ビタミンB(認知症・アルツハイマー)

ビタミンB

ビタミンB1

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研究

ビタミンB1 チアミン・ベンフォチアミン

チアミンの減少は、記憶障害、神経炎プラーク、過剰リン酸化タウによるアルツハイマー病理を引き起こす可能性がある。大量のチアミンはアルツハイマー病の病状を緩和させる。

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※KGDHC チアミン依存性酵素

KGDHCは、TCAサイクルにおける律速段階であることが多い。

アルツハイマー病患者の多くはチアミン欠乏

ADマウスでは、チアミン欠乏がアルツハイマー病と類似する記憶障害を引き起こす。(アセチルコリンの減少、グルタミン酸の過剰放出、空間記憶の機能障害、プラーク形成等)

チアミンを外因的に投与しても治療効果に乏しい。他の化合物ソルブタミド、ベンフォチアミン、フルスルチアミンは、チアミンの効果を5~10倍高め、数時間の維持が可能となる。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4846521/

まとめ

・チアミンではなく、ベンフォチアミン、フルスルチアミンを推奨

・単独での治療効果を得るためには大量摂取が必要

サプリメント

ドクターズベスト ビタミンB1 ベンフォアミン 300mg 60錠 

通常摂取量 150~300mgを一日2回

ビタミンB6 (M)

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ピリドキシン、ピリドキサミン、ピリドキサール、

ピリドキサール-5′-リン酸(PLPまたはP5P)(推奨)

43人のアルツハイマー病患者の血清ピリドキサール-5′-リン酸濃度が、37人の対照群と比較して低い可能性が12倍高かった。2002年カリフォルニア大学

http://www.lifeextension.com/Magazine/2009/7/B6-Vitamers/Page-01

認知症と関連する効能

糖化作用に対する阻害効果(P-5-P)

ホモシステインの低下(葉酸、B12と併用で)

炎症抑制

神経伝達物質の合成 セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、GABA

脂質代謝 スフィンゴ脂質生合成に関わる必須酵素(P5P)

血小板の凝集阻害


ピリドキシンはアルミニウム毒性によるアルツハイマー病などの神経変性障害に対して解毒作用をもつ可能性がある。in vivo

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12576137

食品

牛肉、鶏肉、ひまわりの種、ピスタチオ、養殖でない魚、かつお、バナナなど。

サプリメント

ビタミンB6単体(P5P)

ソースナチュラル 補酵素ビタミンB6(P5P)100 mg 60タブレット

ビタミンB複合体 B6メイン(P5P)

ソーンリサーチ ビタミンBコンプレックス #6

葉酸 or 5-メチルテトラヒドロ葉酸

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葉酸は、ビタミンB9とも呼ばれる。

活性型葉酸と言われる5-メチルテトラヒドロ葉酸は、省略して5-MTHFと書かれる。

葉酸の主な役割

メチル化の寄与、核酸、アミノ酸の生合成、アミノ酸の変換、DNA/RNAの複製など

葉酸の効能 アルツハイマー病関連

・ホモシステイン濃度を下げる。(高用量摂取)

・血管機能の改善

葉酸の解毒作用 3型アルツハイマー

・フリーラジカルの消去活性、(一酸化窒素、ヒドロキシラジカル、MDAの抑制)

・砒素中毒の解毒 尿中のヒ素排出が促進

・肝臓の損傷を軽減

・葉酸摂取がグルタチオン、メチオニン濃度を上昇させる。

抗うつ作用

葉酸はセロトニンとドーパミンの合成にも関与しており、うつ病治療としての葉酸摂取には一定の役割がある模様。

フルオキセチンによる精神治療を受けている女性では、5mgの葉酸が1.5mgよりも有効。血中の葉酸濃度が低い女性に、より良い効果があるかもしれない。

一般的な葉酸ではなく活性型葉酸(5-MTHF) を摂取すべき理由

葉酸には、葉酸(folate)、葉酸塩(folic acid)、5-MTHF(L-methylfolate)の3つのタイプがある。

単に葉酸、またはfolateと書かれてあるものは、ドラッグストアなどで売られているもっとも一般的なタイプ。しかし葉酸(folate)を有効に利用するためには体内の中で葉酸、葉酸塩から5-MTHFに変換していく必要がある。

葉酸は一定量(400μg)を超えて摂取すると、5メチルテトラヒドロ葉酸(5-MTHF)を形成し、体内でS-アデノシルメチオニン(SAMe)を間接的に産生するようになる。

葉酸から5-MTHFへの変換が必要な酵素(MTHFR)を生成が低い遺伝的な変異を持つ人が多いため、大量の葉酸摂取はかえって害を及ぼす可能性がある。

大量の葉酸摂取を数千回繰り返しても即時には害は及ぼさないが、他のビタミンB大量摂取と異なり、高用量での摂取を続けるとガンのリスクを上昇させる。(特に高齢者の大腸癌)

5-MTHFの代謝物であるSAMeを摂取するという方法もあるのだが、SAMeが高価なサプリメントであり、また5-MTHFがより多くの経路で作用するため、一般的には5-MTHFが推奨されている。

MTHFR遺伝子に異常があるかどうかは、23andmeなどの遺伝子検査で調べる。

遺伝子変異(多型)

MTHFR C677T(rs1801133)のホモ変異(TT型)

MTHFR A1298C(rs1801131)

国内での検査

 葉酸(MTHFR C677T)代謝遺伝子検査キット 【口腔粘膜専用】

MTHFRについて 検査・対処法など(認知症・アルツハイマー)

遺伝子変異の有無がわからない場合、(大量摂取する場合は特に)5-MTHFを摂取していた方が賢明。

サプリメント

ソーンリサーチ 5-MTHF(活性型葉酸) 1 mg 60 カプセル

ソーンリサーチ 5-MTHF(活性型葉酸) 5 mg 60 カプセル

一般的な健康予防 一日 0.4mg

「ReCODEプロトコル」推奨用量

ホモシステイン濃度 6μmol/l以上の場合 一日 0.8mg~5mg

ビタミンB12 (M)

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メチルコバラミン、シアノコバラミン、コバラミン、5-デオキシアデノシルコバラミン(ヒドロキシB12)、アデノシルコバラミン、コバマミド、ジベンコジド、ヒドロキソコバラミン

ビタミンB12が不足しやすい人

・肉や魚を食べない厳格なベジタリアン

・高齢者、(悪性貧血、萎縮性胃炎(10~30%の高齢者が該当)、胃の酸性度が低下、腸に疾患をもつなど)

・胃の切除、セリアック病、肝疾患、クローン病など、B12の取り込み能力に問題がある人

・うつ病、疲労症状のあるラクナ脳卒中患者

・メトホルミン、ACE高血圧薬、コレステロール低下薬、エストロゲン、ホルモン補充剤を摂取している

・酒飲み、薬物を多く摂取している。(分解にB12を消費する)

ビタミンB12血清濃度

ビタミンB12の血清マーカーは、B12の欠乏症のバイオマーカーとしては信頼性が低い。(ビタミンB12が血中に運ばれるには輸送体であるハプトコリン、トランスコバラミンIIを必要とするため)

ビタミンb12の欠乏によって上昇するホモシステインは、認知機能低下と明確な相関関係がある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25854931

※ホモシステインを下げるだけでは認知症の改善には結びつかないことも、研究で明らかになっている。

研究

血清B12の検査精度はあまり高くない。感度は13~75%、特異度は45~100%の範囲

症例の約9%が潜在的に可逆的な認知症であり、0.6%の症例が実際に逆転した。

ビタミンB12欠乏症は、ビタミンB12試験結果と感覚異常などの臨床症状の両方に基づいて決定されるべき。Stabler博士

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3874776/


超高用量のメチルコバラミンは、ラットの神経再生を促進する

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8021696/


メチルコバラミンは、メチル化サイクルを通して、Erk1 / 2およびAkt活性を増加させ、ラット坐骨神経損傷モデルにおいて神経再生を促進する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20045411/


高用量のビタミンB12は、C型肝炎によるウイスル複製を用量依存的に阻害することができる。

デキサメタゾンおよびビタミンB12が、ラットの有髄神経線維の再生、シュワン細胞の増殖を促進。損傷した坐骨神経におけるBDNF発現をアップレギュレートした。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23185205

B12のタイプ

メチルコバラミン

食品 チーズ

効果を及ぼす部位 細胞質、神経、脳

効能 神経伝達物質、遺伝子調節、神経組織と脳の再生と保護、血液の形成、視力

ドクターズベスト メチルコバラミン B12 1000 mcg 60錠剤

アデノシルコバラミン

食品 肉、乳製品

効果を及ぼす部位 ミトコンドリア

効能 細胞エネルギー、脳発達、水分補給、成長、筋肉発達

KAL アデノシルコバラミン B12 1000mcg 90錠剤

ヒドロキシコバラミン

食品 すべての食品

他のタイプのビタミンB12よりも持続性、徐放性がある。シアン化合物を捕獲するため、喫煙などへのデトックス効果がある。NOラジカルもブロックする。値段は高価。

摂取用量

中用量  150~250mcg 健康な人の補給

中高用量 300~500mcg 高齢者、ベジタリアン、B12の吸収に問題がある人

高用量  1000~3000mcg 治療用量、高齢者、貧血患者

超高用量 5000~10000mcg 特殊な治療用途、短期限定

B12は半減期が長いため、一週間に一回、高用量摂取(2mg)を推奨する医師もいる。

まとめ

・欠乏症に該当する人には必須、ほとんどの人は一日500mcg(0.5mg)で欠乏症は対応できる。

・超大容量摂取(5mg超)は、短期間であれば、神経疾患治療としての利益があるかもしれない。

・卵(卵黄コリン)の組み合わせで数倍の相乗効果。

・ビタミンC2000mg超の摂取でB12を破壊

・認知機能改善目的のビタミンB12のタイプはメチルコバラミン、(ただし水銀をメチル化することで、水銀がより危険なメチル水銀に変換される可能性もあるため、水銀チェックとキレートを先に行っておくこと)

・次点でアデノシルコバラミン、おそらくミックスがベスト。

・ヒドロキシコバラミンは喫煙者に良いかも。一般的なタイプのシアノコバラミンはやめておく。

・他のビタミンB(特にB6、葉酸)と併用して摂取すること。

サプリメント

ビタミンB12 メチルコバラミン単体

ドクターズベスト メチルコバラミン 1000mcg 60錠

Bコンプレックス B12メイン(アデノシルコバラミンとメチルコバラミンのミックス)

ソーンリサーチ ビタミンBコンプレックス(活性型)#12(推奨)

一日1カプセル 朝食後

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