA
○ アスタキサンチン
☓ SPMアクティブ
? 衛生環境を整える
10. 血糖値とヘモグロビンA1cの改善
× ケトンメーターを購入(ただでさえ反抗するので、血液など取った日には憤慨するので、ケトンメーターは使えない)
△ ベルベリン
(ベルベリンは少量投与)
× メトホルミン
○ シナモン
× クロム
11. ホルモンバランスを整える
× 甲状腺ホルモン
× エストラジオール
× プロゲステロン
○ プレグネノロン
× ヨウ素
12. 腸内環境の改善
× リーキーガットを引き起こす要因を除去
(小麦食品を知らない間に摂取している。)
× ボーンブロスによるリーキーガットの修復
× リコード法5つのプロバイオティクスを摂取
(お腹が張るというので、現在とめている)
13. アミロイドβを減らす
○ アシュワガンダ
14. 認知機能を高める
○ バコパモニエラ(5月から6月まで休止中)
○ マグネシウム L-スレオニン
15. 血清ビタミンD値を増やす
✕ ビタミンDの検査
○ ビタミンD3
○ ビタミンK2
16 神経成長因子NGFを増加させる
○ ヤマブシタケ (ライオンズメーン)
○ アセチル-L-カルニチン
17. 神経シナプスの材料を供与
○ CDPコリン(シチコリン)
○ ウリジン
18. 抗酸化バランスの調整
○ ビタミンE
○ セレン
× ブルーベリー
○ N-アセチル-システイン
○ αリポ酸
☓ リポソーマル グルタチオン or グルタチオン静注
○ ニコチンアミドリボシド
19. 亜鉛と銅の比率を調整
? マンガン
○ ビタミンC
20. 夜間の酸素呼吸を確保
九州旅行の時一晩中見てみましたが、止まってませんでした(笑)
「消える思い出」https://ameblo.jp/epha/entry-12379380124.html?frm=theme
21. ミトコンドリア機能の最適化
○ ユビキノール(還元型COQ10)
○ PQQ(ピロロキノリンキノン)
○ 亜鉛
○ レスベラトロール
○ ビタミンB1
22. 集中力を高める
☓ ゴツコラ
23. サーチュイン遺伝子の活性
△ レスベラトロールと運動(運動はしていない)
24. 重金属のキレート
× 血清ミネラル検査
○ 毛髪ミネラル検査
× 水銀キレート
25. 中鎖脂肪酸を作用させる
○ MCTオイル
26. 記憶力の改善
☓ ヒューペルジン
27. 抗うつ治療
☓ SAM-e 200~1600mg(うつではないため)
☓ 活性型葉酸 5mg(VBコンプで1mgを摂取)
28. 毒素源の除去
☓ (3型ではないことから特に実行していない)
29. 感染症
☓ 未チェック
30. 認知機能に悪影響がある医薬を止める
○
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ブログ「婚活しながら♡両親介護」
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