毛髪ミネラル検査 必須金属(覚書)

毛髪ミネラル検査 必須金属

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Ca/カルシウム

 

信頼性と評価

毛髪中のカルシウム濃度は、栄養摂取、特定の疾患、代謝障害と相関する。

しかしパーマ溶液、染料、漂白などによる汚染にも敏感に影響を受ける。

それらが使用されている場合、毛髪のカルシウム濃度は体内カルシウムを正しく反映したものではない可能性が高い。

ビタミンKはカルシウム移動を制御するビタミンであり、ビタミンKの補充が毛髪のカルシウムレベルに影響を与える可能性がある。

カルシウム濃度高値

カルシウム濃度の高値は体内のカルシウム濃度を評価する方法としては望ましくない。

毛髪カルシウム濃度が高い場合、体内のカルシウム分布に異常があること示している可能性がある。

また、カルシウムの毛髪への流出によりカルシウムが過剰消費され失われている可能性もある。そのため、逆説的だが毛髪中のカルシウム濃度が高い人がさらなるカルシウム摂取を必要とするケースも存在する。

まれに、食事中のカルシウム摂取量が多いことで毛髪カルシウム濃度が高値を示すことがあるが、食事中のカルシウムとリンの比率が低すぎることが原因である可能性がより高い。

過剰ビタミンD摂取が毛髪カルシウム高値の原因となる可能性があるが、あまり一般的ではない。

カルシウム低値

毛髪中の低いカルシウム濃度は、カルシウムの少ない摂取量を示している可能性がある。

尿中でカルシウムが失われていることが多い

急性の酸化と関連

銅欠乏と関連することが多い。

カルシウム高値の症状

副甲状腺機能亢進症、骨粗鬆症、

リン/マグネシウム/カルシウムの不均衡(血清検査で評価する)

低血糖、ホルモンバランスの崩れ、代謝障害

過剰ビタミンA、過剰ビタミンD

高血圧症、インスリン抵抗性、左室肥大、動脈硬化症などのメタボリックシンドロームにおける全イオン制御障害

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1457764/

Mg/マグネシウム

信頼性と評価

一般的に人々の体内に蓄積されているマグネシウム濃度は低いことが多いが、それらが毛髪中のマグネシウムレベルに影響を与えることはない。

マグネシウムが毛髪を通して失われている可能性があり、毛髪マグネシウムは低値、高値の両方がマグネシウム欠乏を示し不安や過敏症などにつながっている可能性がある。

毛髪マグネシウム高値

トータルの体内のマグネシウムレベルではなく、マグネシウムの分布異常が起きていることを示している可能性がある。

体内のマグネシウム低値によって毛髪マグネシウムの高値を示すことがある。

そういったケースでは、入眠が難しい、睡眠障害、頭痛、首や背中などの筋肉のけいれんや筋肉痛、むずむず脚症候群、などマグネシウム欠乏症状を示す。

毛髪マグネシウム低値

体内のミネラル輸送とマグネシウムの蓄積量が低い可能性があるが相関は低い。

従って、マグネシウムレベルを測定には赤血球マグネシウムの再検査が必要。

原因

マグネシウム高値
マグネシウム低値

アルコールの摂取、ジャンクフード、カルシウムはマグネシウム濃度を低下させる。

症状

マグネシウム欠乏 症状

不安、過敏症、速い心拍数、腎臓結石、急激な酸化

筋肉痙攣(特に運動後)

高血圧、筋肉のけいれん、多動性行動、発作、不整脈、組織の石灰化

マグネシウム過剰症

混乱、無気力、うつ病、精神病、低血圧、下痢 筋力低下、疲労 遅い酸化速度

Na/ナトリウム

信頼性と評価

毛髪中ののナトリウム濃度は、食事や栄養状態を示すものではない。

毛髪ナトリウム低値

ナトリウム低値は、臨床的な意義をもたないか、または副腎機能不全と関連する電解質の不均衡と一致し得る。

この場合、血清ナトリウム低値、血清カリウム高値、尿中ナトリウム高値が予想される。

毛髪ナトリウム、カリウム濃度低値は、毛髪カルシウム、マグネシウム高値が頻繁に伴い、感情的なストレスとも関連する。

セリアック病では、しばしばナトリウムがカリウムよりも低値を示す。

毛髪中のナトリウムレベル低値は、副腎から分泌されるアルドステロンの分泌異常の可能性があり、塩分を大量に摂取する人ではアルドステロン分泌の低下が見られる。

また多くの金属が副腎のアルドステロンや他のホルモン分泌を損ねることがある。

毛髪ナトリウム高値

腎臓の過剰な負荷、激しい運動による急速な酸化

有害金属で上昇する可能性がある。

血圧

毛髪ナトリウムは年齢とともに有意な正の相関。年齢による毛髪ナトリウムの増加は血圧の上昇と関連している可能性

カリウム・ビタミンCの摂取量

毛髪中のナトリウムは、カリウムとビタミンCの摂取量と有意な正の相関を示す報告。

BMI

BMIの増加によりナトリウム、カリウム、クロム、カドミウムの濃度が増加し有意な正の相関を示す。

ミネラル不均衡

肥満、糖尿病患者ではナトリウムが相対的に高かったり低かったりしており、栄養摂取不均衡とミネラルバランスが崩れが示唆されている。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18039500/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2808721/

K/カリウム

信頼性と評価

毛髪中ののカリウム濃度は、食事や栄養状態を反映しない。

しかし副腎機能不全または/および電解質バランスと関連する情報を示していることがある。

毛髪カリウム低値

胃腸または腎機能障害

利尿薬の副作用

副腎皮質機能亢進症(尿中のカリウムは増加)

ナトリウムと同様、感情的なストレスと関連してカリウム濃度が低値を示すことがある。

毛髪カリウム高値

過剰なアルドステロンの活動と関連するかもしれない。

糖とグルココルチコイドの上昇、非常に高い場合は体細胞が破壊されているかもしれない。

ナトリウムとカリウムの比率

ナトリウムとカリウムの比率2.5が理想 2.4~4または5までが良好な範囲 

比率が高い

副腎の強さ

急性ストレスと関連

比率が低い

副腎が弱い(ナトリウム、カリウムのレベルとは関係ない)

慢性ストレスと関連

血糖不均衡および糖尿病と強く関連。 

心臓発作や脳卒中などの癌や心血管疾患の発症との関連。

Cu/銅

信頼性と評価

毛髪中の高レベルの銅は、体内のミネラル輸送機構が正常である限り、体内の過剰な銅濃度を正確に示す。

一方で銅は毛髪に蓄積せず肝臓、腎臓、脳、関節などの部位に蓄積することがあるた、毛髪中の銅正常値では体内の過剰銅は評価できない。

栄養バランス、キレートを行うことでそれらの体内で利用されていない銅、マンガン、鉄などが除去され毛髪や皮膚に流出し、毛髪ミネラルの分析値が一時的に上昇することがある。

銅濃度過剰 原因

銅管を通した酸性水、パーマネント溶液、染料、漂白剤、スイミングプール/温水

毛髪染色による汚染の場合、銅以外にアルミニウム、銀、ニッケル、チタンも通常上昇する。

汚染された食品や飲料水、

サプリメントによる過度の銅補給

職業的または環境的な曝露

銅と競合する亜鉛やモリブデンの摂取不足は銅過剰をもたらすか、または悪化させる可能性がある。

過剰銅 疾患・症状

胆管閉塞(Cu排泄能力の低下)、肝疾患(肝炎または肝硬変)、腎機能障害

筋肉通、関節痛、うつ病、過敏性、振戦、溶血性貧血、学習障害、行動障害

再検査

銅過剰についての確認試験 銅チャレンジ負荷試験(D-ペニシラミン、DMPS)尿成分検査、全血要素分析での銅の比較

ウィルソン病の患者では毛髪銅が低値であっても、銅の投与は禁忌となる。

Zn/亜鉛

   

信頼性と評価

亜鉛が含まれるふけ防止シャンプーの使用により毛髪亜鉛濃度が高くなり得る。

亜鉛欠乏は皮膚の乾燥を促し薄片状の老廃物が剥がれる症状を示すことがあるため、亜鉛欠乏症患者がふけ防止用シャンプーを使用することは珍しいことではない。

亜鉛高値 
・細胞内の亜鉛低値、機能的な亜鉛欠乏

亜鉛はカドミウム、鉛、銅、水銀などの金属によって細胞内メタロチオネインなどのタンパク質から置換されるため、亜鉛の消費やカドミウム毒性などにより毛髪亜鉛が増加する可能性がある。

・高濃度の毛髪亜鉛レベルは亜鉛汚染水(亜鉛メッキ管)

・溶接

・亜鉛の慢性過剰投与(100mg /日)

・真鍮、青銅、白色塗料、

・農薬会社での製造

亜鉛低値

毛髪亜鉛の低値は体内の赤血球レベル低値、全身の亜鉛レベル低値とよく相関する。

亜鉛欠乏の原因

ベジタリアン、ベジタリアン食では亜鉛が少ない。

炭水化物の摂取比率が高いと亜鉛の吸収が妨げられ、体内の亜鉛レベルが低下することが知られている。

亜鉛欠乏症

肌荒れを起こしやすくなる。

正常な白血球レベルからの低下

抗体の低下、食欲不振、味覚感受性の低下、嗅覚の低下

疲労

夜間の視力が落ちる

創傷の回復が遅くなる。

貧弱な免疫機能、特に細胞性免疫の減弱を引き起こす。

亜鉛過剰症

胃腸障害、ヘム合成の減少(銅欠乏)、頻脈、視力の衰え、低体温

体内の亜鉛濃度は年齢とともに低下する。(有意な負の相関を示す)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3407612/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3825984/

亜鉛補充

亜鉛は腸で吸収されるが、亜鉛を過剰摂取すると亜鉛吸収は腸で妨げられる。

そのため亜鉛を追加で増やしてもわずかにしか吸収されない。

検査

毛髪の亜鉛が高い場合は、正確な亜鉛濃度を評価するために全血または赤血球成分の亜鉛分析が必要となる

P/リン

信頼性と評価

毛髪のリン濃度は、リンの生化学的な機能の正確な反映ではない。

また摂取する食事に含まれるリンとも相関しない。

毛髪中のリン濃度は、カルシウム異常、リンまたはビタミンDの代謝異常、おそらくマグネシウム濃度の異常によっても引き起こされる。

そのため毛髪中のリン濃度は通常、リンの体内濃度の測定を目的とせず研究目的などで測定される。

リン濃度の適切な評価は、全血のリン濃度、+血清ビタミンD、24時間の尿中のリン酸レベル、カルシウム、マグネシウムの測定が用いられる。

毛髪リンの低値

体内のリンレベルは慢性の肝臓病では減少する。

そのため相関する毛髪中のの低いリンレベルは、肝臓の健康度合いを示唆するため別途肝臓機能のチェックが勧められる。

毛髪リンの高値

体内のリンレベルは、透析や腎疾患では上昇する。

そのため相関する毛髪の低いリンレベルは、腎機能の健康度合いを示唆するため別途腎機能のチェックが勧められる。

体内で軽度のタンパク質分解によりリンは上昇する。

プロテイン過剰摂取によるリンレベルの上昇

キレートダイエットで有害金属が取り除かれる時にも増加

リンが25mgを超える場合は代謝障害の可能性

Fe/鉄

信頼性と評価

毛髪の鉄は体内に蓄積している鉄の良い指標ではない。

フェリチン、トランスフェリン、赤血球レベルと強く相関しない。

毛髪鉄と体内の鉄は有意に相関するという研究

一般的に用いられる血清フェリチンレベルの検査では、妊娠、急性または慢性の炎症性疾患、悪性腫瘍、感染症、腎不全または吸収不良症候群を含む様々な状態により、体内の鉄状態が正確に反映されないことがある。

毛髪サンプルの長さ、ヘアアイロン、環境汚染などの影響を受ける可能性があるため、毛髪鉄の臨床応用にはサンプリングには厳格な方法が必要とされる。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4467289/

毛髪鉄の低値

毛髪中の低い鉄レベルは、鉛の曝露を示唆するが明確な徴候ではない。

Mn/マンガン

信頼性

有毒なマンガンの蓄積は一般的であり、これらを評価するためには、アルミニウムと鉄濃度を評価する必要がある。

マンガン、アルミニウム、鉄が組み合わせによってすべて体内で高いことがあるため、毛髪ミネラル検査で、いずれかの金属が高い場合、すべてが体内で過剰である可能性がある。

マンガンはタンパク質エネルギーの摂取比率と有意に正の相関を示す。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2808721/

マンガン高値

ミネラル輸送機構が正常に機能している場合、体内のマンガンレベルを反映している。

ミネラル輸送に問題がある場合、の毛髪マンガン高値は体内マンガンの不足を示唆する。

高濃度のマンガンを含む飲水からの過剰摂取が多い。

マンガン低値

低濃度または正常な毛髪マンガンレベルは、体内のマンガン蓄積量の信頼できる指標ではない。

マンガン低値は一般的に非常によく見られる。

0.03mg未満である場合非常に低い。

マンガン低値は通常、体内の慢性的な酸化とエネルギーレベルの低さと相関する。

毛髪中のマンガンレベル低値はアレルギー、炎症とも関連する。しかし多くの要素がアレルギー、炎症と関連するため、マンガン欠乏と結びつけるのはすすめられない。

有毒なマンガン (四価、六価のマンガン)

毒性の高い形態のマンガンはガソリンに含まれており、高速道路の近くや都市に住んでいる人は、安全なマンガンではなく有毒なマンガンに曝露しているかもしれない。

溶接機などの使用

マンガンの役割

神経系 – 神経伝達物質の合成

生殖器系 – 受精能力

内分泌系 – 正常な副腎機能と甲状腺活動に必要

骨格 – 腱、靭帯、結合組織の代謝に関与

代謝 – エネルギー産生、耐糖能、脂肪および炭水化物の利用

解毒 – スーパーオキシドジスムターゼに関与

症状

マンガン過剰

食欲不振、神経学的症状、運動失調、統合失調症、鉄欠乏症

マンガン欠乏症

アレルギー 低血糖、糖尿病、重症筋無力症
めまい 耳鳴り、疲労、筋肉の衰弱

骨折または骨粗鬆症、弱い靭帯と腱

マンガン補給

低いナトリウム濃度を増加させる。

過剰鉄、銅または他の有毒金属レベルを低下させる。

低ナトリウム/カリウム比率を補正する。

マンガン過剰とADHDの関連性

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4310923/

Cr/クロム

信頼性と評価

毛髪クロムは、組織中のクロムの良い指標、尿や血清よりもより良い指標でもある。

ヘアクリーム、溶液、髪染め、漂白剤などの影響をほとんど受けない。

毛髪中のクロムは、コレステロールおよびタンパク質カロリー摂取比率との有意な正の相関を示す。(Choi et al, 2006)

クロム高値

毛髪中のクロム高値は、鉄毒性または異なるミネラルバランスの崩れによって、クロムが毛髪へ流出することがある。そのため毛髪クロムの高値は体内のクロム欠乏を示すか、クロムの体内レベルとは関連しないことがある。

喘息 腎臓の損傷、アレルギー 副鼻腔炎、カルシウム欠乏症、潰瘍、鉄過剰、嘔吐 、下痢

BMIが増加すると、毛髪中のクロム濃度は増加する報告と減少する報告があり一致を見せていない。

クロム低値

鉄分の過剰な摂取がクロム値を上げたり下げたりすることが多い。

心臓血管疾患およびアテローム発生性リポタンパク質プロファイル(低HDL、高LDL)のリスク増加と関連。

低い場合のクロム補給は、疲労や炭水化物不耐症の症状の改善に役立つ。

アテローム性動脈硬化症、コレステロール値の上昇、疲労、糖尿病、低血糖、鉄欠乏

役割

血糖値の調整維持、コレステロールの調節、DNA合成への関与

曝露源

牡蠣、卵黄、ピーナッツ、グレープジュース、小麦、小麦胚芽、黒胡椒、糖蜜

クロム吸収を高めるミネラル

鉄、マンガン、亜鉛、バナジウム、フィチン酸塩

クロム欠乏の一般的な原因

高度に加工された食品の摂取

クロムの不足した土壌での栽培

胃腸機能不全

ビタミンB-6欠乏

トランスフェリンはクロムの主な輸送タンパク質であるため、鉄過剰/トランスフェリン飽和高値を有する患者ではクロムは欠乏する。

Se/セレン

 

信頼性と評価

毛髪セレンは通常低い濃度で見出される。

いくつかの研究では、毛髪セレンの低値は食事からのセレン摂取量を反映し、心臓血管障害と関連するという証拠が存在する。

しかし、硫黄含有シャンプーの使用は毛髪セレン濃度を著しく増加させるため、それらの使用者におけるセレン濃度の正しい評価は複雑化する。

役割

セレンは酵素グルタチオンペルオキシダーゼの必須成分としてのその抗酸化機能のために非常に重要な必須要素。

セレン、水銀に結合して不活性化する能力において保護作用をもつ。

セレンは活性T-3(甲状腺ホルモン)に対するT-4の脱ヨード化における必須の補因子である。そのため、機能的甲状腺機能低下症のいくつかの状態は、セレン欠乏に起因し得る(Nature 349:438-440,1991)

セレン欠乏症状

セレン欠乏は一般的

セレン欠乏とビタミンE欠乏の症状は類似する。

筋肉痛、炎症反応の増加、体重の減少、脱毛症、無力感、骨格筋および筋肉変性、成長の鈍化および免疫機能の低下など

セレンと心臓病、癌、および喘息との間に有意な逆相関

セレン欠乏原因

セレニウムまたはビタミンEの少ない摂取量

有害金属、農薬、除草剤、化学溶剤への曝露

B/ホウ素

信頼性と評価

毛髪のホウ素レベルは体内ホウ素と有意に相関する。

しかし、ホウ砂を含む石鹸や洗剤などの使用によって汚染の影響を受ける。

毛髪のホウ素レベルが非常に高い数値を示した場合は、まず汚染を疑ってみる。

ホウ素の適切な濃度は研究所により異なる。 0.001mg未満

役割

エストロゲンとテストステロン産生

骨粗鬆症、骨の健康

副腎活動のサポート、閉経後のほてりなどの症状の予防

成長に関与する可能性

創傷治癒

ビタミンDの欠乏予防

マグネシウムの吸収促進

抗炎症高価 高感度CRPの低下

脳の活性化、記憶能力の低下を防ぐ

重金属による毒性の緩和

サーチュイン活性

抗癌特性(ホウ素が豊富な土壌や水分が豊富なホウ素の多い食事や地域では、前立腺癌、乳癌、子宮頸癌、肺がんなどの癌のリスクが低い)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4712861/

曝露源

100g中

アボアド 2.06mg

アプリコット 2.11mg

レーズン 4.51mg

アーモンド 2.82mg

へーセルナッツ 2.77mg

ワイン(シラーズ・カベルネ)0.85mg

アボガド 1.43mg

葉物野菜、果物、ナッツ、マメ科植物、ワイン、ビール

洗浄剤、防腐剤、軟化剤、食品防腐剤

特定の肥料成分

不凍液、一部のプラスチック

症状

ホウ素欠乏の症状

閉経後の骨粗鬆症、ホットフラッシュ

ホウ素過剰の症状

カルシウム代謝への影響、骨粗鬆症の誘発、リボフラビンの尿排出増加の可能性

Co/コバルト

信頼性と評価

毛髪中のコバルト濃度は、一般的には体内のコバルトレベルを評価する指標となりえる。

コバルト低値

毛髪中のコバルト低値はビタミンB-12の機能的に不適切なレベルと相関しないと一般的には信じられている。

しかし、ビタミンB12欠乏がないか、血清によるB12レベルの再チェックが必要であると考える医者も多く存在する。

コバルトの役割

コバルトは広く商品に分布しており、ビタミンB12の産生に必要。

コバルト高値

過剰のコバルトはヨウ素と干渉し甲状腺および甲状腺ホルモンを減少させるかもしれない。

コバルトの曝露源

イワシ、サーモン、ニシン、肉のレバー

ピーナッツ、 エンドウ豆、オクラ、バター、そば、小麦ふすま、小麦胚芽

糖蜜、黒砂糖、コーンスターチ、コーンミール

ビタミンB12サプリメントによるコバルトの補給が可能だが、やや毒性を有するため推奨されない。

Mo/モリブデン

信頼性と評価

モリブデンは体内のミネラル輸送機構が正常である場合、体内のモリブデンレベルを正確に反映する。しかしそれによってモリブデン欠乏である個人へのモリブデン補給の必要性を必ずしも意味しない。

毛髪中ののモリブデンはカロリー、脂肪、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6の摂取量と負の相関を示す。

モリブデンはカロリー、脂肪、特にビタミンなどの食物摂取量と他の栄養素との関係が密接に関連しているが、体内のモリブデンの欠乏または過剰の原因と関連付けることは不合理であると指摘されている。(Howerde, 1999)

モリブデン高値

銅はモリブデンの排出を促進し体内のモリブデン量を減らすため、毛髪モリブデン濃度を高め、体内のモリブデン量を減らす可能性がある。

役割

尿酸生成に必要なキサンチンオキシダーゼの生成に関与

解毒に関与するアルデヒドオキシダーゼの生成にモリブデンが必要

脂質、プリン体、硫黄の代謝に関与

銅の代謝と深く関わる。

モリブデン欠乏

成長障害、虫歯、インポテンツ、銅の上昇

タングステンはモリブデンと競合するアンタゴニストであると信じられている。

低い硫黄レベルは低いモリブデンレベルの原因となる。

モリブデン過剰

重度の下痢、痛風の可能性、皮膚症状、脱毛、成長遅延、甲状腺異常、骨、関節の異常、体重の現象、銅欠乏症

曝露源

豚肉、牛肉の肝臓、ひまわりの種、大豆、レンズ豆、えんどう豆、そば、オート麦、大麦、小麦胚芽、とうもろこし、

ステンレス鋼、写真用化学薬品、潤滑剤、顔料および試薬の製造過程で用いられる。

他のミネラルとの相互作用

鉄および硫黄と相乗的、ナトリウムレベルの上昇、ビタミンB1およびB3と相乗作用

銅の強力なアンタゴニスト、銅と結合し除去を容易にする。銅キレート作用。

銅が除去されることでナトリウム低下効果が相殺される。

モリブデンの吸収は、銅、硫黄、メチオニン、高タンパク質によって拮抗する。

モリブデンの代謝は、マンガン、亜鉛、硫黄によって拮抗する。

S/硫黄

評価

毛髪の硫黄は多価不飽和脂肪酸と有意な正相関を示した。

毛髪中の硫黄は加齢による増加する。(有意に相関する)(Howerde, 1999)

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