みゆさんのリコード法体験談

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実践者の声(体験談)

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みゆさんのプロファイル

お名前・呼称

みゆの母

リコード法タイプ

恐らく2型が中心か? HbA1cは低いものの空腹時血糖は高め、1型も入っているのでは?

年齢、性別

2019年現在 75歳、女性

職業

若い頃は会社員(事務職)、子育ての途中で退職して専業主婦。

専業主婦になってからは習い事などで忙しく、友人も多く社交的に過ごす。

過去のいきさつ

認知症に気づいたきっかけ

71歳の頃、姑の葬儀と夫の入院が重なり、一時的記憶の混乱が見られた。同じ年に母自身が内視鏡手術で入院した際、麻酔の影響が強く出て、半日ほど病院内で奇行が見られた(点滴の針を勝手に抜いて歩きまわる)。

その辺りから、母の何かがおかしいと感じる日が増えていった。

少しずつ物忘れや失くし物が増え、作業手順に混乱が見られるようになり、整理整頓ができなくなり、得意だった筈の料理の味付けがおかしくなった。

 

73歳頃からうつ症状が見られ、よく涙を流すようになった。

病院に連れていかなくてはと思ってはいたものの、母を説得し、通院を納得してもらうのに時間がかかった。

過去の病院での診断

2018年1月(73歳)心療内科(物忘れ外来)にてHDS-R(長谷川式)17点、MRI診断の結果、脳全体に萎縮が見られ、アルツハイマー型認知症と診断される。

メマリーと抗不安薬、整腸剤を処方され、服薬継続中。

骨粗しょう症の治療の為、整形外科にて月1回の注射とビタミンDを処方され、治療継続中。

緑内障の為、眼科にて目薬を処方されている。

リコード法項目の検査をどうにかして出来ないかと探しているときに、検査に協力的な栄養療法の医師に出会い、可能な項目のみ検査を受けた。

個人的な試み

同居しておらず、うつ状態で寂しがっていた母を慰める為に、iPadを実家に設置。

FaceTimeで毎日ビデオ通話をするようにした。

FaceTimeは相手側が操作不要で自動接続できる為、高齢者にも使えると感じた。

通常の電話よりも顔を見ての会話は非常に効果があり、寂しくなくなったと言い、笑顔を取り戻した。

画面付きのスマートスピーカーなども遠距離(中距離)介護に使えると思う。

過去の試みの結果

アルツハイマーと診断されてから現在までの1年半の間、HDS-R 17→19→22→21と推移。メマリーは特に副作用もなく母には合っていた模様。

うつ状態から脱し、笑顔で毎日を送っている。母の場合、暴言や被害妄想などの症状は無い。2018/5月、19点の頃から、可能な範囲でリコード法にも取り組み始めた

(検査が出来なかったうちはアルハカさんのスタートアップサプリの一部を服用→検査後に内容を調整)。残念なことに、直近2019/8月の点数は下降。

認知症になるということ

母は頭がよく、自立心があり、社交的で多趣味。手先も器用。父は自己中心的で短気な性格で、家事や家計管理などの事務処理も何もできない。

夫婦仲が良くなかったせいか母は全く夫に頼らず、自分ひとりで何でもやる、大変しっかりした人だった。そのせいか、少し物事や好き嫌いなどこだわりが強く、外で明るく愛想が良い割に、他人に干渉されるのが好きではない難しい面も持っていた。

認知症になり、出来ないことは増えているので、周りのフォローは大変だが、性格的にはこだわりが緩くなり、父も母をいたわれるようになった為、夫にも素直に頼れるようになり、夫婦仲が良くなった。

本人は認知症の自覚は無いが、大変機嫌の良い毎日を送っており、不安もなく楽しいと言っている。

医師にも「お母さんは幸せだね」と言われている。母には元に戻って欲しいと心から思っているが、現在、本人が笑顔で過ごせているので、たとえ今後、症状が改善できなくとも、笑顔の日々をできるだけ長く守ってあげたいと思っている。

リコード法

リコード法との出会い・きっかけ

リコード法を~で知る

工藤広伸(くどひろ)さんの介護ブログの記事で「アルツハイマー病 真実と終焉」日本語版の存在を知り、購入して読み始めるが、内容が難しく、なかなか理解できなかった。その後、ネット検索しているうちにアルハカさんのサイトに辿り着いた。

検査を受けるまでの経緯

住んでいる地域にはリコード法を行ってくれる病院が無かったので、アルハカさんのサイトを参考に、栄養療法医をネット検索して問い合わせると、可能な限り検査に協力してくれるという返事をもらったので、そこで各種検査を受ける。

元々通っている物忘れ外来には、リコード法のことは一切話していない。

診断・問題点
  • ApoE3/4であることが判明
  • ホモシステイン値が高い
  • HbA1cは5.2と低いものの、空腹時インスリン・空腹時血糖値は高め
  • 酸化LDLが高い
  • ホルモンの値は総じて低い
  • BMI値が低く、痩せすぎ
  • 銅が高く、亜鉛が低い
  • マグネシウムが低い
  • ビタミンB12、C,Dが低い

リコード法を実践してみて

実践の難しさ

日本ではまだまだリコード法の検査は簡単には出来ないし、出来る項目があったとしても保険適用外。

アルツハイマー発症について生活習慣などが原因のひとつであればこそ、自己責任的な側面を認めなくてはいけなくなるし、今後も保険適用にはならないのではないか?との栄養療法医の言葉。

リコード法の内容が正しくても、それに対応するには費用(検査・サプリメント)がかかるので、長く継続していくことは難しい。


リコード法の検査が出来ても、個人では結果を読み解くのが難しい。勉強が必要。


ホルモン、毒素関係の対応が難しいと感じている。


同居していない場合、リコード法の内容をすべて対応するのは不可能だと思う。
サプリを飲ませることや糖質制限などの栄養管理の対応ができない。飲ませるべきサプリが多すぎる。

また、品質のよい海外のサプリは粒が大きくて高齢者には飲みこむのが負担。こだわりが強く偏食でもある母には、あの手この手を使っても、なかなか実践してもらえない。

運動などももっとさせるべきと思うが、管理できない。同居していたとしても、家族だけで本人の生活習慣を変えるのは大変難しいと思う。

集中してリコード法対応の生活ができる施設などがあれば、完璧に対応できるのかもしれないが…

リコード法関連コスト

検査・診断費用

税込約¥140,000(栄養療法医:ApoE遺伝子、栄養解析、希望追加項目、アレルギー)

税込¥10,800(毛髪ミネラル検査)

サプリメント代

月、2~3万円程度?

リコード法のこれまでの成果

改善した点

(リコード法の成果か?処方された薬の成果か?)

  • うつ状態から脱して、笑顔になった。いつも感謝の言葉を出す。
  • 1年半の間、HDS-Rの点数が改善(直近では残念ながら下降)
  • 依然痩せすぎではあるが、BMI値16→18へ改善
  • 腸の調子がよくなり、腹痛や下痢がなくなった。
  • 医師からはメマリーが長く効いていると言われたが、平行して行っているリコード法対応が功を奏しているのでは?と感じている。
改善しなかった、悪化した点
  • 短期記憶については変化なし(悪くなったとも思わない)
  • 物忘れ、失くし物は以前と変わらず多い。
  • 視覚情報の処理が悪化(緑内障の影響もあり?)
  • 全体的に認知機能は緩やかに落ちていると思う(手順のある作業、行動については以前より混乱がみられる)

リコード法を始めてみようする人へのメッセージ

焦らずに、できることから少しずつやるしかないと思う。完璧じゃなくとも、何もしないでいるより良いと思う。

例えばサプリの種類や個数、飲む回数など、思った通りにいかなくても、できる範囲で。また、困難そうなことであっても、介護者も一緒に行うことでスムーズに進む場合もあると思う(運動など)。

追記:2020年12月

残念ながら母は認知機能が急速に衰え、在宅介護が難しくなり、2020年12月にグループホームに入居。リコード法も諦めざるをえなくなった。 2020年春からコロナウイルスの影響で体操教室に通えなくなり、外出が減った。9月に酷い腹痛を起こし、救急外来にて処置、これがきっかけで急に認知機能が衰えた。

自宅内でトイレの場所も分からなくなり、失禁も増え、不穏な言動や危険な行動も増えた為、母の安全な生活を守れなくなった。ケアマネさんほか複数の方々からの助言が多く、葛藤もあったがグループホーム入居を決意。

温かい雰囲気の良いホームが見つかったので、今後は介護のプロに見守られながら、安全な生活の中で、母には少しでも笑顔で人生を過ごして欲しいと願っている。コロナの為に面会もままならないが、自由に会えるようになったら、頻繁に顔を見に行きたいと思う。 出来る範囲でリコード法での母の状態維持改善に努力してきたが、残念ながら改善は出来なかった。

コロナで外出が減ったこと、腸の調子を崩したことが大きなきっかけになったと思う。やはり、腸を整えることはリコード法の遂行にも重要なことではないかと思った。

今後、リコード法で、アルツハイマー予防・維持・改善が出来る患者さんが少しでも増えることを祈ります。

一日の行動

同居していないので、一日の行動すべては管理できていない。

起床時

6:30には起床している。足腰が強く、布団上げ下ろしは苦労なく自分で行っている。

よく眠れ、朝も気もち良く起きていると本人は言っている。

朝食内容・時間

父は遅く起きてくるので、ひとりで先に7時頃に朝食をとっている。毎日必ず納豆ごはんと味噌汁かお吸い物を食べている。ごはんの量は茶碗半分くらい。

納豆だけを沢山食べる。その他のおかずは食べない。食後に、ほうじ茶を飲む。

朝のサプリメント・薬

(同居している父に管理してもらっているが、父も高齢で薬管理を忘れることがある)

物忘れ外来から処方(一包化してもらっている)

  • メマリー20mg (NMDA受容体拮抗)
  • スルピリド0.04g(抗精神病薬)
  • ジアゼパム0.05g(抗不安薬)
  • スクラルファート1g(胃炎・消化性潰瘍治療剤)
  • ラックビー1g(整腸剤ビフィズス菌)

整形外科から処方(骨粗しょう症)

  • エディロールカプセル0.75μg(活性型ビタミンD3製剤)

サプリ

(下記を中心に7粒程度が飲んでもらえる限界。他のサプリも加え、時々内容を変えている)

  • ビタミンB複合体#6
  • ビタミンB12
  • ビタミンC
  • ビタミンD3
  • ビタミンE
  • PQQ+ユビキノール
  • アシュワガンダ
  • ミルクシスル
  • αリポ酸
  • バコパ
運動・行動療法

月曜は社交ダンス教室にて90分間のレッスン。

木曜は60分間のエクササイズ(瞑想付ヨガ)

お昼

昼食内容・時間

昼食は11:00頃に食べる。ほとんどは蒸しパンか、あんぱん。少食なので小さいパン1個をやっと食べるくらい。または半分残す。ブラックコーヒーを必ず飲む。パンじゃないときは少量の蕎麦を食べる。

お昼のサプリメント・薬

お昼はサプリは飲まない。回数や量が多いと拒否されるので、1日のサプリは朝と夜の2回にしている。

日々の飲み物

ホットのブラックコーヒー・ほうじ茶しか飲まない。甘い飲み物は一切飲まない。

夕食時にビールを飲む。

夕方以降

夕食時間・内容

夕食は17:30~18:00。

ビール350ml缶×2本飲む。食べ物の好き嫌いが激しく、肉と油と乳製品が大嫌いなので、それらは一切食べない。

また歯の本数が少なく固いものが噛めないので、食べられるものが非常に限られる。

歯が少ないことがアルツハイマー発症に多大な影響を与えていると感じている。

最近は料理ができなくなったので、野菜を切ってサラダにする程度。

あとは父が買ってきたお弁当のおかず部分だけを少量もらってつまむだけ。このタイミングで小さいパンを一口食べることもある。

夕食後または就寝前サプリメント・薬

(下記を中心に7粒程度が飲んでもらえる限界。他のサプリも加え、時々内容を変えている)

  • 亜鉛
  • プロバイオティクス
  • マグネシウム
  • メラトニン
  • レスベラトロール
  • フェルラ酸
  • セレン
  • オロチン酸リチウム

リコード法7つの基本要素

食事

栄養管理 → 同居しておらず管理は難しい。偏食&少食、痩せすぎなので、たまに、食べてくれそう且つリコード法おすすめ食材で作ったおかずを実家に持参。

糖質制限 → していない(全体的に食べる量が非常に少ない)

マイルドケトーシス達成率 → 未計測

空腹時血糖値 → 90

ヘモグロビンA1c → 5.2

小麦グルテン・レクチン → tTG抗体のチェックしていない。普通に食べる(ただし少食)

乳製品 → 乳製品は一切摂らない(乳製品が元々嫌いな為)

魚介類 → 魚はほとんど食べない

アブラナ科野菜 → ほとんど食べない

ベリー系・柑橘系の皮 → ほとんど食べない

プロバイオティクス → プロバイオティクスサプリメントの摂取

間欠断食 →12時間以上

運動

有酸素運動 → 週1~2回

筋トレ → まったくしていない

散歩などの日常的な運動 → 週1~2回

睡眠

一日8時間の睡眠 → 7~8時間ぐっすり眠れる

体温の変化 → 電気毛布を使っている(夏季以外)

終夜睡眠ポリグラフ検査 → 未検査 症状なし

就寝前のカロリー制限 → 夕食後は摂らない

睡眠促進剤 → メラトニン(0.5~3mg)

ストレス軽減

ヨガ、太極拳など副交感神経を高める運動

→ 週1回。長く習っているせいか、体幹がよい。痩せているが足腰が大変強い。

瞑想

→ 週1回(ヨガの際)

音楽療法

好きな音楽を聞く→スマートスピーカーを利用して都度聴かせる

母は音楽が非常に好きであり、その効果も日々実感(映画「パーソナルソング」を参考に)しているので、母の好きな曲のプレイリストを作成し、スマートスピーカーで音楽を聴かせるようにしている。

高齢者にオーディオ機器の操作は難しいので、声による操作で音楽が聴けるスマートスピーカーは便利。FaceTimeのビデオ通話を使って遠隔でこちらから声による操作をすることもある。

回想法

→ 日々の会話に意識的に盛り込むようにしている

社会的コミュニケーション

→ 毎日家族・他者との交流がある。夫と同居、会話は多い。言葉は非常にスムーズに早く出る。

冗談を言ったり、ウィットに富んだ言葉が常に出るので、楽しい会話ができる。娘とは週に2回は会い、毎朝晩、遠隔でもFaceTimeで顔を見ながら会話。社交ダンスや体操仲間と、交流あり。

毒素の解毒

有害金属毒素 → 毛髪検査を行っている。母は髪を触られるのが極端に嫌いな為、なかなか検査できず、ようやく美容師の協力のもと検査できた。

口腔ケア → 昔から自発的にフロスを使い、毎日ケアを適切に行っている。3ヵ月に一度定期健診。

水銀キレート → 毛髪水銀値は正常。アマルガムは除去済み

セレン → 毛髪検査で値が低かった為、セレニウムを摂取し始めたところ

亜鉛 → 検査値が低かった為、摂取している

R体αリポ酸 → 50~200mg未満

N-アセチル-システイン → 時々摂取

認知機能の強化

ブレインHQ、ルモシティ → していない

バコパモニエラまたはゴツコラ → 時々摂取

マグネシウム → マグネシウム-L-スレオニンを摂取

抗認知症薬(AChE阻害薬)を摂取 → メマリーのみ

サプリメント

サプリメントプログラム →アルサプの一部、または減らしたものを摂取

ビタミンC、E → アルツハッカーサイトおすすめの中から摂取

ビタミンD3 → 検査を受けているが、リコード法の基準値には達していない。毎日摂取。

ビタミンB12 → 検査を受けており、ほぼ毎日摂取

レスベラトロール → 時々摂取

クルクミン → 時々摂取

ホルモン

リバースT3検査、TSH検査 → 検査済み。ホルモン治療は行っていない。

エストラジオール・プロゲステロン → 検査済み。高齢女性の為、低値。

プレグネノロン・DHEA → 検査済み

ホルモン補充は病院で断られた。ホルモン関係は対処方法がわからない。

その他

今後、鼻腔LLLTを試してみようと思っている。

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