認知症回復プログラム アルツハッカーサプリメント 副作用と休薬

アルサプ 副作用と休薬

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ブレデセン博士曰く大きな副作用は、より健康になることと、体重の減少だ。

そのため、元々非常に痩せている人はサプリメントというよりは、普段の食事の栄養摂取により気を配る必要がある。アボガドやオリーブオイルなどの良い脂質を摂ることを特に心がけてほしい。

MPIコグニションによる、これまでのリコード法実践者の報告によると、悪い副作用(有害作用)が起こることはまれである。

数百人の被験者のうち一部の人たち(二人)で副作用の事例があったが、多く摂取しているうちのひとつのサプリメントを止めることで副作用は改善されている。(例 N-アセチル-システインの摂取による発疹など)

管理人がリコード法実践者から一番多く耳にする副作用は、これはアルサプとは直接関係しないのだが、カロリー計算をしないまま急激に初めた食事の糖質制限や、糖代謝の改善サプリメントを過剰に摂取したことによる、低血糖とそれに伴う認知機能の低下。

アルサプまたはリコード法では、一部インスリン抵抗性を改善するサプリメントが含まれるがこれが関与する可能性がある。(詳細は後述)

健常者であっても、これらを摂取するだけ過剰な低血糖を誘発することはない。

しかし、病院で処方されている糖尿病の薬だったり、脂質からのカロリー摂取収支が不足したままで糖質制限を行ったことにより、認知機能に問題が生じた例を少なくない頻度で聞いている。

当サイトで紹介しているサプリメント関連では、これまでにサプリメントにより薬物性肝障害を発症した可能性が高いと思われる方が1人おられる。

お聞きした状況から薬剤アレルギーが関連しているのではと推測しているが、アルサプには含まれないサプリメントも併用されており、実際に何が影響を与えたのか原因は特定できていない。

すべてのサプリメントを中止する

もしサプリメント大量に摂取しはじめて、調子が悪くなったり問題がおきたのなら、いったんすべてを中止すること。

腸内環境は人それぞれ異なるため、多くの人にとっては問題が起きなくても、あなたにだけトラブルが生じる可能性はある。

また、特定のサプリメントによる薬剤アレルギーの可能性ある。

サプリメントの摂取によって体調がすぐれない場合、サプリメントの品数というよりも、全体の中の一つか2つの特定のサプリメントが、トラブルを引き起こしているケースが一般的には多い。

そのため、サプリメントをやめて調子が元に戻ったのなら、様子を見ながらゆっくりと、ひとつずつ増やして、反応を伺い、どのサプリメントがトラブルを引き起こしているのか特定していく必要がある。

グループ単位で再開

ただし、これは摂取し始めたばかりのケースで、すでにサプリメントを長期的に摂取している患者さんや、進行期にある認知症患者さん(特に若年性)が、すべてを突然中止することで認知機能の低下リスクを招く可能性もある。

どういった副作用が見られるのか、その深刻さも関係するため一律的に言えないが、安全確認に時間を要して認知症の症状が進行してしまう可能性が高いと判断した場合は、サプリメントをある程度グループ化して再開していく。

以下に、一例としてサプリメントのグループ再開の順番を記載しておく。

脂質類 +ビタミン(ビタミンBコンプとCoQ10を除く)→ ビタミンBコンプ → CoQ10→ミネラル → アミノ酸類 → メラトニン → Nアセチルシステイン → 各ハーブ単体(特にアシュワガンダとEGCG)

1~2週間単位で追加していく。

例えばミネラルをまとめて摂取して副作用などが生じれば、一段階前に戻り各ミネラルサプリメントを個別に摂取して、どのミネラルが引き起こしていのかを特定する。

ハーブはそれぞれが複合的な成分で構成されているため、予期せぬ作用をもたらすことがある、そのため、ハーブだけは個別に摂取していき確かめたほうが良いだろう。

副作用症状

副作用症状は本人や介護者が確認できるものと、病院などの検査をしないとわからないようなものの二種類ある。

サプリメント摂取によって検査に問題があれば、検査項目の最適値を目指すことになるが、症状として副作用が見られるものは介護者などの観察に頼らざるを得ない。

どういった副作用が現れるかはサプリメントによって異なるため、サプリメントの解説を読むなどしてほしい。

一般的な過剰症についてはこちら

hfnet.nibiohn.go.jp/

効果が見られない場合

サプリメントを摂取し始めて、運動や食事も適正化してているにも関わらず1~2ヶ月が経過しても改善が見られないまたは症状が進行する場合、異なる要因が関わっている可能性をまず疑う。この場合、検査を必ず行う必要がある。

経験的には毒素などの3型関連の要因が関係しているケースが多く見受けられる。

各タイプの中でも3型は特に検査を行って問題に応じた対処が求められるため、闇雲にリコード法を実行するのではなく可能な限り検査を行って、穴を埋めていく必要がある。

改善が見られない人によくあるケース

・「お菓子や砂糖を食べないようにしているよ」 → ケトンダイエットを正確に行えていない。計測器による計測が必要(1.5~4.0)

・「いびきをかいていないし、よく眠れていると思う」→ 実際には睡眠時無呼吸の問題が解決されていない、医療機関などでの検査も行っていない。

・「消化器症状はとくにないからリーキーガットではないと思う」→ 実際にはリーキーガットが修復されていない。

・「毎日散歩、家事を行っているから大丈夫」 → 運動量、運動強度が圧倒的に足りてない。週4日未満、心拍計を使った強度測定を行っていない。筋トレが入っていない。

・炎症を起こしている(CRPが1.0以上)

・空腹時インスリン、ヘモグロビンA1C、ビタミンD、ホルモン、ホモシステイン、血清B12、赤血球マグネシウムの検査と適正化

・病原体チェックを行っておらず対処されていない(ボレリア、バベシア、バルトネラ、または他の病原体)

・毒素チェックを行っていない(金属毒素、有機毒素、生物毒素)

・マイコトキシンがある場合はコレスチラミン、鼻腔VIP

医療機関への相談

病院、お医者さん、薬剤師さんなどへの相談について管理人から言えることは、可能な限り栄養療法、機能性医学などに詳しいお医者さんに相談してほしいということ。

栄養療法医さんであればすべらからくOKというわけでもないのだが、一般のお医者さんの多くはサプリメントに明るくないため、そこから有益なアドバイスを得るのは難しいと思う。

ただし、副作用が実際に生じている場合や、異なる疾患、服薬中の薬剤がある場合は、その専門の医療機関や薬剤師さんへの相談が必要だろう。

各種サプリメントについての注意

イチョウ葉抽出物

イチョウ葉エキスは、血流の流動性を高める(血流をサラサラにする)効果がある。これは言い換えると出血した時に血が止まりにくくなるため、脳血管障害、または高齢者で血管そのものが弱っている人では注意が必要となる。

また、アスピリン、ワルファリンなどの抗血小板薬、抗凝固薬を摂取している人も過剰に血液が流動性をもつため、使用を控えておいたほうがよい。

リコード法では、リコード法の食生活を守ることで血液は一定の流動性をもつため、イチョウ葉エキスはプログラムに含まれていない。

アシュワガンダ

アシュワガンダに含まれるウィラフェリンAは、試験管研究では有毒性があることが知られているが、一般的な抽出物野標準用量に含まれる成分量では毒性を示唆していない。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22989414

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15830846

一般的ではないが、おそらくリンパ球刺激試験(DLST)陽性という特異体質であったことと、アシュワガンダの過剰摂取が重なって薬物肝障害を引き起こした可能性のある症例報告が存在する。

www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/58/8/58_448/_pdf

マグネシウムLスレオニン

マグネシウムスレオニンは鎮静作用があるため、人によっては日中に摂取すると眠気を誘発するかもしれない。

当記事のサプリメントスケジュールでは夜間摂取となっているため、スケジュール通りに従うなら大きな問題とはならないだろう。

コリン

アリセプトやガランタミン、リバスタッチなどのアセチルコリンを増強させる医薬をすでに摂取している人は、CDPコリンやαGPCなどのコリン補給剤を一度に多く摂ると、神経伝達物質であるアセチルコリンが脳内で過剰になって、いわゆる陽性症状が強く現れる可能性がある。そのため、少量から始めて徐々に増やしていったほうが良いだろう。

レシチンもコリン補給剤の一つだが、それほど大きな影響はないと思う。

ビタミンB

活性型ビタミンB群は安全性が高く多くの人にとって有用性が高いが、一部の遺伝子(COMT関連)に変異がある人では過剰なアドレナリンの誘導につながり、不安や激昂につながるかもしれない。

そういった症状が見られた場合、ホモシステインの血清検査、23andmeの遺伝子検査を行って問題を特定しビタミンBのバランスや用量を決定する。

レシチン+スタチン

スタチンを摂取している人では、摂取したレシチンを体内で消化分解した際に発生するトリメチルアミンが分解されず、汗や尿、息として排出され腐敗した魚の臭いがすることがある。

このことによる健康面の問題はないが、体臭の問題を解決するには、スタチンを止めるか、レシチンやコリンの摂取を控えるしか方法がないようだ。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3091902/

EGCG 緑茶エキス

緑茶で飲む場合には問題ないが、サプリメントによる緑茶抽出物では肝機能への障害を与える可能性がある。

肝機能が弱い場合は摂取を控えておく。(緑茶での摂取にしておく)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3746392/

ダイオフ(死滅反応)

ja.wikipedia.org/wiki/バイオフィルム

バイオフィルムとは腸、口、性器、肺、心臓、歯、目、耳、皮膚など微生物が付着し、コロニーを形成する膜状の集合体。

難治性の感染症の多くがバイオフィルムとも関連しているとも言われており、リコード法で用いられる多くのハーブはバイオフィルムを分解する作用がある。

バイオフィルムの分解そのものは感染症の予防に有益であるのだが、バイオフィルムが成長した後にそれらのサプリメントを摂取すると、バイオフィルムから細菌産物などの毒素が放出され広がりそれらが免疫反応(ダイオフ)を引き起こす可能性がある。

これらは理論的な可能性であるため実証されているわけではないが、サイトで取り上げているサプリメントの中でバイオフィルム分解に寄与するものを念の為記しておく。

バイオフィルムを分解するサプリメント類

クルクミン

ベルベリン

シナモン

イチョウ葉

セントジョーンズワート

ナリンゲニン

ケルセチン

アピゲニン

ロスマリン酸

バイカレイン

アンドログラフィス

Nアセチルシステイン

EDTA

亜鉛

マンガン

マグネシウム

ラウリン酸

ロイテリ菌

医薬の休止・休薬

アリセプト、ガランタミン、リバスチグミン

リコード法では、病院などで処方されるアリセプトやメマリーなどのアセチルコリンエステラーゼ阻害剤(AChE阻害薬)は、今までに摂ったことのない人が始める場合、慎重な判断を求められている。

ここを「リコード法ではアリセプトの類は摂取してはいけない」という理解をしてしまう方が多く、リコード法を始める際これまでずっと摂ってきたアリセプトなどをいきなり止めてしまい悪化を見せるケースがとても多い。

中止の仕方にも問題があるのだが、そもそもAChE阻害薬を中止するかどうかは非常にむずかしい判断だ。

まずはリコード法に理解のあるお医者さんに相談して、中止する選択をしたのならごく少量ずつ半年かけるぐらいのスピードでゆっくりと減薬していくこと。

PPIの段階的中止

PPIの認知症リスクへの影響は論争中だが、リコード法ではPPI(プロトンポンプ阻害剤)、H2ブロッカーなどの胃酸分泌抑制薬の摂取は推奨されていない。

PPIの認知症におけるメカニズム

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5883984/

そのため、服薬を中止する患者さんがいるが、突然中止するとそれまで抑えられていた胃酸分泌がリバウンドによって過多になる可能性がある。

そのことによって胸焼けや胃酸の逆流、消化不良症状が4~8週間続くかもしれない。(無症候性の人もいる)

特に、長期間高用量のPPIを摂取していた場合では特にそういった副作用のリスクは高まるため、お医者さんに相談して4~12週間かけて徐々に止めていくこと。

※段階的中止についての明確な証拠はまだないため、PPIの中止に際してお医者さんの側で段階的中止の指示はなされないかもしれない。

PPI中止のフローチャート(英語)

www.open-pharmacy-research.ca/wp-content/uploads/ppi-deprescribing-algorithm-cc.pdf


高齢者におけるPPIの段階的中止は、リバウンドの胃腸症状を予防し、もっとも有効なPPI用量を特定するための合理的なアプローチであり得る。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5491197/


プロトンポンプ阻害薬の中止後の消化不良症状 二重盲検プラセボ対照試験

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20332770/

胃炎への対処

リコード法ではPPIなどの使用は非推奨であるため、中止された方が過剰な胃酸分泌により胃炎を起こすケースが散見される。

慢性胃炎の要因

ピロリ菌、ストレス、アスピリン、NSAIDs、喫煙、アルコール、酢酸、

胃粘膜保護効果を有するハーブ

妙案を持ち合わせているわけではないが、いくつか胃炎の保護作用を有するハーブ・サプリメントを記載しておく。

アスタキサンチン

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18602387/

生姜抽出物(ピロリ菌の阻害効果)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19570992/

ピペリン(黒胡椒は胃酸分泌を促進する可能性)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17987447

ブラッククミン(有効成分thymoquinone)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19568521/

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16425361/

クルクミン(胃癌細胞の増殖の阻害と浸潤抑制効果)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19448398/

イチョウ葉抽出物(エタノール誘発性潰瘍への保護作用)

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15968732/

シナモン

シナモンは一酸化窒素(NO)の過剰産生が胃炎に影響している場合、NOを除去することで胃粘膜損傷の保護効果をもちうる。

ローズマリー、タラゴン、オレガノ、バジル、マジョラム、オールスパイス、タイムは、活性させるので、注意が必要。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2883126/

摂取カロリー不足

糖質制限を行っている人はまず

糖質制限についての注意

をまず読んでほしい。

ココナッツオイルやMCTオイルをはじめスタートアップのサプリメントの一部は食欲を抑制する作用がある。

食欲が抑えられれば食事量も少なくなり、摂取カロリーが下がる。

特に、もともと食が細い人では、容易に摂取カロリーが基礎代謝量を下回ることがある。

エネルギーが不足すれば、通常は脂肪などが分解されエネルギーが取り出されるのだが、糖質制限をはじめたばかりだったり、痩せている人、高齢者ではその代替エネルギーへの切り替えが滞ったりすることがある。

そして神経細胞へのエネルギーも不足することで、最終的に認知機能を低下させ認知症の進行を加速してしまうリスクがある。

そのため、サプリメント開始後は食事からの必要摂取カロリーが足りているか計算してカロリー不足とならないよう、細心の注意をはらってほしい。

とくに朝、攻撃的になったり妄想が見られるケースでは、血糖値の低下によるコルチゾールの増加が要因となっているかもしれない。

過去の想起と混乱

脳の神経シナプスが再成長を始めると、それまでダメージを受けて半端になっていたシナプス接続を、バサッと切って排除してしまう仕組みが脳神経細胞には存在する。

脳の可塑性が非常に高まっており、例えると赤ん坊の脳のような学びモードになってしまっているとも言える。

子供と違うのは、過去の記憶が蓄積されているため、過去の埋もれた記憶への再接続による混乱や記憶回復が見られることである。

例えば幼少の頃に学んだロシア語を大人になって完全に忘れていたのが、リコード法による回復にともなって再びロシア語を理解できるようになった事例などがある

脳が萎縮モードから成長モードに切り替わったことによる反応であり、赤ん坊同様、このときに脳を成長させるためにどういった刺激を与えるかが重要となってくると言えるかもしれない。

また対照的に障害を受けていたシナプスの接続が突然遮断されることで、これまで微妙にできていたことが突然できなくなったり、記憶がドロンと抜けてしまう現象も報告されいてる。

この症状が改善症状に伴う好転反応のようなものなのか、もしくは疾患の進行によるものかの判断は難しいのだが、ひとつにはその症状が生じる直前または数日から数週間前に神経シナプスの成長を促す改善策を行ったのかどうかはそのように推定するの目安の一つになる。

また、もしそれがシナプス新生の過程において生じる副作用なのであれば、それは波を繰り返しつつも時と共に良い方向に収束していく。

毒素タイプ、3型など、皮質の広範囲にダメージを追っている場合に、問題が解決つかないまま、神経可塑性が高い状態に達すると、シナプスの喪失と再生が波のように繰り返され、より一層混乱の度合いを深める可能性がある。

こういったケースにおいては、まず毒素の解毒を優先して行う。

または、理論的には神経シナプスの再生に関わるサプリメント(ウリジン、バコパ、ヤマブシタケなど)などの摂取量を減らすことで、シナプスの再生のスピードを遅らせ、副作用的症状を緩和できる可能性ある。

肝機能に問題がある場合

水分補給

単純なためにかえって見過ごしやすいのが、少ない水分によるサプリメント摂取。

これは確実に肝臓を弱める。

特に遠距離介護などで服薬管理ができず、サプリの摂取を本人や介護者にお願いしているケースで少量の水分摂取による胃炎などが多発している。

水分量を200ccは確保すること。

摂取タイミングを食後に

空腹時のサプリメント摂取を原則中止する。

朝食をとっていない場合は朝のサプリメントを昼食後に、寝る前のサプリメントは夕食後に摂取する。

メラトニンだけはその特性上寝る前の摂取が望ましいが、徐放剤のメラトニンを用いて夕食後に摂取する方法もある。

緑茶抽出物を控える

緑茶エキスであるEGCGの摂取を控える。通常の緑茶は積極的に飲んでもOK

クマリン含有シナモンに注意

当サイトで紹介しているセイロン産シナモンはOKだが、そうではない生産地のシナモンにはクマリン成分が含まれているとされており、このクマリンの長期的な大量摂取が肝障害を引き起こす可能性がある。

ウコンに注意

リコード法で推奨されているクルクミンはウコンの抽出成分でもあるため、ウコンの摂取でよいだろうと市販されているウコン原末またはウコンサプリメントを摂取している方がいるようだ。

しかし、ウコンの直接的な摂取は、肝機能障害の原因となる可能性があることが研究で報告されている。

対照的に、当サイトで紹介しているキレートタイプのクルクミンは肝機能を強化する作用があるため、肝臓への負担は薬物アレルギーなどがない限り心配がないと言って良い。

クルクミンロングビーダからセラクルミンに変更しても良いかもしれない。

アシュワガンダ

アシュワガンダに含まれる成分WithaferinAにおいて、国内で薬物肝障害の事例報告がある。

www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/58/8/58_448/_pdf

解熱鎮痛薬であるアセトアミノフェンに注意

薬物性肝障害を引き起こす薬のトップバッター。サプリメントと併用することでアセトアミノフェンによる肝障害のリスクを高める可能性は否定できない。

肝機能に影響を与える可能性のあるサプリメント

肝機能が悪化を見せる場合、ビタミンBコンプレックス(ナイアシン、葉酸)、ビタミンC、イチョウ葉、レスベラトロール、メラトニンを一度中止してみて、様子を見ながらひとつずつ増やしてみる。

N-アセチル・システインの増量

グルタチオンの材料となるアミノ酸。アルツハッカーサプリメント簡易版に含まれているが副作用がなければ増量してみる。

ミルクシスルの摂取

肝機能を強化する。アミロイドβは体内を循環し肝臓で処理されるため、肝機能を高める作用もある。

信頼性の低い製品は逆効果の可能性があるため品質の確かなのものを用いる。

胃腸薬

胃腸薬を摂取するのであれば、病院で処方が可能なセルベックスをおすすめする。(異常タンパク質を修復する作用もある)

患者さんにイライラや不安などの精神症状がある場合は、市販されている漢方胃腸薬、百草丸も悪くない選択だと思う。(整腸以外に抗不安や抗ストレス作用も併せもつ)

休肝日を増やす

休肝日を週一から週二増やすという方法もある。

連続では摂らずに各休肝日を中三日から四日開ける。

国立衛生研究所/LIVERTOX

ハーブ、サプリメントに起因する肝障害の情報サイト(英語)

livertox.nih.gov/index.html

サプリメント誘発性肝障害

サプリメント肝障害への専門家の一問一答<参考>

・サプリメントによる肝障害の発生率や人口は不明。

・ボディビルディングサプリメント、美容系、痩せ薬、運動パフォーマンスを引き上げるサプリメントは肝障害を引き起こす可能性が高い。

・痩せ薬として緑茶抽出成分が用いられることがあり、高用量で肝障害を引き起こす可能性がある。

・伝統的な漢方薬は肝障害を引き起こす可能性はあるがまれである。しかし漢方医によって調合された漢方薬は成分が不明であるため明確ではない。

・サプリメント誘発性肝障害は、高い摂取量であったり、絶食中に特定のサプリメントを服用することによって障害の要因となる可能性が高くなる。

・肝障害の診断は、患者の黄疸(目が黄色くなる)、肝機能の検査結果など、疑いがある場合サプリメントの詳細な履歴を調べる。肝機能障害はウイルス、胆石、アルコールなど多くの要因があるため、その他の原因が該当しないか確認する必要がある。

・サプリメントによる肝障害がある場合は、そのサプリメントを中止する以外に治療の方法ない。

・サプリメントによる肝臓への障害はほとんどの人で回復する。しかし重度の肝臓障害を発症した場合良くなることは非常にまれである。

・サプリメント誘発性の肝障害の結果は、薬物誘発性の肝臓障害よりも重篤であり得る。

・ほとんどのビタミンやミネラル、マルチビタミンは指示通りに使用されれば安全である。

・ハーブのような天然物では、ハーブの安全基準値が不十分であるため判断が難しくなり、摂取が危険になることがある。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5441028/

腎機能に問題がある場合

腎臓機能に問題を抱えている人は、以下のサプリメントについて注意しておく。

ビタミンC 1g以下に

ビタミンCの摂取により腎臟結石リスクが生じるとされているが、議論は別れている。

高用量のビタミンB群をRDAの二倍量に

ホモシステイン値をチェックして投与を判断。

推奨量(RDA)の二倍程度までにとどめておくのが望ましい。

RDAの二倍量というビタミンBコンプレックスは見かけないため、実行には通常のビタミンBコンプレックスを購入して分割摂取することとなるだろう。

マグネシウム、カルシウムを推奨量の範囲内で摂取

透析患者では体内のミネラル恒常性に問題が生じていることが多く、マグネシウムスレオニンは有用性が上回るかもしれない。

ビタミンDを腎臓活性型に

ビタミンDは腎臓でも活性されるため、腎障害の患者ではビタミンDが定値である可能性が高い。

血清ビタミンDをチェックし、腎臓活性型のビタミンD投与を受けたほうが良いだろう。ビタミンDサプリメントでは通常入手できない。

クロム

クロムは鉛とカドミウムと同時に曝露することで腎機能を悪化させる。

www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28506761

ゴツコラ

カリウムを含む

甘草

低カリウム血症による腎不全

ミルクシスル

リンを含む

リチウム

高用量での長期投与は腎毒性をもつ。低用量では不明。

アストラガルス
腎不全の伝統的治療薬でもあり、腎障害の損傷に寄与するのか、改善に寄与するのか不明。
クレアチン
ハーブ類全般
クランベリー抽出物

シュウ酸塩

イブプロフェンなどのNSAID

認知症と関連する可能性のあるサプリメントだけを取り上げている。

定量的なデータに基づいていないので、少量ならOKなのか全く摂るべきではないのかまでは述べれない。

cjasn.asnjournals.org/content/2/4/757.full

参考記事

腎臓機能改善プログラム

休薬日・休肝日

慣れてきたら週に一回は休薬日を設けることをおすすめする。

いくつか方法があり、相対的にハーブ類が肝臓腎臓へ負荷がかかりやすいため、

・ハーブ類だけを24時間休止する方法

・食事からの摂取用量を大きく超えるサプリメント類、ビタミンC、ビタミンB、ユビキノール、PQQ、αリポ酸も24時間止める方法

・朝のサプリメントだけを抜いて、半日断食の12~16時間を休肝日と重ねる。

・すべてのサプリメントをまとめて24時間休止する。

などの選択がある。もともとの肝機能や腎機能の働きで判断してもいいかもしれない。

休肝日はサプリメントだけでなく、食事量も少なめにして負担を少なくしたほうがより腎臓、肝臓機能の休息に効果的だろう。

タンパク質の摂取を控える日を週一程度もうけるのも悪いアイディアではない。

肝機能に問題がある場合は、休館日を週二日取り入れても構わない。

サプリメントの休止

また、サプリメントを止めることとなった場合、いきなりピタッと止めるのではなく徐々に減らしていく。

特にビタミンB、ビタミンC、ユビキノール、PQQなど、通常の食事量よりも多く摂取しているサプリメント類はゆっくりと一ヶ月以上かけて減らしていく必要がある。

ただし、取り出して明らかに有害な症状が見られた場合はすぐに摂取を中止する。

十分な水分を摂取する(重要)

また、サプリメントを飲んで気分が悪くなった、肝臓腎臓の数値が悪化した、という方のほとんどが、少量の水で多くのサプリメントを摂取したケース(特に空腹時)であるようだ

サプリメントと一緒に飲む水は最低でも200ccは確保してほしい。

ただ食事で摂取する水分量やサプリメントの摂取タイミングによっても異なるため、そのあたりは各自で適宜調整してほしい。

摂取量はリスト上のサプリメントの量から換算しているため、サプリメントメーカーが異なると錠剤の数も異なる可能性があるので注意すること。

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