リコード法 36項目/脳血流を増やしサラサラにする
関連記事
食品・サプリメント
食事療法による脳血流改善。ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、ウリジン、コリン、リン脂質、葉酸、ビタミンB12、B6、C、E、セレン
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27034849
DHA・EPA
EPA・DHA濃度と脳血流の相関
赤血球のEPA・DHA濃度は局所脳血流と有意に相関する。166人の脳SPECT
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28527220
ランダム化比較二重盲検
プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験/食事によるフィッシュオイルの補給(1g、2g)はオリーブオイル補給のプラセボ群に対して有意に脳血流が増加した。
www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0301051111002584
男性と女性で異なる影響
オメガ3EPA・DHAの20週間の摂取は、脳血管機能を改善し脳血流を増強する。脳血管機能の改善効果は女性においてのみ有意に反映された。対照的に神経血管結合は男性においてのみ増加した。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6213246/
食後2錠 一日4カプセル
硝酸塩を含む食品
脳血流増加と認知能力の改善
450mlのビートルートジュース(硝酸塩5.5mmol)を40人の健常者に摂取してもらい90分後に前頭皮質を活性化させる課題に取り組んでもらったところ、タスク開始時から脳血流が増加し、タスクパフォーマンスを調整し3s連続減算タスクで認知能力の改善を示した。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26037632
運動との相乗効果
ビートルートジュース摂取は安静時、有酸素運動時の両方において、血中一酸化窒素濃度および収縮期血圧を上昇させたが、有酸素運動時のみ脳の血管抵抗を減少させ脳血流を増加させた。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27630836
硝酸塩-亜硝酸塩経路
硝酸塩を含む食事の多彩な効果 グリーン野菜およびビートルート
「硝酸塩 – 亜硝酸塩(NO)経路」による血管機能改善効果
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3575935/
脳血流増加による認知症進行改善
ビートジュースは高齢者の脳血流を増加させ、認知症の進行を改善する可能性がある。
www.webmd.com/brain/news/20101103/beet-juice-good-for-brain#1
ダークチョコレート
ココアフラバノール
カカオに含まれるココアフラバノールが血管機能を改善する可能性がある。
カカオを毎日大量に消費するパナマ近辺の島に住む先住民たちは、高血圧、心臓血管疾患が非常に少ない。
www.medsci.org/press/cocoa.html
高齢者の脳血流速度の増加
フラバノール豊富なココアを高齢の健康なボランティアに2週間摂取してもらったところ、脳血流の速度が有意に増加
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2518374/
血流障害のある人での改善
平均年齢73歳の参加者60人に30日間ホットココアを一日二杯飲んでもらい、記憶と思考能力のテストを受けた。60人の参加者のうち血流に障害があった18人には8.3%の脳血流改善が見られたが、通常の血流を有する人には改善効果は見られなかった。
作業記憶のテストでも、血流障害のある人は167秒から116秒に改善されたが、そうでない人には変化が見られなかった。
www.eurekalert.org/pub_releases/2013-08/aaon-cmh073113.php
灰白質の脳血流増加
450mgのフラバノールが豊富なココアが灰白質の脳血流を増加させ、認知症および脳卒中を含む血管障害の治療、そして心臓血管の健康維持に役立つ。
ダークチョコレートに含まれるフラバノールは93mg~650mgと幅がある。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16794461
ケール・ザクロ・柿・シデリティス
黒海周辺の国で用いられる伝統的な食品 ケール・ザクロ・柿・シデリティス(ハーブ)が血小板の凝集を阻害する。
唐辛子
生姜
サプリメント
レスベラトロール
2型糖尿病患者の認知能力
75mgのレスベラトロールは、神経血管結合能力を有意に改善し2型糖尿病患者の認知能力を改善することができた。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27420093
脳血管機能の増強・認知能力の改善
レスベラトロールが更年期後の女性の脳血管機能を高め、言語記憶領域および全体的な認知能力において有意な改善が観察された。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28054939
健常な閉経後の女性に75mgのレスベラトロールを一日二回投与
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27005658
一日 朝一錠
PQQ ピロロキノリンキノン
前頭前皮質の脳血流増加・酸素取り込み能力の増加
50〜70歳の20人の健康な被験者に、BioPQQ(20mg)またはプラセボを1日1回、12週間投与。PQQグループでは前頭前皮質の脳血流を有意に増加させ絶対組織酸素飽和度(SO2)を減少させた。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27526146
link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-319-38810-6_29
プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験/41人の高齢健常者へ20mgのBioPQQまたはプラセボ薬を12週間経口投与し、選択的注意テスト、視空間認知機能テストを行った。PQQ投与グループの初期のスコアの低かったグループでのみスコアが有意に増加。 近赤外分光法(NIRS)を用いた予備実験では前頭前野の大脳血流が増加していることを示唆している。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26782228
PQQ 10mg 30カプセル
一日4カプセルを食後3回にわけて摂取、または運動前、運動後に摂取
アセチル-L-カルニチン
虚血領域での脳血流改善
研究開始の6ヶ月前以前に虚血性脳卒中を経験した脳血管疾患患者10人にアセチル-L-カルニチンを静注したところ、虚血領域の両側半球および側頭半球の両方で脳血流を改善した。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2387659
10人の慢性脳梗塞患者患者に1.5gのアセチル-L-カルニチンを静注したところ、プラセボ群に対して投与グループの脳血流は急速に増加した。
食後に1錠 脂質を含む食事の後が望ましい。 一日1~4錠
高麗人参・朝鮮人参
血小板凝集を阻害し、脳血流を増大させ、神経学的挙動を改善し、梗塞容積を減少させ、海馬および側脳室における神経幹細胞の増殖および分化を促進する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5082921/
ジンセノサイドRb1は、神経保護に有効な薬剤であり、マウスの急性虚血後の脳血流を改善し、脳卒中によって誘発される二次的脳損傷を防止する。
イチョウ葉(ギンコ・ビローバ)
軽度の脳血流促進効果
60mgを一日二回のイチョウ葉抽出物は、高齢者の脳血流を軽度に高める可能性。
N-アセチルシステイン
低酸素損傷の新生児子ブタの脳の血流を改善する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20649480
バコパ・モンニエリ
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22447676
その他 候補
アルギニン
クルクミン
ケルセチン
タウリン
フォルスコリン
イカリイン
ビタミンE
非薬物療法
ウォーキング
60歳以上の16人の女性を対象とした3ヶ月の研究では、30〜50分の歩行を週3〜4回行うと血流が15%向上した。
www.the-aps.org/mm/hp/Audiences/Public-Press/Archive/2011/9.html
www.sciencedaily.com/releases/2011/04/110412131921.htm
リズミカルな運動
運動による動的な反応を増やすにつれ、指数関数的に脳血流が増加
jap.physiology.org/content/122/5/1125.long
血流は一定ではなく、さまざまな運動や動きによって大きく変化する。
足の衝撃によって生み出された逆転した反射波の形は、脳に送られる血液をコントロールする大動脈の血圧を劇的に変化させる。
この血液の流れは、心拍数と歩数率との相互作用による圧力波の形に関連する。
www.nmhu.edu/research-shows-walking-increases-blood-flow-brain/
筋力トレーニング
筋力トレーニングは酸化ストレスを減少させ、神経新生、神経可塑性の増強を促し、脳への老化の影響を防ぐことができる。アルツハイマー病の追加治療として調査の必要がある。
www.eurekaselect.com/136837/article
ケトンダイエット
脳内ケトン濃度の高まりにより脳血流が39%増加する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8967461
ケトン濃度の増加による脳血流の増加メカニズムは、代謝の相互作用を介したものというよりも大脳内皮に対しての直接的な効果である。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16001018
journals.sagepub.com/doi/full/10.1038/sj.jcbfm.9600177
カロリー制限はラットのケトンレベルを増加させ、脳の老化による脳血流の低下を防ぐ。
www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0197458015001827
瞑想
瞑想プログラムは、前頭前頭部、上前頭部および上頭頂皮質の脳血流の有意な増加をもたらした。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20164557
マインドフルネス瞑想 IBMT
40人の中国人大学生がマインドフルネス瞑想(ボディ・マインド・トレーニング)IBMTを一日30分、5日間と短い期間行ったところ、脳血流が有意に増加した。
www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2015.00212/full
超越瞑想
www.globalcountry.org/wp/scientific-research-total-brain-development/
鍼治療
GV20
GV20(DU20、Hundred Meetings、Baihui)での鍼治療により、前大脳動脈の血流速度の増加を示した。脳血流は増加したが、血圧および脈拍数は有意に変化しなかった。
プラセボ比較試験
ランダム化プラセボ比較試験/ 本当の鍼治療は偽鍼を使ったグループよりも有意に脳卒中患者の脳血流を増加させた。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26569545
動物モデルでの鍼療法脳血流改善
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19358505
journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0056736
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24006668
LLLT・光線療法・日光
LED治療による高齢女性の脳血流改善
627nm、70mW / cm、10J / cmを、前頭側および頭頂側の4箇所でそれぞれ30秒間、合計120秒を1週間に2回、4週間継続
脳底動脈および中大脳動脈の血液および血管運動行動を促進した。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25277249
大うつおよび不安を有する10人の患者へ、近赤外線を2週間投射
前頭極局所脳血流(rCBF)は増加したが有意差には達さなかった。
HAM-DおよびHAM-Aスコアの両方において明確に有意な低下を示し、2週間でその低下は最大化した。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19995444
脳血流促進とうつ症状改善
光線療法後のうつ症状の改善は、前頭領域および帯状領域ならびに視床の局所的脳血流の増加と関連していた。
…journals.lww.com/nuclearmedicinecomm/pages/articleviewer.aspx?year=1996&issue=06000&articl
強い光による線条体の脳血流
7000ルクスで10分間の光を健常者に急激に浴びせると線条体の脳血流が増加した。
www.biologicalpsychiatryjournal.com/article/0006-3223(94)90621-1/pdf
EMFセラピー
EMFセラピーとは、電磁場療法の一種。コンピューターで制御されたコイルに磁場を作り出し、細胞へパルス周波を送ることによって、細胞代謝、循環を促進し回復をはかる治療法
EMFセラピーがADマウス、正常マウスの両方において脳血管狭窄を減少させ血流を改善した。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22558216
アルツハイマー病
EMFへの曝露は、ADマウスの神経活性、脳血流を増加させ、記憶を増強する。またEMF曝露と相互影響を及ぼすメカニズムの作用によりアミロイドβの排出も含まれる。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20061638
低酸素訓練
記憶力・アルツハイマー病改善
断続的な低酸素訓練 (Intermittent Hypoxic Training IHT)は、全身性の高血圧、心臓不整脈および精神的ストレスをもたらす血管危険因子(VRF)を低下させ、脳血管機能を改善する。
IHTは、大脳および外脳血管の内皮機能障害、脳血管ネットワークの希薄化、および脳皮質におけるニューロンの細胞喪失をほぼ防止した。
これらの血管保護効果により、IHTは記憶力を改善し、アルツハイマー病の症状を軽減した。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27190276
アーシング、グラウンディング
血液粘度の低下
人体が地面へ接地することで、血液粘度を低下させる。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=earthing++grounding
寒冷曝露
部分冷却
身体の一部を1~2分間、冷水(0度)刺激することで脳血流が増加し脳の血流自律調節が改善する可能性がある。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27206903
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22104537
顔面の冷却
潜水反射(ダイビングリフレックス)
顔面領域への水刺激により、三叉神経ー心臓の反射を引き起こすことが知られている。
水面に顔を浸すと酸素消費が減少することによって心拍数が低下、末梢血管が収縮し、心臓および脳の血流、血圧が上昇する。この反応の速度と強度は水の温度に反比例する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27812317
皮膚冷却
起立不耐症の患者を60度に起こして加熱したグループでは9人中4人が10分間の耐用試験に耐えられなかったが、同様に60度に起こして皮膚表面を冷却したグループでは良好な耐用性を示した。
www.physiology.org/doi/full/10.1152/japplphysiol.01043.2001?view=long&pmid=12070190
ヘッドダウンセラピー(頭下げ療法)
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21809745
undergroundhealthreporter.com/inversion-therapy-benefits-for-pain/
全身振動療法
全身振動療法が末梢血流を増加させる。(脳血流の増加は推定)
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4560014/
医薬
ラパマイシン
ラパマイシンによるTOR経路の阻害、内皮一酸化窒素の放出を誘導することにより、ADマウスの血管密度および脳血流が維持され、アルツハイマー病の組織病理学的な進行を遮断。
血管性認知症の治療法として有望である可能性がある。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23801246
テルミサルタン
テルミサルタン群では、アムロジピン群と比較して、右上顎辺縁部、頭頂小葉、髄腔部、舌状回で局所脳血流の増加が認められた
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21929736
ドネペジル
脳血流への短期的な効果
ドネペジルの投与により、短期的には局所脳血流が相対的に増加するが、長期的には局所脳血流は治療前のレベルまで低下する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16922471
その他
ビンポセチン
シロスタゾール
サアミオン(ニセルゴリン)
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤
アスピリン(低用量ではない)
シルデナフィル PDE5阻害剤
イブジラスト PDE4阻害剤
脳血流低下のリスク要因
バルサルバ法
長時間にわたるバルサルバ法を伴う活動(例えば仕事などで重荷を持つ時に息を止めたりする)が頭蓋内圧の上昇を引き起こし、アルツハイマー病の発症につながる可能性
www.eurekaselect.com/83859/article
マリファナ
マリファナユーザーは平均して低い脳灌流を示す。
マリファナ使用はアルツハイマーリスクを高める可能性がある。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27886010
慢性疲労症候群
慢性疲労症候群患者は、健常者よりも脳の血流が幅広く低下している。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21167506
脳の外傷
外傷性脳損傷患者の脳血流は低下している。注目すべきことに外傷後血圧が正常化した後でも脳血流の低下が存在する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7496746
カフェイン
カフェインが中大脳動脈の直径を縮めることを示唆する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15132312/
250mgのカフェインが脳の血流を30%低下させる。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2122148/