認知症サプリメント 研究サイト(ミネラル編)

アルツハイマー病予防・改善サプリメント (ミネラル編)

亜鉛(各種キレート)(M・L)

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キレート亜鉛サプリメントの比較

<サプリメント>

・カルノシン亜鉛 

ドクターズベスト ペプジン 亜鉛-Lカルノシン複合体

・オプチジンク/L-モノメチオニン亜鉛

ジャロー 亜鉛 バランス 100カプセル

・ピコリン酸亜鉛

ナウフーズ 亜鉛 ピコリネイト 50mg 120カプセル

・グリシン酸亜鉛 

ナウフーズ グリシン酸亜鉛 30mg 120ソフトジェル

セレン/セレニウム (M・L)

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セレニウム

食品ではブラジルナッツにもっとも多く含まれる。

甲状腺ホルモンの脱ヨード化を触媒し、T4をT3およびrT3に変換するヨードチロニンデオディナーゼの機能に必須。

インスリン抵抗性、2型糖尿病患者へのセレン補充は、推奨されていない。

パイロット研究 セレン投与により血清TSH、fT4濃度が有意に用量依存的に減少、fT3については有意な効果は見られなかった。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25740851

アルツハイマー病患者の血清セレニウムは少ないことが研究でわかっている。セレンの減少は抗酸化酵素グルタチオンペルオキシダーゼが減少していることを示唆する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28595794

一般摂取量 50μg

治療用量 200~300μg

害のない最大用量 700~800μg

<サプリメント>

ライフエクステンション スーパーセレニウム複合体 100カプセル

一日一錠、空腹時又は食後

セレノメチオニン

<セレニウムとの違い>

食品中に含む天然の有機セレン

メチオニンと結合しており容易にタンパク質へ取り込まれる。セレニウムサプリメントと基本的には体内で同じ効果をもつと考えられているが、セレニウムよりも吸収率が良い。同等の用量で約2倍の血清セレン濃度が得られる。(過剰症に注意)

<研究>

セレノメチオニンをADマウスへ投与、タウの総量とタウの過剰リン酸化が減少、

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28137967

セレノプロテインによる保護仮説

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5034004/

<サプリメント>

ソーンリサーチ セレノメチオニン 60カプセル

二酸化ケイ素

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アルミニウム、鉄、銅のキレート、アルツハイマー患者15人中3人以上が認知機能を改善

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22976072

鉄キレートなどで、低い血清鉄濃度を維持できた場合、アルミニウムの吸収性が高まるため、ケイ素を用いてアルミニウムの吸収阻害することには合理性があると思われる。

ソルガー 海洋シリカ 100カプセル

マグネシウム (+カルシウム) (L)

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一般的にカルシウムと併用することで、マグネシウムの吸収力が高まるため、多くのマグネシウム補給剤は1:2の割合でカルシウムが多く添加されている。

しかし、この比率は食事の摂取量を無視した比率であり、一般的な食生活ではカルシウムよりもマグネシウムの不足が問題であるため、1:1か、マグネシウムが若干多いぐらいの比率を推奨する研究者もいる。

http://deliciousliving.com/blog/time-ditch-21-calcium-magnesium-ratio

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23430595

血清マグネシウム濃度はアルツハイマー病のリスク増加と関連する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28931641

アルツハイマー病患者の脊髄液中のマグネシウムは有意に低い。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26351088

マウス脳のマグネシウムがシナプス喪失を防ぎ、認知障害を逆転させる。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25213836

マグネシウムの種類

・クエン酸マグネシウム

生物学的利用能は90%。

高用量で用いるとお腹がゆるくなることがある。そういったトラブルがなければ便秘

予防に使えるかもしれない。

<サプリメント>

ナウフーズ カルシウム&クエン酸マグネシウム 1:1 パウダー 227g

ナウフーズ クエン酸マグネシウム 120カプセル

・オロチン酸マグネシウム

植物や動物は、DNA、RNAを作る際オロチン酸マグネシウムを用いる。細胞膜に浸透し、ミトコンドリア核の内層にマグネシウムイオンを効果的に送達する。

心血管に対する保護作用、血圧調整、自律神経系の機能調整作用がある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26281202

プロバイオティクスとの併用で、抗うつ作用をもつ。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28155119

・酸化マグネシウム

生体吸収率は低く4%、下剤目的の治療として使われる。

・塩化マグネシウム

酸化マグネシウムよりも高い生物学的利用能を示す。皮膚への適用などに用いられる

・乳酸マグネシウム

酸化マグネシウムよりも高い生物学的利用能を示す。消化器系の治療にもっとも用いられる形態のマグネシウム。腎疾患をもつ人は避けるべき。

・硫酸マグネシウム

低い生物学低利用能10%

・マグネシウム グリシン酸塩

吸収力が高いが、それほど有益ではない。

マグネシウム・L・スレオネイト(M・L)

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<概要>

マグネシウムLスレオネイトは、脳関門を容易に通過し、脳内のマグネシウム濃度を効果的に上昇させる唯一のマグネシウム化合物。

一般のマグネシウム化合物では代替にならない

脳の神経変性疾患治療として用いるマグネシウムはマグネシウム・L・スレオネイト一択となる。マサチューセッツ大学がノーベル受賞者と共同で開発した化合物で、特許品でもり高価格。

効率よく生体吸収率をあげるには、一日3カプセルを分けて空腹時に摂取すること。

穏やかにする作用があるため、夜を中心に摂取する。

亜鉛と競合するため、できるだけ亜鉛との同時摂取は避ける。

無作為化プラセボ対照二重盲検 認知障害をもつ高齢者の認知能力を有意に改善

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26519439

マグネシウム-L-スレオネートはラットの脳のマグネシウムを増加させ、学習能力、作業記憶、短期長期記憶の改善を示す。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20152124

マグネシウム スレオネートはADマウスのNMDAR伝達経路を回復させ、飼育環境に変化と多様性を取り入れることで(環境エンリッチメント)認知機能を高める。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29125684

プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験

認知障害を有する高齢者25名へマグネシウムスレオニン(MMFS-01)1.5~2g/日を投与。脳シナプスの密度を結に高め認知能力を改善。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4927823/

<サプリメント>

ナウフーズ マグネシウム L-スレオニン 667 mg 90カプセル 

一日3錠~ なるべく空腹時 夕方以降夜を中心に

マンガン (M)

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マンガンは正常な成長、発達、および細胞ホメオスタシスに必要な微量元素。骨形成、脂肪、炭水化物の代謝、血糖調整、カルシウム吸収に重要ニューロンおよびグリア細胞が機能するために必要な酵素でもある。

欠乏患者と過剰患者の両方が多く見られる

摂取量すべきかどうか判断の難しいミネラル。マンガン不足はグリホサートによる代謝障害が関係している可能性がある。

グリホサート(ラウンドアップ)除草剤の危険性(認知症・アルツハイマー)

マンガンに過剰曝露すると、脳内のマンガン濃度は領域により変化を示す。マンガン濃度がもっとも高くなる部位は人では淡蒼球、ラットでは視床下部。

<マンガンを含む代表的な食品>

全粒穀物、ナッツ、種子、茶、豆類、パイナップル

マンガン蓄積は、食欲不振、無関心、筋肉および関節痛を含むパーキンソン病に似た特徴を示す。

「マンガニズム」と呼ばれる臨床症状

記憶障害、強迫行動、視覚障害、錯覚、妄想、失見当

脳内のマンガン濃度上昇は、鉄のホメオスタシス、興奮毒性、ミトコンドリアの機能不全、酸化的ストレス、タンパク質凝集の誘発、マンガンと同じ輸送システムを使う二価金属の恒常的な変化を引き起こす。

グルタミン合成酵素はマンガンがもっとも豊富なタンパク質で、アストロ細胞で発現し、グルタミン酸をグルタミンに変換する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3230726/

脳の過剰なマンガンは神経毒性を持ち、アミロイドβと関連した認知障害を誘発する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24961945

マンガンはアストロサイトとニューロンの間の、「グルタミン・グルタメート・GABAサイクル(GGC)」に関わっており、その毒性はGGCの破壊と関連し、GABA作動性シグナルおよびグルタミン代謝の変化をもたらす。

過剰なマンガンは、アストロ細胞において異常なグルタミン輸送を引き起こし、細胞外のグルタメート濃度が上昇。

過剰マンガンはグルタミン合成酵素発現、活性のダウンレギュレーションを引き起こし、グリア細胞にてグルタミン合成/代謝の枯渇を誘発し、その結果アストロサイト由来のグルタミンが減少、ニューロンの神経伝達におけるホメオスタシス機能の不全をもたらす。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3633698/

マンガンの慢性的な曝露により、細胞周期調節、DNA修復、アポトーシス、ユビキチン – プロテアソーム系、タンパク質フォールディング、コレステロールホメオスタシス、軸索/小胞輸送および炎症に関連する遺伝子発現の変化をカニクイザルが示した。

APLP1発現、p53レベルが増加、神経変性変化、拡散性のアミロイドβプラーク、前頭皮質におけるαシヌクレイン凝集を導く細胞ストレス応答を生じさせる。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20188756

メタアナリシス アルツハイマー病患者において血清マンガンレベルが低い。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28273828

<サプリメント>

ツインラボ マンガン 10mg 100カプセル 

ソースナチュラル マンガン 10mg 250錠 低価格

過剰摂取に注意

リチウム (A)

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一般的な摂取源としてのリチウムは湧き水などに含まれる。

水道水に含まれるリチウムは少なく、地域差があり、リチウムの少ない地域では自殺率が有意に高いという研究報告もある!

逆浸透膜浄水器(強力に不純物を除去する浄水器)などを使った水や、その水によって作られた食品ばかりを食べていると、リチウム不足になる可能性がある。

画像、イラストなどを保持する外部ファイル。オブジェクト名はcn-2014-000309_0002.jpgです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4063497/

<リチウムの重要な標的>

GSK-3β (グリコーゲンシンターゼキナーゼ-3β)

IMP (イノシトールモノホスファターゼ)

Akt (Akt /β-アレスチン2)

リチウムはGSK-3α、βの両者を直接的、間接的に阻害する。

Bcl-2をアップレギュレートし、グルタミン産誘導のp53、Baxを抑制。

リチウムは二価のマグネシウムの補因子として、広範囲の酵素を阻害することができる。

リチウムのオートファジー誘導は、IMPaseの阻害による。

「アルツハイマー病のGSK仮説」

GSK-3βの阻害が、リチウムの主要なアルツハイマー神経保護効果

<リチウム低用量、高用量で効果が変わる!>

高用量リチウム(約2mM)

mTORを活性化して、オートファジーをダウンレギュレートする。

低用量リチウム(約0.8mM)

IMPase阻害、オートファジーをアップレギュレートする。

<認知症>

リチウムを投与されていた人は、有意に認知症発症率が低かった。

リチウムは脳梗塞容積、カスパーゼ3活性、アポトーシス細胞を減少させる。

GSK-3αのAPPのプロセシング関与し、阻害することでアミロイドβ産生を減少させる。

<リチウムの神経保護効果>

リチウムの神経保護効果が発揮するには、BDNFの発現が必要!

リチウム自体にもBDNF増強作用があるが、BDNFをノックアウトしたマウスではリチウムを投与しても神経保護効果は見られなかった。

リチウムの神経保護効果はHSP70、Bcl-2のアップレギュレーション、p53のダウンレギュレーションによってもたらされている可能性が高い。

画像、イラストなどを保持する外部ファイル。オブジェクト名はfnmol-04-00015-g003.jpgです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3073119/#b61

<研究>

GSK-3阻害剤、BDNF、NT-3を合成、放出の促進、神経新生の強力な刺激効果

https://www.greatplainslaboratory.com/articles-1/2016/2/22/lithium-the-cinderella-story-about-a-mineral-that-may-prevent-alzheimers-disease

二重盲検ランダム化試験 軽度の認知障害をもつ高齢者の認知能力が低用量のリチウムで改善された。

脳脊髄液内のタウ減少が認知症の注意喚起課題の良いスコアと有意に関連していた。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21525519

メタ分析 アルツハイマー病患者へのリチウム使用 プラセボ群と比べ認知低下を有意に減少

http://content.iospress.com/articles/journal-of-alzheimers-disease/jad150437

リチウムを軽度アルツハイマー病患者へマイクロドース投与(300μg=0.3mg)

対照群と比べて投与後3ヶ月後にMMSEスコアに有意差が生じ徐々に増加していった。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22746245

<摂取量>

双極性障害で投与される通常量(5mg)は、アルツハイマー病患者にとっては過剰である可能性が高い。

おそらく推奨維持量は0.3mg~1mgあたり。

<サプリメント>

KAL オロチン酸リチウム 5 mg 60カプセル

推奨量0.3~1mg

空腹時または夕食後、リンク先のサプリメントは5mgのため5分割して摂取。

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