脳血流を改善する40の方法と研究論文

脳血流を増やしサラサラにする

MENDプログラム36の課題のうちのひとつ、脳血流の改善方法の研究論文を総ざらいにリストアップしてみた。

免責事項を先にお読みください。

食品

食事療法による脳血流改善。ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、ウリジン、コリン、リン脂質、葉酸、ビタミンB12、B6、C、E、セレン

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27034849

DHA・EPA

「dha epa food acids」の画像検索結果


オメガ3EPAとDHA摂取が脳灌流および認知機能と正の相関を示した。

https://www.sciencedaily.com/releases/2017/05/170519124034.htm


赤血球のEPA・DHA濃度は局所脳血流と有意に相関する。166人の脳SPECT

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28527220


プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験/食事によるフィッシュオイルの補給(1g、2g)はオリーブオイル補給のプラセボ群に対して有意に脳血流が増加した。

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0301051111002584

硝酸塩を含む食品

「beet juice」の画像検索結果

450mlのビートルートジュース(硝酸塩5.5mmol)を40人の健常者に摂取してもらい90分後に前頭皮質を活性化させる課題に取り組んでもらったところ、タスク開始時から脳血流が増加し、タスクパフォーマンスを調整し3s連続減算タスクで認知能力の改善を示した。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26037632


ビートルートジュース摂取は安静時、有酸素運動時の両方において、血中一酸化窒素濃度および収縮期血圧を上昇させたが、有酸素運動時のみ脳の血管抵抗を減少させ脳血流を増加させた。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27630836


硝酸塩を含む食事の多彩な効果 グリーン野菜およびビートルート

「硝酸塩 – 亜硝酸塩(NO)経路」による血管機能改善効果

図1

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3575935/


ビートジュースは高齢者の脳血流を増加させ、認知症の進行を改善する可能性がある。

https://www.webmd.com/brain/news/20101103/beet-juice-good-for-brain#1

 

ダークチョコレート

「dark chocolate」の画像検索結果

カカオに含まれるココアフラバノールが血管機能を改善する可能性がある。

カカオを毎日大量に消費するパナマ近辺の島に住む先住民たちは、高血圧、心臓血管疾患が非常に少ない。

http://www.medsci.org/press/cocoa.html


フラバノール豊富なココアを高齢の健康なボランティアに2週間摂取してもらったところ、脳血流の速度が有意に増加

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2518374/


平均年齢73歳の参加者60人に30日間ホットココアを一日二杯飲んでもらい、記憶と思考能力のテストを受けた。60人の参加者のうち血流に障害があった18人には8.3%の脳血流改善が見られたが、通常の血流を有する人には改善効果は見られなかった。

作業記憶のテストでも、血流障害のある人は167秒から116秒に改善されたが、そうでない人には変化が見られなかった。

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-08/aaon-cmh073113.php


450mgのフラバノールが豊富なココアが灰白質の脳血流を増加させ、認知症および脳卒中を含む血管障害の治療、そして心臓血管の健康維持に役立つ。

ダークチョコレートに含まれるフラバノールは93mg~650mgと幅がある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16794461

ケール・ザクロ・柿・シデリティス

黒海周辺の国で用いられる伝統的な食品 ケール・ザクロ・柿・シデリティス(ハーブ)が血小板の凝集を阻害する。

 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23900938

その他

唐辛子

生姜

サプリメント

レスベラトロール

「resveratrol」の画像検索結果


75mgのレスベラトロールは、神経血管結合能力を有意に改善し2型糖尿病患者の認知能力を改善することができた。

画像、イラストなどを保持する外部ファイルオブジェクト名はnutrients-08-00425-g001.jpgです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27420093


レスベラトロールが更年期後の女性の脳血管機能を高め、言語記憶領域および全体的な認知能力において有意な改善が観察された。

写真、イラストなどを保持する外部ファイルオブジェクト名は栄養素-09-00027-g002.jpg

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28054939


健常な閉経後の女性に75mgのレスベラトロールを一日二回投与

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27005658

PQQ ピロロキノリンキノン

「Bio pqq」の画像検索結果

50〜70歳の20人の健康な被験者に、BioPQQ(20mg)またはプラセボを1日1回、12週間投与。PQQグループでは前頭前皮質の脳血流を有意に増加させ絶対組織酸素飽和度(SO2)を減少させた。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27526146

https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-319-38810-6_29


プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験/41人の高齢健常者へ20mgのBioPQQまたはプラセボ薬を12週間経口投与し、選択的注意テスト、視空間認知機能テストを行った。PQQ投与グループの初期のスコアの低かったグループでのみスコアが有意に増加。 近赤外分光法(NIRS)を用いた予備実験では前頭前野の大脳血流が増加していることを示唆している。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26782228

シトルリン

「citrulline malate」の画像検索結果

マウスの脳血管障害を防ぐことで神経細胞死、認知障害を予防する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23685189


ラットの脳血流を改善

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28325558

 

アセチル-L-カルニチン

研究開始の6ヶ月前以前に虚血性脳卒中を経験した脳血管疾患患者10人にアセチル-L-カルニチンを静注したところ、虚血領域の両側半球および側頭半球の両方で脳血流を改善した。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2387659


10人の慢性脳梗塞患者患者に1.5gのアセチル-L-カルニチンを静注したところ、プラセボ群に対して投与グループの脳血流は急速に増加した。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2068049

 
 

高麗人参

「ginsen」の画像検索結果

血小板凝集を阻害し、脳血流を増大させ、神経学的挙動を改善し、梗塞容積を減少させ、海馬および側脳室における神経幹細胞の増殖および分化を促進する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5082921/


ジンセノサイドRb1は、神経保護に有効な薬剤であり、マウスの急性虚血後の脳血流を改善し、脳卒中によって誘発される二次的脳損傷を防止する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28065779

イチョウ葉(ギンコ・ビローバ)

「ginko biloba」の画像検索結果

60mgを一日二回のイチョウ葉抽出物は、高齢者の脳血流を軽度に高める可能性。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3163160/

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3679686/

N-アセチルシステイン

低酸素損傷の新生児子ブタの脳の血流を改善する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20649480

バコパ・モンニエリ

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22447676

その他 候補

アルギニン

クルクミン

ケルセチン

タウリン

フォルスコリン

イカリイン

ビタミンE

非薬物療法

運動療法

「exercise walking」の画像検索結果

ウォーキング

60歳以上の16人の女性を対象とした3ヶ月の研究では、30〜50分の歩行を週3〜4回行うと血流が15%向上した。

http://www.the-aps.org/mm/hp/Audiences/Public-Press/Archive/2011/9.html

https://www.sciencedaily.com/releases/2011/04/110412131921.htm

リズミカルな運動

運動による動的な反応を増やすにつれ、指数関数的に脳血流が増加

http://jap.physiology.org/content/122/5/1125.long


血流は一定ではなく、さまざまな運動や動きによって大きく変化する。

足の衝撃によって生み出された逆転した反射波の形は、脳に送られる血液をコントロールする大動脈の血圧を劇的に変化させる。

この血液の流れは、心拍数と歩数率との相互作用による圧力波の形に関連する。

http://www.nmhu.edu/research-shows-walking-increases-blood-flow-brain/

筋力トレーニング

筋力トレーニングは酸化ストレスを減少させ、神経新生、神経可塑性の増強を促し、脳への老化の影響を防ぐことができる。アルツハイマー病の追加治療として調査の必要がある。

http://www.eurekaselect.com/136837/article

 
 

ケトンダイエット

「ketone diet」の画像検索結果

脳内ケトン濃度の高まりにより脳血流が39%増加する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8967461


ケトン濃度の増加による脳血流の増加メカニズムは、代謝の相互作用を介したものというよりも大脳内皮に対しての直接的な効果である。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16001018

http://journals.sagepub.com/doi/full/10.1038/sj.jcbfm.9600177


カロリー制限はラットのケトンレベルを増加させ、脳の老化による脳血流の低下を防ぐ。

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0197458015001827

瞑想

関連画像

瞑想プログラムは、前頭前頭部、上前頭部および上頭頂皮質の脳血流の有意な増加をもたらした。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20164557


40人の中国人大学生がマインドフルネス瞑想(ボディ・マインド・トレーニング)IBMTを一日30分、5日間と短い期間行ったところ、脳血流が有意に増加した。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2015.00212/full


超越瞑想

http://www.globalcountry.org/wp/scientific-research-total-brain-development/

 

鍼治療

GV20(DU20、Hundred Meetings、Baihui)での鍼治療により、前大脳動脈の血流速度の増加を示した。脳血流は増加したが、血圧および脈拍数は有意に変化しなかった。

http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/414-acupunctureceusresearchenhancedbloodflowbrain


ランダム化プラセボ比較試験/ 本当の鍼治療は偽鍼を使ったグループよりも有意に脳卒中患者の脳血流を増加させた。

画像、イラストなどを保持する外部ファイル。オブジェクト名はfig-3.jpgです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26569545


動物モデルでの鍼療法脳血流改善

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19358505

http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0056736

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24006668

LLLT・光線療法・日光

「lllt alzheimer」の画像検索結果

LED治療による高齢女性の脳血流改善

627nm、70mW / cm、10J / cmを、前頭側および頭頂側の4箇所でそれぞれ30秒間、合計120秒を1週間に2回、4週間継続

脳底動脈および中大脳動脈の血液および血管運動行動を促進した。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25277249


大うつおよび不安を有する10人の患者へ、近赤外線を2週間投射

前頭極局所脳血流(rCBF)は増加したが有意差には達さなかった。

HAM-DおよびHAM-Aスコアの両方において明確に有意な低下を示し、2週間でその低下は最大化した。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19995444


光線療法後のうつ症状の改善は、前頭領域および帯状領域ならびに視床の局所的脳血流の増加と関連していた。

http://journals.lww.com/nuclearmedicinecomm/pages/articleviewer.aspx?year=1996&issue=06000&article=00004&type=abstract


7000ルクスで10分間の光を健常者に急激に浴びせると線条体の脳血流が増加した。

http://www.biologicalpsychiatryjournal.com/article/0006-3223(94)90621-1/pdf


LEDで海馬を治そう

EMFセラピー

「electromagnetic field therapy」の画像検索結果

EMFセラピーがADマウス、正常マウスの両方において脳血管狭窄を減少させ血流を改善した。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22558216


EMFへの曝露は、ADマウスの神経活性、脳血流を増加させ、記憶を増強する。またEMF曝露と相互影響を及ぼすメカニズムの作用によりアミロイドβの排出も含まれる。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20061638

 

低酸素訓練

「(Intermittent Hypoxic Training」の画像検索結果

断続的な低酸素訓練 (Intermittent Hypoxic Training IHT)は、全身性の高血圧、心臓不整脈および精神的ストレスをもたらす血管危険因子(VRF)を低下させ、脳血管機能を改善する。

IHTは、大脳および外脳血管の内皮機能障害、脳血管ネットワークの希薄化、および脳皮質におけるニューロンの細胞喪失をほぼ防止した。

これらの血管保護効果により、IHTは記憶力を改善し、アルツハイマー病の症状を軽減した。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27190276

アーシング、グラウンディング

「earthing」の画像検索結果

人体が地面へ接地することで、血液粘度を低下させる。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=earthing++grounding

 

寒冷曝露

「cold therapy water」の画像検索結果

部分冷却

身体の一部を1~2分間、冷水(0度)刺激することで脳血流が増加し脳の血流自律調節が改善する可能性がある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27206903

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22104537

顔面の冷却

潜水反射(ダイビングリフレックス)

顔面領域への水刺激により、三叉神経ー心臓の反射を引き起こすことが知られている。

水面に顔を浸すと酸素消費が減少することによって心拍数が低下、末梢血管が収縮し、心臓および脳の血流、血圧が上昇する。この反応の速度と強度は水の温度に反比例する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27812317

 
皮膚冷却

起立不耐症の患者を60度に起こして加熱したグループでは9人中4人が10分間の耐用試験に耐えられなかったが、同様に60度に起こして皮膚表面を冷却したグループでは良好な耐用性を示した。

http://www.physiology.org/doi/full/10.1152/japplphysiol.01043.2001?view=long&pmid=12070190

ヘッドダウンセラピー(頭下げ療法)

「Head-Down Therapy」の画像検索結果

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21809745

http://undergroundhealthreporter.com/inversion-therapy-benefits-for-pain/

全身振動療法

「whole body vibration」の画像検索結果

全身振動療法が末梢血流を増加させる。(脳血流の増加は推定)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4560014/

医薬

ラパマイシンによるTOR経路の阻害、内皮一酸化窒素の放出を誘導することにより、ADマウスの血管密度および脳血流が維持され、アルツハイマー病の組織病理学的な進行を遮断。

血管性認知症の治療法として有望である可能性がある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23801246


テルミサルタン群では、アムロジピン群と比較して、右上顎辺縁部、頭頂小葉、髄腔部、舌状回で局所脳血流の増加が認められた

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21929736


ドネペジルの投与により、短期的には局所脳血流が相対的に増加するが、長期的には局所脳血流は治療前のレベルまで低下する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16922471


ビンポセチン


シロスタゾール

サアミオン(ニセルゴリン)

アセチルコリンエステラーゼ阻害剤

アスピリン(低用量ではない)

シルデナフィル PDE5阻害剤

イブジラスト PDE4阻害剤

脳血流低下のリスク要因

バルサルバ法

「Valsalva」の画像検索結果

長時間にわたるバルサルバ法を伴う活動(例えば仕事などで重荷を持つ時に息を止めたりする)が頭蓋内圧の上昇を引き起こし、アルツハイマー病の発症につながる可能性

http://www.eurekaselect.com/83859/article

マリファナ

「ganja」の画像検索結果

マリファナユーザーは平均して低い脳灌流を示す。

マリファナ使用はアルツハイマーリスクを高める可能性がある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27886010

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群患者は、健常者よりも脳の血流が幅広く低下している。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21167506

脳の外傷

外傷性脳損傷患者の脳血流は低下している。注目すべきことに外傷後血圧が正常化した後でも脳血流の低下が存在する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7496746

カフェイン

カフェインが中大脳動脈の直径を縮めることを示唆する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15132312/


250mgのカフェインが脳の血流を30%低下させる。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2122148/

脳血流を改善する9つの戦略

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