アルハカ改善策

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リコード法概要

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アルハカ改善策

小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だと思う。

イチロー

ブレデセンプロトコル(リコード法)について長く紹介してきましたが、わたしは当然ながらリコード法のように、詳細に臨床検査の異常値を事細かく把握して治療を行ってきたわけではありません。

ゆるいホーリズム的な発想の元に医療情報を混ぜた試行錯誤的な改善策ですので、参考になるかどうかわかりませんが、ひとつの考え方としてこういうものがあるんだということで、見ていただければと思います。

1. 医学的証拠のある利用可能なものを採用

リコード法に対してひとつ、アルツハッカー的なDIY認知症治療にアドバンテージがあるとすれば、医薬品のオフラベル使用なども自己責任において積極的に活用可能なことです。

リコード法は機能性医学を中心とした治療方法ということもありますが、組織として合法的に許される範囲で活動を行なっているため、グレーゾーンの強まる医療行為に関してはどうしても実行に限度が生じます。

2. 異なる機序・五感を組み合わせ多面的に取り組む

(脳への刺激を分散させる)

五感プログラム(例)
  • 視覚 → 写真回想法・脳トレ、光セラピー、PBM
  • 聴覚 → 音楽療法・会話
  • 味覚 → 食事、栄養管理
  • 触覚 → 運動刺激、かかと落とし、温熱療法、日光浴
  • 嗅覚 → アロマセラピー

※つまり複合的に組み合わせるといっても、例えばサプリをいろいろ摂るだけというのは、ひとつに偏っているので多面的とはいえず不可になります。

3. 時間コスト・経済コストを踏まえ改善策を増やす

検査を実施しない、または最小限に多標的に認知症治療を実行しようとすると、経済コスト、時間コストの壁に早々にぶつかります。そのため、それらをどうやって簡略化していくか、限られた資源の中で時間のカットと費用のカットがそのまま実行量の増大につながるため、経済効率、治療効率は治療成功の鍵となります。

まあ、そういわけでリコード法と比べるのもなんですが… 緻密な計画とは言い難い基準を設けて、実行していました(泣)

※最初に「力技で診断時のレベルに戻した」と書いたのはそういった意味もあります。

アルハカメソッドのポイント

とはいえ注意してもらいたいのは、「とにかく良さそうなことをいろいろやってみる」とか「下手な鉄砲数打てば当たる」といった考え方ではないところにあります。

これはリコード法にも通じる話ですが、良さそうだと思ったものに飛びつくのではなく、まず有効性がありそうな選択肢を医学的な機序と証拠、有効性に基づいて絞っていくことで、機会損失を大きく防ぐことにポイントがあります。

上手な鉄砲を安価にたくさん打つ

治療改善策の「絞り込み」「大量に数をこなす」という、一見すると矛盾していますが、両方の戦略が認知症改善に必要不可欠です!

これはアルツハイマー病の治療選択が10しかなければ絞りようがありませんが、1000以上あるため、そこから数十の選抜メンバーを選ぶというイメージをしてもらうと良いかもしれません。またその後、試行錯誤、調整(学習)も繰り返してきているため、改善策や投与薬も常に変化してきています。

これもリコード法の手法と重なると言えるかもしれません。また、こういった小さなアレンジと知識の積み重ねもやってきて地味に重要だと痛感しています。

 

もう少しまとめた言い方をすると、

「エビデンスを元に的を絞り込み、絞り込んだ後には投資効果を考えて、打てるだけ打ちまくる」
(最適条件を追求せず、多数のゴール(改善目標)を設定する)

というふうに言えるかもしれません。

もう一点だけ加えさせてもらえるなら、

「選びぬいた治療方法を、フィードバックを得ながら継続的に工夫を重ねていく」
(自らの誤りも戦略上含めて試行する)

という点も鍵になったかと思います。

特に、この工夫を重ねていくというのは、単により良いものに改善していくという意味だけではなく、その改善策の本質面は継続していくことが大事ですが、多くの具体的な個々の実行策については「同じことを繰り返さない、単調さを避ける」ということ、「家庭でできる客観的な物差しをもつこと」(フィードバックができるようにすること)を含みます。

これは、わたしが認知症という病気を、ネガティブな恒常性を持ってしまった複雑系の疾患と捉えているところにも起因します。

これはあくまで包括的な指針で、個々の改善策にはもちろんより詳細な方法論がありますが、当時の自分のもてる知識と置かれた環境の中でできる最善の戦略であったと考えています。

リコード法とアルハカメソッド

ブレデセンプロトコル(リコード法)とアルハカメソッドの対照的ともいえる違いは、ブレデセンプロトコル(リコード法)は個人によって異なるアルツハイマー病の穴を、血清検査、遺伝子検査などを用いながら、その人個人に合わせて努力を最小限にしていくという見方もできるかもしれません。

それに対してアルハカ戦略は、穴をある程度は絞るものの穴の場所の個人差は無視して、個々の改善策の効率化を測り、DIYなどを通してかかる費用や時間などを最小限に抑えて、36のすべての穴をふさごうとしている、という見方もできるかもしれません。

 

少々揶揄的に書くと

・TVの健康情報 → 1枚の壊れているかどうかわらかならい瓦を交換

・製薬会社 → 1枚の壊れた瓦を高品質な瓦に交換

・リコード法 → 36枚の瓦から壊れている瓦を検査で見つけて交換

・アルツハッカーアプローチ → 36枚の瓦にブルーシートをかける(後で瓦を一枚ずつ交換)

といった感じでしょうか。

ブルーシート戦略

一見とっつきやすいのは検査をさほど必要としないアルハカメソッドですが、個別化がないかあったとしても最低限でしかないため、あれやこれやと実行量も多く工夫も必要なため、実はあまり初心者向けではありません。

本気で取り組みたい場合は、リコード法、つまり検査して治療手段を最適化し、認知症治療に取り組むことをおすすめします。

検査ができない人のためのアルハカメソッド

しかし現実問題として原因を特定するための検査が個人ではむずかしい環境の中で、(検査を嫌う人が想像以上に多いこともわかってきました、、)とりあえずの時間稼ぎとして行う目的であれば、今でもこのブルーシート戦略?は、ありだと思っています。

そして過渡期であるからこその治療法でもあり、リコード法が社会に浸透すれば捨て去られるべき治療法でもあるでしょう。

草の根医療

このブログサイトは自分のように一般市民であっても、「医療情報を読んで治療方法を模索する」という自己決定による自己医療は可能である、ということを、その稚拙さ、失敗を繰り返すことも含めて、提示する意味合いを含むかもしれません。

そういった思想的な何かをもってやっているわけではないのですが、俯瞰的に見ると既得権益のコモディティ化という時代の流れに位置しているのかなと思ったりもします。

これは、将来的には医療関係者全員を敵にまわしかねない動きかもしれません。(冷汗)

グラウンドセオリーの欠落

現代医療は高度に専門的になっているため、個人がなかなかそのすき間を埋めるのは難しいのではと思う方もいらっしゃると思いますが、専門性があらゆる土俵で同じレベルでもって追求されているわけではありません。

また、専門領域のタコツボ化が問題視されて久しいとも思いますが、それぞれの専門分野の深いところで対立するのではなく、むしろそれらを利用しつなげていくことで、個人の努力が通用する余地は十分あるものと感じています。

※すき間といってしまうと10個の正規手段に対して裏技が1個ぐらいしかないイメージになってしまう気もしますが、アルツハイマーに限っては1個の標準的な治療法に対して、100以上のニッチ的な改善可能性のある代替策が存在します。。

ツールとしてのブレデセンプロトコル(リコード法)

いずれにしても、わたしはブレデセンプロトコル(リコード法)を(医療エビデンスも含め)全面的に依存する基盤として扱っているのではなく、いわば前哨基地のように考えており、他により良い方法があれば、ブレデセンプロトコル(リコード法)にも自分の方法論にこだわるつもりはまったくありません。平たくいえば「治るならなんだっていいよ」です。

ただ、この考え方が通用するのは本質的には個人レベルまでです。公共性を帯びるとそうはいかなくなります。そしてなんとかこの個人レベルを、公共性に達しないその手前で、拡張して他者の手助けになる方法はないものだろうかと考えています。

次の記事

東洋医学との兼ね合いや、日常の改善策について誤解されていることも多いので、補足的に書いていきます。

日常の改善策・伝統療法の復権
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