CIRS(慢性炎症反応症候群)その3 治療

CIRS(慢性炎症反応症候群)その3 治療

CIRS(慢性炎症反応症候群)その1 概要

CIRS(慢性炎症反応症候群)その2 診断

※この記事を読む前に免責事項をお読みください。

カビ疾患 10段階の治療プロトコル

「list cirs mold」の画像検索結果

alisonvickery.com.au/mold-illness/

1 データベースを元に区分診断を行う。

2 患者のMSHが35未満でC4aが20,000未満の場合、ERMI試験を実施し、ERMIの数値が2以上の建物に曝露していないか確認する。

それか、もしMSHが35未満でC4aが20,000より大きい場合、ERMIがマイナス1より大きいと曝露はない。

3 先立って暴露源を除去

水害建物(WDB)に住まない、WDBで働かない、WDBへ通学しない

4 VCSモニタリングを使用して病状の進行を確認しながらCSM(コレスチラミン)またはWelchol (一般名:塩酸コレセベラム)による体内の毒素輸送を補正していく。

5 形成されたバイオフィルムMARCoNSを撲滅

6 血液検査で抗グリアジン陽性が出た患者は、グルテンを排除する。(セリアック病は除外)

7 MMP9高値の補正

8 ADH /浸透圧の補正

9 VEGF低値の補正

10 C3a高値の矯正

11 C4a高値の矯正

12 TGFβ-1高値を減少させる

13 VIP低値を置き換える

14 最終チェックとして、薬物効果の安定性を確認する

www.survivingmold.com/treatment/step-by-step

マイコトキシン治療

毒素源の除去、離脱

これが一番、実行の難易度としては一番高いかもしれない。

なぜならもし建物の水害汚染が原因であれば、生活基盤そのものを大きく変えなければならなくなるからだ。

毒素源が何かによっては、引越し、仕事をやめる、学校を変えるといったことにまでに及ぶ可能性がある。

しかし、一番シンプルな解決法であり、もしあなたの免疫防御システムが正常に働いているのであれば、これだけで問題は解決する。

毒素源の除去リスト

・配管の水漏れ、その他の水周りのトラブルをできるだけ早く修理する。すべてのものを完全に乾かす。

・フロアや壁の硬い表面を、洗剤と水で落として完全に乾かす。

・天井タイルやカーペットなどの吸収性材料や多孔性材料が壊れていた場合は、それらを廃棄する。カビがかった表面を塗装したりコーキングしたりして使わない。

・屋根の雨樋を定期的に清掃し、壊れていたら修理する。

・エアコンのドレンホースから流れる水受けを清潔に保ち、ホースの排水が止まらずに適切に流れるようにする。

・地面が建物の基礎から離れて傾斜していることを確認し、水が基礎周りに入らないようにする。

・室内の湿度を30〜50%に保つ。湿度計を購入し測定する。浴室、乾燥機、他の湿気発生させる器具の空気を外部に排出する。エアコンや加湿器を使用する。調理、食器洗い、清掃時に換気扇を使用することで、屋内の湿度を下げることができる。

・浴室など常に湿気ている、水がかかる可能性のある場所ではカーペットを使用しない。

・HEPAフィルターを使用した空気清浄機を使う。

・清浄剤を使うことで、アレルゲン、悪臭、カビ、細菌を除去する。

コレスチラミン(Colestyramine)

「Colestyramine」の画像検索結果

CIRS患者で、もっとも一般的に流通している治療方法

コレスチラミンのメカニズム

コレスチラミンは胆汁酸封入剤

胆汁酸は体内コレステロールの最終的な産物。

胆汁酸は、脂肪などを摂取すると、腸管内で脂肪のミセル化形成を促進して、吸収しやすくする役割をもつ。

コレスチラミンは腸管内で、胆汁酸と結合する。

胆汁酸は、腸内で再吸収され再びコレステロールとして利用されるが、コレスチラミンが結合することで再吸収できずに糞便として体外へ排出される。そのためコレステロールを下げることができる。

コレスチラミンの生物毒素除去メカニズム

胆汁酸はコレステロールだけでなく、特定の生物毒素とも結合する。

そして、結合した毒素は、胆汁酸と結合したコレステロールと同様に腸内で再吸収されてしまう。(生物毒素は体内を循環している)そのため、生物毒素は体内に残ったままになってしまう。

しかし、コレスチラミンを摂取すると胆汁酸と結合し、その複合体が生物毒素とも結合するため、コレステロールの再吸収を防ぐだけでなく、生物毒素のリサイクル活動も断ち切ることができる。

入手方法

アメリカでは処方箋が必要、薬剤師の指導の元「オフラベル」での入手が可能。

日本では、個人輸入での入手が可能。

コレスチラミンの摂取方法

一日3~4回 食事の30分~1時間前、または食後1時間、コレスチラミンを4gを170ccの水またはリンゴジュースと混ぜて一緒に摂取する。

※食事の直前、直後を避けるのは、食事の重要な栄養素との結合を避けるため。

胆汁を刺激して結合する必要があるたため、コレスチラミンを食べて30分後に脂質を食べるのが理想、それから考えると食事30分前の摂取がよい。

※食事中の脂質には、少なくとも大さじ一杯分の油脂が含まれていること。バターやココナッツオイルでも良い。

コレスチラミンを摂取している間は、サプリメント医薬は、できれば3~4時間離して摂取する。

難しければコレスチラミン摂取の30分前、または摂取2時間後

コレスチラミンは食事からの脂溶性ビタミン、ミネラルレベルを低下させるので、長期に渡る場合、間をおいてミネラルや、脂溶性ビタミン(A、D、E、Kなど)を補給しておいたほうが良いかもしれない。

コレスチラミンの副作用

一般的な副作用としては、便秘、または胃腸症状があるため、胃腸が弱い場合は徐々に投薬量を増やす。

一般的には3ヶ月服用して、休憩、また再開。改善具合によって判断。

※長期使用は、肝障害を引きおこすことがある。

症状の改善

一定の人にはコレスチラミンの服用を初めて一ヶ月以内にVCS検査が改善を見始める。

一般的には、最初の週には改善されていることにに気づき、ほとんどの人は一ヶ月後にはかなり良くなっている。

服用を初めて、すぐにCIRSの症状が失くなり改善される人もいる。

長い治療期間が必要になる人もいる。

好転反応

好転反応として、CIRSの症状が短期的に強まることがある。

通常は摂取を初めて翌日から数日で減少する。

もし好転反応がそれ以上続けば、一時的にコレスチラミンを停止して、その後一日2回4gで始めてみる。

MMP9のレベルが著しく高いと、好転反応が起きやすい。その場合オメガ3脂肪酸と、アミロース除去食を10日間摂取することで軽減することができるかもしれない。その場合6日目にコレスチラミンを再開してみる。

好転反応が続く場合の明確な原因はわかっていないが、シューメーカー博士によると、ライム感染が原因か、MMP9が増加しているか、コレスチラミンで標的することのできない他の感染があるかといった可能性がある。

その場合は、また別の対策を立て直す必要がある。

相互作用する薬物のリスト

ジゴキシン

ジクロフェナク

ワルファリン

ヒドロクロロチアジド

レフルノミド

セリバスタチン

グリピジド

トログリタゾ

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17010568

活性炭、ベントナイトクレイ

他の毒素結合剤として一部の人で有効

脂溶性ビタミンや薬物と結合させないように注意

その他

コレステリルアミン
炭、タンニン、プロバイオティクス、
抗炎症薬サプリメント
BEG鼻スプレー

(Bactroban0.2%、EDTA1%、ゲンタマイシン0.5% 含有)

www.woodlandhillspharmacy.com/compounds/biotoxin/beg-ib-nasal-spray/

鼻腔内VIP(血管作動性腸管ペプチド)

カビ毒感染患者はVIP低値を示す。

食事・機能性補助食品

CIRS対策の食事の基本

乳製品、穀物を摂取しない。

単純炭水化物を摂らない。

「mycotoxins」の画像検索結果

oawhealth.com/2014/06/10/11-foods-highest-in-mycotoxins/

MMP9を減少させる食品・サプリメント

魚油、

低アミロース食、(低アミロース米?)

リンゴ、イチゴ、豆類はPKCδ/ MAPK / AP-1カスケードを遮断することによってMMP-9の発現を低下

グルテンと乳製品を避ける。

ミルクシスル、レスベラトロール、EGCG、ロディオラロデア、クルクミン

TGF-β1を減少させるハーブ類

レスベラトロール

アストラガルス

ロディオラロデア

丹参

タウリン

EGCG

ゲニステイン

クルクミン

ベルベリン

スルフォラファン

甘草

Nアセチルシステイン

ビタミンDと日光浴

グルタチオンレベルの最適化

マイコトキシンは(他の毒種も)グルタチオンを枯渇化させる。

グルタチオンを増やす7つの戦略(認知症・アルツハイマー)

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参考サイト

www.herbaltransitions.com/WhatIsCholestyramine.html

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